南さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

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主人公の子供時代をやってた子役がジョゼフ・ゴードン=レヴィットだったと後で知ってビックリ。言われてみればー!

恋の手ほどき(1958年製作の映画)

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1900年。不況を脱し、文化的な爛熟期にあったパリを舞台にしたラブロマンスのミュージカル化です。

美術も衣装もまるで『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』から人びとが飛び出したかのよう。

資本主
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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ヨルゴス・ランティモス監督を『ロブスター』で知り、さかのぼって観ています。

これもヘンな映画だー!

あらすじはこんな感じ↓

心臓外科医の主人公(コリン・ファレル)がお酒に酔って手術をしたことで、
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

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「エンディングまで、泣くんじゃない」


世代交代や親子の絆を描きながら、一人の罪びとが自分の人生にケジメをつける姿を描き切る、まさに葬送歌としての映画。

反目し合っていた擬似親子が絆を深めていくロ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

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やたらと長くやたらとお金がかかっているだけの中身が薄いアクション映画。

ちょっと擁護のしようがない。。


・編集が緩慢

・不要なシーンが多すぎる

・スローモーションを無駄に使いすぎる

・マグ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

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『X-MEN』『X-MEN2』がイマイチだったのでブライアン・シンガーが監督に返り咲いた今作も期待し過ぎず観ましたら、メチャ面白かったです。


■空間に穴を開けるブリンクの能力がストレンジ先生みたい
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

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「権力者の都合で理不尽な殺し合いやサバイバルを強いられる若者たち」系ドラマです。

バトロワ、CUBE、SAW、メイズランナー、などの系譜。

緊張感こそ全てな設定に関わらず、脚本、編集、カメラワーク
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

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芝公園から高田馬場、そして上野駅へと瞬間移動する能力をザコキャラのチンピラ含め全員持っているのが面白い。

ユキオも往復で東京⇄長崎の長距離運転お疲れさまです。


あとわたし長崎出身者なんですが、原
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

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マシュー・ヴォーンが監督した今作を観て初めて「X-MEN映画おもしろ!」と思いました。

社会的マイノリティと、恐怖と差別意識から彼らを迫害する人間。

現実社会の問題を描きつつも、固くならないどころ
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クロニクル(2012年製作の映画)

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モテず、心を許せる友達もおらず、いじめられ、親父に殴られ、ルサンチマンを溜めに溜めた若者が、武器を手に入れてしまったらどうなるか。

その意味で『エレファント』と近い映画です。

"クモ"を殺すシーン
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

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雇い主によって命を狙われた引退間際の凄腕ヒットマンが、

襲い来る刺客を次から次に返り討ちにするエロ・グロ・バイオレンス・アクション映画。

『ヴァルハラ・ライジング』や『007 カジノ・ロワイヤル』
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

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誘拐された女の子が、危ない局面をくぐり抜けて家族の元へ戻るお話。

12分間に「平和 → 別離 → 危機 → 帰還」という物語の型がきれいに収まる構成です。

「ゆきて帰りし物語」の発祥は『オデュッセ
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散り行く花(1919年製作の映画)

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度重なる親父のDVで心がすっかり死んでしまった女の子と、

故郷を捨ててロンドンに来たものの夢破れた中国人青年。

2人の不幸な人物による儚いラブロマンスが『散りゆく花』です。

『國民の創生』や『イ
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イントレランス(1916年製作の映画)

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『イントレランス(不寛容)』では異なる4つの時代の出来事が並行して描かれます。


グリフィスはそれら複数の筋書きの中に、共通のテーマとメッセージを込めました。

「いつの時代も人間の不寛容が戦争と悲
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快楽の園(1925年製作の映画)

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ヒッチコック初の長編監督作品。

ラブロマンスの中にちょっとだけスリラー/サスペンスが顔を見せる。

おもしろかった!


【記号的な演出を多く用いる】

■ヒロインが付き合う性根の腐った彼氏レヴェッ
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ロブスター(2015年製作の映画)

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『ロブスター』観ました、面白いなぁ。

「もしもやもめが動物に変身させられちゃう世界だったら?」

というハイコンセプトなお話で、ニューウェーブSF小説にありそうです。

「理不尽な抑圧を人々に強いる
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

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ふくれっ面のテイタム・オニールがかわいいロードムービー。U2のジャケットの少年みたい。

運転し続けるライアン・オニールの姿が評価を得て後の『ザ・ドライバー』に繋がる(繋がらない)

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

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共犯関係にあった仲間たちが、私利私欲が原因で信頼も友情も台無しにし、自滅していく話。

身につまされてツライっす。

『レクイエム・フォー・ドリーム』
『ブレイキング・バッド』
『日本で一番悪い奴ら』
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

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難しいので原作者のインタビュー等を調べ中で、いま読んでるこの記事など参考になります↓

https://www.google.co.jp/amp/s/amp.tallahassee.com/amp/7
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(2009年製作の映画)

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「無感情に動機なく人を殺しまくるキチガイ」が好きです。

彼らは感情ゼロなため、単一の人格というより自然災害をみてるようで、畏怖の念すら覚えてしまうんですよ。

地震、カミナリの類に近い。

今作『ミ
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

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大ヒット小説シリーズ『ミレニアム』映画化1作目。

『蜘蛛の巣を払う女』を観る前に、本国スウェーデンで作られたこちらを予習しました。

「魅力的な変人」はミステリー作品に欠かせない要素。

当シリーズ
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

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『鬼龍院花子の生涯』
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
『マグノリア』
アルヒープ・クインジ

来る(2018年製作の映画)

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「オカルト&スプラッターの皮をかぶったSNS時代の人間喜劇!」

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うっかり「ホラー映画かな」と軽く構えて観たらば、あまりに辛辣なブラックコメディだったんで
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