ひさかたさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

5.0

バスに飛び乗る。目的地なんて概念は、家で燃やしてきた。どんなところでも、今の場所から遠くへ行ければ問題はない。日用品を詰め込んだバッグにラジオを抱えて、長年の間縛り付けてられていた家を飛び出した。
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.4

楽しくて元気になるミュージカル映画!
みんな気のいいキャラクターたちでかわいらしい。
音楽も軽快で楽しい!気分よくノれる映画ってやっぱりステキ。

ザック・エフロンのセクシーなイケメンっぷりもたまりま
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

両親が殺されてから、生きた心地はしていない。両親の遺した空を突き刺すようなタワーでひとり、この街をひたすら見続けた。
幸せな家庭。楽しげに話す人々。
それ以上に蔓延る、闇の中に潜む悪。ゴッサムシティと
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

ケネス・ブラナーの、名探偵ポアロへの飽くなき挑戦と尽きない情熱が存分に味わえる良作です。オリエント急行に引き続き。

そりゃアガサ・クリスティ作品なんだから、どう足掻いても物語がつまらなくなることはな
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

5.0

嫌な夢を見ることがある。
たまに、夢を見る。それが夢ではなく、未来の出来事であるということはとっくに知っていた。すごく不快だ、ということだけ理解している。
守さんと俺はおしぼり工場で働いている。ふたり
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.5

オタクによるオタクのためのオタクの映画です!!!さすが俺たちのデルトロだぜ!

ストーリーは至って単純で、人間が力を合わせて頑張って恐ろしい怪獣を倒す!という王道モノ。
怪獣映画はその構図さえあれば大
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.9

過去のヒット作「バードマン」に縛られて今の自身を捉えることが出来ない、落ち目の役者でプライドだけが立派なリーガン。
自身の主演する舞台で輝かしいキャリアを手に入れたいという悲願を叶えるために、金も信用
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.3

バットマンの幕引き。

ダークナイトが衝撃すぎてずっと観られてなかったのですが、意を決して観賞!

まさかバットマンみたいなダークヒーローがここまでキレイな大団円を見せてくれるとは。
勝手なイメージで
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.0

最高にバカらしいのに全く笑えないという素晴らしいB級映画です。

悔しいことに、地球連邦軍がすごくかっこいいんです。
軍服のデザインとか、主人公たちの生き様とか。ちょっと憧れちゃうくらいかっこよく描か
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

「宇宙戦争」「ET」「A.I.」「マイノリティ・リポート」「未知との遭遇」……。
SF史に残る作品を生み出してきたスピルバーグ監督が描く最新SF映画は、仮想現実が舞台のSFアドベンチャー!

何となく
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

おい!サスペンスって言ったの誰だ!コメディじゃないか!
と、ツッコミつつも存分に楽しみましたよ笑

サスペンス要素は求めすぎない方がいいです。わたしはミステリー畑から来たオタクだったのでちょっと面食ら
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

5.0

「ウエストサイド・ストーリー」。言わずもがな、有名なミュージカルです。

「映画」という舞台で見せるということの素晴らしさを、スピルバーグ監督が我々に暴力と言えるほどの力強さで教えてくれるみたいな作品
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処刑人II(2009年製作の映画)

4.5

“聖人”の帰還!
前作の面白さをしっかりと残しつつ、パワーアップして帰ってきた2!
1作目のファンが納得できる良い続編です。
こういう処刑人Ⅱが観たかった!素晴らしい!と感嘆でした。
(2をⅡと表すの
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.8

誰かの悪夢をずっと覗いているような感覚。
悪夢カーニバルです。
どこからどこまでが夢で、どこが現実なのか。境界線があやふやな感覚がたまりません。こういうアンバランスの中で成立する作品、大好きです。
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.8

「速報:ハンニバル・レクターに有罪判決」

しばらく紙面を賑わせていたハンニバル・レクター博士に有罪判決が下された。

著名な精神科医であるレクター博士はFBIのウィル・グレアム捜査官と協力し、多くの
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

「フレンチ・ディスパッチ」が面白かったのでこちらも。

オシャレ画面まみれのサスペンス。しかも笑いあり。お腹いっぱいになれる映画です。

ウェス・アンダーソンワールドが相変わらず全開となっております。
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

まさかの雑誌実写化でございます。
最高。なんとなく時間があったから観に行ったんだけど、大正解でした。

編集長が亡くなった追悼号に掲載されたそ記事をオムニバス形式で映像化するという内容。
それぞれの
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

幼年期の残酷さと、子どもであった時間の儚さ・唯一性を描いた作品。

「子ども」という誰もが必ず通る時間を、等身大で描かれています。
善悪の判断がいまいちよくわからず、恐ろしい程に純粋。そこがかわいくも
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藁の楯(2013年製作の映画)

3.3

記録。

大沢たかおさんのプロっぷりがかっこいい。
そして藤原竜也さんのクズ演技がなかなか不気味。
後味悪め。

処刑人(1999年製作の映画)

4.5

我らが主よ。

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めっちゃくちゃ好きです(笑)
ビジュ良すぎ双子お兄さんたちが、神の名のもとに悪人を目まぐるしく成敗!していく映画です。

ビジュがいいのは見
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.8

なぁ、知ってるか!?エイリアンって、もうそこら中にいるみたいだぜ…。人間の姿をして、普通に生活してるんだって!よく行くハンバーガーショップの店長がさ、裏のキッチンに頻繁に戻るから気になってちらっと見て>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.8

3年振りにシャバに出たジェイク。弟のエルウッドと久しぶりの再会を果たすも、自身の生まれ育った孤児院が5000ドルの税金を払えずに消滅寸前だと知る。なんとか孤児院を助けたいが、犯罪で稼いだ汚いお金の助け>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

4.0

めっちゃくちゃ嫌な悪夢をずーっと観てる感覚!
芸術としての映像を堪能する(ただしキモグロ)作品です。人には勧められないけど、普通に楽しく観ました。

他にはない作風。唯一無二のセンス、かっこいい。この
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さがす(2022年製作の映画)

3.6

あなたの姿は、どこに。

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ある日、父が失踪した。
お金はなかったけど、父と娘のふたりで何とか元気にやってきたのに。ちょっと抜けてるけど
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.5

大人と子どもの境界線。

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前編が事件・出題編だとしたら、後編はまるっと裁判・解答編です。

この映画の面白いところは、前編で我々が感じたことがまるっと
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.0

クラスメイトが死んだ。
彼を覆い隠すように、すでに温度を失った亡骸に雪が積もっていた。
雪をかき分けて見えた彼の瞳には、何も写っていなかった。

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スパルタンX(1984年製作の映画)

3.7

いやもうね、圧巻のアクション!
マジでアクションを魅せるために存在している映画!

ストーリーだとかリアリティラインだとかそんな些細なことどうだっていいんだ!!俺たちにはアクションがあるだろ!?なぁ!
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.8

誰かを騙すとき、それが一方通行である確証はない。

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騙し騙されサスペンス!観やすくて面白かった。
リドスコの映画は、人間関係とか対立関係がシンプルで観やすいけど
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

原作を読み始めたので観賞。
予想を遥かに上回る面白さ!邦画の中ではかなり好きかも。

監督なのか編集なのかはわからないけど、好きに作るぞ!という気概が画面から溢れてきてる笑
終盤の銃をいじるところのカ
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

何気なく午後ローで観賞。
面白いSF!!!

いちばん語りたい肝の部分がまんまネタバレになってしまう本作(笑)
主人公が着けているマスクがなんだかわたしのSFスイッチをちょこちょこ刺激してきました…。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.5

「グッチ」を盾にして自身の欲を満たそうとする人たちの物語とその結末。

面白かった!!!さすがリドスコおじいちゃん。
こういう作品も撮れるのか!と感動しました。今回はかなり今風の編集がされた、エンタ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

スパイダーマンでいるということ。あり続けるということ。

ミステリオが遺した映像によって、僕はピンチになった。アベンジャーズの人気者から一転、ミステリオ殺しの大悪党にされちゃった!スタークさんのところ
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香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004年製作の映画)

4.0

アクション・バディものです。

ジャッキー・チェンももちろん良いのですが、ニコラス・ツェーが本当に最高…!

途中までは名前も目的も全くわからない1667さん。一体なぜチェン刑事を助けるのか!?という
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

1100人ものユダヤ人を救ったシンドラーの実話をもとにした作品。

今年1本目、そして初泣きです。
号泣でした。

ホロコーストで起きた多くの殺戮をしっかり描くことで、最後のシンドラーのスピーチと告白
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エスター(2009年製作の映画)

4.4

不気味スリラー!

子ども大好き人間なので、割と全編しんどかったです。
怖すぎる!不気味すぎる!
子どもが辛い思いをする描写が多いので、ひたすら心が苦しい。

特に、実子のダニエルとマックスがかわいそ
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チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.8

チャッキー、なかなか怖かった!
ぬいぐるみが動くほんわかストーリーもありますが、こちらはぬいぐるみが本気で殺しに来ます笑
子どもが絡むホラーなので、子どもが勇敢にチャッキーと戦うさまよりも無事でいてく
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