ひさかたさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.3

辺り一面に漂う硝煙と血の匂いが、私を現実に引き戻す。
自己を犠牲にしてまで国に尽くす若者たち。この手で葬ってきた多くの異国の兵士たち。戦士たちはみな前へ前へと進んでいく。まるで死を厭わない、国のために
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.8

正義に燃えるチェン刑事と、警察組織と正義を憎む元エリート警官のンゴウ。彼らの正義に対しての想いが複雑に絡む時、最高のアクションが生まれるのだった!

最高アクションです。
主演ふたりがかっこよすぎる。
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

5.0

人生でいちばん怖くて楽しめたホラー映画になりました!!

とにかく怖い!
設定自体は「死者が蘇って生身の人間に取り憑いて襲ってくる」というシンプルなものだけど、とにかく演出が怖い!グロい!気味が悪い!
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.7

ヒーローとしてのスパイダーマン、ヒーローとしてのピーター・パーカーの結末。

1作目からずっと温めていたハリーがいよいよ活躍です!
&みんな大好きヴェノム!
敵も多めに登場!
かなり盛りだくさんのラス
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

ヒーローとしての更なる覚悟が問われる物語。
何を犠牲にし、何を得るのか。

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前作が「ヒーローになる覚悟」を問われる作品だ
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.8

ひとりの青年がヒーローとしての覚悟を決めるまでの物語。

自分の弱さが嫌になる。
バスには乗り遅れるし、1軍にいじめられる。僕をいじめるあいつは、小学生の頃から好きだったあの子と付き合ってる。僕には何
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.2

僕は一体何者なんだ。
大企業の副社長という肩書き。磨きあげられた肉体美。高級マンション。恵まれた外見。傍から見れば、誰もが羨む素晴らしい人生。
それはひどい偏見だ。だって、僕は実在していないから。他者
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

エピソード6!
一旦完結、という感じなんですかね?
全部まるっと解決!という気持ちのいい終わり方。
今回は冒険譚的なところもあり、前2作とは結構作風が変わっててびっくり。
わたしは序盤のジャバ・ザ・ハ
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.0

前作よりもパワーアップしてるのが目に見えてわかる、お金のかかり方。
でっかい宇宙船はやっぱりロマンがある!
相変わらずエイリアンも機械もかわいい。人間以外がとことんかわいげのある作品、というイメージ。
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.4

ネオンが照らす真実。

キービジュアルからは想像できない、結構なスリラー。序盤は60年代の華やかなロンドンがとても美しいのですが、中盤〜終盤はだいぶ怖い。謎解き要素もあるので、ハラハラする系の作品が好
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.6

どこか、違和感があった。
平穏な日常。人々は生活のために働き、娯楽が人間を癒し、子どもは楽しそうに笑っている。鳥は自由に空を飛んでいる。

それなのに、常に不安だった。この世界が偽物のような感覚があっ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

いろいろあって、共存することとなった俺とヴェノム。
人は食べない!食べていいのはトリとチョコだけ!人を食べる時は悪人だけ!というルールのもと穏やかな(といえなくもない)日々を過ごしていたが、俺らは結局
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.8

神話の始まり。
面白かった!人気なだけありますね。

世界観、設定オタクとしてはたまらないシーンばかり。
帝国側の統一されまくってる色とスタイル、エイリアンたちの多様性!
キャメロンとルーカスのインタ
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.5

救世主ネオとエージェントスミスの最後の戦い。
正直、リローデッドで世界観の説明は済んじゃっているので、本作はもうラストのバトルのためにあると言っても過言ではないのでは。
1作目が特に好きな人は合わない
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.2

演出が結構凝ってて好きです。
あと、BGMも好き…。

かなり挑戦的なカットが多く、見応えあり。
序盤の、「さそり座の男」による暗殺シーンだけでも相当おもしろいです。
銃口のアップ→ターゲットの女のア
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

リローデッドというだけあって、いってしまえば繋ぎみたいな感じ。
前作の設定を踏襲しつつ世界観を広げて、次回へと繋げていく。それが最優先事項なので、あとは好き勝手してます。
ハチャメチャに長いラブシーン
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

笑い泣き。気づいたら笑ってるのに泣いてました。
面白いんだけど、理屈抜きに笑えるんだけど、同じくらい泣ける。貴重な作品ですねぇ。

芸に生きた男の人生を描いた物語。
芸人のかっこよさがぐっと詰まった1
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マトリックス(1999年製作の映画)

5.0

電話が鳴っている。
果たしてここは、現実なのか。それとも、夢の世界なのか。
音は鳴り止まない。ジリジリと鳴り続ける。電話を取った先にあるのは現世なのだろうか。俺が知っている場所?
電話に耳を預ける俺は
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モスラ(1961年製作の映画)

4.0

難破船から命からがら脱出した船員が流れ着いた島。
助けられた彼らは、口々に「原住民から赤いジュースをもらって生き延びた」と言う。そこは無人島のはずなのに……。
島の謎を解き明かすために派遣された調査団
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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.3

僕の人生におけるターニングポイント、トップ5。この映画で起こる出来事は、まさにその名誉あるランキングで1位を飾るようなことだった。

僕の人生は出会いと別れの連続だった。最高の音楽と出会っては金に困っ
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機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.3

大人な映画です。
ただただ、大人が超かっこいい。
こういう渋い大人になりたい。この映画を観るたびにいつも思います。

あと、柘植が不気味です。
人相だけで言えば普通のおじさん、明日の通勤電車で横に座っ
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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.2

彼はどこに在るのか。

パトレイバー。大好きな作品です。
なんとなくずーっと感想を書いていなかったので、意を決して2作書く。

本作の悪役である帆場は、なんと終始姿が見えません。だって、作品冒頭で死ん
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.8

最高でした。
序盤〜中盤に弛れる点と長尺という点を超越さえしてしまえば、最高の終盤が待ってます。右肩上がりに面白くなる映画。

フランクとリッチーという、主演ふたりのキャラクターとその物語がめちゃくち
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.3

純粋に自身の才能を突きつめていった彼の、孤独の物語。

実在の人物をモデルにしたフィクション、くらいの感覚で見るのがちょうどよい名作。

Facebookの創始者として名高いマーク・ザッカーバーグの、
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.4

なんだか不思議なボックス型のパズル。
解いてみたら、あら不思議。
地獄から、ピンヘッドさんが呼ばれて飛び出てこんばんは〜!!!

なかなか楽しかった。結構グロくてうっとなる部分も結構多かったですが。
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カジノ(1995年製作の映画)

4.0

光があれば、そこには必ず影が生まれる。
華やかなラスベガスの影の部分のお話。

スコセッシ監督の映画って感じで楽しかったです!
贅沢で華やかな作品世界、暴力にまみれた裏社会、権力、そしてデニーロ!
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.3

物心ついた時から、ずっとギャングになりたかった。憧れだった。
暗黒街で生きること。それが俺に似合ってるとずっと思っていた。
消火栓の前に車を停めたって、夜通し賭け事をしても誰にもチクられやしない。サツ
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リボルバー(2005年製作の映画)

3.6

カジノ王マカに騙されて長い間服役していたギャンブラーのジェイクは、出所後に復讐を試みる。それを察して凄腕の殺し屋にジェイク殺害を依頼するマカだったが、ジェイクは得体の知れない2人組から「お前は3日後に>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

4.1

日々に押し潰されそうな若者が、8マイル先を夢見てライムを踏む物語。

思わずフゥ〜!と言いたくなること間違いなし!ラップバトルが楽しい!

差別や家庭環境などかなり鬱屈とした要素がたくさんあるにもかか
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.3

悪性腫瘍は取り除かないと……?

妊婦であるマディソンは、DV夫の不審な死をきっかけに恐ろしい悪夢を見始める。
得体の知れない化け物が、誰かを殺す夢。彼は暗闇から入ってくる。ゆっくりと、姿を見せずに迫
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

自分の立ち位置がわからない若者へ送る、最凶の愛の言葉たち。

わたしのオールタイム・ベストです。
劇場で観れる日を心待ちにして早数ヶ月、ようやく今日観れました。

これだけ名の知れた名作、今更あらすじ
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.3

穏やかで切ないハードボイルド探偵の物語。

エドワード・ノートンが監督、脚本も務める本気の作品なだけあって、演技はかなりレベル高いです。
恩人である探偵の死を探る、一見頼りない男性を見事に演じています
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卒業(1967年製作の映画)

4.3

ぼくたちの生きる世界は、どうしてこうも難しいんだろう。
やりたいこともやれず、やれと言われたことをこなしていくだけ。
ぼくたちは大人の言いなりとして生きるしかないんだろうか。そんなのは嫌だ。ぼくたちで
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ソウ(2004年製作の映画)

4.2

グロとホラーを程よく混ぜたときの最適解!!!

正体がわからなけりゃ目的もわからない、ただフェアな気味悪い犯人「ジグソウ」。良いですね〜。気持ち悪くて。
やってることは拉致監禁&殺人なんだけど、ちゃん
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

タランティーノらしい映画。
登場人物がみな人間らしいのが好きです。
怒ったり、悲しんだり、後先考えずに行動して死にかけたり。
作品の中で彼らが生きているんだと思わせるタランティーノのスキルが存分に光っ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.8

その男の瞳には、何が映る。

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ジェイソン・ステイサムの好演が光る、骨太ハードボイルドムービーで
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