pralineさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.5

男社会の中で、女たちが生きるにはどうしたら良いのか?
しかし男が一概に悪いとも言えない、考えさせられる話。

マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

3.4

『ヒットマンズ・ボディガード』シリーズの監督でウディ・ハレルソンと聞いたらみるしかない。
アンジャッシュのコントのようなすれ違いから始まる巻き込まれ型コメディ。
主演のケヴィン・ハートは『ジュマンジ/
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

マッドマックスのジョージ・ミラー作品!と思って観ない方がいい。邦題にある『アラビアンナイト』でもない。
ナラトロジーの専門家のティルダ様と、小瓶の魔人イドリス氏の、舞台演劇のような語らい。
孤独と孤独
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.3

美しく賢いサンドラ・ブロックと、やっぱり筋肉系ナルシストバカなチャニング・テイタム、どちらも良いねぇ。
チャニングはこういう役でも憎めなくて可愛いなってなるのが魅力なんだろうな。
そしてカメオ的出演の
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

SNSでも見覚えのある男女の「奢り奢られ問題」に端を発し、ジェンダーから貧富、様々な“差”の話を経て人間の本能にたどり着く。小気味よくブラックな笑いをはらんでいるのでけらけら笑って観られるけれど、とて>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

実在の人物ベネデッタが基にしたというから驚き。
主の導きを代弁し上り詰める女は、果たして本当のことを言っていたのだろうか。
常々ヴァーホーベンの描く女性は強い。17世紀、信仰の名の下に厄介払いされた女
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ピノキオ√964(1991年製作の映画)

3.1

91年の作品なので、街並みが懐かしい。
しかしその時代のものとは思えないカメラワーク。今じゃ許されなさそうなゲリラ撮影ばっかりで凄すぎ。
日常に溶け込んだ非日常の画は特撮っぽさもあり、なんだか納得して
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デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

-

何か起きそうで起きないような、起きたとしてもどうしようもないジタバタワンシチュスリラー。
テンポと展開が地味めであんまりハマらなかった。

RRR(2022年製作の映画)

4.4

追いつかないツッコミよりもカッコよが勝る!
ラーマなんて絶対みんな好きになるしビームは可愛い。バフバリみたくロマンスに振らず、時代遅れな言葉かもしれんけど男くさいのがいい。使命を果たす男たちの友情をこ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

マルチバース、下ネタ、おふざけ。これもゲロ映画。
A24なのに?みたいなこと言われてるのも見かけたけど、A24はお高くとまったアート映画ばっか撮ったり配給してるってわけじゃないよ。
むしろ根底のテーマ
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依存魔(2019年製作の映画)

3.4

精神の病を抱えた少女と孤独な少年の逃避行。
原題はAdoration。崇敬。
側から見てどうであれ、愛する人に尽くすことは、崇拝と敬愛ということか。
ベルギー闇の三部作の中では汚くないwむしろ純粋で美
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.3

ワンシチュエーションスリラー、かと思いきやちょっと展開がある。
使えそうなアイテムもうんぴっぴまみれで取りたくない。クソ災難。
かといってトイレに全て持って行かれたわけでもなく一捻りあり、かつ気楽に見
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心霊写真(2004年製作の映画)

-

Jホラーっぽかったはずなんだけど、あんまり覚えていないな……

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

5.0

マイケルの出番が少ない。あいつはなんだ。めちゃくちゃわかる。
トリロジーラストなのに、なんでよくわからんメンヘラ男が出てきたんだ。しかもマイケルはヨボヨボ。こんなん見に来たわけじゃない。
わかる。
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

シリアスに行きすぎて、アントマンらしくないってのはよくわかる。
愛すべき隣人、身近なトラブルを未然に防ぐ彼でいいのに……ってのはあるよね。

逆EDF、スターウォーズ。
最近のMCUは次の段階に移行し
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

クソ&ゲロ。
今年の前半、ゲロ作品多くね?と友人と話すほどには立派なゲロだった。
なのに汚物のあとには涙が掛かる。地獄のような映画讃歌だ。

チャゼル監督は映画というエンターテインメントを愛しているの
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

日々のルーティンが決まってしまうと、人間は死にたくなるのだろうか。
毎日同じ時間に出社さして帰宅したら同じ顔を見て、その生活とこの島にさほどの差異はあるだろうか。

僕は「退屈は人を殺すのか?」と問わ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

流石のトミー・ウィルコラ節!
微グロサンタ版ホームアローン、げに面白き。
やる気をなくしたサンタが雑に強盗を殺すんでら殺され方も自ずと雑にwその雑さが残酷でいいw
意外といい話ではあるんだけど、子ども
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

4.0

偏見に晒されるマイノリティーを取り上げているんじゃなくて、友だち、人間、あるがままの姿ってのがいい。
なんとはなしの会話が面白いのは脚本と役者のなせる技。
岐阜は郡上八幡の景色と、そこに住む人々のまっ
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.4

王道ピザスラッシャー。
この時代でこれが女性監督だってんだから面白い。
女性監督だからこそな感じの、女同士のフワフワした会話とか、細部が男性監督とはちょっと違って面白い(差別じゃないぜ)。
長い電動ド
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.4

ワンシチュエーションスリラーだが、思ったよりうわ!となる箇所があるおも怖作品。
しかし続編はどうかね……?w

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

実際にあった話を基に。
剛腕Pであったワインスタインの性的暴行事件を告発するために、証拠を集める記者たちの物語。
理解していたつもりでも、フィクションとしての映像化でも、しかくかされると被害女性(役の
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

地上のソン・ガンホ、上空のイ・ビョンホン、違った格好良さのある主演二人の魅力が炸裂。
飛行機でバイオテロが起きたら?って結構真面目に考えてしまったw
人々の感情の動きも胸にくるものがあって、パニックス
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呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.2

ドラマ「謗法」を見ておく方が入りやすくはあるけど、ドラマ版とこっちじゃテイストはちょっと変わってくる。
ヨン・サンホ脚本と思うとどうにも物足りなさを感じてしまう。
アニメとかラノベ好きにはより刺さりそ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

ノートンとモネイが、完全にイメージ通り、ハマり役だなぁと思って見てた。
ブノワ・ブラン、前作より茶目っ気と人間らしさが増してより好きになった!
カメオも豪華で、お金のかかった王道エンタメって感じで好き
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

何かに興味を持って没頭するということの素晴らしさ。
「推しが人生の支え」ってのは、結構本当で救いにもなるんだよな。まさにいい意味での偶像崇拝。

劇中ではシックスセンスのような直感からそのエビデンスを
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

今では様々な作品と結びつくオチや映像演出だ。
つまりは現代の作品にどれだけ影響を与えているのか、改めて驚かされる。
ヒンターラントもまた然り。

誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

オチのメリバとも言えるハッピーエンドは嫌いじゃないんだけれど、そこに至るまでの理屈がちょっとうーん。
あれだけ分別つく年齢でやっちまったことだしなぁとか、何でそういうのを見て宇宙人が彼女を生かす方向に
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

3.8

オカルト観ておいてよかったし、田代くんの引っかかるところがいちいち「そこ!?」って感じが笑えていい。
突然の「君の名は」現象に大笑い。
市川さんに入った工藤Dすごい。2人とも違和感ないw

トンデモモ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

3.4

顔がじわじわと変わっていくアハ体験。
工藤Dの過去とこれまでの伏線が繋がる一大スペクタクル!

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

3.5

モキュメンタリーと思っていると、タイムリープSF。
映像編集がなかなかすごい。工藤Dの紙芝居みたいな演出笑う。