ヤマダさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

悪魔とアモルト神父 -現代のエクソシスト-(2017年製作の映画)

2.0

「エクソシスト」のウィリアム・フリードキンが初めて「本物の悪魔祓い」を本人による撮影で記録したドキュメンタリー。("エクソシスト"の製作当時には悪魔祓いについては一度も見た事が無かったという本人談に地>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

2.5

トム・クルーズのアクションが凄いのは分かるが、そのトムの頑張りに脚本の出来が釣り合っていないように思える。
今回の敵のあまりの頭の悪さには何か理由があるのだろうと思って観続けていたが、本当に頭が悪いだ
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

2.5

正気を疑うタイトルだが、ゾンビがウロついている以外は本当に「高慢と偏見」をやっているのでぐうの音も出ないというか、納得はさせられる。
真面目過ぎて笑えてくる程、高慢と偏見に沿った作りなので、これならゾ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.9

完成披露試写会にて鑑賞。

前作に比べてシリアスな部分が薄まり、テーマ的にもファミリー要素の占める部分が多い。(前作がディズニー傘下に入る前の作品という事を考えると、恐らくディズニーの影響がある気がす
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.9

再見。
劇場で観た時よりも何故か滅茶苦茶良く感じた。
壮絶の一言に尽きる。

グースバンプス モンスターと秘密の書(2015年製作の映画)

2.7

それなりに面白かった。
ジャック・ブラックが出てくる所は全部面白いと思う一方で、ジャック・ブラックの良さがあまり活きていないなぁとも思う。

エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.0

所謂「予知夢モノ」は、何故その夢を見るのか(夢に見るものの正体は何なのか)、という事への解答の出来次第で面白いか否かが決まると思うのだが、本作に関しては夢と現実の肝心なネタの辻褄合わせがしっかりと出来>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.9

狂おしい程好き。
近年でこれほど自分の中にガチっとハマった映画は多分これ位。
LAの美しくも妖しい夜を映す撮影や、ジェイク・ギレンホールの怪演が非常に素晴らしい作品だが、それだけではなく倫理が尊重され
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

レゴムービー系ではやはりベスト。
もちろんLEGOブロックという膨大な素材があってこそではあるが、ここまで徹底して映る全てをレゴで表現する発想と構成には驚かされる。またこれが全てCGだというのだから恐
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

4.0

観ているとラッセル・クロウのお腹が心配になってくるというマイナスはあるが、ハズレ無しのシェーン・ブラック作品の中でも一番好き。
ライアン・ゴズリング史上でも、一番好き。

ダーティ・グランパ(2016年製作の映画)

3.5

「今の生き甲斐はファックだけだ!」「四の五の言わずにファックさせろ!」などと息巻き、孫の事を「チ○ポ・ブロックマン」(cocky mcblockerson)と呼ぶデ・ニーロに頭を抱えそうになったが、一>>続きを読む

さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

3.0

「ひとつの時代の終わりだな」という言葉が印象に残る。
劇中では写真のことを指すが、音楽や映画の在り方に関しても同様の事が言える。そんな今に作られたテンプレのような物語のこの映画を、まぁ嫌いにはなれない
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父さんはオジロジカ・ハンター(2018年製作の映画)

2.5

アメリカでの評価が芳しく無いのだが、まぁ納得。見所を探していたらエンドロールが始まってしまった。
ジョシュ・ブローリンの様なお父ちゃんだったら喜んで言う事聞くなぁ…。

キアヌ(2016年製作の映画)

3.0

ハイクラスな面白さは無いけども、好きだなコレ。ユルくても退屈はしないバランスが良い。キーガン=マイケル・キーの「出来ちゃった〜!」って時の表情が超笑えるし、ソレが出来る事の理由とか一切気にかけていない>>続きを読む

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.2

大好きな映画。原作ファンとしても文句無し。
画的な作り込みと世界観の再現度が素晴らしいのだが、ボリュームのあるゲーム作品を2時間程度にきっちりまとめ上げた構成力に何よりも恐れ入る。脚本が「パルプ・フィ
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すべての終わり(2018年製作の映画)

1.0

主人公達は「一体何が起きているんだ!?」と慌てふためいていたがその間、
こちらは「一体何を観せられているんだ!?」と困惑していた。観終わった今も、「この映画は一体何だったんだろう…」と頭を抱えているが
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セル(2015年製作の映画)

2.0

開始45分は面白い。後は腹が立つ程意味不明。

パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT(2010年製作の映画)

3.0

パラノーマル・アクティビティの日本版続編。
本家シリーズは魔女っ子やら時空超えやら何やら楽しそうな事をしているようだが、個人的にこのシリーズで一番面白くて怖いのはこの作品だと思っている。

本家1作目
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シックス・デイ(2000年製作の映画)

3.0

「イカロス」の教訓に学ばぬ人間が、愚かにも破壊神アーノルド・シュワルツェネッガーを複製してしまう。怒れる破壊神による破壊と殺戮の六日間を耐え忍ぶ事で人類は、僅かな所で絶滅のカタストロフを回避する、とい>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

1.8

ジュラシックシリーズとしてはカウントしたくないなぁ、というのが率直な感想。
「これさえやっとけばジュラシック〜っぽいでしょ?」と言わんばかりの取って付けた様なT-REXの決めシーンには不快感すらあった
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.3

愛と復讐と再生の物語。
現在と過去と小説の世界、その美しく洗練された画に引き込まれる。
それぞれの世界に出てくるあらゆるもの、人物がそれぞれの世界に共通し、3つの世界を完璧に繋ぎ合わせる。この演出と、
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屋根裏部屋のマリアたち(2010年製作の映画)

3.7

あっけらかんとして堂々と、素直で純粋に生きている女性達のなんて素敵なことか。
淡々と物語は進むが、悪意ある人はほぼ出てこないし、誰も不幸にならないのが観ていてとても気持ちが良い。最初に仕事を辞めてしま
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.8

変な映画だとは聞いていたが、思わず「何だこれ」と呟いてしまう程、まさに変な映画だった。もちろん手法的にである。実験的だが、全てはクライマックスに向けて意図して作られたシーンばかりなので、観ていて退屈は>>続きを読む

ハイ・ライズ(2015年製作の映画)

2.0

タワーそのものが資本主義の負的な縮図となっているのは分かるが、そこで描かれるものがあまりに象徴的、暗喩的過ぎて物語としては理解と納得がし辛い。
トムヒ目当てにしてもそれに適した作品は他にあるので(ナマ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.5

「これは寓話である」という事が受け入れられるか否かで、面白いと思うか否かが分かれる気がする。こまけぇこたぁいいんだよ!とまで擁護するつもりはないが。
個人的には嫌いにはなれない。少し残酷で意地悪、愉快
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.0

親により抑圧されてきた欲求を解放し、本能の赴くままに混沌とした快楽を貪る。本能を歓迎する人もいれば、理性との間で葛藤する人もいる。

この映画は要は思春期を経て、子供が大人になる際の瞬間のような時期に
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