ヤマダさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

2.0

「ハート・ロッカー」、「ゼロ・ダーク・サーティ」、「デトロイト」のマーク・ボールが関わっていながら、一体どうしたこの体たらくはと驚いてしまったが、本作の最終的な脚本はマーク・ボールのものを監督がリライ>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.5

前作を踏襲しつつ、よりエモーショナルに、よりエンターテイメントな仕上がりに。ドゥニ・ヴィルヌーヴによる、リドリー・スコット的とも言えるシステマチックな地獄を描いた前作と比べると個人的には多少の物足りな>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.8

ジェイミー・リー・カーティスのブランクなど微塵も感じさせない熱演ぶりが最高だったのと、意外にも音楽のアレンジが良かった。
ロブ・ゾンビ版を除く(誰に何と言われようと大好きなので除外)オリジナル以降の続
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驚異の大日本帝国/汝の敵日本を知れ(1945年製作の映画)

3.0

非常によく出来ているプロパガンダ映画。
事実と虚偽をミクロなレベルで、上手い具合に織り交ぜて「敵国としての日本」への「理解」を誘導する内容を作り上げている。
我々がイメージするプロパガンダの様な、油断
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バレー・オブ・バイオレンス(2015年製作の映画)

3.0

ジョン・トラボルタの退場シーンは今年一番かという程にゲラゲラと笑った。まさかとは思うがあの場面を大真面目にやっていたとしたら正気の沙汰では無い。トラボルタ演じるこの映画の中で唯一常識人ともいえる保安官>>続きを読む

蠱毒 ミートボールマシン(2017年製作の映画)

2.5

現場の楽しさがよく伝わってくる。
こういうのは、こんなんでいい。白目向いて観る位で丁度良い。高橋ヨシキ氏とか心底楽しんでそうで、ほっこりする。

ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.0

「7日以内になんとかしましょう」という設定がリングシリーズのキモというか、ホラー映画として面白くなる大事な要素なのに、本作ではそれを前半のみで捨て去ってしまう。故に緊張感も無い為、まぁ怖くも無く退屈。>>続きを読む

ベイウォッチ(2017年製作の映画)

3.0

アレクサンドラ・ダダリオが映る度に脳が視力に全ての労力を割いたので話は全く覚えていない。
アレクサンドラ・ダダリオ以外のキャストも覚えていない。
アレクサンドラ・ダダリオの水着姿しか、覚えていない。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

カート・ラッセルのベストアクト映画。
何度観てもナチョスを超美味そうに食いやがる。

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.0

ジュブナイルものとしての要素を強化し、80年代という時代に設定したのは良かった。

ただ全体的にかなり薄口なのは否めない。もっとバンブルビーとの触れ合いに時間があっても良かったのでは、何だか「ET」的
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

正直、苦手だったヨルゴス・ランティモスの中では一番マイルドで、一番面白いと感じた。

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.3

お馴染みのオープニングに洒落た演出。これにはニヤリとしたし、御大へのリスペクトを欠かさないスタジオの姿勢には好感が持てる。が、個人的に敬愛している筋肉俳優の顔を吹っ飛ばした事だけは断固として抗議したい>>続きを読む

ネイバーズ2(2016年製作の映画)

2.5

友情は報われたい!
だけどそれは中々、難しい。ザックやクロエの気持ちはよく分かる。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.9

これは大傑作だった。
間違いなく革新的といえるコミックベースの新たな映像表現。恐ろしい程の情報量、描き込みのハイセンスなアニメーションが、一切の渋滞も起こさずかつ、ダイナミックにこちらへ飛び込んでくる
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マザー!(2017年製作の映画)

4.5

成る程タイトルそのままの意味に溢れる映画だ。
拒否反応が出る人がいるのも無理は無い。その家の「最初の来客者」はとにかく無礼千万であるし、その「息子達」はよりにもよって下衆な話で争い「その家で最初の殺人
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モンスタートラック(2016年製作の映画)

3.0

B級エログロナンセンスだと思って観たが、全くそんな事も無く極めて健全なコメディだった。
しかし不思議な映画だ。バリー・ペッパーの役が悪い奴っぽそうで実は良い奴とか、モンスターが絶妙な具合で可愛いとか、
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フェンス(2016年製作の映画)

4.0

完璧な脚本と、完璧な演技がもたらす完全なるハーモニー。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.5

アナキズムの様な思想を持つ父親に育てられた一家の、思っていたより上をいく言動のヤバさには笑った。
資本社会を拒絶し己の主義にそって子供を鍛え育てるベンという父親は余裕でアウトなのだが、凄く魅力的でもあ
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.6

バットマンのアニメーション作品の中でも、これ程の作画、刺激的な画作りのものは他に無い。
戦闘シーンは特に秀逸。役者達の熱演もあって(特に高木渉氏)、その迫力は凄まじい。
しかし映像が良くとも、物語の展
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

驚く程に素晴らしかった。原作を読んだ上で本作を鑑賞したのだが、その結果分かったのは、自分がイ・チャンドンという人の作家性が滅茶苦茶好みだという事と、村上春樹という作家はやはり好みじゃないという事。
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トランスポーター(2002年製作の映画)

2.0

まともに観たのは初めてだが、終始一貫してトンでもない内容だった。穴だらけの脚本。これぞヨーロッパコープ製、リュック・ベッソン印。
フランクの活躍により見事395人(あのコンテナの中は4次元らしい。)の
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スタンドオフ(2016年製作の映画)

2.0

フィッシュバーンの役はサミュエルLジャクソンの方がしっくりきた。
もっと上手くできたのでは。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

「バーフバリ」を思い起こさずにはいられない、清々しい程の超王道貴種流離譚。
細かな突っ込み所は抜きにして概ね満足はしているが、ストーリー展開のワンパターンさに加えての長尺である為、正直退屈に感じた所も
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