このレビューはネタバレを含みます
素敵なのは役所広司のみ。嫌い
↑適当なレビューですみません。
最初見た時のこら、薄寒いて（笑）みたいな感覚を引きずり続けている。気味の悪いコマーシャルムービー。
Twitterで「無菌化された」というレビューをされている方がいて、激しく同感。女性キャラは村上春樹のキャラみたい、には笑っちゃったし膝叩いたよね。
そりゃ、パターソンとかが引き合いに出されるかもしれないけど、こちとら日本に住んでる人間として、渋谷区がホームレス排除してキモいパーク()作ったりとか、女性用がないオシャレなトイレ()作ったりしてるの、間近で見て驚愕してんの。フカフカなソファーに座ってる人間の意識が隠せてないんだよ。美化というか、人間の生活とか幸せとかいかにもそれらしく、本当はそんなことないのに素敵に見せてるのが、そうとれるように見せちゃってるのが広告的で気持ち悪いの。
美しさを見つけるのと、汚い、って言われるようなことに蓋をしてステキに見せてあげるのって全く違うよ。整えて見せてあげることが美しさではないと思うよ。文字通り、汚物は全く出てこないわけだし。そもそも公衆便所を普段使わないような方が考えるおトイレは違いますな笑みたいな印象だし。入って曇りガラス的なやつで見えなくなるトイレとか、まあまあ不安だろ笑
個人的に、清貧。ささやかな幸せ。みたいなのも、欺瞞としか思えない。ぶっちゃけ、そういう広告がいまめちゃくちゃ蔓延ってるわけじゃん。
カセットテープ、都会のネオン、寝る前に読む本、みたいなのも、この映画だとダサくみえてくる。
ルーリードにも甘えんなよな。(でも、どっかのミュージシャンがルーリードは都市の退廃に甘えてるぜ！ってゆう評価をしてたらしくて笑った。いろいろ皮肉？)
役所広司はとても素敵で、この人が出てたら、映画飽きることなく見ちゃうんだけどさ。
だけどこの映画はダサいって。心の底から気持ち悪く感じるし大嫌いですやっぱ。
