ヤフー映画難民さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ヤフー映画難民

ヤフー映画難民

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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.2

ジョーカーと比べると、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に出てきそうなベインはあまり魅力を感じない。
なんというか、ビジュアル的にありがたみがない。
ただ、ジョーカーが魅力的すぎたというのもある。
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.7

『ドラマ』とは葛藤のことであり、この映画では登場人物全員が大切にしていることや大切にしている人、生と死、正義と悪、光と闇など究極の選択を突きつけられ、悩み、葛藤する。
この葛藤が大きければ大きいほどス
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砂漠でサーモン・フィッシング(2011年製作の映画)

2.9

とても興味を惹く良いタイトル。
・・・からの退屈なストーリー。

ひとつひとつの要素・設定がチグハグでうまく絡み合ってないように感じた。

主人公が巻き込まれるストーリーであれば、そうせざるを得ないよ
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.3

めっちゃ面白い。
アメコミ作品は好みではないが、これはリアルなドラマ路線ですごく良い。

いきなりバットマンとして強いのではなく、少しずつ準備して強くなっていく感じが面白かった。

執事アルフレッドと
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.2

SF作品は青系の色を使うことが多いが、『マトリックス』は緑。
ライティングを緑でやってるのか、ほとんどのシーンで緑色が含まれている。
これだけでもかなりの個性を感じる。

それでいて、アクションシーン
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.7

ラストが割と凝った構成になっていて、そこは普通に高評価。

笑いに関しては、やっぱり1本の映画にしないといけない部分があるため、TVシリーズより少なめで、無理やりねじ込んだように感じるシーンもある。
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.9

「こういう状況にこういうキャラクターを置くとこういうことが起こる」
そのキャラクターがストーリーを引っ張っていくという全ての作品が目指すべき姿の完成形のような映画。

とにかく登場人物が全員魅力的。
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

コメディっぽい雰囲気があると思ったら、コミック原作も同時に作っていたということでなんか納得。

お金かかってそうな映画なのに、CGとセットがショボいのは狙ってるのか、ただそうなってしまっただけなのか。
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アナコンダ(1997年製作の映画)

3.4

最初は『ジョーズ』っぽい感じかなと思って観てたら、途中から「本当の敵は人間」みたいな展開。

なので、タイトルからちょっとブレてると感じた。

『ジョーズ』が面白いのは最後まで敵がサメなのを貫いたから
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.5

脚本が古沢さんなので期待したけど、平均的ドラえもん映画という感じ。

最後にどんでん返しみたいの来るのかな?とか予想してたけど、ちょっとしたタイムトラベルによる伏線回収くらい。
でも、それ自体は小慣れ
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.6

メインキャラクターは、ツリ目困り顔少年・喋るサル・ゴギブリみたいな鎧マッチョ。

正直キャッチーさには欠ける。
が、賞レースでノミネートされるのも分かる。

日本が舞台の作品だが、日本の雰囲気はなぜか
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7

そもそもアニメーション(しかもファンタジー作品)を実写化することに違和感がある。

実際に観てみると、作り物感を感じてしまう衣装や美術。
演じてる感のある大袈裟な演技。
そして必殺のミュージカル要素。
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.1

ラスト10分が面白過ぎる。

『密室空間にエイリアンがいる』っていうのを現実世界で分かりやすく想像したら、『殺傷能力を持つ巨大ゴキブリが家にいる』みたいな感じだろうか?
マジで勘弁してほしい。

宇宙
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フューリー(2014年製作の映画)

4.1

好きな映画で4回くらい観てるのだが、他の戦争映画に比べると地味と言えば地味かも。
なんか感想が言葉にしにくい。

途中の女性とのシーンが一番印象深い。

終わり方が好き。

NEMO ニモ(1989年製作の映画)

3.6

手書きアニメーションとしてはとんでもない作画レベル。
「リピートなんか使わず、ずっとキャラクターを動かし続けてやる!」という意思を感じる。
マジでディズニーに対抗できる。

にも関わらず全然有名じゃな
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JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.4

登場人物がみんなキャラが立っているのに漫画的ではなく、本当に存在してそうなリアリティーのある性格をしていて感心してしまう。
こういうキャラクターは書けそうで書けない。

OPやテロップがオシャレですご
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.8

「トランスフォーマー」とだけ聞くと子供向けのおもちゃのイメージがあったけど、これを観るとちゃんと大人向けになっていて、それがすごい。

映像が今っぽい色合いでカッコいい。
そして何よりCGのレベルが高
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サイドウェイ(2004年製作の映画)

3.8

2人のキャラクターが立っていて面白いのにリアリティーラインも保っているので現実味があって、そこはすごい。

ただストーリー自体はそこまで大きな事件が起きるわけではないため、正直地味。
ここをどう評価す
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ターンレフト ターンライト(2002年製作の映画)

3.9

漫画っぽい設定かと思ったら、原作は絵本。

運命の2人が会えそうでなかなか会えない、すれ違ってばっかりみたいなストーリー。

主役の2人はマジメだが、その周囲の人物はギャグに全振りみたいな感じで、バカ
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CUBE(1997年製作の映画)

4.3

久しぶりに観たけど、やっぱ面白かった。

グロシーンでどういう死に方をするのかという期待を煽りつつも、脱出のヒントが出てきて、どうやって脱出するのかとから、キューブの仕組みの謎もあって夢中で観れる。
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

動物版『グレイテスト・ショーマン』という印象。

登場キャラクターが多いが、冒頭10分でどんなキャラで、今どんな悩みを抱えてるかを説明できているのは良くやってる。

ストーリーはシンプルかつ王道で、予
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ちびまる子ちゃん(1990年製作の映画)

3.5

いつもクラスの中心で仲良しの大野君と杉山君が転校でお別れするという、めちゃ感動しそうなストーリー。

……なのだが、カメラはロングショットが多く、まる子目線のナレーションが入るにも関わらず、どこか客観
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.9

クレしん映画の中では異質に感じる作風。
オルゴールのようなBGMが醸し出す幻想的な雰囲気は賞賛に値する。

ストーリーはかなりシンプルだが、ファンタジーだったり、ホラーチックだったり、劇画調だったり、
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

3.2

全編に渡って「いい映画作ってるでしょ」みたいな雰囲気があり、肌に合わず。

役者は全員「演技している」というのを感じてしまう不自然さ。
特に深津絵里。
どんな時もニコニコ、ハキハキ喋っており、1種類の
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.2

映像がスタイリッシュでカッコいい。

ストーリーは国・文化の違いか、いまいちピンと来ない描写はいくつかあった。特に宗教系。

ストーリー構成は凝っているのだが、時系列が行ったり来たりするタイプで、連作
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クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

3.7

面白いは面白いのだが、タイムパラドックスを扱っており、その辺りが少し理屈っぽいというかストーリーが決まっていてそこに当てはめてるだけのような感じがして、全体として小さくまとまってしまったような印象。>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.3

前半と後半でだいぶ印象が変わる。
前半は『イミテーション・ゲーム』っぽい。

主人公の抱える秘密?からすると、どんでん返しとはちょっと違うと思うが、今まで観てきたものはどこまでが本当なんだと少々混乱す
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フライトプラン(2005年製作の映画)

3.3

前から思っている『人物消失トリックは真相が分かる直前までは面白いが、その真相が分かるとあとは消化試合みたいなもので正直つまらない。真相も「現実的に考えるとまぁそういう感じだよな」というオチが多く、拍子>>続きを読む

プッシーキャッツ(2001年製作の映画)

3.3

レコード会社のある陰謀により、主人公のバンドは曲を聞かせる前にメジャーデビューが決まり有名になっていく………というストーリーなのだが、ある陰謀の部分のやり方に根拠はあるがリアリティーがなく、「こんなう>>続きを読む

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

4.2

どう面白かったのかが非常に言語化しにくいが、途中で主人公の友人が女性に性のことを語ってもらうビデオテープを撮るのが趣味(性癖?)だと分かる辺りからはグンと面白く観れた。

そもそも妻の妹と不倫ってのが
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NOTHING ナッシング(2003年製作の映画)

2.7

『CUBE』の監督の作品ってことで期待して観たが、これはさすがに……。

うろ覚えだが、松本人志2作目『しんぼる』とやってることは同じ。

人生どん底で、「みんないなくなっちゃえー」って思ったら本当に
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

人物消失トリック的なミステリー要素があり、そこになぜそうなったかの人間ドラマが合わさって、とても見応えのある作品だった。

ただ、観客に考察させるようなラストだけはどうしても好きになれない(この作品以
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クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

4.1

十数年ぶりに見返したが、レベルが高くて驚いた。

予想以上にストーリーがしっかりしており、テンポもよく、どのキャラクターも個性的、かつ何をしたいキャラなのか、どういう価値観を持っているのか、どうしたら
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

シュールでゆるい雰囲気とか、現実にある作品名とかがセリフに出てくる感じとか、もにょもにょした喋り方とか、監督の作風が感じられてめっちゃ好き。

監督のオリジナル作品だが、漫画原作を映画化したような雰囲
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

3.9

エンターテイメント作品としてよく出来ているし、この映画から生まれたパターンももちろん評価できるのだが、現代の感覚で観ると少し冗長でテンポが悪かったり、古臭さは感じてしまった。

主人公に様々なピンチが
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.4

このタイプの群像劇で一番好きかもしれない。

登場人物が多いにも関わらず、みんなキャラが立っていて、色々な立場の人間がいて、それぞれが抱える悩みが非常に分かりやすく、共感しやすい。

当たり前のように
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