サラリーマン岡崎さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

サラリーマン岡崎

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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

沼田まほかるシリーズ1作目。
もうひとつの映画は「共感度ゼロ」とコピーがあるが、
まさにこれも「共感度ゼロ」。

人殺しを喜びとする女とその女を愛した男、そしてその息子の運命を辿る家族の話。

ポイン
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

4.4

「岡崎って、悩みなさそうだよね」
よく言われます。
いや待て、お前は俺の何を知ってるの?
みんなが求めてる様にちょっとチャラケてるだけ。
これが本当の俺だと思ってるの?

とまぁ、少し怒りの気持ちも抱
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.7

自分は司法の世界は素人だから、
この映画で語られることが本当かわからないけど、
「見て見ぬ振り」の連鎖は止まらないのはわかる。

例えば仕事をしていく中で、
忙しいから、手戻りできないから、面倒臭いか
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PとJK(2017年製作の映画)

3.7

どちらかというと、大神さん(高杉真宙)とカコを応援したくなる。
ってか、大神さんがこの映画の中で一番いいってか、大神さんの映画です。

外では強がってヤンキーをやり、
警察にはタメ語を使う大神さん。
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

5.0

ただ舞台が「電車」なだけ。
あとは、普通のゾンビ映画。
でもなんでこんなに最高なんだ!!!

それはただただ「電車」に絞ったことにある!
「電車」だからこそある制約に従って生まれるアイデアフラッシュ。
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、宇宙人の攻撃が始まった時、
松田龍平扮する夫・真治が長澤まさみ演じる妻・鳴海の頭体を抱え、攻撃から守ろうとするシーンがある。

このシーンがこの映画のすべてだと思う。

「守ってあげたい」と思
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.4

最初からクライマックスのサービス精神旺盛なノーランさん。

見えない敵、どこからくるかわからない攻撃が正にアトラクションの様にハラハラさせる。
広い浜辺の空間でも隠れるところがなく、
逃げられない怖さ
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

3.0

話がいろんな方向に行きすぎて、
つまんなかった…。
そして、主人公の行動原理がわからなかった…。

ジョシュ・ハートネットがかっこいいだけの映画。

トリガール!(2017年製作の映画)

3.3

まず、理系なめすぎ…。偏見の塊だな…。
理系じゃないけど、初めから嫌な気持ちになった。

そして、坂場先輩がゆきなをパートナーとして選ぶ理由も少ししか描かれなくて、
それで、圭先輩を降ろすの可愛そすぎ
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

神の視点から人間世界を見たら結構おかしいぞ?

女だけの島に育ち、純粋な心を持ったダイアナ妃。
人間界にやってきた彼女は疑問ばかり。
何でこんな窮屈な服着なきゃいけないの?
何で戦争は全員を救えないの
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.1

出会う人全てを支配する狂わせガール、ミシェル。

エロゲ会社を経営し、
部下が反発しても「私が社長なんだから言うこと聞きなさい!」と押し付け、
息子には家賃援助などをし、
友人も性の虜にし、
共同経営
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美しい絵の崩壊(2013年製作の映画)

4.3

え、ゲス…。
ゲス不倫なんてこの映画に比べたらなんてことない…。

予告ではメロドラマ気取ってたけど、
まじそれは本編の2割しか表してない。
まさかこんな映画だったとは…。
こんな風に割り切れるか?
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.7

優しさは罪…。

善人のふりをしてるけど、
逆にそれは人を追い込んでるかもしれない。
むしろ、悪人の方が他人の痛みがわかるかもしれない。

弱い俺らの逆襲劇。

幸せの始まりは(2010年製作の映画)

2.9

めちゃくちゃ軽いラブコメかと思ったけど、
これは逆にかなり難しい哲学映画なんじゃないか?

映画の中では多分「ありのままの自分であること」が語られているんだと思う。
それを導き出すように様々な「ステキ
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モンスター(2003年製作の映画)

4.7

こんなに悲しいのに清々しいラストは初めて…。
鳥肌がたった。
ここ何本かで一番のラスト。

酷いし、えげつない、怖いほどである売春と殺人。
彼女が逮捕されたあとも、とても悲しい。
でも何故だろう、なん
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パターソン(2016年製作の映画)

4.9

ジム・ジャームッシュは一作しか見たことないけど、「眠い」イメージだった。
そしてあんま得意じゃない印象…。

しかし、今回は
…すみません、火曜日のとこ寝てしまいました。。。
でも、寝ても心地が良い素
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

4.5

自分は親が離婚もしてないし、連れ子の兄弟もいない。
だから、血縁とかよくわからないけど、
もしこれからそういう結婚をしたらと思うと、
浅野忠信に心痛まれる…。

血縁とかわかんないけど、
親戚の中でも
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

正直、ベイビーが良い人と描かれるけど、なんて言ったって強盗だし、
捕まった方がいいよ、と思ったり、
好きな人ならなお巻き込むなよと思ったり、
意外とハチャメチャな展開。

そんなの音楽とカーチェイスの
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.0

親子と言えども、他人。

前半は本当に母子の喧嘩ばかりを見せられる。
げんなりする…。
それほど作り込まれてる。

訳もなく、ただラジオから聞こえてくる音楽が嫌だとか、
友達の家に行くとか、そういうこ
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ラブストーリー(2003年製作の映画)

3.3

彼女の家で待ち合わせし、街灯で知らせるウキウキ。
土砂降りの中、ジャケットを頭に抱え、2人で図書館まで行くウキウキ。
そういうウキウキを表現するのは上手だなぁ。

そして、俳優たちがイキイキしてた。
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.9

作り手側のドヤ顔が眼に浮かぶ。
こんなに作り込んでやっただろう感。
冒頭のクレジットシーンのつくりとかまさにドヤ。
それほど、展開を見せる映画です。

ツッコミどころは百とあるけど、
ここまで、どんで
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キングス・オブ・サマー(2013年製作の映画)

3.8

夏休みの家出計画で家を作る映画。
大人ぶって少し髭を生やしてカッコつけるあたりが可愛い。
親たちもウザいけど、誰も悪く描かれないのが良い。

夏に遠出したいけど、お金も休みもない日にみる映画。
家の中
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.7

この映画は色々な見方がある。
①岩井俊二作のリメイクとして見る
②全くのオリジナルとして見る
③「君の名は。」の二番煎じとして見る

③はあまりオススメしません。
というか、ないと思います…。
川村元
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

4.5

ラスト50分の死闘…凄いですね…。
その死闘のシーンは本当にアイデア満載。
時代劇は疎いのですが、壁に刺さる刃で大人数に応戦したり、
牛に火をつけたり、
戦いを見せるのにも、飽きさせないために色々でき
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.5

あの日あの時の一瞬の初恋。

プールサイドに寝そべったあの娘が、
クロール競争をし終わった僕に、
顔に水引っ掛けて、こういう。
「今日の花火大会2人だけで行こうよ。」

そりゃテンションも上がりますよ
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傷だらけの悪魔(2017年製作の映画)

3.9

PVだなーと思ってたら、
監督がPV出身だったみたい。

イジメと憎悪の気持ち悪さを
時にキラキラと時にエグエグと伝えるのは
少コミ原作だけあるな!と。

そして、俳優陣がとても頑張っていたと思う!
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.6

ノーランやフィンチャー様に
「少し変なすとーりーでもカッコよく描く」ことを踏襲しつつある佐藤信介さん。

話の流れも映画のトーンも結構面白く展開されて行く。
ちょっと閉塞感がある感じは今までのデスノー
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.8

自分は弟だから、よく兄にこう言われた。
「お前はいいよな、俺が作り上げたものを悠々とそのまま受け継ぐから」
多分、兄も俺のことを少し悪魔のように思ってた時期があったのかもしれない。

でも、そんな兄と
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.7

NY旅行気を高める鑑賞第2弾。

「音楽はなんでもない日常を変えてくれるんだ」
このセリフだけでもうワクワクするよ。
ジョンありがとう。

そういった、人生のちょっとしたさじ加減の「幸せ」がこの映画に
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

NY旅行のために気を高めるために鑑賞。
昔ながらのアメリカサクセスストーリー映画って感じで見やすかった。

「君は如何に多くの伝説がここを歩いたか知らないし、関心さえない。
命を投げ出しても皆が働きた
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ベン・アフレック監督作は好きで、
1作目であるこの作品もずっとみたかった。
(が、日本では劇場公開はなし…)

この作品がベン・アフレックが監督する作品の根幹が作られたんだな。
男が「正義」をどう貫く
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

4.9

過去記録。
抜けていたとは…。
ベンアフレック作で一番好き。

8月のクリスマス(2005年製作の映画)

4.7

山崎まさよしに惚れる映画でした。
別にイケメンでもない30半ばのおっさんなのに、
いつの間にか俺も恋してる…?
というほど主人公を愛おしく感じました。

ただの写真屋なのに、街の子供達たちとも兄弟のよ
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にがくてあまい(2016年製作の映画)

3.8

ただのよくある日本のトレンディ・ラブコメかと思ったけど、違った。
食と友情をほんわか語る、どっちかといえば、「めがね」とか「ホノカアボーイ」とかそういう系統のゆるゆる映画だった。
※とりあえず、ラブス
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

多分、いつまでも永遠に二人は添え遂げました的結末だったら、
日本でもそこらへんにある難病ものになっていたけど、
そうではないところが良かった。

やっぱり、難病を抱える夫を持つのは疲れるし、
助けてく
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