このレビューはネタバレを含みます
渋滞で混雑した道路でも、自分で握ったハンドルで、前には進んでいるんだよな……と思いたい。
その銃はなんの為にあったのか。
偶発的なことが起きなければ簡単に手に入れることは出来ない銃を、使わなければ抜け>>続きを読む
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冒頭の牛や馬、それらが牽く馬車が川を渡る風景があまりに牧歌的というか長閑に見えて少々戸惑う。
しかしそのスピードに慣れてから、作中の時代に乗り物といえば車などではなくてこれらしか存在しないと思い、そう>>続きを読む
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歴代ヴィラン登場となれば否が応にも過去のスパイダーマンシリーズへの目配せに期待を抱いてしまうが、まず本作はMCUでのスパイダーマンシリーズの最終作だ。そして過去2作を通して描いてきたのは高校生のピータ>>続きを読む
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物語が悪い方向へどんどん転がっていくことで登場人物たちは悲惨な目に遭うが、映画としてはどんどん面白くなっていくから不思議だ。スケールが大きくなっていくことによる見応えとでもいうか。人災であるが故の滑稽>>続きを読む
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全作観ていない癖してベニー・チャン監督の作品が好きだ。なぜ好きなのかを考えてみると、映画の終わりに向かってアクションの被害規模が増していくからである。
それも最初に小さなものから始めて段々と大きくなっ>>続きを読む
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ファン・ジョンミン堪らないなーと終始。虚無に満ちた瞳も娘とようやく対面した時のぎこちない微笑みも全部良い。アクションの洗練具合に楽しいけど物足りなさを少々感じたので(時々スローが入るのが不満の一端かも>>続きを読む
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呪いを扱った作品なので起こる出来事は陰湿で絶望的なのだが、その陰を払うかのように呪術高専の若者たちが見せるアクションは荒々しく激しい。TVシリーズの時も感じたが、暗い内容になりがちな時にでも眩しい光が>>続きを読む
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ユエン・ウーピン流のアクションが無いのが不満だけども、大きな戦争終結後の再建を始めた現実世界の描写はSF的に好き。
特にエネルギーや食料の作り方。人間たちは残されたマトリックスを利用して研究を重ね果物>>続きを読む
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ロコちゃんへの想いを断ち切るのを勧めるかのような電車が、ハムハムランドでハム太郎の前を横切る。
その後、映画の終盤で別れたロコちゃんとハム太郎が再会する時、電車は二人の後ろを通り過ぎていく。まるで二人>>続きを読む
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そういえば前作もシンビオートとエディその他の人類が接触するまでの距離と工程をえらく時間を掛けていたことを思い出す。あの時はエディが自分の行き過ぎた行為で評判を落とし何もかも失うところまでも律儀に描いて>>続きを読む
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最初からカメラが縦横無尽に動く予感を抱かせ、実際その通りに動き回る。ある時はガブリエルの眼になり、ある時は神の視点のように天井からの俯瞰ショット(最高)になったり。銃砲を中心にカメラがズームアップする>>続きを読む
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当時TVシリーズやそれに連なる映画を視聴・鑑賞していたファンに向けた作品である。なのでファン的に満足出来ればそれでこの映画は成功したといってもよく、充分に役目を果たしていた。
何よりも主要のキャスト陣>>続きを読む
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危機が訪れ、それを防ぐ為にかつての仲間たちが集結し戦いに臨む展開はヒーロー映画の筋書きではあるけども、長い時の中でそれぞれに自分の中の考えを深めて結果的に別々の道を歩んでいったエターナルズの面々のドラ>>続きを読む
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先にリンチ版を観ており、それと比べるとこのpart oneはほとんど話が進んでいなくて驚いた。その分、作中の世界(様々な気候、自然の惑星がある、帝国やハルコンネン家との関係、ガジェットやスーツ、動物等>>続きを読む
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拘留中のモハメドゥは常に四方を取り囲まれ、密室の中に閉じ込められている。そんな彼にとって唯一縋れるものは金網の隙間から見えるさざ波、窓辺にさしこむ陽光、隣にいる姿の見えない友である"マルセイユ"、そし>>続きを読む
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この映画には明確な真実は一つしかないので、何が真実なのか? というのは無い。
むしろ絶対的な真実があるからこそ、人間は自分の都合の良いようにしか解釈しないし、見ないし、聞かない面も持ち合わせていること>>続きを読む
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119分あったのかといま情報を見て驚いた。
正直本編自体は90分でも良かった気がする。
でも結構好きな1本。
ステイサムの縦横無尽のアクション映画ではなく、あくまでもガイ・リッチー監督作品として成立>>続きを読む
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とても変な内容だと思うのだが、田舎町と新興宗教の関係が今だとそんなに浮世離れしてる感じがしないし、内部の権力争い(恐らく)からくる謀殺も違和感を抱かないのはなぜだろう。
この映画は部屋の中の色が白で>>続きを読む
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久しぶりに鑑賞。
元々好きだったけど、改めてその気持ちを噛みしめながら。不穏な雰囲気をじーっくり撮ってるイメージがあったけど、いま観るとテンポが良い。頬を叩いて叩き返してのバシバシって効果音のリズムも>>続きを読む
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志ん魚との野暮ったさが愛しくて、彼から漂う雰囲気にすら青春の懐かしさを感じる。
連作短篇のように様々なエピソードが積み重ねられ、それらの中心にはいつも若い落語家たちがいるから、青春群像劇として楽しんだ>>続きを読む
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テイラー・シェリダン氏が監督を務めるのはこれが2作目。オリジナルかと思いきや原作があり、ここに来て職人としての確かな仕事ぶりも見せてきたなと。
ある土地で暮らす人々と外から来た災厄をもたらす者たち(>>続きを読む
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大仰なタイトルに物々しいポスタービジュアルが目を惹くが、古くからの友人と仕事終わりに飲んでカラオケオールする冒頭が対照的に朗らかで、すんなりと主人公が好きになる。
そんなに沢山見てはいないが、過去に>>続きを読む
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冒頭の人命救助と一人ぼっちで道路にいざるを得なくなった子亀を親亀の元へ届ける救出の二重構造に唸っていたら、後者の子亀の様子がチェイスの過去とシンクロしていくのが更に見事だった。
戻ってきた街はかつて>>続きを読む
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「僕は君へのラブレター。書いたのは外の世界の人」こんな素晴らしくロマンティックな台詞が出てくる映画だとは思わなかったが、すっかりやられてしまった。これを言えてしまうライアン・レイノルズの雰囲気もまた良>>続きを読む
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ジェームズ・ガン監督はこちらの心を掴ませるキャラクターの立たせ方を明らかに心得ているとしか思えなかった。新参および前作から続投してる登場人物、ほぼ全員が映画の中で個々人の心の強さと弱さを明かしている。>>続きを読む
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原作が非常に好きなので、好きな映画監督の一人とはいえどうなるだろうかと不安を抱いていたのが正直なところだった。しかし公開前の原作者との対談で監督自身も映画化前から原作が好きだと答えていて、その不安も少>>続きを読む
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三浦直之氏と松本監督はこれまで何度も組んでいるが長編映画は初めて。その初めてはこのタッグが積み上げてきたものの一つのゴール、と同時にこれからのスタートのように感じられる作品だった。
今回は映画撮影と>>続きを読む
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メタフィクションを物語に取り入れる作品はこれまでもヒーロー集合映画でやっていたが、本作はその極地までいったのではないか。
物語とはなんの為にあるのか、そこで生きる人々はなぜ辛い試練に満ちた物語の中にい>>続きを読む
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映画全体に陽性なエネルギーが溢れているけど、実際に起きていることは中々に大変だ。いつまた停電が起きるか分からないし、ブロンクスへ居を移した美容室のように街から離れていく人はこれからも後をたたないだろう>>続きを読む
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SFアクションとジャンルとして一つ書かれるとSFは味つけ程度でアクションが前面に推し出されているのかなと観る前につい想像してしまう。とはいえ韓国映画のアクションは景気良く破壊してくれるので損はしない。>>続きを読む
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『サマーウォーズ』以降で一番好き。サマーウォーズは何度観てもやっぱり「ぼくらのウォーゲーム」が浮かんでしまうし、それ以降から直近までの作品は現実とファンタジーの境目となる着地点をどこにするかということ>>続きを読む
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人間側の主要陣営が3チームいて、しかもそれらがほぼ関わらない。なのでそれぞれのドラマが必要になる訳で、最初は5時間あったという話を目にしたがそれも納得。均等に場面を与えたらどんどん長くなる。
最終的に>>続きを読む
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インターステラーとスターシップ・トゥルーパーズが合体したと驚いていたら、最終的にカーペンターとエイリアン(1作目)が襲いかかってきた。羅列した作品が好きなのかなと勘繰ってしまうほどあれやこれやが浮かぶ>>続きを読む
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これは君の為でもあるんだという温かそうに感じられる言葉で人を取り込み、そこから抜け出させなくする手法の最悪さがありありと描かれていた。誰しも心身が弱っていると、その隙間に入り込んできたものに依存してし>>続きを読む
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訛りのない言葉で話す父親と訛りの濃い言葉の祖母と主人公いとが会話をする食卓での会話シーンがなんか素敵で、それで良いなと思った。
もの凄く優れた朝ドラの、上京する前の故郷で過ごす日々を描いたエピソードを>>続きを読む