日央さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

2.9

難しい内容でしたが映像は素晴らしかったです。閉塞な世界で若者の思春期のどーたらこーたらを描いているようですが、もう少しストレートで良かったのでは?
ですが作品のクオリティは高いものではなかろうかと。

オペラハット(1936年製作の映画)

3.6

当時の痛快な風刺を織り交ぜながら、明るいアメリカを誇示している。
監督はいつも社会悪に挑戦してこれを打ち破る作風が多いが、そんな夢多く共感製を持たせる映画が多い。
田舎の青年実業家に突如入った多額の遺
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王様と私(1956年製作の映画)

2.2

スキンヘッドのユル・ブリナーを今見ると、どうしても笑ってしまいますが、彼の出世作ですからね。
しかも当時はそのエキゾチックな風貌に女性はメロメロだったとかw
シャル・ウイ・ダンスで有名ですが、やはりミ
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.1

人間が機械に振り回され苦しまされる時代が来ると、何十年も前に見抜いている。
チャップリンの愛と涙から本作では更に飛躍して機械による人間性を喪う悲劇を描いて訴えているのでは?



◼️物語、構成
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

広末の何言ってんの発言から始まり、銭湯で香川照之の記憶が無くなる展開から堺雅人が鍵を盗み入れ代わる。
面白い脚本でした。
ずっと見ようと思っていましたが忘れてました。堺雅人、香川照之コンビはハズレがあ
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.0

最後の映画館はどう捉えたら良いのかね?
しかし愛助役の久保さん綺麗な方ですね。
乃木坂の方なんですね。知りませんでした。
こんな綺麗で広島弁話されたら幽霊であろうと、ずっと一緒にいたくなるでしょう。
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狼たちの墓標(2021年製作の映画)

2.4

韓国暴力団の壮絶な殺し合い。
刺して刺して殴って蹴ってのオンパレード。
見てて凄い痛そうだった。
日本のヤクザものより刺してるよ😫
内容よりそっちばかりが頭に残りそうな映画だったな。


◼️物語、構
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.0

本当お馬鹿な映画でした。
下ネタ、ドタバタ、破茶滅茶、アメリカンコメディーらしい作品かな。
でも結構笑えたかな。


◼️物語、構成 2/5
◼️演者、演技 2/5
◼️演出    2/5
◼️
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

4.0

寒い外でカップラーメン食べると何であんなに美味しいんだれろ🍜
温かい気持ちになれる作品でした。
キャンプしたくなるよね。
出てるキャラも皆んな温かい人ばかり。
見てると癒されます☺️
キャンプ場建設を
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ベンジー(2018年製作の映画)

3.4

小さな兄妹を知恵を絞って命懸けで、兄妹を誘拐した強盗から救うベンジーの活躍ぶりに感動🥲
こんな優秀で可愛らしいワンコ欲しくなる🥰


◼️物語、構成 2/5
◼️演者、演技 2/5
◼️演出  
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ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020年製作の映画)

3.0

話題になったから2作目作ったんだろうけど、1作目を上まるのは難しいよね。

ボブは可愛いけどね。

2作目はジェイムズが飼い主として相応しいかどうかを、動物保護局にマークされる話。
犬と違って猫って自
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.8

薬漬けでホームレスになったジェイムズは1匹の猫ボブと出会い、再起すれ為の実話を元にした感動作。
終始猫のボブに癒されました。
ジェイムズ、ベティと優しい人間に温かい気持ちになれた反面、ドラッグの恐ろし
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

イーサンとハンナが結ばれた前回、今回はハンナの娘グロリアの子CJを傍で守るワンコの物語。
このシリーズ最高ですね。
ワンコも可愛いし、人間ドラマも良いです。
グロリアなどイライラもしますが、最終的に和
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

イーサンとハンナを再び巡り合わせたベイリーの生まれ代わりの行動は奇跡的ですよね🐕

とにかくずっと笑みが止まらない癒しの映画でした。犬って本当可愛い😍


ベイリーだと気付いた時は大号泣しました。
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.9

テキサス出身の無教養なカウボーイと、スラム街のチンピラペテン師の友情物語。
大都会の冷酷なまでの仕組みの中で挫折し、敗れ去る二人の傷心物語でもある。
多くの人の共感を得た作品でもある。

2人の芸達者
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偽装結婚 カリブ海に消えた花嫁(2019年製作の映画)

2.3

エラの結婚間近の相手のトーランはDV。いつか自分は殺されるかもしれないと、殺された事にする為に偽装自殺を企てる。
しかし、姉は妹は実際に男を疑い調査を始めてしまう。妹のエラが生きてる事を知った姉は戸惑
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.2

軽妙酒舌な語り口でヒューマニズムと自由な幸せを一貫して説いている。
楽天主義をさわやかなぬくもりの中で描き上げながらも文明への痛烈な批判もしている。
本作では醜い政治として切り捨てている。
見ていて気
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

3.3

大牧場王国から石油王国へと変わっていったテキサスの発展とともに、古い世代と新しい世代の考えな違い、対立を活写している。
人間群像が生き生きと描かれているが、とにかく長いんだよね。
途中だれたな。
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黄昏(1981年製作の映画)

3.9

男と女の揺れ動く情感を細やかに描いている。味わいは深くユニークでもある。
名門フォンダ家と名女優キャサリン・ヘップバーンの共演も良い。
そう言えばジェーンの弟のピーターの娘ブリジットは結婚して女優とし
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天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

3.9

パリの芝居小屋を舞台に男と女の愛憎と様々な人間模様がロマンチックに演出される。
1800人以上のエキストラを動員した群衆シーン、大掛かりなセットなど、占領下でありながらフランス映画史に残る文芸の名作だ
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.0

限られた場所に多くの人物を登場させ、それらの人物の人生模様を一糸乱れずに描写させたジョン・フォードの傑作。
インディアンとの攻防戦をクライマックスに、荒野を突っ走る駅馬車のスピード感と、そこに乗り合わ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.2

最高裁にいく前の時点で勝ちだろうと思ったら、まさかの最高裁。
黒人だからって真実を捻じ曲げるんだから、なんて奴等だって怒りが込み上げた。
でも最後の最後で検事も間違いに気付けて良かった。
このように肌
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禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

原作とは違い少女ポーレットの悲劇を通俗的に描かず、密度の濃い反戦映画に纏めている。2人の子供の目を通して大人たちのエゴイズムを痛快に批判している。
当時5歳だったブリジットの演技も忘れられない。
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甘い生活(1959年製作の映画)

4.6

ローマの上流社会のデカダンスをエネルギッシュに綴った作品。
ローマの上流社会に生きる退廃ぶりと、神を失った宗教、貧富の差の大きな現代の文明社会を並行して活写する。
誘惑に負けてしまう自堕落な主人公に、
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山猫(1963年製作の映画)

4.1

新しい時代の到来に取り残され行く誇り高き初老の侯爵と、好対照の若者達の対比を、ヴィスコンティ監督は気品に満ちた演出で浮き彫りにした大作。
バート・ランカスターの貴族の心境を見事に演じている。
衣装やセ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.4

ハリウッドのスキャンダルを描いている。
失われた週末の製作陣が、冷酷とも思える人間ドラマに再び挑んだ意欲作。
本番の撮影シーンと勘違い見せるポーズを見せるラストシーンはショッキングでしたね。
象徴的で
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.8

ブラックユーモアの傑作。
映画の見所はピーター・セラーズの1人3役。
英国空軍大佐、アメリカ大統領、兵器開発博士。
鮮やかに演じていて素晴らしい。


◼️物語、構成 3/5
◼️演者、演技 4
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

スピルバーグのいかに監督になっかだけでなく、意外に家族となエピソードが多かった。
天才もやはり人の子。

でも、スピルバーグの監督ではない部分も見れて良かった。両親にどう育てられたのか、どんな学生時代
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.5

リベンジャーズと違って良い感じに笑わせてくれます。
そりゃ俳優見ても納得です。

また過去のライバルも参加で少年コミック展開がアツいです。

橋本環奈の表情と伊藤の前での変わりようは相変わらず面白い🤣
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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.2

三角関係の背景には日本軍の侵攻と抗日戦争。共産党政権樹立からの文化大革命。

京劇という伝統文化は国家的、政治的に翻弄され、同時に3人の運命もまた吹き抜ける落ち葉のようにもてあそばれます。
3人の演技
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

黒人映画の新時代の幕を開けた鋭い視線。
エンディングまでの内容は、まるでロス騒動なような展開に。
しかもロス騒動が起きる3年前の映画。
登場するキャラがカメラに直接見据え。あたかも観客に文句を言ってる
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.0

私立探偵を描いたハードボイルドの王道だけど微妙にずれているのが面白く、ジャックのオーバーな演技がハマってる。
完全無欠の名探偵でないとこが良い。


◼️物語、構成 4/5
◼️演者、演技 5/
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.0

ジャンルはSFだけど、実体は別のところにあるのでは?

未知なるものと遭遇して極限状況に置かれた人間の内面に光をあて、「愛」と「良心」をめぐる道徳、哲学的な問題を提起している。

深い洞察と独特の映画
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.7

あふれる若さと反抗精神を象徴する問題作。
ステッペンウルフ、ジミヘン、ザ・バンドなどの音楽を起用、ロック好きには堪らない。

ベトナム戦争の泥沼に沈んでいく祖国アメリカに懐疑する若い世代の反抗精神を描
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ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

3.6

バイオレンス映画のパイオニア。暴力を芸術に昇華した表現力。
クライマックスの銃撃戦は必見。
オープニングからエンディングまで撃ちまくり、スローモーションを効果的に活かしている。そのアクションは芸術の域
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セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.3

低予算で成功したソダバーグ監督作品。
変容する奇妙な4人の関係。
彼らの演技も秀逸。微妙に精神を病んでる人物を巧く体現していた。
常にそこは気持ち悪い。とは言え最後には感情移入出来ていた。



◼️
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