日央さんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

コンクリート(2004年製作の映画)

1.0

日本史上類を見ない、残酷極まりない少年らによる女子高生コンクリート殺人事件を描いている。

胸糞悪い。

事件は小説などで読んでいて、状況や犯人の家庭事情、人間性など知ってはいたが、いざ映像で見ると後
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es [エス](2001年製作の映画)

4.0

70年代にアメリカで実際に行われた監獄実験を元にしたドイツ映画。

広告を見た男達が看守役と囚人役を二週間演じていく。

和やかな雰囲気は徐々に崩壊し、囚人に対し監視や規律の厳しさを増し暴走し始める
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NARC ナーク(2002年製作の映画)

4.2

レイ・リオッタ、ジェイソン・パトリック主演とあって、ありふれたB級刑事ものと思いきや、中々の隠れた傑作。

同僚の麻薬捜査官が殺害され、主演の二人が事件を捜査する物語。

映像の撮り方が渋くて良い。
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8

ファッションデザイナーでもあるトム・フォード監督作品第2弾。

ある日別れた夫から小説が届く。

誰かの小説ならまだしも、自作品だから、何の意図があるのかが見てる者を惹き付ける。

そりゃ不気味だよね
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震える舌(1980年製作の映画)

3.9

邦画で一番怖かったホラー映画は?と問われたら間違いなくこの作品を薦める。

貞子や伽倻子も怖いけど、現実味考えるとこの作品はヤバ過ぎる。

破傷風を患った幼子の呻き声、口の中を真っ赤にした表情はもうト
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

日本人には知られてないネイティブ・アメリカンが追いやられた現状。

極寒の厳しい世界で生きる彼らの闇を垣間見る事が出来る。

そこで起きた事件、彼女が必死に生きたいと願っただろう気持ちに胸が痛んだ。
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父、帰る(2003年製作の映画)

4.3

十数年も放ったらかしで妻と兄弟の前に突然現れる。


現れたと思ったら、車で旅行だと駆り出される。


はぁ?と、最初は思い同じ息子がいる自分からしたら無責任なクソ親父だと思った。


だが、物語が進
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.8

内容はリンチらしい難解なもので、二度三度見て、それでも視聴者の捉え方に委ねる的な作品。

世界観はツインピークスに似ている。

虚構と現実が織り混ざり、頭が混乱する事がしばしば。

それに主人公が2人
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.1

妻がナプキンの代用にタオルを使ってる事を知り、自ら生理用品を作り普及させていく実話物語。

彼は村全体から冷たい眼差しを浴び、家族が次々離れ、周囲から蔑視されていく。


デリケートな物だけに味方も皆
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.3

5回目の結婚記念日に妻が失踪し、世間から妻殺しの疑いをかけられる男の物語。

二転三転する展開で犯人?

いや、違う?を繰り返した後、超衝撃的なラストを迎えるのだが、後半20分に到るまでが怠い。

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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

2.2

屋敷に侵入してきた強盗たちと緊急避難用の密室「パニック・ルーム」に立てこもった母娘を描くサスペンス。

フィンチャーらしい暗い画作りが特徴的な映画。雨がやたら降るのも彼らしい。面白くなりそうな要素が沢
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.4

外科医のフレデリックが見世物小屋で、エレファントマンと呼ばれる男に興味を持ち、隔離病棟で世話をする。

初見が小学生の頃だったので、衝撃的だったのを覚えている。

最初はホラーかと思ったくらい。

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(1954年製作の映画)

5.0

大道芸人ザンパーノは野獣のようで欲情の塊のような男。
ある日彼は病死した妻の妹を助手にするが、彼女を棄ててしまうのだった。

文句なしの超名作。
20回は見た。
ザンパーノが後悔し涙するラストは涙腺崩
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セブン(1995年製作の映画)

5.0

この作品以降、これを越えるサスペンス映画には出会えてない気がする。

映画史に残る考えたくもない結末。その結末に必要だった七つの大罪最後のピース。
胸糞過ぎます。

必死に犯人を追うも、犯人が一歩先を
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

1.0

木村拓哉と二宮和也の初共演で、雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化。


ある殺人事件を巡る2人の検事の対立を描く。

何これ?途中何度も見るの止めようかと思った。
出演者は豪華なんだろうけど、発狂、
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キャリー(2013年製作の映画)

2.5

S・キング原作、1974年公開のホラー映画のリメイク作品。

正直、オリジナルと何も変わってない気がした。

出演者と映像技術の進化くらい。
デ・パルマ作品の焼き直しですね。

累 かさね(2018年製作の映画)

2.7

原作は画風が好みでなくて断念した作品。

内容は決して悪くはない。

ただ、2人の女優はそぐわない感が。舞台女優のトップ走る役はそれ相当の女優じゃなきゃね。

太鳳ちゃんの表現を見てぽかーんってなる。
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トーナメント(2017年製作の映画)

1.5

大晦日の夜に飲酒運転をした男が老人を轢死させ、遺体を自宅に運んでいく。

轢死した遺体の持ち物の中に主人公の住所が書かれたメモが出てくる所からどう話が展開するか楽しみだったが、その後の流れが全く面白く
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

HIV治療薬を密輸し、患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在の男の半生を描いた作品。

麻薬と女遊びに明け暮れる、粗暴な男の金儲けの為の密輸販売だったが、いつしか同じ病に苦しむ人の為にと変化する様に
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.5

誰もが想像するモーツァルトとは、天才肌でデリケートな作曲家のイメージ。だがこの作品では程遠く、自由奔放な人間性、品のない青年と大胆に解釈した演出。

この作品の成功はそんなモーツァルトに対し、嫉妬に打
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