にしのさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

にしの

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紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.2

感じたことをさわやかな音楽とともに朗読し、ナンセンスを映せば映画になるのだ。最後は冷たい熱帯魚に通じる世界を感じた。園子温はこの映画で自殺サークル的なものから決別したのかもわからんね。

女優霊(1995年製作の映画)

3.3

子供の時に漠然と持っていた不気味さを生かした作品だと思う。ケタケタ笑いってなんであんなに怖いんだろうね。

スパイ・ゾルゲ(2003年製作の映画)

2.3

3時間越えで淡々とスパイゾルゲと彼の協力者を追った歴史映画。なんの感動もなく歴史どおりに事実と時が進み、終わった後は疲労以外に感じるものがない。映画にしなくても良いのでは?

バットマン(1989年製作の映画)

3.7

狂人たちの宴。この時代の映画は湿っぽくなくて良いね。

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

3.6

カンフー映画はどんな題材も旨くしてしまう魔法の調味料だ!!
この映画に金を出したスポンサーのアドンコマンを劇中に意味もなく登場させることで、ヒトラー、東條をも超える黒幕としての資本主義を描いている。多
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台風クラブ(1985年製作の映画)

3.8

裸で踊りたくなるね!あなーきーは裸と踊りと死だ。

クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.0

かつてのマルクス・レーニン主義の国、ソ連。その終末期に公開されたコメディSF「不思議惑星キン・ザ・ザ」がアニメにリメイクされた。ゲオルギー・ダネリヤにとって27年ぶりのリメイクであり、本作が遺作となる>>続きを読む

RIKI-OH/力王(1991年製作の映画)

3.5

ワンポイントで使われる丹波哲郎に笑いが堪えられない作品。人も物も豆腐のような世界で力王の筋肉は本物だ!

ロボコップ(1987年製作の映画)

4.2

悪者があくどさが見どころ。また時代の皮肉に満ちた作品でもある。サッチャーやレーガン、中曽根といったケツの穴があらゆる部門で民営化をめざしていた時代だった。そんな連中に対して、ロボコップは人間を体現した>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

金と身なりが小汚い異星人のおっさん達のためにがんばるソ連人。地球への帰還へも顧みずに彼らを動かすのはキンザザが失ってしまった人間性か。SFの皮を被ったヒューマンドラマ!

自殺サークル(2002年製作の映画)

2.8

どんな映画が始まるんだ!!
出だしの驚きでサスペンスかと思いきやいろんな分野から断片を持ってきたら抽象的な前衛になっちゃいましたという作品。
いっせーのーせ、2.8。

遥かなる勝利へ(2011年製作の映画)

2.6

なぜ三部作にしたのか疑問。ヒロイズムは見飽きたから、こういうのは求めてなかった。

戦火のナージャ(2010年製作の映画)

2.5

前作の「太陽に灼かれて」はよかったけれど、これはダメ。国内向けのエンタメ愛国映画に堕してしまった。

愚行録(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

嫉妬と見栄のクソみたいな人間関係を見せつけられてからの展開ひっくり返しでびっくりした!「来る」では妻夫木くんが小出恵介みたいな役柄やったけど。

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

4.0

松本清張風の法廷サスペンス。とある以外な人物が唐突に真相にたどり着くのは納得いかんけど、見応えがある。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

信じるものを誤ると大変なことになるということを2時間半で伝える映画。最初は山の中に住んでる異邦人である國村隼との戦いを描くかと思いきや話の話題は際限なく広がり、最後は信仰の領域にまで達する。
日本人で
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.5

途中までは中だるみがするけど、全ての伏線を回収してたたみかけるラストは見事。所々で流れるアイアンメイデンはなんか笑える。

パペット・マスター(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

漫画みたいにサクサク進むなぁと思ってたら漫画だった。

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.0

ミュージカルアニメ。フランスって感じ。死が軽いのが良い。

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

全てを手に入れ失った男は何もなかったという話。ジョークで気を引いた女の子がジョークしか言わないことが原因で去っていくのは、成金のジョーカーみたい。自分のことしか考えられないものの末路は金持ちでも貧乏で>>続きを読む

ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

パノラマ島ってこんな感じやろうな、としみじみ思った怪作。奇怪な祝祭に目が行きがちだけど、作品の本質は遠藤周作の『沈黙』のようなキリスト教と殉教にある。だから本作はホラーやサスペンス、カルト映画に分類さ>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

モンスターに愛されるヒロインは報われない。

異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

4.5

劇場が閉まると聞いて、土曜日に珍しく早起きして観に行った。ムルソー のラストシーンは今の社会に苦しめられる個人の叫びに聴こえ、感傷的なものが湧き上がってきた。

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.2

情けない話、ストーリーがぜんぜん追えなかった。

アリス(1988年製作の映画)

4.6

不条理とおがくずと欠陥品のデスクが作品の98%を埋め尽くすチェコスロバキア映画。後の2%はゴキブリです。
ラストシーンはスターリン主義者の見せ物裁判の告発のように感じる。首狩り人もいずれ首を狩られるの
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.5

理屈なんていらねぇ。描かれなかったことなんて関係ねぇ。かっちょいいんだよ!

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンは冒頭の差別主義者の白人警官が出てきてクリスを撃ち殺すのかとヒヤヒヤしたよ。監督はそのスリルも計算したのだろう。

ハイゼ家 百年(2019年製作の映画)

3.5

無機質な背景と手紙の語り。しかし、その背景には歴史の大河に溺れる人が存在している。

アス(2019年製作の映画)

2.8

世にも奇妙な物語でできることをスラッシャー映画でやってしまった感。テーマは良いのだろうけど…

セブン(1995年製作の映画)

3.6

モーガン・フリーマンはいつもなんか諭してるし、なんか読み聞かせてる。