にしやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

にしやん

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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.3

冷戦時代のソ連の、実在した男性バレエダンサーの半生の話や。
ちょっとKGBの仕事がヌル過ぎへんか?わし等の時代の修学旅行の教師等よりも管理甘いんとちゃうか?ユルユルやんか。当時泣く子も黙るKGBやった
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THE QUAKE ザ・クエイク(2018年製作の映画)

3.7

最近日本でもそこそこ公開が増えてきたノルウェー映画や。この作品たタイトル通りの地震パニックもん。地震予知について興味があり、予知の描き方を確認したくなりGW10連休の最後の最後に鑑賞したわ。
わしの実
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.5

2014年亡くなった名優ロビン・ウィリアムズが映画化を熱望、彼の死後ガス・ヴァン・サント監督がその遺志を継いで、自分で脚本も書いて、構想から約20年を費やして作った作品で、アメリカオレゴン州ポートラン>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.9

娘を爆破テロで失った中国人のレストランオーナーに扮するジャッキー・チェンがテロを起こした犯人に復讐するための鬼と化すサスペンスアクションもんや。
まずこの映画がええなと思ったとこは、アクションもんにも
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福島は語る(2018年製作の映画)

5.0

以前ケイズシネマで演ってたんやけど見逃してしもてた。吉祥寺で再上映とのことで満を持しての鑑賞や。
映画の出来をどうのこうのは全く無し。
最初から最後まで涙、涙、涙や。涙無しでは観られへん。
震災から8
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あの日々の話(2018年製作の映画)

1.0

まずこの映画、ちょっと前におんなじユーロスペースで演ってた「疑惑とダンス」同様、舞台がほぼカラオケBOXの中だけのワンシチュエーションもんやから、ある意味役者とセリフが全てっちゅう訳で、その意味で言う>>続きを読む

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.5

これは文句無しの名作やろ。
どうということのないありふれた日常風景と何となく切なさの漂う青春の話しが作品全体を覆ってて、観終わった後に自分自身なんかめっちゃ懐かしさを感じで
しもた。
とにかく画面の構
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

2.8

漫画、ドラマ両方ともその存在さえ知らずに鑑賞。
冒頭の舞台設定の説明は予備知識ゼロの客には飲み込むの結構辛い。「何なん?何なん?」と疑問を挟む暇なく只々受け入れざるを得ずやった。それにこの舞台設定説明
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浜辺のゲーム(2019年製作の映画)

3.7

以前新宿ケイズシネマの予告篇を観てちょっと気になったんで鑑賞。
なかなか良かったわ。女子大生3人の一泊の小旅行の話やねんけど、1日という短い時間の中で3人の間に生じる微妙な心の動きやズレ、関係性の変化
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センターライン(2017年製作の映画)

3.3

わし東京出て来て32年経つねんけど、実は恥ずかしながら池袋シネマ・ロサ初めてやねん。そういう意味ではわ何か感慨深いなあ。こういう機会があって来られて良かったわ。副都心線の池袋駅からめっちゃ近いことも判>>続きを読む

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.0

いやー、この映画はっきり言うてもひとつやったわ。幼い子供二人置き去りで奥さん突然家出(っちゅうか蒸発やろ、これ)して、これまで仕事一辺倒で家事と子育て奥さんに任せっきりにしてた旦那がてんやわんやになる>>続きを読む

リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

3.3

息子を学校行かさんと自宅学習させてる母子のコメディー映画や。このオカンは息子学校に行かさんと、自宅で自分で勉強やら何やらかんやら教えて息子をケンブリッジに入れようしとんねん。ほんま無茶すんな。ほんで、>>続きを読む

波乗りオフィスへようこそ(2019年製作の映画)

3.2

今年10月に半世紀の歴史に幕を下ろすスバル座にて。この劇場が無くなんのはほんまに寂しいわ。あと何回来れるんやろか。
最近花盛りの地方創生映画や。今回は徳島県美波町(すんません!知りませんでした!)が舞
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.8

おっさん、ほんまに怒るで。LGBTQ矯正セラピーっていったいなんやねん、それ?アメリカにこんなアホなもんがあるって、ほんま知らんかったわ。わしも後から調べてんけど、矯正施設とは、その名のとおり、性的指>>続きを読む

12か月の未来図(2017年製作の映画)

4.2

思いもかけずの良作。フランスが抱える深刻な学校教育問題を決して深刻になりすぎず、時にはユーモア交えて描いてるとこがほんまに秀逸や。フランスの学校を舞台にした作品は相変わらずレベル高い。
パリの名門高校
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老人ファーム(2019年製作の映画)

2.0

若い監督さんやからあんまり言いたないけど40年来の年寄り映画ファンとして応援を込めて敢えて苦言を。
制作側の意図が役者にちゃんと伝わってないわ。映画観てて、途中までの主役のちょっとづつ壊れ始めてるとこ
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アレッポ 最後の男たち(2017年製作の映画)

4.0

2011年に始まり泥沼化しているシリア内戦で、シリア最大の都市アレッポにおける2015年から2016年にかけて激化したロシア軍(アサド政権側)による空爆の最中に、誰よりも早く瓦礫の中から一人でも多くの>>続きを読む

主戦場(2018年製作の映画)

4.5

シネマート新宿の廊下のパーテーションに貼ってあったというか、吊り下げられてたポスターでこの映画を知ったわ。従軍慰安婦問題について以前からそういう問題があるっちゅうんはわかってたけど、詳しい中身を全く知>>続きを読む

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.0

この日観たいもんがあって、時間調整のため鑑賞。事前に内容何も確かめず。観て初めてSFもんやということが分かったんやけど、低予算なんか知らんけど、セットの細部とか全然凝ってへんというか、めっちゃしょぼい>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.8

原作全くの未読。映画の予告篇見せられ過ぎで、何となく鑑賞。広告に影響されてもた。
公開2日目の朝一の渋谷東宝にて。おー、客入ってるやん!ほぼ満席や。若いもんから年配まで年齢層もほぼ満遍なく。ここ最近の
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僕たちのラストステージ(2018年製作の映画)

3.9

ローレル&ハーディっちゅう1930年代に人気絶頂やった伝説のコメディアンの実話(?)もんや。ローレル役のスティーヴ・クーガンとハーディ役のジョン・C・ライリーが圧巻の演技を見せてるわ。
ええ映画っちゅ
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

テンポ悪い。全員怪しいけど何の進展もないっちゅう状態が長い。中々映画が始まらへん感じやったな。「いつ始まんねん、この映画」やったわ。聞き込みが屋敷の中しかないから、画面に変化少ないし。部屋の内装に変化>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

公開初日のテアトル新宿。平日にも関わらず混んでてビックリやわ。女の子で一杯で、オッサンちょっと居心地悪いな。
若い人等はこれ共感すんのかいな?オッサンにはやっぱりよう分からんわ。
とにかく登場人物全員
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.7

昨年カンヌでノミネートされ「万引き家族」とパルムドールを争った作品やな。この作品は脚本賞受賞や。
イタリアで実際にあった事件を基にこの作品は作られてるみたいやねんけど、まず1982年の法律による小作農
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殺人鬼を飼う女(2019年製作の映画)

1.0

これはあかんわ。ここまで拾うとこない映画も珍しいな。あかんとこを指摘する気もあんまり起きへん。役者さんがほんま可哀想やわ。多分もうこの監督の作品は見いへんと思う。行定勲に次いで二人目やわ。

ファイナル・スコア(2018年製作の映画)

4.5

全く期待せんと観たんやけど、これは超当たりやったわ。この映画はそこら辺のB級アクション映画とは絶対ちゃうよ。もし仮に「ダイ・ハード」映画というジャンルがあるならば、そのジャンルではほぼ100点満点の出>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.0

『映画「マローボーン家の掟」の掟』がもしあるとしたら、「映画を観てない人に映画の内容を一切しゃべってはいけない」っていう感じの映画やったかな。
今回はわし敢えて一切何も言わんとくわ。特に「おすすめ」と
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.2

監督のポール・シュレイダーといえば、わしにとってはやっぱり「タクシードライバー」の脚本家やな。ロバート・デ・ニーロのモヒカンは強烈やったな。
今回のこの作品構想50年ってな、「タクシードライバー」と殆
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.5

映画のポスターの「サイコ・サスペンス映画史上No.1傑作」はちょっと言い過ぎかもな。出来が悪いわけではないねんけど。ストーリーとして犯人を最初からバラしてるから、事件後の興味は「いったい何が起きたんか>>続きを読む

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

2.8

タイトルの「殉愛」って誰が誰に対してなんかいまいち腑に落ちず。弟へやったら分かるけど。この男女の主人公がお互いのどんなとこに惹かれあったんかが全くすっとばされてるさかい、殉愛は流石にないやろと。最後の>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.7

この映画言いたいことはわかりやすかったかな。この映画も現在世界を席巻する貧困問題映画の一つやと思たわ。主人公の境遇や環境自体が先ず問題大ありやし、脚を痛めた年老いた競争馬っちゅうんもアメリカの競争社会>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.2

中国文化大革命真っ只中の人民解放軍内歌劇団の青春群像もんや。この映画がええと思たとこの一つ目は、中越戦争に人生を狂わされた人達を描こうとしてるとこや。この戦争は1979年に、自国民への大量虐殺を起こし>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.3

潜水艦映画にハズレ無しって言われてるらしいけど、これはそこそこ微妙やな。まず艦内はリアルでよう出来てんなんけど、艦外の海中のCGがしょぼい。アニメか思たわ。後それぞれの登場人物一人一人にあんまり魅力が>>続きを読む

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

2.8

館内はティモシー・シャラメ目当てが殆どの雰囲気やな。
時系列がめちゃくちゃで、途中で訳わからんようになってしもたわ。大したストーリーもあれへんし。おんなじようなエピソードのただただ繰り返しや。流石に途
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.3

定番ホラー映画の続編や。まあとりあえず何も考えんでも観れるとこがええな。突っ込みどころは満載や。警察頼りないとか、ブギーマン道詳し過ぎやとか、家のリフォームにどんだけ金かけてんねんとか。それに、こいつ>>続きを読む

天然☆生活(2018年製作の映画)

3.8

新宿ケイズシネマにてベトナム映画の傑作「漂うがごとく」の連チャンや。「漂うがごとく」の次にこの作品って、この映画館どんだけアバンギャルドやねん。それにしても、凄い編成やな。
この映画も「漂うがごとく」
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