にしやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

にしやん

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漂うがごとく(2009年製作の映画)

4.2

Marrisonさんベタ褒めなんで思わず鑑賞。わし初のベトナム映画や。これ、ほんま傑作やわ。ええ作品は出だしからしてええっちゅう典型的なやつやな。夜の路地の一角から結婚式へのカメラの流れ。画面を替えて>>続きを読む

4月の君、スピカ。(2019年製作の映画)

3.0

小柄で内気、かわいらしいけど垢抜けへん女子高生を、真面目な黒髪イケメン男子と毛染めてるチャラ目のイケメン男子が取り合う三角関係ストーリーって、この手のジャンルではお決まりなんやろか?この映画もご多分に>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.7

東西ドイツ「再統一」後の旧東ドイツにあるとあるスーパーマーケットが舞台。旧東ドイツの労働者達がこの映画の主人公や。時代に置き去りにされた少数の人等にスポットライトを当ててるっちゅうこと自体に好感感じる>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

1.0

斎藤工の熱演は置いといて、この映画東映Vシネマやったらありかもしれんけど、劇場でやるとは・・・・・、恐れ入った。ある意味中々のチャレンジやな。
今年の日本ラジー賞作品賞、監督賞ノミネート決定かな。もひ
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(2018年製作の映画)

2.5

どこか岩井俊二の匂いする。画面の色温度は岩井と全然ちゃうけどな。それと目立ったんは、長回しの多用と、中盤までのやたら露出アンダー(意識的、わざとやろ)と、中盤までのエレキギターのBGM(これも意識的、>>続きを読む

大脱出2(2018年製作の映画)

2.0

中国マネー投入で、やたら金は掛かってるかもしれんけど、映画としては相当微妙なことになってんな。はっきり言うて、ほんま睡魔との闘いやったわ。適当にアクションあったり、音楽派手やったしてんねんけど、如何せ>>続きを読む

L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。(2018年製作の映画)

3.2

新宿のバルト9にて。観たい映画二つのインターバルに丁度スッポリ収まるということで鑑賞。タイトルからして高校生ラブコメっちゅうんは分かっとったけど、出演者もよう分からんまま会場へ。
おーっと、会場ほぼ満
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JK☆ROCK(2019年製作の映画)

2.0

予備知識ゼロ。先ずこの映画誰主役なんやろ?多分金髪イケメンやろと思いつつも、女子高生バンドの三人の存在感が何や強すぎて主役が誰か分からんようになってんな。後で調べてみたらホンマもんのプロの女子高生バン>>続きを読む

Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

4.2

日本版観たけど中身殆ど忘れた。竹内結子と中村獅童やったな。確かこの映画の後ほんまに夫婦?になったんちゃうか。懐かしいな。
15年の時を経ての韓国版や。所謂海外版リメイクっちゅうやつや。日本版忘れたから
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バイス(2018年製作の映画)

4.4

9.11アメリカ同時多発テロ直後に国内、国外の世論を誘導し、米軍をイラク侵略へと導いた当時の副大統領、大統領をも操る「影の大統領」ディック・チェイニーの実像に迫る骨太の社会派力作や。普通に描いたら、硬>>続きを読む

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

もし仮にB級ホラー・コメディ映画
っちゅう、せまーいジャンルがあったとしたら、そのジャンルでは秀作やと思うわ。全編ギャグ満載でいっこも怖ないユルイ恐怖映画やな。途中ちょっとグダグダになったりしとうのは
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.7

とあるローマのカフェで繰り広げられる、所謂ワンシチュエーションもんや。9人の依頼者が次々と自分達の人生に降り掛かったそれぞれの切実な悩み事についてこの謎の男に打ち明けつつ、解決する術を求めてるんやけど>>続きを読む

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.0

わし理科の実習超苦手、植物全く興味無しで前半はひたすら辛い。ガキ版「きみの鳥はうたえる」やな。展開は予想ついたわ。二人ともそうなってまうんは、しゃーないわ、それは。でもな、「きみの鳥はうたえる」と結末>>続きを読む

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

1.5

わし、これはあかんわ。只ひたすらにバカップルや!60歳手前の落ち目のオスカー女優が、イギリスの売れへん役者の30歳手前のニート男と恋に落ちる話や。そら大女優でも、歳の差でもなんでもええけど、この男、別>>続きを読む

私の20世紀(1989年製作の映画)

3.7

只ひたすらに二元論や。一卵性双生児姉妹が生まれて、ここから二つの物語が始まるねん。その後二人は生き別れるんやけど、その後大人になって、一人はヘタレな革命家になり、片やもう一人は色っぽい詐欺師になるんや>>続きを読む

記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

イラク戦争を始めたアメリカの全世界に対する罪は甚大やと思う。何が自由や。何が民主主義や。日本の日中戦争、第二次大戦も酷いけど、ある意味それ以上かもしれん。
イラク戦争以降のシリア内戦、イスラム国、ヨー
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ダンボ(2019年製作の映画)

3.8

哀愁の「ダンボ」。この物悲しさは何なんやろう?サーカスそのもの悲しみ。わしずっと悲しい気持ちで観てた。ディズニー映画やのにこんな物悲しいてええんかいな?
わしアニメ版の「ダンボ」って全く記憶あれへんさ
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こどもしょくどう(2017年製作の映画)

4.0

17歳以下の子どもを対象とした「子どもの貧困率」は2015年で約14%、7人に1人の子どもが貧困に陥ってて、ひとり親世帯の貧困率は50%を超えてるらしい。日本の貧困率の高さは国際的に見ると、アメリカに>>続きを読む

コンジアム(2018年製作の映画)

3.0

韓国ホラーは久しぶりということで、何となく鑑賞。観てて「ブレア・ウィッチ・プロジェクト 」思い出したわ。今から20年くらい前かな。あれはまあまあ良かった気いするわ。POVの走りやろな。
打って変わって
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

黒人差別から決して逃げへんスパイク・リーが放つ、黒人差別にまみれたアメリカ映画史の闇へと果敢に挑む問題作や。
取り上げてる映画やけど、先ずはアメリカ映画史上不朽の名作と言われた「風と共に去りぬ」。冒頭
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ソローキンの見た桜(2018年製作の映画)

3.8

愛媛県松山市のPR映画。この手の地方都市PRもんにしてはテーマもストーリも中々斬新で良かった。地方PRもんでもこういうんが創れるねんな。その街にある歴史的な事実からこういう物語を創り上げてる点について>>続きを読む

バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

トランスフォーマーシリーズ一本も観たことなし。シリーズのスピンアウトもんらしいな。最近シリーズ初見の「キャプテン・マーベル」で痛い目に合っとうさかい、一抹の不安ありやったけど、勇気振り絞って観てみたわ>>続きを読む

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.2

或る性差別税法に対してその不合理性を法廷で争い、アメリカ史上初、当時100%不可能と言われとった性差別法の違憲判決を勝ち取る女性、ルース・ギンズバーグの半生や。
主人公が入った当時のハーバードの法科大
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エマの瞳(2017年製作の映画)

3.6

理学療法士としている自立してる女性と、女性にだらしない広告代理店の男性との中年の恋の話や。
広告代理店社員の普段の仕事っぷりや、休日でもバンバン携帯に電話がくる感じは凄いリアリティあったわ。「うんうん
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放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.0

新宿シネマカリテの「美人が婚活してみたら」の後、吉祥寺に移動して鑑賞。理由はフィルマーススの点数めっちゃ高かったさかい、なんやろなと。
「美人が〜」に引き続きこっちもチケット完売やんか。せやけど「美人
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美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)

3.5

公開初日シネマカリテの一回目。うわー、満席かいな。二回目も満席やて。凄い熱気や。客の9割5分女子やわ。おっさん肩身狭いわあ。
アラサーの美人の婚活話や。冒頭の神社のシーン。ちょっとわざとらしいけど、悪
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小さな声で囁いて(2018年製作の映画)

1.5

ポレポレ東中野のレイトショーや。
2時間近く、寝落ちもせず、真剣に見入った。何かある、何かあると思いつつ。せやけど、何も無かったわ。
浜口竜介風ボン作。大したストーリー無し。台本いっこも出来てへんのに
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

1.8

アップリンク吉祥寺で「ROMA」に予想以上に興奮し、「オアシス」に腰抜かすほどの衝撃を受けた後、ポレポレ東中野のレイトショーの間のインターバルを埋めるために鑑賞。アベンジャーズ含めシリーズ初見でちょっ>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

4.5

とにかく凄い。なんでこんな映画作れるんやろ。今の日本では絶対無理やわ。作り手にもそんな根性あれへんし、観る側にもそんな余裕はあらへん。果たしてこんなんありなんやろか?もう、ほんま堪忍してえな。昔、日本>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

うわー凄かったわ。色んな意味で。
調べてみると、監督の自伝的作品らしいわ。監督はメキシコシティ出身やし、年齢を逆算したらちょうど自分の子供の頃の話やもんな。
70年代のメキシコシティの社会、街の雰囲気
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マリオネット 私が殺された日(2017年製作の映画)

3.8

テーマがテーマだけにちょっと迷ったが、韓国ノアールもんとうことで一定のレベルを期待し渋谷の日曜レイトショーにて鑑賞。
事件の内容がやっぱり酷すぎる。映像自体抑制が効いてるが、内容が内容だけにかなり観て
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まく子(2019年製作の映画)

1.9

SFもんやったんかいな?思てたんとだいぶちゃうかったわ。
女性作家の原作を女性監督が描く、男の子の第二次性徴の話。わしの個人的な意見やけど、男性から見てあの時期のあの感じとは、描き方が根本的に何かちょ
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きばいやんせ!私(2019年製作の映画)

2.8

レビューの前に一言。
鑑賞の二日前に、旧館から数えて75年の歴史を刻む有楽町スバル座が今年の10月に閉館っちゅう衝撃のニュースや。最近何かちょっと元気ないなと内心心配してたんやけど、やっぱりかっちゅう
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.8

所謂英国王室もんや。世界中のみんなこのジャンル好きやな。時代はちゃうけど「女王陛下のお気に入り」演ったばっかりやしな。
この映画はシアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビーの両女優に尽きるわ。二人のオス
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サンセット(2018年製作の映画)

3.5

土曜日の夜たっぷり寝たさかい、ほんま良かったわ。これが寝不足やったらやばい感じの映画やな。今回は睡魔と闘うこともなく普通に鑑賞。尺が長い。二時間半近いな。
1913年、つまり第一次世界大戦開戦前年。オ
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君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.5

不治の病の少女を主人公にした映画っちゅうんは、やっぱり実話やなと思てる。吉永小百合の「愛と死をみつめて」(古い!)しかり、石田えりの「翼は心につけて」(古い!)しかり、「 1リットルの涙」(まあまあ古>>続きを読む