nobuoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004年製作の映画)

3.8

リチャードギアが邦画をリメイク!といえば、「HACHI!」かそれとも本作か。
原作は未見。続けて見ようと思いつつもダウニーJr.の「チャーリー」に浮気しました。

悲喜こもごもの人間模様も面白いし、“
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ランボー(1982年製作の映画)

4.3

ベトナム帰還兵が抱える苦悩とPTSDを真っ正面から描き、暴力性ゆえに彼が追い詰められていく様を描いた悲劇的なアクション映画。もはや説明するまでもないか。
個人的には「最後の戦場」「ラストブラッド」も好
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

3.3

ピクサー最新作の人魚(半魚人)モノ映画。
「二分の一の魔法」「ソウルフルワールド」等の良質な近作と比較すると、“天下のピクサーならもっと上を目指せる筈だろ...”と言いたい。かなりボロクソ書いてしまい
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.9

ご時世柄公開規模が小さかった悲運のピクサー映画。兄弟が親を生き返らせようとして失敗しちゃう話です。
流石はピクサー、相変わらず小道具の使い方・伏線の張り方がわざとらしくなくて上手い。もう丁寧すぎて言う
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6

地上波放映で久々に鑑賞。
本当色々惜しいんだよな...「ぼくらのウォーゲーム!」に次ぐ傑作になれるだけのポテンシャルは有ったのに...勿体ないよマジで...

映像表現・演出面は非常に素晴らしく、流石
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

(俺の知る限り)初めて東南アジアを舞台にしたディズニー大作アニメ。ジャンルは冒険ファンタジー。コロナ禍等の影響でコケたのが非常に気の毒。
なお主演は「スターウォーズEP8」最大の被害者:ケリーマリート
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ATARI GAME OVER アタリ ゲームオーバー(2014年製作の映画)

4.2

久々に鑑賞。

現在とある話題作が荒れているようだ。実際に鑑賞して出来に憤っている方も多いだろう。しかし実際はそれだけではなさそうで、SNSで露悪的な大喜利エアレビューをしている方もいるらしい。
製作
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.2

ガンダムの本流となる宇宙世紀シリーズ外伝小説の劇場版第一部。期待値を遥かに超える面白さで大満足。劇場に足を運ぶ価値があった。衝動的に限定版BDも購入。


非常に写実的な美術面とドラマパート、そして後
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.8

コッポラ監督×ラルフマッチオ主演の半グレ青春映画。ソフィアコッポラ何処に居た...?ドライブスルーの女の子?

若かりし頃のおトムを鑑賞するつもりで観たが、実際はダニエル君a.k.aラルフマッチオの魅
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

3.7

諸々の事情の末に誕生したもう一つのジャスティスリーグ。

まず始めに、本作とジョスウェドン版(劇場公開版)との単純比較は出来ない。そもそも尺が大幅に違うのだから当初問題視された“キャラクターの描き込み
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.3

スナイダーカット予習の為に改めて鑑賞。劇場鑑賞時は中盤の水責めシーン以降30分程寝落ちしてしまった。あれからもう三年半も経つか。

ヘンリーカヴィル・ベンアフをはじめとした魅力的なキャスト陣やスーパー
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透明人間(2019年製作の映画)

4.0

ダークユニバース計画頓挫後に再始動したユニバーサル怪奇ホラー映画。


感想自体はただ「怖っ!もう観たくないわ!」と言うだけでも済んでしまうが、ビジュアル面・主人公の精神的追い込みという特筆すべき二点
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I AM YOUR FATHER アイ・アム・ユア・ファーザー(2015年製作の映画)

3.8

昨年亡くなったダースベイダーの“中の人”、デヴィッドプラウズの足跡を追ったドキュメンタリー。

ベイダー役にとって“体格”が重要だったなんて今迄全く意識していなかった。チューバッカならともかく、ベイダ
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ビルとテッドの大冒険(1989年製作の映画)

3.5

バラエティ番組の長編コント的なSFコメディ映画。

現代基準で考えるとコメディセンスがかなり古臭い。合うか合わないかと問われると自分には合わなかったが、それはそれである種のタイムスリップ感と時代感を味
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狂武蔵(2020年製作の映画)

3.1

約70分のワンカットが売りの坂口拓(以下“拓さん”)主演アクション。実質アクション撮影のドキュメンタリーのようなもの。
愛ゆえの苦言で過去最長クラスの分量になりました。もし製作陣に直接感想を求められた
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華氏 451(2018年製作の映画)

3.8

有名ディストピアSF小説二度目の映画化。原作とキャスティングのネームバリューの割には観た人少ないな...と思ったら、これ劇場公開されてなかったんですね。

一作目を鑑賞した際に感じた「現代的リメイクを
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パペット 大騒査線 追憶の紫影(2018年製作の映画)

3.5

パペットお下劣ブラックコメディ。ラジー賞ノミネート/受賞作品としては正統派な部類か。
踊る+コナン風の邦題の時点で開き直ったクソ映画臭が凄まじかったが、観賞後更にその印象が強まった。“パープルシャドウ
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ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

3.3

暫くニーアレプリカントやってました。全ルートクリアしたので映画鑑賞再開。

パラレルワールド系のSFサスペンス。
主人公が凶行に至る為には、前半の会話劇部分でもっと人間関係を拗れさせても良かったのでは
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.7

悲劇的な大赤字を叩き出してしまったらしいスタジオライカ製ストップモーションアニメ。

ライカ作品前作の「KUBO」と比較しても映像の進化が凄まじい。どの場面を見ても到底コマ撮り映像とは思えない。全編C
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ザ・タウン(2010年製作の映画)

3.8

ベンアフ監督・脚本・主演の犯罪サスペンス。題材やプロット等から若干「ヒート」的な要素を感じたが、作中でジェレミーレナーが鑑賞している...というリスペクト描写もあったらしい。全く気付かなかった。

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ジャンパー(2008年製作の映画)

3.5

アナキンことヘイデンクリステンセン主演のSFパニックアクション。と見せかけたサミュエルLジャクソン映画。

空間移動を連発させる最終盤のアクションシーンや安定のサミュエルっぷりを見せつけるサミュエル等
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デビルマン(2004年製作の映画)

1.8

もはや説明不用のカルト映画。前回観たのは十年以上前か。映画鑑賞が趣味になり“実写デビルマン級の出来”という蔑称を聞くことも増え、実際どこまで酷かったかな...と再確認する為に鑑賞。原作や「クライベイビ>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7

ホラー要素のない地縛霊もの。単純な恋愛映画という訳でもないし、ジャンル区分が難しい...。ただ、「残された妻を〜」という宣伝文句はやや偽り有り?

先述のキャッチコピーの様な要素も勿論あるが、映画的に
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.7

漏電による上映中断、というレアな経験から早二週間。実写版モンハンと悩んだ挙句こちらのリベンジを選びました。ごめんねミラ様...。

不気味かつ愛嬌のあるキャラクター、絶妙にブラックユーモアが効いたコメ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

「シャイニング」続編。ジャンルはサスペンス/ホラーというより能力バトル。
名作ホラー映画の続編としてはどうなの?と思わなくもないが、娯楽作品としては上々。

ダメ中年の更生物語となる序盤・暗躍する敵集
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ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.5

十数年振りにFF10にハマって最近全然映画観てませんでした。ルールー(お姉さん枠の仲間キャラ)のモーションアクターが小劇場時代の吉田羊だとEDで判明してビックリ。人に歴史ありだな。
それは置いといて、
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ストレンヂア 無皇刃譚(2007年製作の映画)

3.8

TOKIO長瀬/HeySayJUMP知念W主演の時代劇アクションアニメ。凄く上手いかどうかは置いといて、長瀬の声は中々ハマってる。

時代劇アニメの剣戟に惚れ惚れしたのは「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の
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ガンヘッド(1989年製作の映画)

2.4

ミニチュアを活用した実写巨大ロボット特撮映画。最近スマホ版のスパロボに参戦(なんと高嶋政宏も声優として参加!)していたりプラモが発売されていたり、現在もカルト的な人気があるらしい。

正直なところ、鑑
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

※虫注意
公開当時大絶賛されていた怪異系ホラー映画。確かに怖かったが最も印象に印象に残っている怖がらせシーンは虫まわり。なので世評ほど怖さを楽しみきれなかったのかもしれない。クライマックスの不気味さは
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

タイ産のカンニングケイパーサスペンス。非アクションのタイ映画を観たのは「アタックナンバーハーフ」以来か。

派手な出来事が起こらない地味な題材ながら格別に面白い。展開のスリリングさは勿論のこと、要所要
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

点数付けるだけでもネタバレになりそうなので、三ヶ月後位に改めて採点したレビュー載せます
それまではコメント欄で伏せて書きます

劇場空いた頃に二回目観たい。

ザ・バウンサー(2018年製作の映画)

3.7

ノワールタッチの潜入捜査系ヴァンダミングアクション。高い前評判の通り、今まで観たヴァンダム映画内では上位の面白さ。地味だけど。


ヴァンダム映画はこれ見よがしな開脚と回し蹴りのゴリ押しで辟易するパタ
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小さき勇者たち 〜ガメラ〜(2006年製作の映画)

3.7

ジュブナイル要素強めの子ども向け特撮映画。“この子は悪くないのに!”系の風味もある。
大人向けだった前作の“平成三部作”とは異なる作風の為に大した評価をされていない気がするが、これはこれでアリな内容か
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囚われた国家(2019年製作の映画)

3.3

※ ポスターアートのガンキャノン的ロボは単なる背景です。一切動きません。

ルパートワイアット待望の新作となったディストピアSF。
社会派SFとしてはありがちな描写が続く他、ウニ的なエイリアンや切り札
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

3.8

平成ガメラ完結編。これだけの大作、リアルタイムで観たかったな...

渋谷駅前と京都駅のミニチュアセット、空中戦のCGは必見。99年、かつ低予算な筈の邦画でここまで出来たのは確かに凄い。渋谷で逃げ惑う
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

3.6

平成ガメラシリーズ一発目。シンウルトラマン予習として鑑賞。

この手の特撮映画は幼少期に観ておくべきだったなと常々思う。どうしても本物さながらの映像を見せてくれる近年の映画と比較してしまうので...。
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