lynnさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

底知れぬ愛の闇(2022年製作の映画)

3.2

邦題のセンスの無さ。
《Deep Water》っていう原題なので水がよく出ます。
サイコスリラーにしては、サイコもスリラーも弱いかな。

何が起こるんだろうって思いながら、もう既に色々起こっている訳で
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恋人を取り戻すには(2022年製作の映画)

3.4

ラブコメですね。
何も考えずに気楽に観れます。
展開は読めるし、特に目立つ意外性もないストーリーですが、
心理描写はとてもリアルだったりする。
特に主役のエマがピーターにたいして言うことやノアに対する
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.0

コミュニケーション能力が高いとは思えないサンドラだけど、周りに恵まれているのはそれまで培ってきたものがあるんだろうな。
いい意味で図太くなっていく様が描けているし、
言ってはいけないと分かっていても気
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

2.8

パキスタン移民の両親の間にイギリスで生まれ育った少年の苦悩と青春の話。

人種差別も父親の抑圧も観ていて気持ちの良いものではない。
途中で歌詞がのるほどMVになっていて、ちょっと冷めちゃった。
しかし
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恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.0

映像美に圧倒された!
『真夜中乙女戦争』かと冒頭シーンで思って、めちゃくちゃ掴まれたんです。
が、
蠢くモノは苦手で…
食事の時のが特に見てられなくなりました。
視線恐怖症の方の演出は嫌いじゃないです
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.4

Filmarks始める前に1も観てます。
正体がわかっていても緊迫した感じを続編でも出せるのは驚きです。
音をたてないように観てしまう。

また続編あるんだろうか。
子役が大きくなっちゃうので早急に撮
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

じわじわテンション上げてくれる。
地味なコメディだけど派手なアクション。

おじさんのアクションなのでスタイリッシュではないが、
強いだけじゃなく描かれているのがまた楽しい。

残り30分のカーアクシ
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ホペイロの憂鬱(2017年製作の映画)

2.6

ホペイロってなんだろうって思ってたら仕事だったのですね。
サッカーに縁がないので、さほどハマらなかったのですが…
ラストはサポーターとの一体感が良かった。
スポーツのいいところだよね。
ゆるーいのに、
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.2

悪をはたらく者は100%悪人か。
善行のための悪は存在するんだろうか。
善悪の区別はつくのに、正しいことの出来ない苦しみが重く感じる作品。
考えさせられるが好きな話ではない。
悪事をする人の理解をしよ
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余命10年(2022年製作の映画)

3.7

丁寧に作られているのが伝わってくる。
人が強くあろうとする美しい姿を優しく包むような映像で、
泣かせようとしてる作りではないようにみえるし、言葉に頼り過ぎてないところも良かった。
原作と変えている点も
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.6

脚本がピーター・モーガンだったので興味もちました!
当時は分からなかったかもしれないが豪華なキャスティング。
しかも衣装はサンディ・パウエル。
(『恋に落ちたシェイクスピア』等)
私のための作品だと思
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

2.8

ビーニー・フェルドスタインだからこそ、
キャラクターに不快に思わず、不運もきっと乗り越えていく予感があって安心して観れる。
その所為か緊張感がないので少し流し観なところもあったかな。

彼女も普通の人
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.8

原作は小説ってところで驚き。
こんな精緻を感じさせる壮大で文学的なストーリーをわずか10日で書いたと知って更に驚嘆。
アニメーションでR15。
だからこそ出来る表現が多々あって、近未来のSFがいきすぎ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.0

ドラマを観ようと思っていて、まずは映画かなと思った訳ですが、ずいぶん前の作品だったのですね。

オープニングで見事に惹き付けます。
そう言われたら、そういう覚悟で観るから、まんまとやられました。
金持
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

ストップモーションってなんだっけと思わせる滑らかで細かい動き。
声も音楽もほぼ1人で製作という、エンドロールの名前には笑ってしまう。
笑えないくらいすごいことやってるんだけど。

言語まで作り出してる
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

アニメは完走しましたが、原作漫画は渋谷事変の途中で挫折してるという、深くハマってるタイプではないですが…
中村悠一が最高。
この声のおかげで満足感が上がりました。
リカも申し分ないです。

本編の主要
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.2

前々からリストに入っていたけれど、『ザ・クラウン』のジョシュ・オコナーが他の役を演じているのが観たくて。
本当は現代ものが良かった。

好みの時代のイギリスの風景、建造物、装飾品に囲まれて美しい作品。
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.5

題名違うから気付かなかったけれど、原作未読。
興味あったのですが、映像を先に観る派です。

本作のキャッチコピーが私が大好きな漫画家の作品の台詞と一緒で気になってましたが、劇中には使われてないですね。
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クリミナル 2人の記憶を持つ男(2015年製作の映画)

3.0

豪華キャストで驚きました。
ストーリーも面白いし、アクションも見応えあるのですが、
謳い文句に騙されたという思いが強いかな。
薄っぺらい感じがある。

姿は変わっても、亡くなったひとと話せるというのは
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

初めて観た時はそれほどハマらなかったけれど、何でか2回目あって、
今や何回観たか分からない。
ストーリーが見直したくなるんだよね。
映像も音楽も声優も素晴らしい!
特別上手いという訳ではないけど、てっ
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.7

主人公の役者がこの役の為に存在したんじゃないかと疑うビジュアル!
演技力もあるのだろうけれど、司祭の時でも犯罪者でも説得力のある顔なのです。

彼は神学校へ行けたとしても司祭にはなれないだろうし、
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.4

『お見事』って台詞の時に、こちらも『お見事』って言いたくなりました。
重たい話だと覚悟していたらエンタメ要素ある観やすい作品だった。
人によっては胸糞かもしれない。
最後のテロップが戸惑わせるのもいい
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

2.8

音で驚かせる古典的なホラー。
最後の方が舞台っぽくて残念だと思っていたら、
元々は舞台だったそうで。

驚かされる所もあったし、流れも悪くないけどオチがあまり好きではないかな。

大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

2.0

『時効警察』が頭にあったので、コメディ部分は全然文句ない。

でも映画作品にするなら、もっとちゃんと『あとしまつ』描こうよ。
臭いの処理に苦戦してたようですが
あれは『あとしまつ』だったかな?

時々
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.8

戦争終結を早め、1,400万人を救ったとされている人工知能の父ともいわれる実在の人物の話。
そんな英雄を差別で追い詰めて亡くし、ようやく最近になって謝罪や恩赦があったようです。

婚約は演出だろうと思
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.4

二宮健にかかれば、とんかつも神々しく輝くんですね。
オレンジも効いていたし、音楽も好みのが多かった。
ですが、コメディなので『らしさ』は控えめですね。
でも嫌いじゃないです。
私も揚げられちゃったんだ
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.3

チャドウィック・ボーズマンは、デンゼル・ワシントンがハリウッドで築いてきた地位を受け継ぐ俳優だったと思う。
この作品からひしひしと伝わってくる正義感は元来持っているものであるように感じたのは、これが主
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.4

チワワちゃん、リミスリと観て二宮健監督の世界観に衝撃を受けました。
冒頭から美しく、大学2棟の間からの画の圧迫感なども魅力でしかない。
ラストも誤魔化さずにやってくれましたね!
素晴らしい!

思って
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ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

2.8

『正しいと信じていたことが間違っていた』
これが登場人物すべてに言える。
それに気付いたというのが、これからに繋がるんだろうけれど。

オチも割り込みな感じがある。

シャーリーズ・セロンが美しすぎち
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.0

ちゃんと観たのは初めてです。
きっと数年に1度、思い出すように観る作品なのだと思った。
明るくないし、ほっこりする訳でもないのにじんわりと侵食してくる感じがある。
リヴァー・フェニックスはこの時すでに
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.0

居心地の悪い映画と思いながら観ていたら、後半で好みの方向へジャンルが変わって、翌日にもう1回見直しました。
後半と言っても気付いた時には終幕。
知らずに観ると見事な運びです。
見せない空白の時間がまた
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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

4.2

私にとって『美しいホラー』の原点である思い入れのある作品。
なのでスコア高め。
アカデミー賞美術賞とっていたんですね。
小学生だか中学生でその良さを分かる自分の美的センスが誇らしい!
クレジットの出し
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ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

2.9

見せ方が上手いとは思う。
ただ、スリラーとしては弱い。
スリラーなら、ここから何かあるかもと思いながら平々凡々に終わっていく感じ。
つまらない訳ではないが、淡々としてるところはある。

ジョナサンとジ
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.0

『明け方の若者たち』と関係あると知らずに鑑賞。
話題の台詞を北村匠海が言うもんで関係してるんだと気付きました。

これだけしか観てない感想だと、美化してるとしか言えない。
黒島結菜に色気を感じない所為
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.3

オックスフォード英語大辞典誕生の陰には、独学で言語学博士となったマレーと殺人を犯して精神科の施設に収容中のアメリカ人の元軍医マイナーの存在があった。
と、いう実話。
辞典を作る大変さよりも、2人の友情
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.2

思っていたよりコメディーが強くて、
思っていたより血が出ていましたね!

またまたブラムハウス。
お世話になってます!

日本のドラマでもあった設定で観る順番が後になったので新鮮さがないんですが、R1
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