lynnさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

贖罪(2012年製作の映画)

2.4

原作を読み直したので、ドラマも観直しました。

原作よりも尖っていながらドロドロしている。
麻子が全体の印象を変えるくらいに攻撃的にみえます。
違う、
違う、
そうじゃ無い!

湊かなえのじわじわ侵食
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

2.8

実話を基にした映画。
第二次世界対戦、ソ連、原爆、共産主義、社会主義など、なんとも重そうなんですが、
『女性』の『スパイ』というところが見所でありながらも
やはり『女』であることが面白さと重みに欠ける
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人数の町(2020年製作の映画)

3.0

不穏な雰囲気は嫌いではない。
その中に挨拶のルールがあるのが腑に落ちないかな。

パーカーの色がそれぞれなのは妙に説得力がありました。

町に居ても考える自由はあるはずなのに。
そこに居場所を見付けた
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

2.5

陶器のような肌に、飾らずとも美しい背景、どこを切り取っても絵画のような映画。
ストーリーも美しい。

しかし、期待し過ぎたのか煽られ過ぎたのか
刺激が無さすぎて私には合わなかった。

まさに『甘美なる
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.2

全体的に陳腐な印象。
まず劇中音楽の主張が強いし、映像が負けてる。
まるで合ってない。

『安楽死』について考えさせられるのかと思ったけれど、エンタメ要素が強く薄っぺらい。

綾野剛が父親には見えない
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.0

こちらのシリーズは初めて観ました。
どうやら観る順番を誤ったようで、すぐには分からない所もありましたが、観終わるときちんと分かるようになってます。

ベン・アフレックのバットマンも初めましてです。
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

画面の両端が黒く画質が低いフィルムで魅せる90年代中半ストリートのオシャレが詰まった映画。
『必死にくだらない事をやる』
キラキラではないけど眩しい青春。

みんなそれぞれカッコ良くて優しい。
友達で
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.5

こちらも混乱する。
どこまでが現実だったのだろうか。
ただ、この記憶が悲しいとか思ってはいけないような気もする。

アンソニー・ホプキンスの目がどんどん落ちていく様が、祖母を思い出させる。
そうだった
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

2.6

破壊して組み立て直すのは人の心でも出来るんだろうか。
歯止めがきかないほど壊して、直せないほど壊したのは、自分が先に壊れてたんだね。
涙が流れてから心が動き出したように思います。

しかし、何度も挫折
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

理性がなくなって狂気を帯びていく様と圧倒的に孤独を感じている所は山田杏奈以外に考えられないほどハマり役だったと思います。

文化祭実行委員になって「どうせ誰も見ない」と言われながらも作ったあの部屋、美
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Flip a Coin -ONE OK ROCK Documentary-(2021年製作の映画)

3.8

2020年の1月30日の代々木に行った時はマスクするか考えてたくらいだったのに、同年10月にはこのオンラインライブ。

普段のライブと違う音、普段はやらないパフォーマンス、オンラインライブならではの映
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.4

カメラワークが巧みで映像からの視線が、
怖くなる。
今、こうしてる間もスマホの内向きカメラから見られているような気がしてくる。
どこまで監視対象になるかを知るとなかなかホラー。

映画なので多少事実と
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.9

白黒ハッキリ決着はつくんですが、この作品自体が全体的に限りなく黒に近いグレー。
ものすっごい好きなタイプです。

重低音の音楽が響く中、映像がダークでいてオシャレなままオープニングクレジットまで惹き付
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マイ・ビューティフル・デイズ(2016年製作の映画)

3.0

A.H.Sの狂ってるような、いっちゃってるというのか、そんな印象の強いリリー・レイブがこの作品では美しくて驚いた。
地味だけど巧い。

ストーリーは悪くないと思うけど、惹き付けるものが少ないので飽きて
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ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.7

《2回目》
台詞も早くて多い、分かりやすくはなっているものの、馴染みのない用語と情報量の多さに2回目でも難しい。
実話ベースの重厚な作品。
主人公の功績よりもCIAの拷問の所業に目がいってしまう。
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

大好きなアダム・ドライバーとジョディ・カマーが共演、
マット・デイモンとベン・アフレックの共同脚本でリドリー・スコットが監督で映画を作るという情報以来、楽しみにしてた作品。
黒澤明監督の『羅生門』の影
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.0

音楽にあまり頼らずに台詞と役者の演技で静かに物語が進んでいく。
マーティン・スコセッシっぽい感じがした。
違ったけど。

信仰と環境問題。
自然破壊は恐ろしく思うほどに伝わってきました。
ドラマ『ハン
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スクランブル(2017年製作の映画)

3.4

ワイルドスピードと比べられそうな作品です。
それよりオシャレかな。

冒頭のカーアクションからオープニングクレジットまでかっこよくて、美しい!
クラシックカーが展示されてる様は圧巻で、音楽もまたかっこ
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.0

シュールです。
初っぱなに『別れ際が全てではない』と教えてくれたと思ったら、
キレイなゾンビ!
いや、復活。
いや、ゾンビ!

あんなに好きなのに、一緒にいると鼻で息が出来ない彼女になっていくって悲し
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ピーチガール(2017年製作の映画)

2.2

学生時代に途中まで読んでた漫画。
当時は配役を聞いて興味がもてなかったけど、何故かファンでもないのに新田真剣佑が観たくなり、高槻先生がハマり役な伊野尾慧も出ているので観てみました。

原作をつまみまく
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樹海村(2021年製作の映画)

2.0

樹海村の住人は出さない方が良かったかな

犬鳴村は犬夜叉に、
樹海村はコダマかダイダラボッチになったんだね。

牛首村もある意味楽しみです!

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.7

何が起こるか全く分からず、
そしてじわりじわりとこちらもハッとしながら、明らかになっていき繋がっていく。
そう仕向ける会話も自然。

最後のCGが安っぽいんだけど、少ないキャストと場面でありながら、ス
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バンクシーを盗んだ男(2017年製作の映画)

3.0

パレスチナとイスラエルを分裂する壁にかかれた『ロバと兵士』を中心に、国の問題やストリートアートのあり方などを問いかけるドキュメンタリー映画。
バンクシーの声が少し聴けます。

ストリートアートは消えゆ
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.3

あれから2年…
前作よりスプラッターコメディーにも拍車がかかり、お金かかってる感じが出てます!
メンバーは新規はいるものの変わらず、キャストの愛を感じます。

メアリー役の美女は、コードブラックの子で
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.0

騙し合いというよりも、先が見えないことの面白さとテンポの良さで転がされました。
本筋より脱線してる方向の話が面白かった。

松岡茉優のラストはスッキリしないかな。
その後、エマ・ストーンで巻き返すんだ
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.3

スプラッターコメディーかな。
スプラッターというほどグロくはないかも。
テンポがよく、爽快で笑えました。
本編でも言っちゃってるけど
『ホーム・アローン』
でも人が死んじゃうパターン。

バカバカしい
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

2.8

ストックホルム・シンドロームという心理状態が言葉としてうまれた事件。
いかにしてこの症状に陥るのか、イーサン・ホークに魅力があるから分かってしまう気もする。
逆にイーサン・ホーク以外じゃ、そんな症状に
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.4

嚢胞性線維症という難病を患い、患者同士は180cm以上の距離をとらなくてはならない。
しかし、17~18歳に感情より理性を求めるのは難しい。
30cm短くした距離でさえ満足できなくなる。
想い合ってい
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星の子(2020年製作の映画)

3.0

あからさまに侮蔑する教師とひと悶着あった時にみせた涙は何にたいして泣いたのか。
親は大事だけど、二世の苦悩は姉の方だろう。

前半は彼女が外の顔と内の顔を分けている、
両親が盲信している分、一歩引いた
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

2.9

事前情報はほぼなしの状態で観始めました。
なので、意外な方向の作品だったというのが一番の感想。
キャストも主役の2人しか知らなかったので、キャストが出てくるたびに楽しめました。

ストーリーとしては題
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.2

デンマークのオリジナルも鑑賞済み。
細かい所まで覚えてないので、もう1回見直す予定。

物語の軸になる事件は大幅な変更点はなさそう。

オリジナルから引き続きストーリーよりも想像力を掻き立てられる作り
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空白(2021年製作の映画)

3.6

決定的な万引きシーン、その後の店長と万引きをした少女の会話などが描かれてない。
何が真実なのかは映画を観終わった今も分からない。

証拠隠滅のようなシーンもあるけども、それは自分のためかもしれない。
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.9

ホラーに見せ掛けた
上質なサスペンススリラー!
回収劇がスタイリッシュで美しい!

ご都合主義かと引っ掛かるところもあるけれど、『会うべき人には会うようになっている』と最近思うので甘くみる。

カメラ
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

3.1

《見直し案件》
主役が藤野涼子、板垣瑞生になったことがよく分かる後編の裁判シーンでした。
この芝居のトーン、演出が正解なのだろう。
周りの大人が自然な演技なのと、上手な方々ばかりなのでメリハリがあって
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.4

《見直し案件》
思春期特有の苛立ち、いい子ちゃん、悩み、家族とのあり方。
そういったものが事件とうまく絡まっている。
そして学校裁判をするために奮闘する前編。

主軸である生徒役数名は今でも活躍してい
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.4

[2回目]
ホアキン・フェニックスの演技力は圧倒的だった。
心の中の鬱屈としたものが纏うように感じ取れた。
階段を降りるシーンは忘れない思います。

でもストーリーは否定するほど嫌い。
免罪符ってない
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