ノラネコの呑んで観るシネマさんの映画レビュー・感想・評価

ノラネコの呑んで観るシネマ

ノラネコの呑んで観るシネマ

映画ブログ「ノラネコの呑んで観るシネマ」出張所。
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映画(1357)
ドラマ(0)

億男(2018年製作の映画)

4.4

お金って何だろう?
これはなかなかにユニークなお金に関する寓話。
佐藤健演じる借金まみれの主人公が、宝くじで3億を当てる。
しかしIT長者の友人の高橋一生に使い方指南を頼んだところ、丸ごと持ち逃げされ
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.8

デジタルリマスター版。
SFホラーの金字塔。
娯楽映画は歳月の経過で陳腐化してしまうものと、あまり古びないものがあるが、本作は間違いなく後者。
雪と氷に閉ざされた南極基地で展開する、誰が本当の人間だか
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デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.0

まさかイーライ・ロスの映画が、シネコンで2本同時にかかるとはw
言わずと知れた「狼よさらば」のリメイクなんだが、主人公の名が原作のベンジャミンでなくカージーだったり、舞台となるのがオリジナルのラスト
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

4.1

透明人間の少年と盲目の少女の、ユニークで詩的なファーストラブストーリー。
消滅奇術のマジシャンだった少年の父は、ある時失踪し、母が精神病院で透明な赤ちゃんを生む。
触ることで少年を感じる少女は、彼にと
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

4.0

選ばれし者になり、いつか街を襲う巨人を倒すため、日々その準備に余念がない少女バーバラの物語。
当然学校でも家庭でも奇人扱いされる問題児だが、彼女は意に介さない。
少年少女にとって、巨人は死と破壊と恐怖
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ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

4.0

これ、イーライ・ロス監督作品だったんだ。
冒頭のユニヴァーサルのロゴのイメージ通り、クラッシックな児童映画の体裁だから、監督の人選にビックリ。
まあスピルバーグは昔からホラー系の監督引っ張って来て、フ
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スモールフット(2018年製作の映画)

4.6

素晴らしい。
これはもっと力を入れて公開して欲しかった。
天空高くそびえる雪と氷の山にあるイエティの世界は、古からの「石の掟」で全てが決まる。
だが主人公のミーゴが、掟で存在しないことになっているスモ
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

4.3

カンジクラブ大活躍!
いや〜7年は長かったが、前作より面白いし、ちゃんと話しも繋がってる。
主人公はLAPDの刑事で、前半はLAが突然の襲撃を受け、捕まった宇宙船からの脱出劇。
後半は宇宙船が落ちたラ
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.2

不慮の事故で、幼い娘が脳死と宣告される。
しかし、心臓はまだ動いている娘の死を受け入れられない篠原涼子演じる母親は、テクノロジーの力を借りて娘を延命させようとする。
最初は呼吸、やがては四肢の筋肉。
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.7

雨音が心にしみる。
「毎日が良い日」ってプーさんも言っていたけど、本当はどういう意味なのか?
これは、黒木華演じる何となく生きている大学生が、樹木希林の茶道の先生と出会い、茶の湯の哲学を通してこの言葉
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

4.1

15歳の少女が、転校先で仲良くなった女子グループで失神ゲームをやったことがキッカケとなり、隠されていた本当の自分に覚醒してゆく。
少女の性の目覚めと体の変化を、ホラーチックなテイストで描くというアプロ
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.6

これは・・・何とも形容しがたい大怪作。
最後まで観ると、タイトルの意味が分かる。
ハリウッドへ出て来たものの、何者にもなることが出来ず、アパートも追い出されそうなアンドリュー・ガーフィールドが、失踪し
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2010年(1984年製作の映画)

4.1

Amazonプライム。
ヘレン・ミレンが若くて綺麗。
これピーター・ハイアムズがプロデューサー・脚色・監督兼務の全権体制なのね。
34年ぶりに観たけど、面白いじゃないか。
あの当時、既に評価が定まって
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

国立映画アーカイブ、70㎜アンレストア版。
いやー極上のフィルムを堪能した!
最近はフィルム上映を謳っていても、ピントがボケボケだったり、フレームが切れていたり、デジタル上映より劣化したケースが多いが
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教誨師(2018年製作の映画)

4.8

これは素晴らしい!
もっと盛り上がって良い作品だ。
拘置所の教誨師をしている大杉漣が、6人の確定死刑囚と会話する。
一言も言葉を発さない者、反社会的態度を崩さない者、饒舌に身の上を語る者、それぞれに個
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モンスターストライク THE MOVIE ソラノカナタ(2018年製作の映画)

2.9

前作「はじまりの場所へ」とは直接の関係なし。
ゲームもWebアニメ版も知らなくても大丈夫・・なのは良いのだが、無駄に複雑な設定、詰め込み過ぎのプロット、御都合主義の見本市みたいなクライマックスと、欠点
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.9

証拠を一切残さない連続殺人に手を焼いた警察が、協力を求めたのはレクター博士・・じゃなくて、心に傷を負ったアンソニー・ホプキンス演じる超能力者。
この人はサイコメトラーで、触れたものの過去・未来のビジョ
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

3.5

デギンズ・コーの名作青春映画のリメイク版。
舞台は90年代の台湾からゼロ年代の日本へ。
登場人物の細かな設定は変わっているのだけど、ストーリーとテリングは極めてオリジナルに忠実で、各シーン中で起こるこ
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九尾の狐と飛丸(殺生石)(1968年製作の映画)

4.2

都立多摩図書館上映会。
元大映の中島源太郎が設立した日本動画が、1968年に製作した唯一の長編。
ネガフィルムの所在が不明で、権利関係も不明瞭、現存する唯一のプリントが多摩図書館所蔵の16ミリという貴
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.5

カンニングの映画といえば、昔「ザ・カンニング[IQ=0]」というかなりおバカなフランスのコメディ映画があって、日本でもヒットして続編も作られた。
本作はあれのタイ版みたいのかと思ってたのだが、ユーモア
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かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.7

少女の頃事故で失明したブレイク・ライヴリーが、手術で片目の光を取り戻す。
ところが視覚という自由を得て、奔放に変わってゆく妻の姿に、最初は喜んでいたジェイソン・クラークの夫は戸惑いまくり。
やがて妻の
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散り椿(2018年製作の映画)

4.1

どこまでも真面目に作られた、本格娯楽時代劇。
上役の不正を内部告発して、自分が藩を追われちゃった岡田准一演じる剣の達人が、「自分の代わりに散り椿を見る」という亡き妻との約束を果たすため、八年ぶりに帰っ
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劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~(2018年製作の映画)

4.3

面白かった。
意外にも劇場用作品はこれが初めてなんだな。
妖の木になった実をを食べたニャンコ先生が、なぜか三匹の子猫に分裂。
貴志が何とか元に戻そうと奮闘し、そこから人々の記憶を触媒に、死んだ人間に姿
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運命は踊る(2017年製作の映画)

4.4

両親が、息子の戦死報告を受け取るところから始まる物語。
さすがサミュエル・マオズ、切り口がとても面白い。
戦死の話は直ぐに間違いだと分かるのだが、激昂した父は直ぐに息子を連れ戻せと軍人を怒鳴りつける。
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ネクスト ロボ(2018年製作の映画)

3.5

ネットフリックス。
予告は某ディズニー作品ぽいけど、コンセプトは全くの別物。
身の回りの凡ゆる物が、擬人化ならぬロボット化された世界。
ロボット嫌いの女の子メイが、研究所を逃げ出した戦闘ロボット772
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.5

この秋最高のデートムービー。
NYで経済学の教授をしている中国系米国人のレイチェルが、彼氏のニックの親友の結婚式出席のためにシンガポールの実家へ行ってみたら、世界有数の大金持ちだった!というシンデレラ
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

4.1

とある喫茶店のとある席で、有村架純が入れてくれるコーヒーを飲むと、望む過去へ戻れる。
しかしコーヒーが冷め切る前に戻って来なければいけなかったり、喫茶店から出てはいけなったり、ルールが多くて、これでド
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食べる女(2018年製作の映画)

4.3

恋とセックスと美味いご飯。
小泉今日子演じる文筆家・トン子が営むレトロな古書店を中心に、直接的あるいは間接的に関わりを持つことになる、小学生から五十路までの10人の女たちの日常を描く群像劇。
自作小説
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LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

3.6

36代アメリカ大統領リンドン・B・ジョンソンの半生を描く歴史映画。
20年間公民権法に反対し続けていた男は、なぜ亡きケネディの政策を継承し「グレート・ソサエティ」を実現したのか。
ジョンソンは、ケネ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

4.0

エンフィールド事件からのビギニングのビギニングで、物語は50年代のルーマニアの修道院へ。
悪魔のシスターの正体と、“ミラクルハンター”の神父さんと見習い尼僧が戦う。
設定がちょいマイケル・マンの「ザ・
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.7

高坂希太郎11年ぶりの監督作品、しかも脚本は吉田玲子。
これで期待しない訳がないのだけど、予想を超える素晴らしさ!
事故で両親を失った小学生おっこが祖母の経営する旅館で若おかみとなり、彼女にだけ見える
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パパはわるものチャンピオン(2018年製作の映画)

4.4

溢れんばかりのヒール愛!
パパカッコ良すぎだろ。
かつてはエースレスラーだったものの、怪我でヒールレスラー、その名もゴキブリマスクに転向した棚橋弘至と、憧れのパパが実は皆んなの嫌われ者、ゴキブリマスク
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.7

世の中の大抵の問題は、“リセット”と“ダクトテープ”でどうにかなる?
香港に聳える高さ1キロのハイテク超高層ビルが、オーナーの持つ“ある物”を狙う悪漢たちに襲われ大火災に。
要するに「タワーリング・
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リグレッション(2015年製作の映画)

3.6

エマ・ワトソン演じる娘が父親を性暴行で告発し、イーサン・ホークの刑事が捜査にあたる。
ところが父親は事件を起こした記憶が無いにも関わらず、なぜか罪を認め、事件は悪魔崇拝者の関与が疑われる。
タイトルは
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

4.5

これは力作。
SNS上のデマを切っ掛けに、松林うらら演じる平凡な女子高生・杉本瞳の人生が、徹底的に消費し尽くされる物語。
かなり自虐的なラストに至るまで、相当に心が痛く、なおかつ心底ムカつく映画である
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.3

文壇アクション映画。
こりゃ面白い。月川翔絶好調だな。
タイトルロールの響は15歳の高校1年生にして天才小説家、しかしやたらと喧嘩っ早い。
世間の常識にとらわれない彼女自身は、物語を通して全く変化しな
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