素晴らしい。
3.11から始まる、シニカルなヒューマンブラックコメディ。
震災直後の放射能パニック下で失踪した夫が、数年後に末期癌を患って突然帰ってくる。
主人公の筒井真理子は新興宗教にのめり込んでい>>続きを読む
面白い。
ルーヴル美術館に所蔵されているという、250年前に日本人絵師が描いた「世界で最も黒い絵」と、露伴が10代の頃の謎めいた記憶。
基本的には原作のプロットに忠実だが、謎解き要素を大幅に膨らませて>>続きを読む
面白かった。
ボクサーを引退したアドニスの前に、ずっと封印してた少年時代の傷が現れる。
このシリーズの面白さが、作品ごとに違う個性。
クーグラーらしい人間ドラマが光る一作目、脚本を担当したスタローン色>>続きを読む
5年ぶりの続編。
組織の秘密施設からもう一人の“魔女”が解き放たれ、それぞれに思惑を抱えた二組のグループが彼女を追う。
第三部へのブリッジの役割を差し引いても、過度に世界観を広げてプロットが複雑化して>>続きを読む
焼肉屋の次男の中村倫也が、突然土星人宣言する。
この手の日常系宇宙人の元祖は、やっぱメトロン星人なんだろうか。
大友克洋の漫画もあったな。
ともあれ、主人公は1ヶ月後に土星に帰るのだが、その時に家族を>>続きを読む
これは凄い。
ブラムハウス制作の異色ホラー。
幼稚園教諭の主人公は、街の女性たちと「アーリア人の団結をめざす娘たち」なる団体を立ち上げる。
序盤の30分は、教会で開かれる和気あいあいとした最初の会合。>>続きを読む
ジェームズ・グレイが、自らの少年時代の経験をもとに作った作品。
主人公は小学6年生のユダヤ人少年。
彼は新学期に学級の問題児の黒人少年と友達になり、調子に乗った結果あることをやらかし、厳格な私立校に転>>続きを読む
最終章の第一作は、残念ながらシリーズワースト。
ジャスティン・リンがキレて降りた時から、嫌な予感はしていたがやっちまった。
断っておくが、つまんなくはない。
元々B級テイストのシリーズが、超大作化する>>続きを読む
日本版。
予告編観た時は忠実なリメイクなのかと思ったが、然にあらず。
確かにディテールはなぞっている所も多いものの、大筋が全くの別物で藤井直人の作家映画になっている。
オリジナルはイ・ソンギュン演じる>>続きを読む
古代から選ばれし者たちによって守られてきた、神々の武器アストラ。
中でも世界を破滅させられる最強のアストラ、ブラフマーストラを巡って光と闇の戦士たちが戦う。
聖衣(クロス)をアストラに置き換えれば、ほ>>続きを読む
両思いなのに、ずっと側に居すぎて告白できなくなってしまった幼馴染の井上瑞稀と久間田琳加、色々めんどくさい関係の二人のラブコメ。
出会って20年目にもう一人の幼馴染の萩原利久が、突然彼女に告ったことから>>続きを読む
特殊能力を持つがため、一般社会で暮らせないミュータントたちのサーカス団が、超人部隊を作ろうとするナチスのサーカス団長と戦う。
「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」のG・マイネッティが、今回オマージュを捧げる>>続きを読む
リーアム・ニーソン演じるアルツハイマーに冒された殺し屋が、移民の少女たちを食い物にする金持ちたちを殺すために頑張る。
ベルギー映画の「ザ・ヒットマン」のハリウッドリメイクなんだが、今ひとつピリッとしな>>続きを読む
ブログ記事:
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-1612.html
二周目。
一周目の時には流してしまった点と点が繋がり、だいぶ作品解像度が上>>続きを読む
主役はロバ。
サーカスで動物の使役が禁止され、ロバのイーオーは競走馬の厩舎へと引き取られる。
しかし親切にしてくれたサーカスの女性が忘れられず、イーオーはやがて放浪の旅に。
着想のベースとなってるの、>>続きを読む
レア・セドゥ演じるシングルマザーのサンドラの、限りなく普通の日常。
娘を育てながら通訳の仕事をし、難病を患って壊れてゆく父のケアも。
そして、偶然再会した旧友のクレマンとの恋。
映画はどこにでもありそ>>続きを読む
宮沢賢治の生涯を、役所広司演じる父親の政次郎目線で描いた作品。
賢治は知ってても、質屋のお父さんの話って面白いの?と思ったが、成島出と坂口理子だから作りが非常に手堅い。
超過保護な子供時代から始まって>>続きを読む
アマプラ。
続編が公開されるので、一作目を。
ピエロの姿をした殺人鬼が、深夜に人を殺しまくるスラッシャーホラー。
序盤はまあまあ面白かったんだが、犠牲者たちがあまりにもバカばっかりなので、途中から怖さ>>続きを読む
沁みる映画だ。
1984年アルプス山脈の過疎の村で、都会から来た少年ピエトロと地元唯一の子供ブルーノが出会う。
彼らはそれから数十年に渡って、切っても切れない縁で結ばれた、ある種のソウルメイトとなる。>>続きを読む
端的に言って最高!
ジェームズ・ガンは外さないとは思っていたが、アベンジャーズ系からのゲストも無しの、見事な「GotG」三部作の大団円。
話的にはロケットが主役で、悲しい過去を持つ彼が、真の自由を獲得>>続きを読む
実写版。
天涯孤独な星矢が、ショーン・ビーンにいきなり「お前は聖闘士だから女神アテナを守れ」って言われて修行する。
まあまあ面白かった。
元々1ページにバーンと一枚絵があって、全然話が進まない車田正美>>続きを読む
ああ、これ大好き。
ここ10年ばかりの阪本順治作品で一番かも。
幕末の安政年間、若者たちの物語はミニマルなんだけど、スクリーンの向こうに「世界」を感じさせるスケール感。
基本モノクロスタンダード、全九>>続きを読む
劇場版。
この激戦GWにあって、「マリオ」「コナン」に引けを取らない動員を見せていると聞いて、ちょっと驚きだったのだが、なるほどこれはよく出来ている。とても面白いよ。
横浜ランドマークタワーが放火され>>続きを読む
1999年の大晦日、エリツィンの辞任と共にプーチンが大統領代行に指名され、彼の広報ドキュメンタリー映画の監督となったのがビタリー・マンスキー。
プーチンは何も公約を掲げないまま、3ヶ月後に大統領となる>>続きを読む
ベネチアに遊びに来たスペイン人の若者たちが、観光客はペスト菌と同じだと忌み嫌う仮面の秘密結社に襲われる。
スペイン映画なんだけど、冒頭からイタリア製ジャッロ映画、それも7、80年代頃のアルジェントやフ>>続きを読む
お客さんが観たかったマリオ。
最初は原語版にしたかったので通常スクリーンだったが、これは絶対4DX3D案件だ。
まさに映画館でマリオたちと冒険へ出て、スーパーマリオにドンキーコング、マリオカートと任天>>続きを読む
ポルノ界の自称スター男優が、落ちぶれてホームレスになり、テキサスに住む別居中の妻の元に転がり込む。
ショーン・ベイカーの映画の主人公は、いつも人生どん詰まりにいて、必死に抗っている。
本作の主人公も金>>続きを読む
潔いくらい途中で終わってる。
まさに「前編」だ。
とりあえず、前作で成功したかに見えた武道の日向救出作戦は、失敗していたことが分かり、再び過去の世界へ。
なぜいくらやっても東卍は極悪組織になってしまう>>続きを読む
とある架空の村を舞台とした寓話劇。
かつてゴミ処理場建設を巡り住民たちが対立し、殺人事件まで起こった村で、犯人の息子として生きる横浜流星の物語。
彼は父が命がけで反対した施設で働いている。
人々に後ろ>>続きを読む
不思議な手触りの作品。
霊能力のある坂口健太郎が、田舎町で恋人の市川実日子の家に居候・・・ちゅうかヒモ状態で同居している。
彼は彼女の娘の世話をし、食事の用意をし、たまに霊視の依頼を受け、ゆったりとし>>続きを読む
うう、メルヘンなタイトルに騙された。
こんなしんどい内容だったとは。
京都の大学に進学した恋愛感情が分からない細田佳央太が、同期の駒井蓮と友だちになり、ぬいぐるみとしゃべるサークルに入会する。
二人は>>続きを読む
カーペンターによる第一作から直接続く、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督の続編三部作完結編。
2018年の第一部は「事件」が描かれ、21年の第二部は街の人々の集団心理によって、ただの人間だったマイケル>>続きを読む
イランの聖地マシュハドで、2000年〜2001年に娼婦ばかり16人が殺された連続殺人事件をベースに、イラン出身のアリ・アッバシ監督が描いたクライムスリラー。
犯人探しのミステリではない。
アヴァンタイ>>続きを読む
立川譲絶好調だな。
静野孔文時代の「純黒の悪夢」以来の快作だ。
あるテクノロジーによって、灰原とコナンの正体が黒ずくめの組織にバレそうになり、大ピンチに。
主に二人の間の人間ドラマが主となり、破壊スペ>>続きを読む
面白い!
全編PCやスマホの画面で展開する、人探しスリラーの第二作。
一作目は娘を探す父親の話だったけど、今回は逆。
恋人と海外旅行に出かけた母親が帰国せず、残された娘が行方を探す。
ほとんどの個人情>>続きを読む
事故で盲目となった主人公が、娼婦ばかりを狙うシリアルキラーに狙われる。
10年ぶりのアルジェントなんだけど、80代になってもこの人の作風は全く変わらない、と言うか進化が無い。
アルジェントの興味の対象>>続きを読む