ノラネコの呑んで観るシネマさんの映画レビュー・感想・評価

ノラネコの呑んで観るシネマ

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映画ブログ「ノラネコの呑んで観るシネマ」出張所。
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映画(1547)
ドラマ(0)

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.9

もし現在日本が武力攻撃を受けたら、その時現場では、官邸では何が起こるのか。
共同脚本の伊藤和典が、平成ガメラでやったシミュレーションの軍事版だ。
軸となるのは、西島秀俊と佐々木蔵之介の空母いぶきの対照
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プロメア(2019年製作の映画)

4.5

“機械仕掛けの神”www 最高かよ。
炎を操るミュータント、バーニッシュが出現し、世界の半分が焼失した世界。
熱血火消し男の主人公と、弾圧され生き残ったバーニッシュのテロリストが、人類の未来を変える陰
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

4.4

これは良かった。
由緒正しいザ・ニッポンの時代劇。
原作未読で、予告編の印象からコメディタッチかと思ってたから、初っ端からの超ハードな展開にびっくり。
婚約者の兄を斬るシーンは予告編でもあったけど、松
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

4.1

癌に侵され、組織から追われる殺し屋と、彼が救った薄幸の娼婦の逃避行。
類似作品が100本はありそうな定番の設定だが、この男前なハードボイルドがメラニー・ロラン監督作品なのが意外。
まあ前作の「欲望に溺
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マルリナの明日/殺人者マルリナ(2017年製作の映画)

3.7

未亡人マルリナが一人暮らす荒野の農場が、強盗団に襲われるも、見事に返り討ちに。
マルリナはボスの生首抱えて、夫と連絡が取れない臨月の妊婦と共に、警察署を目指す。
インドネシア産の西部劇バリエーション。
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リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

4.2

韓国リメイク版。
都会からのUターン女子、いち子改めへウォンをキム・テリが演じる。
フリーダム過ぎる母との関係を引きずりながら、田舎暮らしする基本の物語はほぼ同じ。
しかし一つの季節を1時間、4時間か
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レプリカズ(2018年製作の映画)

3.8

マッドサイエンティストのキアヌが、家族全員を事故で亡くし、人体クローンと記憶コピーの合わせ技で蘇らせようとする。
設定からは悲劇しか思い浮かばないけど、70年代風のB級テイストが楽しい、明るいエンタメ
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

4.5

面白い!面白い!
いやーすっかり騙された。
もう何を言ってもネタバレになるから、ひとつだけ。
このシリーズって、物語のどこからダー子たちの仕掛けが始まってるのかが、作り手と観客とのコンゲーム。
その意
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.1

こりゃヘンな映画だw
息子を殺された模範市民の父親が、殺した麻薬組織に復讐開始。
しかし組織は敵対する別の組織が縄張りを奪いに来たと勘違いし、なぜかギャング同士の抗争が始まってしまう。
オリジナのノ
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.5

なるほど「事実に基づく物語」ではなく、「事実の物語」か。
アメリカの図書館から、四人の大学生が1200万ドルもする希少本を強奪しようとした実話。
面白いのは俳優が演じるドラマと、本人たちが顛末を語るド
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轢き逃げ -最高の最悪な日-(2019年製作の映画)

4.3

なるほど、こう来たか。
水谷豊の監督二作目にして、オリジナル脚本も自分で書いてる作家映画。
轢き逃げ死亡事故から始まり、犯人と被害者遺族のそれぞれの喪失と再生のドラマが展開する・・・と思いきや、映画は
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初恋~お父さん、チビがいなくなりました(2018年製作の映画)

4.1

子供たちが全員巣立ち、二人きりとなった熟年夫婦の物語。
飼い猫のチビの失踪をきっかけに、孤独感を募らせる妻が離婚を切り出す。
お話そのものはありがちなものだが、倍賞千恵子と藤竜也がそれぞれに丁寧に役を
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.4

北アイルランド過激派の爆弾事件に巻き込まれ、愛娘を亡くしたジャッキー父さんの復讐劇。
彼は独自に調査し、ピアーズ・ブロスナン演じる元過激派の政治家にたどり着く。
これ作劇がとても文学的かつユニークで、
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.8

子供を殺した母親のオバケが、350年後に身代わりの子供を求めて襲ってくる。
「死霊館」シリーズのスピンオフだが、物語的関連性は皆無。
これ単体で楽しめる。
メキシコのフォークロアに出てくるオバケの設定
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.6

素晴らしいドキュメンタリー。
「ビリーブ 未来への大逆転」の主人公としても記憶に新しい、アメリカ最高裁の最年長判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグの足跡を追う。
あの映画の「その後」が中心となっている
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.2

こりゃ珍品だ。
ノルマンディー上陸作戦直前、ドイツ軍電波塔の破壊を命じられた空挺部隊の話。
実は電波塔地下には秘密の研究所があって、村人を実験台にして何かを作ってる。
なんとなく「ザ・キープ」的なもの
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.3

期待以上に、ちゃんとしたポケモン映画していて面白いよ。
ジャスティス・スミスのこじらせ主人公が、なぜか喋るピカチュウとコンビを組んで父の死の真相を探る。
すると人間とポケモンが共生する理想都市、ライム
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カンパイ!日本酒に恋した女たち(2019年製作の映画)

4.5

酒好きにはたまらない、素晴らしいドキュメンタリー。
かつては、女性が酒蔵に入ることすら禁じられていた日本酒の世界。
しかし今は、女性の力無くしては未来はない。
映画は、それぞれの立場で日本酒の可能性を
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.5

令和の一本目。
1970年代、人民解放軍の芸能部隊、文工団に集った若者たちの群像劇。
文革と毛沢東の時代を脱し、やがて改革開放へと向かう激動期。
軍隊と言っても、文革で長く大学が閉鎖されていた時代にあ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.5

かなりえぐられた。
都合のいい女・岸井ゆきのと、都合よく彼女を使う男・成田凌。
さらに二人の関係を男女逆転させた様な深川麻衣と若葉竜也。
これ、付き合い始めて間もないカップルが観て、どんな会話するのか
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.3

誕生日の前日、突然現れた怪しい男から「貴女は私たちの世界の救世主”緑の風の女神”だ」と言われて、異世界への冒険に旅立つ少女あかねの物語。
ちょいスチームパンク風味も入った世界観はかなり魅力的で、それだ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

これほど「集大成」とか「大団円」という言葉が相応しい作品を初めて観た。
ここには物語が描き得る、人間の感情が全てある。
3時間があっという間に終わる、至高にして究極の娯楽映画。
長年演じ続けた役者さん
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イメージの本(2018年製作の映画)

2.0

古今東西の映像をコラージュして作ったゴダールの独り言で、音楽の対位法を映画に置き換えた作品。
あるいは「ゴダールの映画史」のセルフ再解釈。
観客そっちのけで3Dというオモチャを遊び倒し、ウンコで平等を
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.6

素晴らしい。
TV版の一年後を描く続編で、山田尚子が手がけた傑作スピンオフ「リズと青い鳥」と時系列を共有する。
あの映画で三年生になったみぞれと希美が葛藤している時に、本来の主人公である二年生の久美子
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.4

これは楽しい。
最後の魔法使いから、勇者さまの力を受け継いだ中学生が、調子に乗って仲間とYouTuberに。
ところが彼を狙うスーパーヴィランがいて・・・という話。
呪文を唱えて変身すると、肉体はスー
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.4

異色の暗喩的心理SF。
太陽系を遥かに離れた深宇宙。
ロバート・パティンソン演じる主人公と、まだ赤ん坊の娘を乗せた宇宙船「7」がブラックホールへ向かって進んでいる。
3年前の出発時、船には9人のクルー
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

4.3

バプテスト派の牧師の息子として育った主人公が、両親にゲイであることを告白。
怪しげな“治療”を施す矯正施設に入所する。
ガラルド・コンリーが著した実体験の映画化。
アメリカに限らず、未だに同性愛が病気
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キングダム(2019年製作の映画)

4.4

面白かった!
原作未読なのだが、映画は現時点で50巻を超える遠大な物語の、わずか5巻分だという。
だからだろう、漫画原作にありがちな無理なダイジェスト感があまりない。
お家騒動で王宮を追われた若き王を
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

4.3

ラブストーリー!主役はみさえ!
豪州の孤島に、子連れ新婚旅行に行った野原家。
ところが島の先住民の王女の花婿に、なぜかひろしが選ばれて拉致されちゃう。
「インディ・ジョーンズ」+「キングコング」のプロ
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

4.1

二作連続の監督交代の影響も最小限に抑えて、安定の面白さ。
しかしこのシリーズ、どんどんやることが派手になってないか。
まさかシンガポールまで出張って、アレを破壊するとは思わなかったよw
政府からクレ
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うちの執事が言うことには(2019年製作の映画)

3.8

ある日突然、名家の当主を継ぐことになった主人公と、彼の忠実な執事のお話。
ジャニーズはグループが沢山ありすぎて、King&Princeの二人は全然知らなかったが、映画は面白かった。
もっとミステリー色
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.5

リメイク版も観てないので、新鮮にイヤーな気分を味わえた。
若いオランダ人夫婦の妻が、バカンス中のフランスで忽然と消える。
夫は諦めきれず、何年も探し続けるのだが、ある時から犯人を名乗る人物の手紙が届き
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ハロウィン(2018年製作の映画)

4.3

リメイクではなく、ジョン・カーペンターの第一作からそのまま繋がる続編。
前作のラストでルーミス医師が見たときには消えてたマイケルは、いつのまにか捕まっていたらしく、精神病院に40年監禁されているのだが
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

クーデターで拘束されたロシア大統領を救い、第三次世界大戦を阻止するため、米軍原潜がロシア軍港に潜入。
ムッチャ無理のある設定を、ジェラルド・バトラーの顔の迫力で強引に突破。
だが「潜水艦映画にハズレな
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.3

米国の人里離れた古びた家に、マローボーン家の四人の子供たちが暮らしている。
英国から来た彼らは、「父」のことを酷く恐れていて、見つからない様に隠れているのだが、この家にも「何か」が巣食っている。
典型
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.6

恐ろしく地味だが、おそらくポール・シュレイダーの現時点での集大成。
戦争で息子を亡くし、妻にも去られ、古びた教会に一人暮らす牧師が、絶望を抱えた青年と出会う。
環境活動家の彼は、妻が妊娠したことに戸惑
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