ノラネコの呑んで観るシネマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ノラネコの呑んで観るシネマ

ノラネコの呑んで観るシネマ

悪魔がはらわたでいけにえで私(2023年製作の映画)

3.4

変な映画w
悪魔が人間に憑依して怪物化してしまう、ものすごくチープなチェンソーマンみたいな世界観で展開する不条理劇。
主人公も途中で入れ替わって、最終的にはチェンソーガールになるんだけど、話はほぼ無
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

予知能力が覚醒したダコタ・ジョンソンが、スパイディもどきの謎の男から、三人の少女を守って戦う。
なるほどこれは余命宣告されたスクルージが、改心するんではなくて、クリスマスの精霊をぶっ殺そうとする話なの
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.8

むっちゃ面白い。
フレンチアルプスの山荘で、教師の男が転落死し、小説家の妻が殺人容疑で起訴される。
物的証拠無し、目撃者も無し。
これは殺人なのか、自殺なのか、はたまた事故なのか。
検察と弁護双方が状
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

22年前に主演俳優に失踪された元映画監督の物語。
エリセ31年ぶりの新作ということで、少し期待しすぎたか。
基本、作者が自己投影した主人公による自分語り。
素晴らしい部分もあるのだが、ストーリーテリン
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.3

面白かった。
全国大会のひとつの試合を一本の映画で描き、途中途中に過去を差し挟むのは、大ヒットしたスラダンと同じ方法論。
ただし、本作の面白さは映画というよりスポーツの試合の観戦に近く、ドラマ映画とし
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身代わり忠臣蔵(2024年製作の映画)

4.3

ムロツヨシの吉良上野介が、浅野に斬られた傷が悪化して死んじゃう。
このままだとお家が取り潰しになるので、坊主になってるそっくりな弟が身代わに上野介になり代る。
最近はあまり作られてないが、時代劇の大定
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.4

大珍品ブラックコメディ。
不安神経症のホアキン・フェニックスは、暴力渦巻く都会で孤独に暮らしている。
ある日、大富豪の母親が怪死したと連絡を受け、彼は実家を目指す旅に出るのだが、それは妄想と現実が境界
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ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

4.0

これは評価が割れそうだ。
ジョシュ・ハッチャーソン演じる主人公が、夜警の仕事に就く。
そこは80年代に人気を博した、アニマトロニクスの巨大動物人形が売り物の巨大なピザ屋、フレディーズの廃墟。
ところが
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レディ加賀(2023年製作の映画)

4.0

東京で挫折したタップダンサーの小芝風花が、故郷の加賀温泉で若女将修行をはじめるのだが、ひょんなことから若女将たちのタップダンスグループ“レディ加賀”を作り、町おこしすることになる。
ちょいダメ人間だけ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.3

17世紀の李氏朝鮮時代。
宮廷に勤める盲目の鍼医者が、世子暗殺事件の“目撃者”となった事で、親明派と親清派の権力闘争に巻き込まれる。
この人、明るい所だと全く見えないが、暗い所だと多少見える特異体質な
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.5

ミュージカル版。
20世紀前半のアメリカ南部に生きた、黒人女性セリーの一代記。
基本的にはスピルバーグ版と同じく、ミソジニーとレイシズムが蔓延する世界で、徹底的に搾取されて来た主人公が、周りの女性たち
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

生理前になると感情が暴走するPMS(月経前症候群)の上白石萌音と、パニック障害を抱えた松村北斗の物語。
自分の心なのに、自分ではコントロール出来ない症状をお互いに、そして周りの人々も支える。
リアリテ
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DIVE ダイブ 海底28メートルの絶望(2023年製作の映画)

3.9

未体験ゾーン。
人里離れた田舎のダイビングスポットにやって来た訳アリ姉妹が、潜水中に崖崩れに巻き込まれ、姉が海底で岩に挟まれてしまう。
エアのタイムリミットが迫る中、ちょい慌てん坊の妹が絶望的な状況を
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罪と悪(2024年製作の映画)

4.0

ある事件で人を殺めてしまった三人の中学生。
22年後、一人で罪を被った高良健吾は街の不良を束ねる実業家に、大東駿介は東京帰りの刑事に、石田卓也は地元で農家となりお互いに疎遠。
だが、同じ街で再び殺人事
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

4.5

ヘッジファンドVS個人投資家。
いつも変な猫のTシャツを着てるポール・ダノが、ゲームソフト販売の路面チェーン店”ゲームストップ”の株価が不当に低いとSNSで訴え、数百万人の個人投資家たちが呼応。
低空
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

4.4

安定の面白さ。
神回だった「刀鍛冶の里編」のクライマックスから、原作に無い短いエピソードを挟んで「柱稽古編」へ。
画的なクオリティは相変わらず素晴らしく、アニメーションならではの味を加えての原作再現度
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スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック(2020年製作の映画)

2.8

未体験ゾーン。
“ガンカタ”のカート・ウィマー監督による、キングの「チルドレン・オブ・ザ・コーン」の三度目のリメイク。
原作とも過去の映画ともだいぶ違うのだが、あんまり脚色が上手くいって無い。
大枠は
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ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

4.1

チョン・ウソンの監督デビュー作。
刑務所を出たヤクザ者が、10年ぶりに昔の恋人に会いに行ったら、自分に娘がいたことを知る。
反省して堅気になろうとするが、組織に恋人を殺され娘を誘拐され、キレる。
話的
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サウンド・オブ・サイレンス(2023年製作の映画)

3.3

スランプ気味の歌手の主人公が、帰省先のイタリアの実家で、音が鳴ってる時だけ実体化する幽霊の家族に襲われる。
以前暗闇の中だけで現れるオバケを描いた「ライト/オフ」と言う作品があったが、これはその音版で
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プッシーケーキ(2021年製作の映画)

3.8

未体験ゾーン。
アルゼンチン産のスラッシャーホラー。
タイトルはガールズバンドの名前で、彼女らが次のライブ予定地に来て見ると、なぜか街には人気が無く、人間の脳を乗っ取る怪物が跋扈する異界になっている。
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犬人間(2022年製作の映画)

3.6

未体験ゾーン。
ノルウェー産の異色のスリラー。
女子大学生の主人公が、マッチングアプリでイケメンで優しくて大金持ちと言う”完璧な恋人”に出会ったんだが、彼の家に行ってみると何故か犬の着ぐるみ着た人間を
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

80年代のアイルランドの田舎。
貧しい大家族に育ち、ネグレクト気味の9歳の少女コットは、家にも学校にも居場所が無いと感じている。
彼女は母親が出産する夏の間、親戚の夫婦に預けられることになる。
ドラマ
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サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.0

過去に事件を起こし、声を失った音大清掃員の山田涼介が、事故で視力を失った金持ち音大生の浜辺美波と出会う。
彼女から同じピアノ科の音大生と勘違いされ、演奏を求められた山田涼介は、ピアノ科の野村周平に助け
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.2

ジェシー・アイゼンバーグ監督作。
DVから逃げたい女性のためのシェルターを経営する母ジュリアン・ムーアと、自作曲の弾き語り配信で投げ銭を稼ぐ高校生の息子の物語。
二人とも自分の世界があり自己愛が強いた
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.1

田舎の村にある祖父母の家を訪ねた看護学生の古川琴音が、その家に隠された恐ろしい秘密を知ってしまう。
この世界の“幸せ”の総量は決まっていて、誰かの幸せは誰かの不幸の上に成り立っていると言う、ゼロサムゲ
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VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

4.1

生態系が崩壊し、地表が意思を持った捕食する植物の森に覆われた近未来。
森に住む人々は、富裕層の都市シタデルの供給する、自己複製能力の無い一代種子に頼って細々と生きている。
寝たきりの父と暮らす聡明な少
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

これは凄い。
ヨルゴス・ランティモスが「フランケンシュタイン」「フランケンシュタインの花嫁」を換骨奪胎して作った異色の寓話。
外科医の父から実験材料扱いされ、怪物の様な風貌になってしまったマッドサイエ
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.6

疑っててごめんなさい。
むっちゃ面白かった。
ハイローシリーズの久保茂昭だから、アクションがいいのは分かってだけど、この取捨選択が巧みで緩急自在の脚本は誰?と思ったらなるほど黒岩勉か。
そら漫画脚色の
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

野木亜紀子+山下敦弘。
綾野剛演じるカラオケの下手なヤクザが、合唱部部長の中学生に弟子入りする。
しかし部長は部長で変声期でソプラノの高音が出なくなり、部内でも後輩との関係が険悪に。
なんとも不思議な
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.6

Netflix。
1972年に、ウルグアイのラグビーチームを載せたウルグアイ空軍571便がアンデス山脈に墜落し、72日間のサバイバルの末に、16人が生還した事件をJ・A・バヨナが描く。
過去にフランク
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BLOODY ESCAPE -地獄の逃走劇-(2024年製作の映画)

4.0

谷口悟朗のオリジナル作品。
人為的に進化させた、獣人やヴァンパイアが存在する世界線。
東京はそれぞれの属性ごとに、壁で囲まれた円形の“クラスタ”に分かれて、相互の行き来は禁じられている・・・という世界
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.8

これは凄い。
世界一巨大な刑務所、北朝鮮からの脱北を目指す人々のドキュメンタリー。
登場人物は千人以上の脱北を支援して来た”地下鉄道“の牧師と、中国国境からの脱出を目指す五人家族に、北朝鮮に残して来た
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

人里離れた海辺の貸別荘に、オーディションという名目で七人の劇団員が集められる。
彼らに課されたのは、雪の山荘を舞台としたミステリ劇の真相解明。
だが到着した日の夜から、一人また一人と劇団員が消えてゆく
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.4

Netflix。
ケヴィン・ハート率いる怪盗団が、上空1万2千メートルの旅客機から、テロ資金の5億ドルの金塊を盗み出す。
監督もF・ゲイリー・グレイだし、カーアクションの無い「ワイスピ」という感じ。
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.4

封印された古の王国の武器を手に入れたブラックマンタが、アクアマンに復讐する。
これが最後のDCEUだが、さすがジェームズ・ワンは外さない。
ヒーローズジャーニーの話型を忠実にトレースしていた前作ほどの
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.6

19世紀末、美食家のドダンと優れた料理人で、彼の公私に渡るパートナーのウージェニーの物語。
飯テロ映画である。
冒頭30分に渡る調理と晩餐会のシークエンスで、いきなりお腹が鳴る。
そしてユーラシア皇太
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