ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

趣里のメンヘラ演技、菅田将暉のメンヘラの娘と一緒にいる中で情緒が不安定になる感じ、どちらも演技が上手いと思う。うつ病の人の生き辛さも本当に可哀想だと同情しつつも、やはり観ていてしんどい映画だったし、ど>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

カーチェイス、崖からのダイブ、列車の屋根でのバトル、列車が一両一両ずつ落ちていくシーンなどアクションは迫力があって素晴らしく、映画館で観て良かったと思う。早く続編が見たい。

〈あらすじ〉
IMFに所
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レッドスパローは「赤(ロシア)のスパイ」の意味。非人道的なロシアのスパイをジェニファーローレンスが笑顔少なく演じ切る力作。スパイ映画らしく騙しているのか、裏切っているのか分からないまま二転三転するスト>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

序盤の予備校での理系オタクっぽい成田凌と清原果那の掛け合いが絶妙で素晴らしい。小泉孝太郎のインチキ詐欺師っぽい役柄もピッタリ嵌っていた。最初はからかい半分だった女生徒がいつしかコミュケーションは変だが>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

陰キャの6人がワチャワチャしてるなと思ったら、実は1人(主人公)が死んでたという話。正直、何を見せたくて、何を伝えたかったのか分からず。男子6人のワチャワチャもくどくて長い。共感ポイントがなかったかな>>続きを読む

王宮の夜鬼(2018年製作の映画)

3.1

韓国の時代劇ゾンビ。主役だから仕方ないが、ヒョンビンが美味しい所を独り占めしてる感あり。パニック映画としてはそれなりに面白いが、ヒョンビンファン以外にはちとストーリーに深みがないように思えてしまうのが>>続きを読む

ダブル・ミッション(2010年製作の映画)

3.1

ジャッキー・チェンのハリウッド進出30周年記念作。ジャッキーのアクションと笑いのセンスが満載。ダブルミッションもスパイと子守という組合せ。もう何度も見たジャッキーのノリだが、微笑ましく楽しめた。

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60セカンズ(2000年製作の映画)

3.1

1974年「バニシングIN60」のリメイク。弟がドジをして命が危ないので、車泥棒からは足を洗った兄のニコラスケイジが一肌脱いで、一晩で車50台を盗むお話。全てが予想通りの展開だが、カーチェイスなどはな>>続きを読む

解夏(2003年製作の映画)

3.2

解夏とは、仏教の僧が夏に行う安居という修行が終わる時のこと。ベーチェット病という病気も初めて知る。徐々に目が見えなくなる恐怖や辛さは相当なものだろうと思うが、映画としては見える展開ばかりで捻りがない。>>続きを読む

眉山 -びざん-(2007年製作の映画)

3.4

仕事で徳島に行っていたこともあり、眉山や阿波踊りのリズムが懐かしい。ストーリーとしては平凡かもしれないが、若き日の母と父の思いや立場など(不倫だと言ってしまえばそれまでだが、人間はいろいろあるからね〜>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

井上靖の自伝的小説の映画化。そして、死にかけの父親役を演じた三國蓮太郎の遺作。自分は母親に見捨てられたと思い込んでる小説家の息子。母はいろんな事情で預けていただけで、息子のことを深く心配していた。その>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

警官なのに、横領はするわ、轢き逃げはするわ、轢き逃げで殺した奴を母親の棺桶に突っ込んで隠すわとめちゃめちゃ。そして、轢き逃げした奴を渡せと脅迫するのも警官。韓国の警察はこんなに酷いのかと思わされるレベ>>続きを読む

洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

売春防止法が施行される前年に公開された作品。赤線地帯の境にあるお店を基点に、訳ありの男と女の人情の機微を描く。自分以外の他の男の所に懇ろになった女を許す男。長く自分と子供達を放ったらかしにしていた旦那>>続きを読む

カーズ(2006年製作の映画)

3.6

車が主人公。さすがピクサー、絵が美しい。途中からドンドン車が人間のように見えてくる。生意気な主人公が田舎町での車たちとの交流で優しさや思いやりの気持ちを培っていく。最後は優勝を捨てて仲間を助け、恋人も>>続きを読む

紅海リゾート -奇跡の救出計画-(2019年製作の映画)

3.4

スーダン難民キャンプからユダヤ人をイスラエルに秘密裏に逃したモーセ作戦とヨシュア作戦の実話がベース(モーセ作戦はスーダンの難民キャンプから1984〜85年までに約8000人を救出)で、ストーリーは分か>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.0

ヘッドフォンの男の子とマスクの女の子。他人との間に壁を持つ2人が心を通わせていく話。ただ、最後の告白も無理やり感が強すぎて、個人的には内容は微妙だったかなという感想。

〈あらすじ〉
ある夏の地方都市
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檻の中(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

夜道をフラフラ歩いていた少女を自宅で預かる夫婦。その少女はなぜか白いチョークで書いた線から出ようとしない。その少女の母親は12才で失踪していて、犯人は隣に住む男。母娘は隣の家の地下室に監禁されていて、>>続きを読む

薄氷(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生真面目な警官が初めての囚人護送に臨む。その途中で何者かに襲われ、仲間の警官が死に、自分も足を撃たれる。襲撃犯(元警官)の目的は自分の娘を強姦した上に車で引き摺って殺し、どこに隠したかも言わない真犯人>>続きを読む

神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

何が真実かが、よく分からないままラスト数秒のどんでん返しに突入。「今度は何をやらかした?」という言葉に対する主人公の何とも言えない困惑したような表情もさらに疑惑を深める。結局は彼女の妄想のなせる技だっ>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.3

有名な「君の瞳に乾杯」が何度も出る。同じ女を愛した男2人。男は2人とも相手と女を出国させようとする。愛と漢気の物語。あと、この映画は1942年公開だが、当時のナチスの侵攻の激しさが伺える。第二次世界大>>続きを読む

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.5

1964年に実際に起こった事件を元にしており、アメリカの人種差別の闇を思い知らされる。保安官が殺人事件の首謀者であり、黒人は恐怖で口を噤む。少しでも証言に加担すると暴力と殺人の圧力が掛かる。肌の色が違>>続きを読む

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いつ、どこに行くか分からないが、タイムスリップしてしまう特異体質の男。その男に恋をして、妻になる女。大切な時にいなくなるし、勝手にパイプカットするわと困った男なのに、健気に愛し続ける。だが、娘が5才の>>続きを読む

仇討(1964年製作の映画)

3.7

些細な口論から決闘になり、家柄の高い相手を斬る。腕の立つ弟も斬る。いよいよ幼馴染の三男との仇討に。本人は憤懣やる方ない思いはあったが、家名のため三男に斬られる覚悟をして、その日を迎える。藩は下級侍に家>>続きを読む

キングコング(1976年製作の映画)

3.0

子供の時に映画館で観た。その時はコングが怖くて可哀想という印象だった。久しぶりに観るとCGがない時代なので、合成感が丸出し。さらに、コングのヒロインへの視線や指づかいがエロい(笑)ヒロインがジェシカラ>>続きを読む

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ろくでなしの流れ者のジャックニコルソンとすれっからしの人妻のジェシカラングの2人が本当にハマっていた。自分を裏切る中年オヤジのニコルソンに色っぽいジェシカラングが、なぜそこまで執着するのかが理解しにく>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

足を怪我して動けなくなったカメラマン。暇を持て余して対面のアパートを覗く。あんなにはっきり見えるなら、こっちも丸見えだろうなと思うが(笑)ある部屋の男が妻を殺したのでは?と推測するが、確たる証拠はない>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

関係が冷え切った奥さんが浮気。その奥さんを殺し屋を雇って殺そうとするが、反対に殺し屋が死んでしまう。結局、正当防衛なのに奥さんは死刑に。最後は警部の罠で犯人しか分からない鍵のトリックに引っ掛かり、お縄>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

3.2

会社の重役連中が愛人とのラブホ代わりに平社員の部屋を使いまくる。今だったらパワハラで訴えられる。嫌な犠牲を払って、男は出世するが、部長の愛人は自分が惚れた女の子。その女の子が自殺未遂までしても部長は悪>>続きを読む

(1963年製作の映画)

3.2

動物が襲ってくる系の代表作。60年前の映画なので、CGや合成は古臭さはあるが、烏の嘴で突かれたら痛そうという不快さは何とも言えない。前半の昼メロと後半のパニックの接続が悪い気がするが、何も解決しないま>>続きを読む

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

過去に殺人事件があった屋敷。その中のある部屋は願ったものを口に出すと現れる。物だけで飽き足らず、赤ちゃんも作り出す。その赤ちゃんが急成長し、やがて自分たちに牙を剥く。なぜ、その部屋では望んだものが手に>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.4

元祖煽り運転映画。最初、トロトロ走ってるタンクローリーを追い越す。そこから、ひたすら追いかけてくる。煽り運転をされるおじさんの気分を追体験できる1時間半。ストーリーは至ってシンプルだが、トラブルが続き>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.2

ある出来事を何人もの視点から描く。人の良い宮田武の周りで、大金を手に入れようと右往左往する連中。でも、決して宮田武には危害が及ばない。裏では事件が起こってるのに本人は至って呑気な雰囲気がほのぼのした笑>>続きを読む

dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

3.4

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dot the i とは「細かいトコに気を使う」という英語の慣用句。婚約前の女性が、別の男性と情熱的な恋に落ちる。三角関係の行方は…と思っていたら、女性だけがそれを知らない最低な恋愛リアリティ映画だっ>>続きを読む

秘密(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

広末涼子が透き通ってるし、良い感じで一人二役を自然に演じてて凄い。途中まではこそばい感じだったが、奥さんがもう最後と言った岬のシーンは切なかった。なのに、ラストのどんでん返しは「えーっ」となった。やっ>>続きを読む

イヴの総て(1950年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うぶなファンを装ってベテラン大女優に近づき、その周囲の男どもを手玉に取り、売れっ子女優にのし上がる。最初とは豹変する言動。でも、授賞式では蹴落とした連中に最大限の賛辞を送る。心もないのに。さらにラスト>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリストファープラマーが90才のボケ老人役を演じる。本当に名優、記憶があやふやになるシーンで何度もハラハラさせられた。アウシュビッツで家族を惨殺されたユダヤ人の老人2人。マックスは車椅子で動けないため>>続きを読む