ともぞう

裏窓のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

裏窓(1954年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

足を怪我して動けなくなったカメラマン。暇を持て余して対面のアパートを覗く。あんなにはっきり見えるなら、こっちも丸見えだろうなと思うが(笑)ある部屋の男が妻を殺したのでは?と推測するが、確たる証拠はない。終盤はグレースケリーが男の部屋に忍び込んだり、男がジェームズスチュアートの部屋に来たりとドキドキする。そして、結局は男が犯人でしたというオチ。終盤の盛り上がりは良かったが、そもそも覗きというテーマに全く共感できず、傑作とは思えなかったかな。

〈あらすじ〉
ニューヨークのダウン・タウン、グリニッチ・ヴィレッジのあるアパートの一室、雑誌社のカメラマンのジェフリーズ(ジェームズ・ステュワート)は足をくじいて椅子にかけたまま療養中なので、つれづれなるままに窓から中庭の向こうのアパートの様子を望遠鏡で眺めて退屈をしのいでいた。胸が自慢の女がブラジャーをなくした。男が欲しくてたまらぬ女が男を連れこんだがどう切り出していいか分からない。新婚の男女の濃厚なラブ・シーン。ピアノに向かって苦吟している作曲家。犬を飼っている夫婦など。そのうちにジェフの興味を惹くことが起きた。病気で寝たきりの妻と2人暮らしのセールスマンのラース・ソーウォルド(レイモンド・バー)が荷物を送り出した翌日から、妻の姿が見えなくなった。ジェフは注意して彼の動静を観察し、妻を殺して死体をトランクに詰め、どこかへ送ったものと確信した。この調査には恋人のリザ・フレモント(グレイス・ケリー)や看護婦のステラにも一役買ってもらった。リザは早速調査を始めたが確証がつかめないので、ジェフがいい加減のことを言っているのではないかと思うようになった。やがてソーウォルドは自分が疑われていることに気づき、ジェフが警察に密告したことを知って殺意を抱いた。ジェフが1人で部屋にいるとき、ソーウォルドが襲ってきて体の自由のきかぬジェフを窓からつき落とそうとした。こうして意外なクライマックスが展開、事件の謎がとけるのである。
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