久々の鑑賞。安心して観られる良作。ロビン•ウィリアムズのマシンガントークが面白いのは勿論の事、黒い鶴瓶ことフォレスト•ウィテカーも良い感じです。“What A Wonderful World”の下りは>>続きを読む
小学校くらいの頃ぶりの鑑賞。クローネンバーグ作品の中でも“シーバース”レベルにグロ度は高い。とにかく肉を食べる気をなくす一本。しかしながら、悲哀はしっかり描かれており見応えは充分。傑作。
原作を読んだので鑑賞。マルグリット・デュラスの時空超えまくるけれども美しい文体が見事に映像化されている。手すりのイマージュ+お互いが見て見られている事を知っているって事がキッチリ表現されているので、言>>続きを読む
宍戸錠のハードボイルドアクションの大傑作。「俺は逃げるんじゃねぇ、生きるんだ」キリッ。って云う台詞が似合う人もそういない気がする。日活スコープで映しだされる、だだっ広い埋立地での銃撃戦は圧巻。ジェリー>>続きを読む
本家の40歳〜より先にこっちを鑑賞。くだらないお下劣ギャグ満載で楽し過ぎる。“There Will Be Blood”や“Kingdom”らしきパロディも確認。ツボに入りまくり。チキチキイェーイ。
久々の鑑賞。クリーム色っぽい柔らかい光と死の匂いが終始同居した素晴らしい一本。妄想っぽい筋はともかくとして、共感できる箇所は多い。M•ナイマンを好きになったきっかけの作品でもあり、未だにサントラ盤を良>>続きを読む
老婆殺しがスリに置き換えられた“罪と罰”。思いっきりバレてそうなスリの手口のシーンの連続はそこそこ面白かったが、話自体はかなり散漫な感じ。“罪と罰”を原作としてやっているのかいないのか分からないけども>>続きを読む
売春禁止法案が議論されている当時の映画であるが、今観ても何か共通するものがあるのでしょうね。貧乏が売春を生み、売春が色んな問題を生む連鎖。食い物にされる者が他の者をまた食い物にする食物連鎖がテルミンの>>続きを読む
2022年1月6日
十年振りに観たらかなり良い映画じゃないか。メタ構造にファンタジーに時空系にとごった煮具合に加えてナチスと当時流行りのエイズ問題とフランス的なあれやこれを詰め込みまくるフルコースっぷ>>続きを読む
2024年5月7日
久々。OPからEDで同じピアノを弾くシーンでも哀愁マシマシで泣けてくる。愛する者の犠牲の上に成り立つ『芸術家』の過去と未来、ついて回る家柄とでなるべくしてああなるラストであの顔も無>>続きを読む
“ファイナル•デスティネーション”の続編。グロさ倍増。笑えるくらいのフラグ立ちまくりなのに、異常なドキドキ感。外に出られなくなる気持ちが良く分かる。良作。
TVにて鑑賞。面白い過ぎ。猛者どもにも程がある。豪華な面子なのは言わずもがな、撮影もかなり良く出来ている。ミッキー•ロークとの絡みの箇所もグッと来る。エンディングに“The Boys Are Back>>続きを読む
2022年9月12日
観てないと思ったら観てた。1930年代のオクラホマに比べたら平和な感じではある。スティービー・ワンダーのテーマのOPから中盤あたりの『風と共に去りぬ』的な画作りはなかなかコッポラ>>続きを読む
電車の中で起こったら嫌な事ランキングでぶっちぎりで一位になるであろうシチュエーションを映画にした一本。深夜の電車に乗り合わせた人々の中にトニー•ムサンテと若き日のマーティン•シーンの最悪のDQN2人組>>続きを読む
重い。先日鑑賞した“聖獣学園”が霞むレベル。押し付けられた倫理観ほど醜悪なものはない。しかもつい最近まで実際に続いていたと云う恐ろしさ。人間って怖いなと心底思う。
村中から女神の如く慕われるジャンヌ•モローの屈折した乙女心せいで、村八分状態の流れ者のイタリア男。イケメン過ぎるのも問題ありなのですね。平和そうに見える閉鎖的な村で盲目となる村人の感じは、後の“白いリ>>続きを読む
ドキュメンタリー+リマスターで構成された一本。折しもフィルムからデジタルへの移行する過渡期に出るべくして出た感じさえする。遺跡発掘レベルの気の遠くなる様な作業のお陰で今作を観られる事に感謝したい。が、>>続きを読む
面白かった。劇場版10話もエントロピーを凌駕しまくりでした。コネクトはTV版の方が威力があった。普通に泣いたけど。描き直されてる&追加されているシーンも沢山あってお腹一杯です。早く『叛逆の物語』が観た>>続きを読む
3つのショートストーリーからなるオムニバス作品。ソフィア•ローレンとマルチェロ•マストロヤンニを中心にやたらと高いテンションで繰り広げられる、皮肉の効いたコメディ。シーンの多くがドラマチックでそして美>>続きを読む
割りと最近のベルトルッチ作品。冴えまくりのカメラワークやビリビリする空気感は流石です。観てる側が劇中の映画を全部観てたらもっと楽しめたと思います。厨二病全開の兄弟+男一人。この息が詰まる感じと時代背景>>続きを読む
桃サンとジョナサンが四国にて恋の巡礼をする第四作。ヒロインはナイスバディ由美かおる。今回はヒロインより、松下一家の養子騒動と松原智恵子のエピソードの方がやや力が入っている。温州みかんに箱詰めされ、コン>>続きを読む
これは凄い。庭園の立像の如く館の中に思い思いに立つ静止した人間。カメラの視点が合うと動き出し、次々と完璧な構図で描き出される現実離れした世界はシミュレーテッドリアリティとかそこら辺の話を思い出させる。>>続きを読む
男はいつだって理想に燃えていたいもんなのです...。それとは裏腹に女の現実的な事。白黒画面の中で爽やかに光輝くジェラール•フィリップが頑なに理想を求め、最後には全てを失う切なさったらない。良作。
なかなか駆け足で進んだ劇場版。ほむほむが出てくるだけで泣きそうになる。イヌカレー空間や音、変身の演出もパワーアップされており満足。大画面で観られただけで嬉しい。最後は何故かさやかのラスボス感MAXの締>>続きを読む
ちょっと前に原作を読んだので鑑賞。物語はほぼ忠実に映像化されてはいるものの、何故か退屈だった。思いっきり英語なのも、ちょっとアレなのでしょう。淡々とし過ぎて、セシルの無垢な残虐性が乏しい感じがしていさ>>続きを読む
ゴールディ•ホーンは可愛いし、コメディ要素もそこそこでつまらん訳でもない。サントラはビル•コンティだし。が、何かヌルい感じは否めない。似たような時期のワーナーの軍隊ものとしては“フルメタル•ジャケット>>続きを読む
面白い。ジェイムス•ブレイクを縮小した様なガキがダミアンばりの鬼っ子ぶりを発揮する映画と思いきや、後半になるとベティ•デイヴィスと羅生門ばりの心理的駆け引きを繰り広げるサスペンススリラー。まったく先が>>続きを読む
狡猾な人間達に翻弄される脳みそ筋肉のペドロ。ある意味、一番純粋な男が憂き目を見る。筋肉自慢やら屠殺場、肉屋、絞め殺される鶏、焼かれる肉等々、更には肉欲と、とにかくやたらと肉が出てくる。誰にも負けない乱>>続きを読む
Nazim Hikmetの“広島で死んだ少女”の如く広島を徘徊するエマニュエル・リヴァと岡田英次。傑作。
久々の鑑賞。名作。タイトルの由来の如く太陽の方を向き続けるひまわりの様にマストロヤンニを追い続けたソフィア•ローレンのセリフ、“愛なしでも生きてこられた”の一言が重く切ない。これを観て心が痛まない訳が>>続きを読む
とんでもない一本。清々しいまでの論理破綻と冒瀆の限りをつくした作品。漫画っぽいと思ったら、本当に漫画が原作だった。かなり滅茶苦茶だが、東映のこのノリは嫌いではない。不浄の液体の刑は酷過ぎ。良作です。
2022年4月27日
物件からファッションまで鮮やかな色彩の上級お洒落で毎度なアルモドバル。文明の利器な筈の電話を徹底的に使えないモノとして描く上にめちゃくちゃな扱いで笑える。ガスパチョに睡眠薬入ると>>続きを読む
何やら荒地を彷徨うニコやフルチン男。時折、ジョン・ケイルのオルガンに乗せたニコのサイケな感じの歌がダラっと流れる(超名盤にして愛聴盤)。ただでさえ眠い時に観たのでセリフも歌詞も見事に素通りして、まるっ>>続きを読む
2022年7月25日
生活の大きな部分を占める大小古今東西様々な食のあれこれ、そこに庶民の味にして小宇宙なるラーメンを軸にする妙。散りばめられた伊丹十三的うんちくと宮本信子で面白くならない訳がないのに>>続きを読む
“濡れた荒野を走れ”の素晴らしい出来が嘘だったかの様な澤田幸弘監督による今作。松田優作を始めとするDQN四人組の青春を描いている訳だが、とにかくひどい出来である。が、何故か嫌いになれない妙な魅力がある>>続きを読む