すえさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

すえ

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枯れ葉(2023年製作の映画)

5.0

記録

前回、体調不良で丸1時間ほど寝てしまったという、カウリスマキへの不敬を詫びます。今回は、平日の朝一番、パッチリお目目で鑑賞。大切な時間をありがとうカウリスマキ。

カウリスマキが引退を宣言して
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ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

3.7

記録

弱冠20歳の俺は、恋だとか愛だとかはっきりしたことは分からない。でも、ずっと交際している彼女との間にあるのは愛なんじゃないかと思う、これがそうでないのなら何を愛と呼べば良いのか分からない。これ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

記録

クリトファーノラーンのテネッッット観ました。

こんなバカみたいなことやって面白くなるんだから、ノーランはやっぱり凄いんじゃないかとも思ってきた。

時間の逆行と順行、それを見事に映像化してい
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インセプション(2010年製作の映画)

4.1

記録

やれ難解だ、やれ複雑だと、言われまくってるので、かなり身構えて鑑賞したが案外分かるように出来ていて拍子抜け。

夢そのものを多層構造で捉えるため、映画自体非常に入り組んでいるように感じるだけで
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恐怖と欲望(1953年製作の映画)

4.0

記録

【誰もが知っていて誰も知らない男、スタンリー・キューブリック】

再見。久しぶりに観ると拙いところも、褒めるところも分かり面白い。

シドニーの行為がキューブリックが描きたい狂気には辿り着かず
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海の旅人たち(1953年製作の映画)

3.0

記録

【誰もが知っていて誰も知らない男、スタンリー・キューブリック】

内容はドキュメンタリーということもありつまらない、しかしこの時点でショットへの嗅覚の鋭さは確かに表れている。キューブリックの初
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空飛ぶ牧師(1951年製作の映画)

2.5

記録

【誰もが知っていて誰も知らない男、スタンリー・キューブリック】

キューブリック短編2作目、内容は凡々。彼を知るためには観る価値はある。
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キューブリッ
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拳闘試合の日(1951年製作の映画)

3.0

記録

【誰もが知っていて誰も知らない男、スタンリー・キューブリック】

俺が映画に傾倒する契機となった1人の映画監督、スタンリー・キューブリックの一生を『映画監督 スタンリー・キューブリック』という
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

記録

観る前のぼく「出た出た、そこまで良くないのに流行りで人気出て売れてる邦画w」

観た後のぼく「紅だああああああ!!」

いやー舐めてました、こりゃ良い映画ですわ、はっきりと言えます。キャステ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

記録

ずっと観たかった映画を、今更ながら鑑賞。今までで1番IMAXに感謝した日かもしれない、こんなに没入感を感じたのは初めて。

正直、トーキング・ヘッズもトムトム・クラブも、ましてやデヴィッド・バ
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Valimo(2007年製作の映画)

-

記録

オ、オデ、カウリスマキ、スキ。

労働者が工場内で『工場の出口』を観るという可笑しさ。

2024,短編4本目 2/4 BluRay

街のあかり(2006年製作の映画)

-

記録

これで“キートス!!カウリスマキ BluRay BOX1,2”は観終わった。ほぼ毎日夜勤バイトを入れたり、大学のテストがあったりと、少し多忙なこともあり1ヶ月半以上かかってしまった。身体的にも
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

記録

【変態☆爆速☆成長☆奇譚】

“哀れなるものたち”これは誰が誰へ向けた眼差しなのだろう、と考えてみる。おそらくその眼差しは我々人間が、自分自身に向けたものなのだろう。愚かな私たちは自分を縛り、
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.6

記録

死んでいたコットの心は、あの井戸水のように夫婦によって掬われた。いや、横溢する自然のイメージ、とりわけ水のイメージにちなんで、心が洗われたというべきか。

いつだって愛が伝わるのは言葉ではなく
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過去のない男(2002年製作の映画)

-

記録

テスト期間中で映画鑑賞を自重していたのに、アニメは観るわ、結局映画を観てしまうわで散々なことに。映画を観ていないストレスと、テストのストレスで肌荒れし出したからね、多少はね。これまでもこれから
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サント VS ゾンビ(1962年製作の映画)

3.4

記録

遠い過去、遠い国、そこに一人の男がいた。白銀のマスクマン、サント(聖人)。恥ずかしながら俺は彼の存在について知らなかったのだが、彼はラテンアメリカで最も著名なプロレスラーで、メキシコでは伝説的
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独立機関銃隊未だ射撃中(1963年製作の映画)

5.0

記録

大大大傑作、この悲痛さは今では撮れない。オールタイムベスト。

2024,21本目 1/26 DVD

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

4.7

記録

【タルコフスキーの誕生、映画への接近】

イメージを映像として捉えてしまうこの映画への嗅覚が素晴らしい、少年と青年の相互理解を言葉ではなく、ショットそのもので表現してしまう。どう撮れば良いのか
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デッドウォーカー・インフェルノ(2015年製作の映画)

3.3

記録

【癖が強い】

配信終了が近いから観た、ただそれだけ。何も期待してなかったのに、めちゃくちゃ良い映画に出会った。これがクソ映画と称される所以が甚だ理解できない、久しぶりに当たりを引いた。

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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

記録

【胸を張れ、陰キャ。】

演出とAsのキャラデザが無理、ほんまごめん。めちゃくちゃイライラする箇所がたまにある、色々ギリギリ。

個人情報の保護もクソもないこんな世界では性犯罪が多発、売春や密
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モンスター・メイカー(1944年製作の映画)

2.7

記録

先端肥大症の権威である研究者に成り代わったマッドサイエンティスト、亡き妻に似た女性を略奪するためになんやかんやする話。権威と成り代わってるのに、権威が生み出せなかった治療薬を生み出してしまうセ
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軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

4.9

記録

キャメラが異様なほど傾き、狂ったように荒ぶる。それ自身が意志を持ち、これでもかと絶望を映す。どこまでも不安定で異様、久しぶりに気持ち悪くなった。

次々と写されるスチル写真はこの映画の説得力を
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ナボンガ(1945年製作の映画)

3.3

記録

なんだこいつは!キングコング?ビッグフット?いやいや、ナボンガだ‼️

“史上最低のゴリラ・コスチューム”と評される今作、クソ映画好きを名乗るのならば観なければと思い鑑賞。これを配信するアマゾ
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ワイヤーを通して/スルー・ザ・ワイヤー(1987年製作の映画)

-

記録

カウリスマキのこのふざけてるのか真面目なのか微妙な感じほんま好き、いやずっとふざけてるには違いないんやけど。

こんなにショットがバチバチなMVがあっていいのかよ、あまりにも良い。

ラスト・
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白い花びら(1998年製作の映画)

-

記録

何様なんだという話だが、カウリスマキって大人なんだなぁと感じた作品。他作品の小ネタやオマージュをばかりの下品な作品と違い、かなり上品に仕上がっており、映画への尊敬と敬意に満ちている。映画そのも
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千年女優(2001年製作の映画)

4.5

記録

再見、おそらく3回目。今回リバイバル上映に都合が会い、今年初劇場鑑賞。2024年、素晴らしい幕開けを迎えれた。

もう今作は散々語られているから、わざわざバカタレの俺がゴチャゴチャ言う必要はな
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.0

記録

俺「最近Z級映画を結構観てて~…」
友人「え、そうなの!それなら『アタック・オブ・ザ・キラートマト』は観た???あれは凄いクソ映画だよ!」

このクソみたいなやり取りが数回起こってしまい、俺
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

記録

性格ひねくれマンだから、こういう流行りの映画は否定してやるぞ~って気持ちで観るんだけど全然観れた。

途中のヒッチコックみたいな演出は面白かった、もっとテンポ良いと思ってたけど意外と緩慢だった
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ロッキーVI(1986年製作の映画)

-

記録

ちょっと、面白すぎるかも。

2024, 短編2本目 1/17 BluRay

浮き雲(1996年製作の映画)

-

記録

この寂しさ、この虚しさ、この遣る瀬無さ。けれどそこには人の温かみと、少ないながらにも希望がある。これぞカウリスマキ。処女作から追ってきたが、これは今のところ最高傑作。

今作では手への執着は劇
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パペットシャーク(2022年製作の映画)

2.6

記録

【知ってた。】

『ジュラシック・シャーク』、そしてあの伝説の『ウィジャ・シャーク』を生み出した名匠、ブレット・ケリー。
今作は『パペット・シャーク』という文字通り全編パペットたちによって成
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映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

4.2

記録

【“ゆめ”の消失と自分らしさ】

特に何かがあったわけでもなかったが、精神的に参っていたのですみっコぐらしをチョイス。今作を観ながら幸せな気持ちで寝落ちしたらビックリするくらい恢復した、心理療
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シャーキュラ 吸血鮫(2022年製作の映画)

2.5

記録

【ドラキュラ映画なのにずっと昼…?】

近頃、何かが足りないと思っていた。名作、人気作、どれだけ素晴らしい映画を観ても心は満たされやしなかった。そんなやり場のない気持ちはマーク・ポロニア氏へと
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.7

記録

再見、祖父にオススメの映画はないかと聞かれBluRayを取り出し、一緒に鑑賞。

以前はそれほど良い映画と思わなかったが、今回改めて鑑賞して今作の素晴らしがよく分かった。

こういった作品がハ
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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記録

【キートス!マッティ・ペロンパー!】

今作がカウリスマキ映画に欠かせない俳優、マッティ・ペロンパーの遺作となった。何とも面白い役者で、1度観れば忘れられない癖がありずっと何を考えているのかよ
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

-

記録

私事だが、年明けからずっと忙しくしており中々映画の時間がとれなかった。そんな中、先日成人も迎え、遠くに感じていた将来が段々現実味を帯びて近づいてきた。何をやりたいか、何になりたいか、今は絶対的
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