尾張の青年さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

尾張の青年

尾張の青年

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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

描かれるのは叔父と甥、兄と妹、母と子、監督がモノクロにすることで物語と意識付けさせるほど、何てこともない家族の話。
それから子供たちから見た世界の話。
大人が忘れてしまったものを子供たちが教えてくれる
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.8

おとぎ話の代表格「シンデレラ」を大胆にアレンジしたコメディミュージカル。
冒頭からノリノリの音楽がグングンと物語を進めてくれて、深く考えさせられることもなく、気持ちよくハッピーエンドに向かってくれるの
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モービウス(2022年製作の映画)

3.7

ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの3作目。
バンパイアのアンチヒーロー、モービウスの1作目。

ヒーロー映画ではあまり見かけない、ホラームービーの演出が取り込まれているのが面白かった。
ギリギリヒ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.9

前作に加えてキャラクター達が増えてきたが、誰もが個性的でわかりやすくキャラ付けしてくれているので、ありがたい。
PVの時から気になっていたヌーシー、本編で観たら予想以上に好きなキャラだった。
やはりこ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ライティングと音響を上手く使って撮られた作品だと思う。
一歩、また一歩と鳴り響く、重々しい足音は闇と恐怖を武器にするバットマンとブルース・ウェインが背負おうとする過去やカルマ、責務を表しているようだっ
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.8

PS3やPS4用ソフトとして発売された同名のゲームシリーズを原作とした作品だが、原作を楽しんできたプレイヤー達にとってはスクリーン上に▲や●のボタンを幻視してしまいそうなほど原作愛に溢れた衣装やアイテ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

ひとつひとつのエピソード自体は正直言って、対して面白いものでもないのだが、
フォトグラフや絵画を意識した静止画と動画を混ぜたようなカットや白黒の映像の中にハッとするようなカラーを混ぜたりと、構築の仕方
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.2

30年以上の時を経て、見事に蘇った
ゴースト・バスターズ。

過去2作はコメディに振り切った作品だったが、今作では家族愛や友情を含んだ感動的なストーリーが盛り込まれていたり、ハラハラとさせるシーンや気
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.9

キングスマンの3作目にして、
最も古い時代設定でオリジンが描かれる。

第一次世界大戦の頃のお話なので、
これまでのシリーズの様にハイテクメカ
などは出てこないが、しっかりと
キングスマンだった。
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.4

マーベル・シネマティック・ユニバース
の27作目。
スパイダーマンの3作目。

正に夢の共演。
サム・ライミ版から劇場で観てきた人なら間違いなく夢中になるだろう。
グリーンゴブリンの悪役ぶりが素晴らし
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Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

4.0

ジェイミー役のマックス・ハーウッドが
凄くキレイで役にハマっていた。

自分らしくありたい少年の苦悩をミュージカルで彩った映画。

歌唱シーンとてもゴージャスで華やか。かと思えばクールなモノクロの世界
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.7

一部でシリーズ第1作の続編という
触れ込みが公開前にあったが、
しっかり第3作の続きだった。
しかし、第1作をネオの物語、
第2、第3作をネオを含めた
2つの世界の物語としたら、
物語のどこにスポット
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.7

ネオたちのみならず、それぞれの人物達の戦いを描いているのが良かった。
2で広げすぎてしまった風呂敷を
なんやかんやで畳めて、
なんだかんだ言って楽しめた。

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.6

1とは打って変わって生身の人間が
数多く登場したり、愛憎が描かれて
いたりと、生命の"熱気"を感じた。

はるか昔の記憶に
マトリックスにはややこしいという
印象があった。
しかし、最近1を観直した時
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ARIA The BENEDIZIONE(2021年製作の映画)

4.2

「蒼のカーテンコール」第3幕。

灯里達の様な優れた感性も、
アリス達の様な天賦の才も、
持たない、きっと読者に一番近い
存在である藍華の物語は
ラストを飾るにふさわしいものだった。

姫屋の持つ伝統
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.7

ソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター改め、
ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの2作目。
ヴェノムの2作目。

今回もエディとヴェノムの
ケンカップル的なかけ合いが
最高だった。

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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

序盤から中盤にかけての
臆病だったエヴァンが周りの影響から
次第に変わっていき、
エヴァンもまた周りへ影響を
与える存在になっていく展開が
良かった。
後半はやや辛いがエヴァンを演じた
ベン・プラット
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僕の一番好きだった人(2021年製作の映画)

3.9

緊張感と繊細さに満ちた作品。
44分という尺で、
セリフも決して多くないが
空気感や表情、仕草の一つ一つに
彼女たちの想いが込められた映像は
濃密で満足感のあるものだった。

決別(2017年製作の映画)

3.5

過去に囚われた二人がもがきながら
生きていく姿を描いた作品。
短いながらもよくまとまっていた。

マトリックス(1999年製作の映画)

3.9

シリーズ最新作を観賞するため、復習。

20年以上前の作品だが、今見ても
アクションの演出がカッコいい。
改めて観賞して気付いたが
ネオはいつも2択を迫られている。
0か1で表されるプログラムの世界に
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

「ある用務員」で気になって、
「ベイビーわるきゅーれ」で
好きになった阪元裕吾監督作品で、
私が観賞した3作の中では最も昔に
撮られた作品だ。
荒削りながらも上記の2作品の売りと
なったガチのアクショ
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

マーベル・シネマティック・ユニバース
の26作目。
神話の元となったヒーローチーム、
エターナルズの1作目。

エターナルズのメンバーが人種、世代、セクシャリティ、様々な観点で多種多様なところが面白く
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.0

10代特有の矛盾をはらんだ、
自らの心の落とし処がわからずに
暴走していく主人公・愛を
山田杏奈が好演していた。
他の作品ではキラキラと輝いていた
瞳が今作では暗く淀んでおり、
目の演技が表情豊かな女
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

2つの血筋を持つ主人公が
宇宙の運命を背負う展開が
ベタながらに熱く、
壮大な物語の始まりに相応しい
謎とワクワク感に満ちた作品だった。

ドルビーシネマで観賞して正解だった。
夜や暗い室内のシーンも
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

色々な事が曖昧な子ども時代、
戸惑いながら、間違いながらも
自己が形成されていく瞬間を
切り取った様な作品

抜けた乳歯の数で彼女が幼少期を
終えようとしていることを示唆したり、
台詞やわかりやすいシ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

日常シーンのダラダラ具合と
アクションシーンのキレの良さ、
福利厚生のしっかりとした殺し屋、
コメディからシームレスに繋がる
バイオレンス。
とにかくギャップの凄い映画だった。

雨のなかの原付&小一
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

マーベル・シネマティック・ユニバース
の25作目。
MCU初のアジアン・ヒーロー
シャン・チーの1作目。

ショーンはシリーズ1作目だからというのもあると思うが、気さくで一般人らしさを持った人物像で好
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

DCEUの10作目。
スーサイドスクワッドの2作目。

ハイテンポで容赦なくブッ飛んでいて
面白かった。

前作より悪ノリ、笑いどころ、
登場人物の個性、ダークさ、
全てにおいてパワーアップしている。
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

音楽のリズムやストーリー、
登場人物達の明るさから
間違いなく元気がもらえる作品。

ラップやラテンミュージックを
用いたミュージカルは
情熱的で新鮮だった。

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.7

わかりやすくて痛快なストーリー、
悪役すらどこか憎めない
チャーミングなキャラクター達、
時に大迫力、時に美しく、
時にドタバタアクションで
楽しませてくれる王道の娯楽作品。

観賞後、席を立つ時に感
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

マーベル・シネマティック・ユニバース
の24作目。

もう一つの家族との再開を通し、
ブラック・ウィドウとしての強さと
ナターシャとしての弱さが描かれており
彼女の魅力をより増してくれる作品と
なって
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少年の君(2019年製作の映画)

4.2

少年・少女の時代特有の
純粋さと残酷さに
心を激しく揺さぶられた。

主演の二人が素晴らしかった。
言葉より視線を交わすことが多い二人の
瞳の強さ、美しさが印象的。

誰もが何かに囚われている世界のな
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.6

大げさ過ぎない演出と演技が良かった。ピアノの音色と共に余韻が広がる
静かな映画だった。

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.6

生きるスピードが違う人達がいるという
設定は面白かったがちょっと自分には合わない作品だった。
彼の行動は現実的に見ると少し怖いと
思えてしまった。

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.9

冒頭から突如始まる戦闘シーンで
見たことのない様な冷酷でダーティな戦い方の剣心に度肝を抜かれた。

剣心だけでなく、幕末に生きた人々の
姿を剣心の映画シリーズの中で
最も重い作風で描いている。

剣心
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.9

古きよきストロングスタイルの映画。
ストーリーはわかりやすく、主人公が
無双してくれるのが気持ちいい。
制限された日々と重苦しい梅雨空に
辟易とした気持ちをカラリと吹き飛ばしてくれる、今観るべき作品。
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