Tさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

#生きている(2020年製作の映画)

3.0

韓国でゾンビと聞けば『新感染』を思い浮かべてしまい、作品の規模感を考えずに期待し過ぎてしまったようだ…

主人公が暮らす家のカラーコーディネートが徹底しておりパラサイトを彷彿とさせるような怪しさが漂っ
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

5.0

5点じゃ足りない大傑作!
冒頭のシーンから鳥肌の連続で奇跡のようなショットが続く。そして荒れ狂う嵐の中のピアノダンスに涙が溢れた。

今と過去が交差する巧みな脚本も本当に見事で、シーンひとつひとつのカ
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

5.0

アカデミー賞で言うところのSound Editingに関わる人々がどんな仕事をしているのか、その歴史を世界初のトーキー『ジャズシンガー』まで遡って解き明かすドキュメンタリー。

映画における「音」の役
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

何を見て育ったか、どこでどんな風に育ったのかで人生の大部分を決めてしまうのかと思いがちである。しかしどう生きるのかは自分自身が小さな決断を繰り返して掴み取るしかない。
貧困、DVの負の連鎖から抜け出す
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

5.0

黒のフェラーリモデナ、力強いエンジン音が映画館に響き渡る。それだけで映画になりそうだが、ジョニーはフェラーリのことを何とも思っていない。ワークブーツで乗り回し、フロントトランクに荷物を投げ入れる。
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

5.0

どういう言葉にすべきなのかわからなくて、しばらく放ったらかしだった。
もう一度見たいけれどもう何年かは観たくない。
観終わった私の頭も心もボコボコに殴られて疲弊してしまった。
しかしその疲弊は必ずしも
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

繰り返される科学的考証に手のひらを返したかのようなメッセージ。
明らかに『2001年宇宙の旅』を意識したクライマックス後の展開は力強い人間讃歌であった。

更には『フィールド・オブ・ドリームス』におけ
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

2.0

あれえ生々しいけど!展開が無い…
共感できる人には深く刺さるけど他の人には何も届かない。観客の大多数はメイビスではないだろうから勿体ない気がする。
もう少しコメディタッチや楽観的にしてもよかったんちゃ
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ファナティック ハリウッドの狂愛者(2019年製作の映画)

4.0

ミュージシャンでもあるフレッドダーストが、監督脚本プロデュースまでも手掛ける本作。
彼自身、相当ストーカーに悩まされたのだろう。
下手なホラーよりも恐ろしい気味悪さが見事。

ビバリーヒルズのスター達
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インセプション(2010年製作の映画)

3.5

2回目IMAXでリバイバル上映にて。
やっぱり途中寝たけど夢の映画やからええよね?!
ノーランの『2001年宇宙の旅』好きが如実に表れている。
あとはジェームズボンドも。あの日本風屋敷の感じなんかボン
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.0

何をうだうだ言うてんねんと思ったけど、ああいう感情は分からなくもない。
切り返しを極力排したパンやズームによるカメラワーク、長回しで生きた表情を撮るってもわかるけどどうしても単調になる。
そんなことよ
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人生の特等席(2012年製作の映画)

3.0

一昨日マネーボール観たから野球繋がりでこちらも。
内容的には真逆でブラピたちが始めたデータ野球全盛期に自分の目と感覚で選手を探す熟練スカウトマンの物語。
イーストウッドの渋さとエイミーアダムスの聡明さ
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

何と無く再生したらめちゃめちゃ面白くて久しぶりにこんな時間まで映画観た。

ブラピの悲哀もさることながら、ジョナヒルの正にイェール大卒経済学専攻感が半端なく、細くて自信無さげなクリプラもよかった。
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.0

ボストンの南、北大西洋に面したロードアイランド州の港町で毎年開催されるジャズフェスティバル。1958年に開催された第5回ニューポートジャズフェスティバルの出演者、集う観客を捉えた稀代のライブドキュメン>>続きを読む

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり(2015年製作の映画)

5.0

別れを通して恋に気づく瞬間、そして心からの恋の衝動には誰も邪魔できず、寧ろ純粋な気持ちで応援したくなる。そんな瞬間が切り取られている。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

2.0

シンエヴァンゲリオンを観ないとこの映画の真の評価が付けられない。単作で見たら好きでないけれど。

庵野秀明の破壊欲求が内面に向かった作品ということだけは確かである。

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.5

本当に悲しいことに、チャドウィックボーズマンが亡くなってしまった。癌を患い闘病しながら俳優業を続けていたそうだ。

この映画も癌で余命半年と告げられた大学教授の話であり、現実と映画が自分の中で重なって
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

4.0

アメリカの童貞映画を観たら日本にはあるのかと気になるわけで、多少あるものの中高生物が多い印象。
さて、こちらも主人公は京都の高校一年生。
フリーセックスの島を求めて遥々沖ノ島まで行くのだった。

演じ
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40歳からの家族ケーカク(2012年製作の映画)

3.0

『KNOCKED UP』のスピンオフなんだがどちらから見てもok!
セスローゲン出て欲しかったけど。

こちらは前作よりシリアス…リアルな40代なんやろうけどしんどくなるくらい。

もう少しおバカに笑
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無ケーカクの命中男/ノックトアップ(2007年製作の映画)

5.0

真剣に大真面目に作ってるところが本当に素晴らしいよ、ジャドアパトー。

独身者の増加や出生率が下がっているのは経済的な面が大部分だとは思うけど、エンタメとしてそこに切り込んでいく姿勢をみんな見習ってほ
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40歳の童貞男(2005年製作の映画)

4.0

決して40歳で童貞やったらおもろいやろ、というキャラクター設定ではなく、マンセルと呼ばれるアメリカの社会問題に向き合っている大人の男のための恋愛映画。

綺麗なものしか出てこない、女子高生の恋愛映画ば
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.0

とりあえず見とくかと軽い気持ちで見たら涙腺崩壊した!

兄弟おる人が見たらこれはもう、ね

冒険を通して大人になるってめっちゃストレートやなと思ったけど、この落とし所は流石としか言いようがない。

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ラバランチュラ 全員出動!(2015年製作の映画)

4.0

モンスターパニックはやはり市民の目線じゃないとあかんよなあ!ハリウッドゴジラ見習って!

ハリウッドの落ち目スターが仕事仲間とファンと家族と力を合わせて巨大グモを対峙するメタ的なストーリーが秀逸。
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ウソから始まる恋と仕事の成功術(2009年製作の映画)

5.0

アメリカのコメディなんでこんなに見てるかって、たまーにこういう素晴らしい哲学的な作品に出会えるからなんだろうな!!!!

こんなこと言ったら悪いとは思うけど、作り手(監督脚本プロデューサーだけでなく俳
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

3.0

ビキニと音楽とスプラッター!

リアリティラインもはっきりしていてしょうもない逃げがなくてよかった。
意外に人間関係が複雑で多少混乱したけど。(大人も子供もビッチなだけ)

スライダーに怨念が宿ったか
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

歴史の裏で実は…ってトランスフォーマーでお馴染みのやつ!

設定が面白い!普通は怪我せえへんとかやけどこれは違う!

助けた人が明日は誰かを救うというテーマ、これ無自覚なのはええんかい?

一番辛いこ
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ビジネス・ウォーズ(2015年製作の映画)

3.5

良いです!楽しかった!
アメリカンビジネスマン42!

けどコメディにしてるのにビジネスの話は結構真剣でそこがもう少しだった。良いと思う人もいると思うけど。
旅を通して新しいスキルや職を得て欲しかった
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ジェクシー! スマホを変えただけなのに(2019年製作の映画)

3.0

いやあめちゃよくなりそうやったんやけどな!
一歩抜けてこなかった、なんでや頑張って欲しかった。
サンフランシスコが最高に輝いてる映画。
また行きたいな。

テーマはリースオブフェイス。
大好きなテーマ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

2.5

脚本弱すぎないか?
テンポは悪くなかったし絵的にはよかったけどねえ

プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.0

この設定はドラマでやった方がよかったんちゃうかなあ?
モロにドラッグ問題の比喩でスーパーヒーロー物と思ってみたら全然違った。

面白いところもあったけど!真面目だった!

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

2.5

まあこうする他ないんだが…
やはり無茶が目立つから集中できない。
Netflixの『日本沈没2020』はこの映画の影響下にあるのでは?

コフィー&カリーム(2020年製作の映画)

3.0

ゴールデンウィークあたりに観たけど忘れちゃった
バディものだった気がする

アイス・クエイク(2010年製作の映画)

2.0

台風?低気圧?の接近はいつだ?っていう問いに数時間後よと答えちゃうようなB級プロットなのに、サメだとか巨大トルネードとかスケールのでかいものが来ないから映画全体がすごく小さく見えてしまう。
いや本当は
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ハピネス(1998年製作の映画)

4.0

笑えるか笑えないかのギリギリを攻めるリアリティ。
親父は飛び抜けてぶっ飛んでたけど特に少年のcameは素晴らしかった。
イッたあとの描写に余念がないのが肝か。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

何だかはっきりしない映画だなあと思って考えて、女性警官しか登場しないことに気がついた。
あまり見た事ないシチュエーションで、何だろうと思ったんだがたぶん、主人公たち以外が全て女性で構成されていたはず。
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