素晴らしい音響と美しい京劇。
美しいからこそ、人の醜悪さが際立つ。
京劇をの女形を演じる蝶衣は歌舞伎の女形にも似た所作の美しさがある。
また、作中の京劇が演技ではなく本物に見えるのだ。そのくらいの迫>>続きを読む
とにかく美しい映画であった。
まずなんといっても色彩豊かではかなさの漂う映像つくり。
舞台に上がる前、手際良く顔を書いていく様は美しく圧巻。
玉三郎さんや大野一雄さんの舞踏は言葉に表すのが難しい美し>>続きを読む
言葉の通じない、攻撃的であるという恐怖感は、北センチネル島の部族たちを思わせる。登場する様々な部族ごとに肌に塗られた顔料が違うのも、今スクリーンに映っている部族がどの部族であるのか説明するのに非常に効>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
※観賞して、再考察したため、追記をする形で再投稿。
◆はじめに
昨夜、レイトショーにて観賞。
この投稿を読んでくれている皆さんは、もう今作を観たと思われるのでストーリー部分に関しては書いてません。>>続きを読む
「くさるナァ」というセリフでおなじみの映画「M★A★S★H」の監督、ロバートアルトマン初期作品。
ガラス越しや鏡越しに映る人物、時折見せるカメラボケ、意図して不安定な映像造りをしているようだ。目隠し>>続きを読む
メーサーロシュ・マールタ監督の鑑賞3作目。
メーサーロシュ監督の特徴ともいえる顔のクローズアップ。顔だけを映して登場人物がセリフを言う様は、小津安二郎監督の影響を受けていると感じる。しかし、小津安二>>続きを読む
メシュローサ・マールタ監督の鑑賞2作目。
ベルリン国際映画祭で女性監督として初めて金熊賞を受賞した重要な作品。
目を引くのは、クローズアップされた顔の数々。
その表情は、演じてる感じのない ”ナマ”>>続きを読む
午前十時の映画祭にて。
良い映画は時代を超えてなお色褪せない。
脚色はされているようだが、実話であることは衝撃的だ。
脱走計画を企てるシーンや掘ってきたトンネルがナチス軍に見つかるか見つからないか>>続きを読む
敵にマッツミケルセン、仲間にアントニオバンデラス。キャストがとても豪華。
アンキティラ島の機械がメインテーマとなった作品で、小さい頃にオーパーツに憧れた者の少年心をくすぐる。
作品は今までの集大成>>続きを読む
メーサロシュ・マールタ監督作品初視聴。
上映されていることを知るまで、私はこの監督の名前を知らずにいた。
女性初としてベルリン国際映画祭金熊賞を受賞した監督であり、映画史においても非常に重要な監督。>>続きを読む
自分のうちに潜むのは、一体どんな怪物か。
物語は湊の母、保利先生、湊と星川の3人の視点に分けられて進んでいく。この構成がとても良い。Aの視点で見えてたことがB,Cの視点では違って見えたりする。物語が>>続きを読む
現代スペクタクル最高峰作品。
現代スペクタクル個人的ベストであった「300-スリーハンドレット-」を超えたラージャマウリ監督最高傑作だ。
部族の少女を連れ去られてしまった男、ビーム。植民地時代のイ>>続きを読む
ラージャマウリの映画はシンプルに面白い。
歴史上の勇者が現代へ転生したストーリーということで過去と現代を行き来する構成。
時間としては長めだがそれを感じさせないほど見入る映画だ。スペクタクルな部分の>>続きを読む
グロリア役の女優の演技は目を見張るものがある。
狂気に満ちた愛に飢えている獣を見事に演じていて、彼女が作品の大部分と言ってもいいだろう。
そして男がとにかくクズ過ぎて、人生における反面教師すぎる。
今となっては演出や音響にB級的感覚が少しある気がした。
しかし死体や破壊された身体、殺人鬼のメイクなどに古典的な良さもある。
また俳優陣への照明の当て方なども古き良き演出だと感じた。
死は突然にやってくる。理屈ではない。
この映画のように淡々としてるものなのだろう。
私自身はこの映画をかなり気に入った。
単なるファンタジーで終わらないところが洒落ている。
少女の空想なのか実際に起こっていることなのか、曖昧なまま描かれているところが実に良い。
実際に観ている私も心理迷宮に誘われていた。
数人の物語に分けられた群像劇的構成で各キャラクターの位置づけがわかりやすく、とてもテンポよく見れた。
日本出身在住の私にとってこのスラムはファンタジーレベルの世界観になっているが、実話に基づいた作品と>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
仮面ライダー初見での観賞。
変身の工程やプラーナの概念、赤いマフラーの理由など割とすんなり入りやすい設定で仮面ライダー初見でも観賞しやすかった印象。
シンウルトラマンの際も感じた実写にアニメーショ>>続きを読む
霊媒のお話ということで「来る。」に通ずるところがあった。
あちらはコミカルな部分も多かったが、こちらはモキュメンタリー風。
霊媒モキュメンタリーは新鮮で、とてもテンポよく観れた。
ラストのインタビュー>>続きを読む
設定も斬新で単なるSFでは終わらない。
ラストの洒落た撃退方法は日本アニメみたいな展開でアメリカ映画には珍しく感じたし熱かった。