ぷさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ぷ

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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

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「あの人の思考どうなってんのやろ」
と思うことは日常に多々ありますが、ほんまに体感できるのであれば、それほど気持ちの良いことは無いだろうな、と思います🤔

それを性的興奮に絡めるあたりは面白い。
キャ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

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語られる視点を含む、構成が好き。

理屈っぽい面白さや、精緻に作られたラブロマンスなど、一見相反するような二つを巧く昇華させるからウディアレン監督の作品は面白い。

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

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ウディアレン監督特有の癖が抜けていて、おっ?!となりますが、結局のところ理性的思考に基づいた判断で恋愛の幕を閉じるのは仕方ないのかもしれません。

裏窓(1954年製作の映画)

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裏窓からアパートの住人の生活を眺め、ニックネームなんかを付けて楽しむ。行きすぎた想像力が、良からぬ行動を駆り立てる...。

第三者の視点から眺めていたが、次第に主体性を帯び、気づけば対象物から行為に
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眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

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マグゴナガル先生がベラトリックスの髪を梳かしてるの胸熱すぎた。
25年の時を経てまさか2人が対立する魔法使いになるとは思いもしなかったろうに、、。
ヘレナボナムカーターが初々しい...。

フィレンツ
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上海から来た女(1947年製作の映画)

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『燃えよドラゴン』でも使われるミラールームは、ここに起源があるんですね。

偽装殺人〜結末までの展開が非常に巧い。風で表裏を翻しながらゆらゆら舞う落ち葉のように🍂

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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コナンくんの「犯人を推理で追いつめて...」の台詞を思い出しながらも、ミステリ小説の結末とはそういうものだと言い聞かせる。

オリエント急行の結末が良すぎたので、物足りなさを感じるもののとても楽しかっ
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シラノ(2021年製作の映画)

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映画鑑賞のお供であるレッドブルを買い忘れたが故に、前半は寝落ちました😪
恋愛における不滅のテーマである容姿か内面か。死に際の勇気は美しくないですね、、。ですが、それほどまでにコンプレックスを抱えて生き
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

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オープニングのカッコよさが中毒になる。
イギーポップのルイルイとモノクロのクレジット。
からの、まさかのイギーポップ本人も登場し、トム・ウェイツと話し合う"カリフォルニアのどこかで"。
コーヒーと煙草
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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観終えてからこのポスターを見ると、あまりにも完璧に映画の世界を表していてすごい好き☺️
モノクロとカラフルの織り成す世界は『赤い風船』🎈のようで、少しアイロニカルな笑いはジャック・タチを思わせる。
1
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

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彼女の来訪が、村民の抑圧された自己を解放するトリガーとなったのか、歓迎ムードから一転、奴隷を強られる生活へ...。ムラの集団意識。
村民の意識の変化と共に、鑑賞者の道徳観も変化する。最後の惨殺に気持ち
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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1800年代、西部へと向かう一行は案内人のミークの近道に従い砂漠を進むも、一向に辿り着けず飢えに苦しむ。
道中で捕らえたインディアンも当てにならず...。

観る人の心に残すは希望か、絶望か。

イン
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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これめっちゃ良いコピーですね👏
「ロードの無いロード・ムービー、愛の無いラブ・ストーリー、犯罪の無い犯罪映画」

映画において、素人が人を殺した後は、ヤケクソになることが多い。
が、男はどうにも変わら
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ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

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"愛に殉ずる"というと言葉足らずですね。
元夫も、今の夫も、年下のボーイフレンドも、ゲアトルーズの愛の次元に辿り着けない。
だから3人まとめでバッサリ切り捨てる。

愛についての自分の価値観を生涯貫く
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

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法律により精神病院の撤廃を進めていたミラノにて、精神病院の元患者を集めて組合を組成する。お金を稼ぐこと、愛すること、死を悼むこと、思い遣ること、多くのことを学ぶ場へと変化する。
「やればできる」

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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

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ルールとは、みんなが心地よく過ごすために守らなければならない社会の土台であって、個人の能力・成長に蓋をするものではなのだと。
望めばピーナッツバターファルコンにだってなれる💪

天使の涙(1995年製作の映画)

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「恋する惑星」からウォンカーウァイに入っていった人間なので、堪らん🙌
夜とネオンと恋とすれ違い。
巡り巡って最後にモウと出逢い、バイクでニケツするの素敵ですよね。「スワロウテイル」みたいで大好き🤤

奇跡(1954年製作の映画)

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奇跡とは、現代でいうところの科学であり、ベルイマンの超能力であり、神の御技である。
「主は与え、主は奪う」
生殺与奪を分けるものは信心の有無である。宗派が違えど、根にあるのは神への祈り。
奇跡は起こる
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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同族経営の危うさを知るにはちょうど良い映画でした。僕の大好きなサンリオはこうならないでほしいな、、。

ガガがかなり小さくてビックリしましたね。彼女が普段、いかに自分を大きく見せられているかの裏返しで
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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「Child of Deaf Adults」の略だそう。
家庭で唯一の健聴者であるルビーに頼ることの多い家庭のあり方と、ルビーの意思の葛藤を描く。
めちゃめちゃ良かった😭
コンサートとオーディションの
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M(1931年製作の映画)

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ペール・ギュント「山の魔王の宮殿にて」を軽快なメロディーで口笛く幼女連続誘拐犯は、次第に追い詰められ恐ろしい形相に変わっていく。
じわりじわりと追い詰めていくのが、警察ではなくギャング、およびホームレ
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

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なぜ彼女は北村匠海くんを選ばなかったのか、という点については無限に考察できそうですが、考えたくもないテーマではありますね。

本編で明らかにならない彼女の心情からくる気持ち悪さをそのまま残してた方が良
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裸足の季節(2015年製作の映画)

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肩車さえも不節操と見做され、家に閉じ込められ花嫁修行を受けさせられる五人姉妹。末女のラーレは、嫁がされる姉たちをみてある計画を思いつく...。
平塚らいてうの言う"太陽"にあるような女性の生命力・エネ
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別離(2011年製作の映画)

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夫婦の離婚調停に始まり、イランが抱える社会問題を浮き彫りにしていく。
描き方は日本映画に近いものを感じますが、個別具体的な問題には地域差がありますね。
信仰上の理由から、男女間での介護においてできるこ
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生きていた男(1958年製作の映画)

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死んだはずの兄が生きて帰ってきた。
オカシイのは自分か?周りか?

監督からのネタバレ厳禁の警告があるように、最後に明かされる仕掛けにハッと驚く👏そんなパターンがあるんかぁぁぁ、ってなりました😂おもろ
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

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星を愛した詩人・宮沢賢治の代表作。
北十字の暗黒星雲から南十字の暗黒星雲までを巡る銀河の旅です。

やっぱ「蠍の火」の話が好きだなぁ🦂
自己犠牲と他人の幸せを願うということ。

夜空に星のあるように(1967年製作の映画)

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ケン・ローチ監督の長編デビュー作。
スクリーンで観れて良かった!

「女に必要なのは男。そして子供。」
1960年代の英国に生きる女性。
分娩のシーンから始まり、鈍色の世界に輝く命を映す。

ドノヴァ
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

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原爆が落ちた後の放射能に蝕まれて死にゆく老夫婦を描いたアニメーション作品。
最近、北朝鮮からの飛翔体がよく飛びますが、いつかこうなるのかと想像してしまう...。

日本語版の監修は大島渚さん。
主題歌
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