ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

台風太陽 君がいた夏(2005年製作の映画)

3.0

めっちゃ評判悪いが悪くは無い。が、『子猫をお願い』と比べるとそれはもう落ちる。
スケートの映画だが肉体よりも何故かスケート靴に異様に執着して撮るのが面白い。撮影はかなり最悪な方で、調べると撮影監督が3
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心の灯火/ランド・オブ・ホープ(2018年製作の映画)

2.0

撮影が良いのだが顔のアップばかりで全く引き込まれない。40分で断念した。

狼獣(けだもの)たちの熱い日(1983年製作の映画)

3.5

勝手にドン・シーゲルの映画のようなタイトなアクションを想像してたが、子供含め登場人物全員キチガイという町山とかカナザワとかが喜びそうな映画だった。
まぁそれでも普通に面白いけどね。
辺り一面の麦畑に真
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花つみ日記(1939年製作の映画)

3.5

女子高生の恋愛に近いような友情のお話で、若き日のでこちゃんを見れるし、戦前の大阪の風景が見れるのが嬉しい。青山真治も似たようなことを言ってたが、私は映画の魅力のひとつは記録物である事だと思っているので>>続きを読む

ディック・トレイシー(1990年製作の映画)

2.5

アメコミ映画。撮影のヴィットリオ・ストラーロが『ワンフロムザハート』以上にやりたい放題やりまくってる。アスファルトが緑色に光ってたり。撮影はいいにしても、ベイティの演出が全然ダメで、車から銃撃を受ける>>続きを読む

アナコンダ(1997年製作の映画)

4.0

傑作。撮影隊がアマゾンの奥地へ探検するが…という話。
アナコンダも怖いが、完全キチガイのジョン・ヴォイトも怖く、クルーはこの2者を同時に相手にしないといけなくなる。半分溶けたジョン・ヴォイトのウインク
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小説家の映画(2022年製作の映画)

1.0

カス。もうホン・サンスの映画観なくていいわ。

ホン・サンスの映画見てると、1人の作家が頭の中で考えた架空の人物同士の会話聞いて楽しい?って思っちゃうな。それって結局会話じゃなくない?って思う。

ビースト(2022年製作の映画)

2.5

ライオンのアニマルパニックものだが、全然ダメ。長回しで襲われる側の視点で撮り続けているが、これはもう映画というよりもアトラクションになっている。死んだ妻の話しも完全に蛇足で、いわゆる心理的ズームを使っ>>続きを読む

ありふれた事件(1992年製作の映画)

3.5

やたら饒舌でどこか愛嬌あるが人を殺しまくりの男に密着したモキュメンタリーで面白かった! ターゲット発見から編集で即銃殺カットに繋げる暴力性が良い。 やたらと廃墟が出てくるのも好き。 撮影クルーとも殺し>>続きを読む

800万の死にざま(1986年製作の映画)

3.5

これまた映画の才能にかける作家なものの、シンプルにオリバー・ストーンの脚本が好い、キャストが最高!というのもあるが遺作にして才能開花?と言った感じで面白い! クライマックスの倉庫のやり取りの緊張感、ラ>>続きを読む

ザ・ラスト・ウェーブ(1977年製作の映画)

2.0

のっけから全盛期の黒沢清のような不穏さがあり、これは乗れるか??と思ったが案の定退屈だった。 ピーター・ウィアーは『フィアレス』の冒頭のように高速道路にジェット機の残骸を見せると言ったような、違和感を>>続きを読む

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.5

ISに拉致監禁拷問くらうというお話。これは結構面白かったが
、140分もある。ISのボスがスペイン人?を処刑する場面で手が震えていたり、その前の場面で画面手前でマスクを脱ぐとまだ若造であったりと説明し
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熊の皮(2016年製作の映画)

3.0

イタリアの山村の、熊に家畜を襲われ苦しんでる農民の親子が熊を殺しに行く話で、90分にまとまっており、サイレント映画を撮ろうという心意気も垣間見え悪くない。ただし絵面が相当に地味でアイデア不足に感じる。>>続きを読む

リトルマン・テイト(1991年製作の映画)

3.5

ジョディ・フォスターが監督作。天才児と、フォスター自信が演じるその母親のお話。クローズアップと遠景の編集切り替えのリズムが心地よく大変楽しく見れた。ジョディ・フォスターのチャイナドレス姿も眩しい。
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大狂乱(1982年製作の映画)

2.5

有り寄りの無し。相変わらず編集の概念がなく1時間以上つまらない続ける。カジノ内で借金取りに追われる場面など、色々アイデア出てきそうなものだが単調に走ってる(横移動も無し)だけで退屈で驚いた。ただしラス>>続きを読む

サブウェイ・パニック(1974年製作の映画)

3.5

面白い!
ウォルター・マッソーとロバート・ショウやり取りがメインだが、冒頭の日本人見学客やら最後まで寝てた客やらと皮肉が聞いていて面白い。
地下鉄線路感電死はどっか他の映画で見た気がする。

暴走状態
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極道社長(1975年製作の映画)

3.5

室田日出男と川谷拓三のアホコンビが梅宮辰夫と組んで一攫千金狙う話。
主役の2人が可愛すぎて好き。首吊り寸前の男を助けようとしてズボンを脱がしてしまいしれっとまた履かせてやる場面笑ってしまう。
『スカー
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ニューヨーク一獲千金(1976年製作の映画)

3.0

アホコンビのグールドandジェームズ・カーンがオンボロ新聞社と結託してケイパーやるお話。
俳優も撮影も良いのでそんなに悪くはなかった。撮影はラズロ・コバックス。

ウディ・ガスリー/わが心のふるさと(1976年製作の映画)

1.5

いやぁ〜しんどい。ハスケル・ウェクスラーの撮影は賞を取ったらしいが、ちとやりすぎだし、撮影はそれでもまだいい方でショット同士のコントラストというか編集がないので見ていて本当にしんどい。

電車から飛び
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消えた陪審員(1944年製作の映画)

3.5

初期のノワール、というかサイコサスペンスで後期の超絶編集こそ見れないもののオモロイ。
とある事件で冤罪を着せた陪審員達が謎の事故死をしていくというお話。
主人公の記者が『Tメン』ばりのサウナ燻り殺しさ
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センチネル(1977年製作の映画)

4.0

めっちゃおもろい。70sオカルト!引越し先がやばかった話、なのだが説明義務としての導入部には誰も期待してないからという自覚からくる異常なまでの編集の速さ。最高。主役の女優がどタイプ。ホラーシーンはちゃ>>続きを読む

木枯し紋次郎 関わりござんせん(1972年製作の映画)

3.5

これは面白い。菅原文太がシリアスな役をやると途端に新東宝時代の大根役者に戻ってしまうが、市原悦子(どうしようもない姉貴役)のアニマル感で何とかなっている。クライマックスは完全西部劇で激アツ。土埃と、も>>続きを読む

女狐(1967年製作の映画)

1.0

原題はfoxだけなのになんで女付けたん?
まぁそれは置いといても典型的な心理映画で地獄のようにつまらんかった。役者は1ミリも動かん。椅子に座って家族会議って感じ。死にそう。

まむしと青大将(1975年製作の映画)

4.0

これは傑作…!まさかの麻雀映画。ベビーフェイスのケンとあうかなり気取った雀士役の荒木一郎、ソープ嬢の緑魔子とキャストが最高すぎる。
コミカルな癖に登場人物ほぼ全員死ぬ。枚散る札束と連行される菅原文太と
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.5

塾長が褒めていたので見たが、これは確かに面白い…
撮影が見事すぎる。野外の自然光が兎に角良い。相棒のラモンが風呂上がりにベッドに横たわり、股関に盗んだ宝石をのせる場面での股間への点光源なんかも素晴らし
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戦後秘話 宝石略奪(1970年製作の映画)

2.0

東映お得意のマカオロケ&宝石奪い合いアクションだが、主役の菅原文太が思い詰めたキャラクターで、映画自体もいつもより陰鬱な雰囲気が漂っている。覇気がない。
菅原文太が夜トラックで爆走する場面で夜の照らさ
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暴力金脈(1975年製作の映画)

3.5

総会屋映画。松方弘樹ぶん殴られながら総会屋としてのし上がっていく話でこれは中々面白い。肝心の総会シーンはクライマックスに持ってくるし、日本映画にはあまりない演説が聞ける。
田中邦衛が高架下で脅される仰
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男の勝負(1966年製作の映画)

2.5

街作りデベロッパーもの。展開は典型的な任侠もの。天知茂が村田英雄を助ける冒頭、二人の喧嘩の中盤、高倉健と富司純子の別れのクライマックスと三回の見せ場はどれも美しく撮られているが全く同じセットでガッカリ>>続きを読む

バカ政ホラ政トッパ政(1976年製作の映画)

3.0

三人のチンピラが強ヤクザに喧嘩売る話で、同監督『893愚連隊』を彷彿とさせるが本作はそこそこ。雨のなかバカとホラが腹を刺したトッパに肩を貸して歩くショットは妙に良い。珍しく強ヤクザ側の成田三樹夫が死ぬ>>続きを読む

閉ざされた扉(1948年製作の映画)

3.5

精神病のふりをして精神病棟に潜入するという『ショック集団』みたいな話だが、めっちゃおもろかった。
隔離病棟の巨人黒人チャンプ(台詞なし)といい、眼鏡オールバック暴力看守といいやばみが伝わる。撮影も黒々
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母親人形(1938年製作の映画)

2.5

時代劇。ヘタレの渡世人の息子が母親にけしかけられて渡世人修行の旅にでるが民主主義に目覚めて倒幕軍として戻ってくる話。ま、そこそこの出来か。
おっ母…のヘタレの顔ズームに糸車を回す音が聞こえてくる編集は
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暗黒街の帝王レッグス・ダイヤモンド(1960年製作の映画)

4.5

超絶イケメンのヤクザが女をすけこましまくってのしあがっていく話で死ぬほど面白い。常軌を逸したテンポの速さとやりすぎなくらい省略した編集。後者はベティカーの代名詞でもあるが。

ヤクザの子分にしてもらう
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霧の中の逃走(1945年製作の映画)

2.5

霧にノワールといったらそりゃあもうジョセフ・ルイスを想像して勝手に期待爆上がりしてたのだが大したことなかった。霧の場面もインパクトないし、ヒロインが正夢を見るというシナリオも意味がわからん。後半はただ>>続きを読む

ヌーヴェルヴァーグ(1990年製作の映画)

4.0

アラン・ドロンがさすらいの貧乏人と金持ちの一人二役。立派なお屋敷の中を壁をぶち抜いて往復ドリーを繰り返す場面であがった。ベルトルッチがよくやる感じのやつ。緑がとても美しい。撮影はリュプチャンスキー。>>続きを読む

釣鐘草(1940年製作の映画)

3.5

これは傑作。子役時代(といっても高校生)のデコちゃんを見れる。
冒頭で水汲みする場面での弟を優しい目でみつつ髪をかきあげる場面が特に良かった。
危篤の弟に会いに木馬を抱えてダッシュする場面はサイレント
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闘ふ男(1940年製作の映画)

3.0

やたら腕っぷしの強い靴磨きの岡譲二(ウエストランド河本似)が、助けた弟思いの女に影響されて故郷に残した妹に会いに北海道へ帰る、というお話。これはまあまあ面白い。
他作品見て思ったのだが乱闘シーンはあま
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