ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

花火の街(1937年製作の映画)

2.5

落ちぶれた士族が自●しようとしていた街娘に掘れるお話。大分しょうもないメロドラマ。これはいまいちかな。ただ大戦前の、まだ焼けてない日本の風景が見えるというのは良い。舞台が横浜でへんな中国人サロンもでて>>続きを読む

黙示録の四騎士(1962年製作の映画)

3.0

WW2中、ノンポリを売りにして人妻と遊んでいるフランス系アルゼンチン国籍のプレイボーイ(グレン・フォード)が、否応がなしにレジスタンスに荷担していく話。ノンポリのダサさをこれでもかと見せつけてくるが、>>続きを読む

アメリカン・ストーリーズ/食事・家族・哲学(1988年製作の映画)

3.5

む、これはかなり面白かった。、夜の波止場でカメラに向かってポーランド系ユダヤ人の移民らが地獄の生活を語るお話し。ドキュメンタリーに見せかけてるが、88年の作品の若者が収容所に居たわけないのでフィクショ>>続きを読む

ノー・ホーム・ムーヴィー(2015年製作の映画)

1.5

アケルマンが大好きな母親(と風景)を撮ったビデオ映画。残念ながら大半寝てしまった。たぶん何度見ても寝てしまうと思う。
Skypeでバイバイしながらなかなか話が終わらないのが良かったが、アケルマンのパー
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13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)

3.5

なるほど、part1、2ときて本作が今のところ一番面白い。
ジェイソンが橋の上から河の中にいる女を水中銃で撃ち殺す場面が素晴らしい。あまりにおもむろに殺すのである。「人を見つけた、だから殺す。」という
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マニアック・コップ(1988年製作の映画)

3.5

めちゃ面白い。脚本がラリー・コーエンなので間違いはない。『地獄の警備員』を思い出す。
途中で主役が入れ替わるのも良いし、不倫カップルってのがまた変で良い。
たぶんラリー・コーエンが撮ったほうがもっと面
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13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

3.0

今となってはお決まりの演出の羅列という感じでAIで作れそうだなとか思ってしまった。
セックス中のカップルがまとめて串刺しにされるのとか読め読めだし。
ビーチク浮きまくり美形ギャルが良かったのと、外に
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ガバリン(1986年製作の映画)

2.5

小説家が自殺した叔母の家に引っ越したら幽霊が見えて一人で格闘するというお話。家を訪ねてきた元嫁をコメディ的なノリでショットガンでぶち殺すの最高~とか思ってたらラストで生き返ってしまって残念だった。

ホイッスラーズ 誓いの口笛(2019年製作の映画)

3.5

悪徳刑事が運命の女に肩入れしてしまうお話。ダナ・アンドリュースのように硬い表情を一切崩さない悪徳刑事イヴァノフの顔面を、ひたすらに写し続けるという。
水に顔をつけられる拷問でもカメラはわざわざ水の中に
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The Second Game(英題)(2014年製作の映画)

1.0

まじで野良サッカーの録画なので、じゃあふだんみてるサッカーの試合も映画ってこと?となり、映画とはなんなのかと考えるきっかけにはなる。

夜よ、こんにちは(2003年製作の映画)

4.9

超絶大傑作。
ラストショットを除いて、主役のマヤ・サンサが不在のシークエンスが無い。この事からベロッキオは観客をマヤの感覚に没入させようとしている事がわかる。その中でマヤの主観ショット(=視る)/視ら
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大侵略(1968年製作の映画)

2.5

キチガイ集めてミッションをこなす戦争ものなので『特攻大作戦』を思い出しちゃうが大分地味で二時間の上映時間からわかるとおり間延びしている。ただここでも破壊描写がすさまじく、坂から転げ落ちてぶっ壊れるジー>>続きを読む

肉の蝋人形(1953年製作の映画)

3.0

まぁまぁ。3D映画だが2Dで見た。蝋人形の館の呼び込み芸人がピンポン玉を画面に向けて投げる芸だったりと、3Dを意識した演出がある。
ヴィンセント・プライスが火事で気が狂ってしまうお話で、彼の死と共に蝋
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サマーストーリー(1988年製作の映画)

3.5

DVDに字幕がなかったが全く問題ない。
ほぼ『秋津温泉』。ヒロインのイモジェン・スタッブスが宮崎駿作画過ぎ。ラストでイモジェンの墓の前で呆然としてると事情をわからない妻の自分を呼ぶ声が聞こえてくるの、
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恐るべき訪問者(1980年製作の映画)

3.5

蓮實重彦が本で誉めていたので見た。DVDに字幕がなかったが全く問題ないのが良い。ブルジョアの息子がペット屋のミスでブラックマンバを持ち帰る羽目になるが、そこに出くわした誘拐犯がブラックマンバに殺されて>>続きを読む

ディシジョン・アット・サンダウン(1957年製作の映画)

4.0

傑作。ランドルフ・スコットが元妻を自殺に追いやったある男(実際は逆恨み)を追って相棒と街にやってきて、そいつの結婚式をぶち壊し、相棒を自分の勘違いから死に追いやるっていう、無茶苦茶残念な主人公の話。

ブキャナン・ライズ・アローン(1958年製作の映画)

4.5

とんでもない傑作過ぎて拍手してしまった・・・
特に変わったことも何もしておらずアンチスペクタクルな撮り方しかしてないんだけどなー
例えば、ランドルフ・スコットが釈放されるも、後ろから射殺されそうになる
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兄弟仁義(1966年製作の映画)

4.0

北島三郎のBL映画ということで。
目がキラキラしてた時代の松方弘樹が兄貴分で、一緒に風呂に入って背か流したりする。まぁそんなことより傑作ですわ。ところどころ泣きそうになったし。
山下耕作どうこうより撮
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.5

タイトルのフォントがグラフィティタッチだもんでラップの映画なんか?と思ったら違った。
ジェームズ・グレイの自伝ではあるが、いわゆる作家性を強調するかのような突飛な演出もせずひたすら職人に徹していて好感
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ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003年製作の映画)

2.5

そこそこ。実写にバッグス・バニーのアニメキャラ(2D)を無理やり融合させたような映画で、実にジョー・ダンテらしいが、ギャグはそんなおもんないし、俳優が宙の相手に演技してるかと思うと覚めてしまった

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

超おもろい。次に何が起こるか全くわからないのでその時点で最高。山のなかに迷い混んだとおもったらレーザーが飛んできたりするし、サッカーの試合の後にクラブの場面になる。教会から逃げたと思えばいきなりダム。>>続きを読む

七人の無頼漢(1956年製作の映画)

4.5

悪役、リー・マーヴィンが魅力的すぎる。バーで2丁拳銃で、エア決闘(エア早抜き)を繰り返すシーンなんか素晴らしい。そして、ランドルフ・スコットとの決闘。あの、カットバック!抜くシーンが見えないほど早>>続きを読む

灼熱の勇者(1955年製作の映画)

3.0

まぁまぁ。主演はアンソニー・クインとモーリン・オハラ。 オハラは静かなる男といい、雨に濡れてびちょびちょになった方がよい。

親子愛ものなんだけど、クインが、隠し子である若き闘牛士に、自分が本当の父だ
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平原の待伏せ(1953年製作の映画)

4.0

かなり面白い。脱走兵の烙印を押されたグレン・フォードが名誉挽回する話。 なにげにアクションが際どい。っていうか「絶対ケガ人続出レベルだろコレ」ってレベルだ。CGもない時代だし。

シマロン・キッド(1951年製作の映画)

4.5

トンデモない傑作!
シンプル!簡潔!完璧!機関車の操車室を生かした銃撃戦の凄さ!相手の顔に水をかけるアクションの唐突さ!静から動の急展開の凄味!完璧!

ラストの馬小屋での立場が逆転した構図といい、キ
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ライド・ロンサム(1959年製作の映画)

4.5

一番好き。大傑作。
賞金稼ぎのランドルフ・スコット(妻を吊るした男への復讐が目的)が、復讐相手の弟を捕え、それを餌にして目的を遂げようとするが、道中、2人のやくざ+未亡人と知り合い、賞金目当てのやくざ
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反撃の銃弾(1957年製作の映画)

4.0

ランドルフ・スコットが『七人の無頼漢』に続いて未亡人に手を出す。
面白かった。B級で金がかかってないけどね!まず街が出てこない。

後半は、スコットと未亡人が悪党に監禁されるもんで、悪党達のアジトだ
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決闘コマンチ砦(1960年製作の映画)

4.5

傑作。インディアンに連れ去られた白人女を取り戻し賞金を受け取る生業のランドルフ・スコット(実は妻を探し続けている)が女を護送中、3人のチンピラと知り合い、道中共にすることになるが、賞金に目がくらんだ奴>>続きを読む

MOTHERS(2020年製作の映画)

3.5

監督が自分の家族を撮ったドキュメンタリーで、兎に角、元ザーヤクのパパのキャラクター造形がやばすぎてその時点で価値みたいな映画。上裸でテレビ見てるのだが皮だるんだるんで急に痩せたのが窺い知れるのだが、>>続きを読む

ロストボーイ(1987年製作の映画)

3.5

面白い!引っ越し先の町にバンパイアヤンキー集団がいるお話。
DOORSの使い方がダサめなのは兎に角よ、ヒロインもかわいいし、始末の付け方も粋だし良かった。バンパイア、弱点ありすぎでかわいそ…と思う。(
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カラビニエ(1963年製作の映画)

3.0

青い頃のゴダール作品って感じだ。徴兵された無垢な若者が戦場で悪いことしてくるお話。
銃でスカートをめくる場面が出てくるが、『決別』にもスカートめくりの場面があるので、ゴダールは男子小学生だと思う。
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レミニセンス(2021年製作の映画)

2.5

いまいち。記憶を追体験できる設定で、いわゆるファム・ファタールに出会ってしまう男の話なのだが、ヒュー・ジャックマンはタフガイすぎてノワールというよりも西部劇の男であるし配役にミスマッチ感は否めず。
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ビジョン・クエスト/青春の賭け(1985年製作の映画)

2.5

二流の映画を「質の良いプレゼン」とすると、プレゼンにしても淡々としすぎているので三流って感じか。減量&トレーニングで成功する青春映画だが、「トレーニング頑張ったら勝てました。」という、あまりに味気のな>>続きを読む

The Holy Inquisition(英題)(1974年製作の映画)

4.0

中世メキシコが舞台の、ユダヤ人に対する異端審問映画で『ベネデッタ』の500倍くらい面白かった。何せ金がかかったセットが素晴らしい。フレーミングで金欠を誤魔化すようなこともせずふんだんに空間(=セット)>>続きを読む

The Five-Forty(英題)(1939年製作の映画)

2.5

ハンガリー映画初のスリラーらしい。字幕で観たので内容はさっぱりだったが、冒険家の愛人の死体の犯人が誰かを探る話で明らかにその冒険家が怪しいのだが…というスリラーと言うよりもミステリー寄りのプロット。当>>続きを読む

アンフォゲタブル(1996年製作の映画)

4.0

検死官のレイ・リオッタが元妻を殺した男を探すべく死体の脳髄を自分にぶちこみ死体の記憶を便りに犯人捜しする話。鬼の居ぬ間に洗濯シチュエーションでサスペンスがバキバキに機能している。研究室爆発場面で画面手>>続きを読む