ぴぴぴんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ビル・カニンガム&ニューヨーク(2010年製作の映画)

3.7

ニューヨークにてストリートファッションの写真を撮り続けているおじいさんを追ったドキュメンタリー。

先日見たハーブアンドドロシーのお二人にも通ずるところがあるんだけど、戦後のニューヨーク文化をずーっと
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ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの(2012年製作の映画)

3.5

ニューヨークに住む元公務員であり、現代アートのコレクターであった夫婦が自分達の収集作品を、50×50プロジェクトとしてアメリカの50の州に50ずつ寄贈する過程のドキュメンタリー。

2人の収集の始まり
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ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人(2008年製作の映画)

3.9

ニューヨークにて現代アートを収集し続けた郵便局員のハーブさんと図書館司書のドロシーさん夫妻をおったドキュメンタリー。

決して高所得なわけではない2人が、ただただ多くのギャラリーやアーティスト自身のア
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.0

東京で、現在をなんとか生活している男女が出会うお話。

物凄く展開のあるお話ではないです。東京の、その中でも生活水準の高くない人々の風景を切り取りながら少しずつ二人が未来を見始めるような感じ。生活の基
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.1

北欧のサーミ族に生まれた女の子がそのコミュニティから抜け出そうとする1930年代のお話。

男女平等のイメージから差別をする印象の薄い北欧だったけれど、民族差別等は色濃くあったのだと思い知らされました
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伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

3.0


伊藤くんを中心とした女性5人の成長物語。

ドラマ版も観てたのですが、それで補完できてたから映画もすんなり見れました。ドラマの方が4人それぞれについてきちんと掘り下げてたので、成長物語的な側面として
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.8


フィンランドの児童書?を実写化したもので、女の子2人がお金拾って家を買って暮らすファンタジー。

もう画面の端から端まで本当に可愛くてカラフルで癒されました。

基本は現実にはあり得ないことの起こる
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.4


クイーンの曲もバンドの歴史も齧った程度の知識でみましたが、気づけば泣いてしまったくらい良かったです。

ライブやコンサートの醍醐味だと個人的に思う、ファンとアーティストの交流?共鳴?空間を共にする相
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.0

初恋を拗らせ続けた女の子が、初めて人から告白されるお話。
ちょっと主人公の妄想と現実世界でのコミュニケーション下手っぷりの乖離が大きくて大丈夫かな?!となってしまい、そこまで共感しなかったです。

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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.0

突然倒れた恋人が偽名で何者か分からなくなり、調査を通して彼のことを知っていく女性の話。

主人公の女性が絶妙に自分勝手で高飛車で苦手なタイプだな〜と思いながらみていたせいか共感力が非常に薄かったです。
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.0

原作の雰囲気がよく出ていて、なんだかあったかくて泣きたくなる場面がいくつも観れて良かったなあと思いました。ただ、ストーリー自体は原作を上手くくっつけた感じだったので、原作知らない人がどこまで楽しめるの>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.2

お茶の先生に勧められて映画館で観ました。

お話自体は茶道を習い始めた女の子の年月を淡々と描いていくもので、起承転結や大きな波があるような話ではないです。(人の人生だから波はあるけど)
それよりも、茶
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

前評判が高かった上に、当日券しか購入できない近所の映画館では案の定チケット購入に苦戦したので、期待値をだいぶあげたまま鑑賞しました。

それでもやっぱり笑えたし、つくる人からみても観る人からみても面白
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0.5ミリ(2014年製作の映画)

3.3


とにかく老いのリアル(周辺環境も含めて)を見せつけられた、という印象が強いです。そこは辛かった。でも、この主人公の旅はどこで終わるんだろう、と思いながらみてたので人生の終わり部分をずっと見続けた最後
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さまよう小指(2014年製作の映画)

2.2

終始エキセントリックな物語だったけれど、要所要所の台詞や最後の展開、音楽が良くてするっと見終われました。奇天烈な役をやってる我妻三輪子ちゃんがみたくてみました。、

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

3.6


4人の娘がそれぞれ国籍の異なる男性と結婚する両親の家族のお話。

どんな綺麗事を言う人がいても、現実として差別や偏見はある。ただそれは国籍や宗教に関することだけじゃなくて国内でだってあることだけど。
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.2


原作よりも生々しく感じてしまって、あ、やはり漫画はファンタジーだったんだと思いました。
初めて読んだのが10代後半だったせいもあるかもしれないですが。

それでも最後のツチダが笑って泣くところは綺麗
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プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード(2016年製作の映画)

1.9

音楽は良かったです。
話はひたすらにスザンナが不憫でした...。まさに消費される女の子だったけど、それを理解した上のそれなりに聡い子で、ただの世間知らずのお嬢様ではなかったと描かれてたことだけが救いか
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

アニメは個人的になんとなく観るための敷居が低く気軽に見られる反面、集中して最後まで見られないこともしばしばなのですが、これは最後まですっと見られました。

小さい頃のやり過ぎてしまったトラウマや後悔っ
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.8

一子かっこいい〜!!!

最初はどうなるんだこの女、と思ってしまうくらい本当にどうしようもなかったけれど、自活して傷つけられて失恋して、身も心もボクシングを通して強くなっていく一子が本当に格好よかった
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何者(2016年製作の映画)

3.2


就職活動を体験した後だから、冷静にみることが出来た作品だったかなーと思いました。「桐島〜」然り、いたいたってなってしまう朝井リョウの細かい人物造形は凄いなと改めて感じました。就職活動前だったら、この
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怒り(2016年製作の映画)

4.0


圧倒されっぱなしで、凄かったという感想しかないです。

とある殺人事件を軸に3つの物語が平行するなかで、様々な人が「怒り」(しかも逃げ場のない)という感情に対してそれぞれ向きあう姿を描いているのだけ
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アズミ・ハルコは行方不明(2016年製作の映画)

3.3


消費される女性のためのガールズムービー。

アズミハルコという人物を軸に消費される女の子を描く物語。10代から20代へ、20代から30代へ、そして30代後半と色んな世代の分岐点を描いていて且つ、上の
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.7

過去と現在が交差して最後に真相に辿り着く、ある息子と母のお話。家族というよりは息子と母。

初めは息子の行動や気持ちがさっぱり分からなくて本当、異質にしかみえなかったけれど、そこに妹や学校など徐々に比
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TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

2.0

作業しながらの流し見で丁度よかったです。音だけでも内容が追えるし音楽が楽しかった。

わたしはクドカンのドラマ作品は好きだけれど映画はあまりはまらないな、とこの作品みて気づきました。

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

2.5


俳優さん目当てでみました。

内容は自業自得で堕落していってしまう女性の話。最後の見事なまでの周りの手の平返しが本当に薄っぺらい人間関係だったんだな、と思う反面、商人の『あなたは人生に退屈していて負
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.4

グザヴィエ・ドランの個をこれまで以上に見せつけられた感じの作品でした。

約2時間の映画で半日ほどの家族との再会、実家での滞在が描かれていました。ので、起承転結な物語感は全くありません。
生活の一端を
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ムーン・ウォーカーズ(2015年製作の映画)

3.0

コメディーだからって割り切れば、そこそこ楽しい作品でした。60年代のトチ狂ってる若者文化好きなら観てて面白いです。(褒めてます)

わたしは情けなくないルパートグリントをずっと観たいって思ってるけれど
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

誰でも大なり小なりトラウマを抱えて生きていて、悩んでいる人に寄り添っている人も、実は別のところで苦しんでいる。
必ずしも人間は相互で支え合うものでもなく、例えばこの話では施設の子どもたちに職員が寄り添
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.8

ハリーポッターの世界観が好きな人は楽しめる作品です。

正直エディ・レッドメインとエズラ・ミラーが大画面で観れただけでお腹いっぱいでした。眼福。

二重生活(2016年製作の映画)

3.7

視る・視られるの関係が交差しあって、でもそれだけでは密な人との関係は築けない。けれど、一度「視る」という関わりを持ってしまうために思わぬトラブルや誤解が発生してしまうこともある。

主人公のたまは自身
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.6

距離等物理的なものを越えて人が出逢って関係し合う。一見お伽話だけれど、今のインターネットに囲まれた私たちからすると、全くあり得ないことではないんじゃないかなと思いました。

遠く離れている人の事件や事
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

2.4

観終わった後の安堵感だけが印象に残ってる作品。無事で良かった。

登場人物それぞれへの違和感があり、終始何故?どうして?と話が進んでしまうけれど、一番怖かったのが、閉鎖的な空間がそれぞれの歪みを正当化
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

2.6


輪廻転成、ドラッグ、サイケなTOKYOのお話。薬物のせいで死んだ兄が愛する妹のために死後も彷徨っている物語。

映像や物語の構成はたしかに凄かったし興味深かったけれど、真面目にみると長いし画面に酔う
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