ろくさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-(2019年製作の映画)

1.0

僕は本当に「映画」を見ていたのだろうか。いや別に高尚なものを期待していたのではない。だいたい極道が性転換してアイドルになるなんて荒唐無稽、くだらない。でもその「くだらない」がたまらなく面白いはず…そう>>続きを読む

僕の彼女はサイボーグ(2008年製作の映画)

1.5

まず勝手にお店のものを盗んではいけない。そして楽しそうに逃げてもいけない。さらにお店のものを壊してもいけない。ガバガバもガバガバのSF映画っす。もうタイムトラベルにあるタイムパラドックスはどこ行った?>>続きを読む

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.5

二丁拳銃はこのときからはじまった!いや久々に見ると低予算だなと思うけど泣き所満載なんですよ。音楽もベタ、ストーリーもベタのベッタベタの展開だけど最後のチョウ・ユンファのシーンなんか涙なくしては見れない>>続きを読む

インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

3.5

世間的には酷評が多いんだけど僕はそんなに嫌いではない。武田真治のキレキレ演技も好きだし、綾瀬はるかもなかなか怖い。何にもまして2時間ドラマの帝王片平なぎさが出ているじゃないか。それだけでいいだろ、ほん>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

2.5

まずクイズ・ミリオネイヤって日本の番組でなかったのか。みのもんたのイメージしかないから見て笑ってしまう。インドの貧民層で暮らす生活、そしてその匂いまでも画面から伝わってくる。これはダニーボイルの上手さ>>続きを読む

シックス・ストリング・サムライ(1998年製作の映画)

3.5

安さ爆発、大爆発。「スターウォーズ」「ドラゴン怒りの鉄拳」「子連れ狼」「プレスリー」オマージュが止まらない(というか映画オタクが止まらない)。まず砂漠でロック世界選手権に出場するのに片手に日本刀という>>続きを読む

がんばっていきまっしょい(1998年製作の映画)

4.5

ざらざらの画質で高校生部活ものって悪いわけないじゃん。とにかく泣けるの。泣いて泣いてぼろ泣きでした。おれ、こんなに涙腺弱いのかよ。舞台が1976年というのもいいんだよね。この絶妙な古さ。「少しだけ悔し>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

女子高生がおっさんを好きになってしまうというおっさん側の欲望まる出しの映画かと思ったら、意外とそうでなく一線は絶対越えようとしない大泉に好感触。大泉は終始困惑しているのがなんともよい。また設定として元>>続きを読む

ピンクリボン(2004年製作の映画)

3.0

ピンク映画に対するドキュメンタリー。まず一番驚いたのは「日活ロマンポルノ」と「ピンク映画」は違うってこと。そっか、それは知らなかった。うん、日活とは予算が違うのね。僕が生まれたころはそこらじゅうにピン>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

4.0

「自分だけはそんな人間じゃないって思ってたんだけどねえ」この映画で一番怖い人って。人を殺しまくったピエール瀧?それともそれを裏で指示していたリリー・フランキー。そうじゃないんでしょ。一番怖い人って「み>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

まず飯テロすぎるだろ!どうみてもうまそうでしょうがない。いや飯テロ映画って結構あるけどここまで喉が「ぐび」って鳴る映画はないぞ。もうキューバサンドイッチなんてどうやって食べるんだよって思っているもん。>>続きを読む

文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年製作の映画)

4.5

もともと原作の筒井が何度も直木賞を落とされて、じゃあ松○清張をはじめみんな殺しちゃおうっていう無茶苦茶な小説をいい加減な映画を撮ったら天下一品の鈴木則文が撮ってしまったというまさに無茶苦茶のマリアージ>>続きを読む

エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS(1995年製作の映画)

3.5

こんなものだったっけ。昔、池袋のシネマ・セレサで見たときはえらい怖かったんだけど改めて見たらずいぶん小学生演技じゃないか。これも劇中人物が言っている「吊り橋」効果なんだろうか。あれだ、映画館で見ると家>>続きを読む

絞殺(1979年製作の映画)

3.0

見るだけでもトラウマが止まらない。ああ、嫌なもの見ちゃったなぁと心底後悔する映画。見ちゃダメだぜ。まずトラウマの1。新藤監督は嫁の乙羽信子あげ(実際結婚して第1作はこれだった)。息子とはしゃぐ信子、和>>続きを読む

月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.5

和製ブリジッド・バルドーの加賀まりこが演じる元祖パパ活映画。もうね、とにかく加賀が可愛くて困っちゃう。この作品の20年後には「加賀よ、か~が~」とテレビ番組で唸っていたころを知っているから女性って怖い>>続きを読む

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

2.5

まず他人のものを勝手に見てはダメだろ。いきなり人のものをぶちまけて写真まで見る高校生ってどんだけ無礼だろ。と感情移入の難しい中でこの映画は進行する。舞台はアンドロイドのいる世界。その世界でイブというコ>>続きを読む

北京原人 Who are you?(1997年製作の映画)

2.5

片岡礼子の史上最も意味のないヌードが見ることができる。はい、バカ映画っす。北京原人と仲良くするために服を脱ぐんだ…おいおい。尾形直人なぜこんな映画にでた。そして脱いだ。さらに片岡礼子、そこでおっぱい出>>続きを読む

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

5.0

キング・オブ・梶芽衣子。もうね、梶はこの映画のために生まれてきたんだ。大好きすぎて死ねるレベル。梶芽衣子が睨むだけで僕らはいってしまうだろう(「いく」は「イク」と「逝く」両方)。「女女女ごころのうらみ>>続きを読む

修羅雪姫(1973年製作の映画)

3.0

途中まではダルな時もあるんだけど最後のラインですべて吹っ飛ぶ。白い服が真っ赤になるだけでああ、この映画見てよかったと騙される。ほんとか。ただ梶作品としては女囚さそりには及ばない。まあ監督が藤田だからね>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.7

待っているだけじゃダメなんだよ!世の「いつかきっと僕の天使が現れる」とかバカなことばかり言っている30代童貞に鉄槌を与える映画だ。大好き!あのね、恋ってのは相手があって初めて恋なの。そしてそれを「二人>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

4.3

「本を借りて返さんとは無礼の極みだ」もうその通りですよ。主人公は頭が良くて(ハーバード卒)、飛び級をして大学は18で卒業、本が好きで一人でばかりいる。そう、こじらせ女子なんですよ。もうね、家にばかりい>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.2

好きなんだもん、仕方ないじゃん。いや三池の事ですよ。もうね、途中はダルだし最後は蛇足だし、ポンコツ映画なんですよ。でも好きなの。まあ今回はタランティーノばりの高倉健大好き中国女藤岡麻美とバカ激情女ベッ>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.7

童貞映画肯定委員会の一員としてこれを否定はできないよね。まず出てくるのが非モテボーイスカウトの三人組という設定でまあナイスですよ。しかも三人がマジメ、ケーハク、デブととってもいい感じのキャラクター。モ>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.5

久々に見たら「あれ、こんな殺伐としていたっけ」そう、最後のシーンなんか結構死ぬんだよ。あれれ、もっと愉快なストーリーではと勝手に思っていた。記憶違いは怖いね。それとストーリーの粗さ。まあこの映画はそん>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.0

ああ、矢口監督を見たなぁと思って嬉しくなってしまった。笑って泣けて面白くてそれでいてちょっと勇気もらう。ここよ、矢口監督の映画って「勇気がでる」の。それは「ウォーターボーイズ」でも「スウィングガールズ>>続きを読む

華氏 119(2018年製作の映画)

3.0

マイケル・ムーアは日本の奥崎謙三だね(僕は奥崎のが好きだが)。とにかくぐいぐい来る。今回は共和党からトランプ、はては共和党に忖度する民主党までが俎上にあがる。まあメインは大統領選なんだけど、それと並行>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

2.0

すまん、僕は感心しなかった。ここにあるのは非常にWASP的な映画だと思う。いわゆるWASPがいいと思っている「自由」であり、それは一方で嘲笑や潜在的差別があってどうにもそれが引っかかってしまったんだ。>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.0

いかにも東映で「仁義なき~」などの衣鉢を受け継ぐ作品か・・・と思ったのよ。たしかにシーンを見ればそうなの。殺し方とかも「仁義~」なんだ(ちなみに石橋蓮司はなんであんなに殺されることが上手いんだろう)。>>続きを読む

ワイルドシングス(1998年製作の映画)

4.1

なんたってデニース・リチャーズでしょ。それはネーブ・キャンベルよりね。二転三転するストーリーに目がくらくらします。始まりが教師のレイプ事件というのもなんともはやろくでもないB級感満載だよ。オシャレがあ>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.1

タランティーノの映画ってサッカーの試合と似ているよね。いつ、「こと」が起きるかわからないからどうでもいい会話が怖くなる。はい、このへらへらした会話のあとでそれがくる?ってのがあるから安心ならない。ジリ>>続きを読む

実写版まいっちんぐマチコ先生 THE MOVIE 〜OH!コスプレ大作戦〜(2004年製作の映画)

1.0

いや酷い。というか誰得なんだよ、この映画。そして誰だよこれ撮っているのと思ったら…やっぱり河崎実。あああ。なるほどね。もう、それだけでわかったぜ。ぬるい映像、そして何にもない思想、さらにはどうでもいい>>続きを読む

グレートハンティング/地上最後の残酷(1975年製作の映画)

1.5

はいはい、おなじみのモンド・ムービー。このラインって「命は大切だね」って言う表向きの発言と「はい、食べられます、がぶー」というどうです残酷でしょって言う裏主張のせめぎ合い。まあ延々と食べられる動物を移>>続きを読む

ビール・フェスタ 無修正版 〜世界対抗・一気飲み選手権(2006年製作の映画)

2.0

いや笑えねえぞ。ギャグがところどころ上滑りして、ああ、アメリカのスラップスティックってこんな感じだよねと頭を抱えてしまった。最後のビール早飲み大会のシーンは流石にテンションあがるが(ビール飲みたくなっ>>続きを読む

片腕マシンガール(2007年製作の映画)

4.5

井口昇にもっとお金を与えてくれ。何がいいって70年代プログラムピクチャーの心を受け継いでいるのは井口だけだよ。ただ残念ながらお金がない。だから俳優はB感だし、映像、演技も一発撮りな感じんなんだ。でもそ>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

「決戦は流山橋」はい、そのすぐ近くに住んでいるんでまさかあそこが川中島になるなんて。埼玉だけでなく適度に千葉もディスられていて千葉県民としては笑うしかない。もう。「与野は黙っていろ」とか「ピーナツを体>>続きを読む

拷問男(2012年製作の映画)

3.5

もう後半ずっと拷問シーンかよ。見ているだけなのに痛みが伝わってくるようで嫌だ。もう足バタバタしながら見たよ。主人公の娘が殺される。犯人は実の弟。実は弟はシリアルキラーだった。主人公は弟を酔わせ、ビリヤ>>続きを読む