ぺぺちさんの映画レビュー・感想・評価

ぺぺち

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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.6

DCヒーロー集結のアクション映画
マーベルと比較対象にされがちなDCだが現代の好みに合わせたような二番煎じアベンジャーズ感に個人的には残念。監督が変わるとこうも雰囲気が変わるんだなぁとしみじみ実感する
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.7

7年ぶりとなるソウシリーズ最新作
ソリッドシチュエーションと言ったらやっぱりコレ。
冒頭からのお馴染みの音楽から始まる今作は堪らなく興奮した。
シリーズファンなら必ずアッと思わせる練られたストーリーと
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.7

ソーシリーズ三作目
前作からのシリアスな雰囲気から一転し全体的にコメディ色が強くなり笑いがありながらもアクションは派手でカッコよく抑揚とメリハリがあり久々に映画らしい映画を観た。
ただ全体的に内容が薄
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

前作から30年後を描く
続編など絶対にないだろうと思っていたが見事にやってくれたヴィルヌーヴありがとう。2時間半以上の長尺ながらも現代の技術と圧倒されるサウンドとヴィジュアルで退屈なくエンドロールをむ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.9

キューブリックのベトナム戦争映画
他のベトナム物とはまた違うキューブリックらしさが残る映画。
ハートマン軍曹によるもう喉潰れてるだろって言いたくなるくらいの罵声と猥褻な言葉のセンス、冷酷で狂気に変貌し
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.7

サラリーマンが鉄化していく話
インパクトがありすぎて当時観た時は物凄く衝撃を受けた快作。全編荒さが目立つ構成とモノクロの映像でCGじゃ出せないあのリアルな鉄の質感と表現力のセンス、無数のカット割りとス
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.0

プロメテウスの正当続編であり前作の10年後が舞台
完全なシリーズファン向け映画でした。
話の内容的に前作を観ていないと話についていけずこれと言った目新しさもないB級映画風のために初見は肩透かしを食らう
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争映画
描写、カメラワーク共にわざとらしく思うもののデパルマらしさが出てよくある反戦映画だったが大好きなモリコーネの音楽がどうも映像と合っていない印象を受ける。
強姦、殺害と罪のない民間人を
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.0

NYのハーレムを舞台にギャングのフランクルーカスの盛者必衰を実話を基に描く
ギャング映画と言えばドラッグ、抗争、銃撃戦が王道であるが本作は麻薬以外は皆無と言っていいほど抗争、ドンパチがなく地味で冷徹な
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

4.0

殺人犯を逮捕した事をきっかけに保安官達と地方を牛耳る一味との対決を描く
個性溢れる4人のキャラクターがとても魅力的で娯楽性に満ちた西部劇。
不器用で女にはめっぽう弱いチャンス、凄腕ガンマンだったのに女
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理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.5

若者達の家族、友情、反抗をテーマにした青春映画
ジェームズディーン以外この役ができるとは思えないほどのハマり具合。元々はマーロンブランドがこの役をやる予定だったらしいが個人的には色気がありすぎてハマら
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インサイダー(1999年製作の映画)

3.6

煙草産業の隠蔽を告発した男達を実話を基に描く
実話という事もあり終始静かにシリアスな展開で進むがテーマがテーマだけに中々重厚で重みがある社会派ドラマだった。
巨大組織の権力と圧力を目の前にしても信念を
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.3

第二次世界大戦下、ダンケルクからの脱出劇を描く
圧巻の一言。物凄く観るのに疲れ観終わった後は疲労感でしんどい。わざわざIMAXがある劇場に足を運んだ甲斐がありました。
序盤からの映像と音響のリアルな臨
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.1

ベトナム戦争映画
前半からの平和な若者達の群像劇を淡々と見せつけられ正直飽きてしまいそうになったが後半からの一変した過酷な戦場の対比によってより戦争の悲惨さと現実を突き出し深みが増していた。
殺し合い
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ボルケーノ(1997年製作の映画)

3.6

ロサンゼルスを舞台にした災害系パニックムービー
お約束のツッコミ所満載なパニック映画だったが当時のCG技術を駆使し多少荒々しいが迫力ある描写がリアルに再現され冒頭からのゆっくりと噴火が迫るシーンは恐怖
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エデンの東(1954年製作の映画)

4.3

カインとアベルを基にしたエリアカザンの青春映画
素晴らしい。ジェームズディーンの魅力が全て詰まった作品でした。あの何とも言えない喜怒哀楽の表情と哀愁漂う瞳は映画初主演ながら類の無い存在感でぐいぐい物語
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.6

失踪した少女の捜すために探偵が奮闘する話
いやー笑った。久々にラッセルクロウを拝んだけどいつの間にかおっさん体型になっててビックリ。
ミステリーなんだけど随所に散りばめられた二人の会話と掛け合いが全体
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.9

ベトナム戦争映画
同監督の 7月4日に生まれて はベトナム帰還兵のその後の苦悩を焦点に当てた作品だが本作はより戦争の悲惨さ過酷さをストレートに伝えた作品だった。
ベトナムを経験したテイラーのラストの言
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.3

スコセッシ×ディカプリオコンビの第1作目
NYの一つ、ファイブポインツを舞台にギャングの抗争と復讐劇を描く
冒頭の混沌で荒れ狂った抗争で完全に掴まれたかのように思えたのだがその後が単調な上に冗長すぎて
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シティ・オブ・メン(2007年製作の映画)

3.5

ブラジルのスラム街を舞台に少年二人の人間ドラマを描いた話
ゴッドの続編かと思って観たら世界観は一緒でも全く別のものでした。メンは少年らの友情を焦点にあてゴッドのような疾走感漂う軽快な構成ではないのであ
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.5

頭悪そうな少年たちに車を盗まれその車の持ち主が悪徳保安官だった話
冒頭の一言目でひき込まれました(笑
車を盗んだ少年達とその車の持ち主の保安官、おばちゃんと血だらけの男と四つの視点から描かれそれががっ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.0

世間に認められない男が有名コメディアンを誘拐しようと計画をたて…
現実と妄想の区別さえつかない狂気に満ち溢れたコメディアンをデニーロが演じきっている、タクシードライバーに通づる物があり狂気と暴走しか感
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続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

4.1

コルブッチによるマカロニウエスタンの一つであり後のタランティーノの繋がれざる者の元ネタ
本来なら馬に乗って颯爽と登場するのが定番だと思っていたがこのジャンゴは馬鹿でかい棺桶を引きづりながら泥でぬかるん
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波止場(1954年製作の映画)

3.6

波止場を舞台に労働者と組合を仕切るギャングの抗争を描く
若きマーロンブランドの役のハマり具合は本物そのもの。この時代だからこそ単純で全体的にこじんまりとしたストーリーながら当時の時代背景を象徴したよう
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.8

究極の選択を迫られる軍事サスペンス
なんとも後味が悪くこんなの観ると何が善で悪かなんてわからなくなるほど深く考えさせられる普遍的なテーマ性があった。
登場人物それぞれの苦悩と葛藤を垣間見ることができ終
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争の帰還兵の苦悩を描いた話
肉体的にも精神的にも深く心に傷を負ったまま故郷に帰ってきただが彼の思い描いていた日常とはかけ離れた現実がそこにはあり英雄視される事もなく自ら自暴自棄になっていく様
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ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ハード・デイズ・ナイト(1963年製作の映画)

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ビートルズ世代には程遠いが曲だけは父親がよく車内で流していたので子供の頃から耳にしていて助手席で口ずさみながらドライブしてた事を思い出す。
大袈裟じゃないか?と言いたくなるほど当時のビートルズがどれだ
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クーデター(2015年製作の映画)

3.5

クーデターに巻き込まれた家族の逃走劇を描くパニックムービー
ご都合主義はさておき終始ハラハラする連続で見ごたえがある映画でした。
幼い娘が二人いる事によって一筋縄ではいかないあたりが更に緊迫感を与え目
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.9

ベトナム戦争映画
疑いたくなるほど前半と後半の落差が激しい。まるで別の映画を観てるような不思議な感覚になった。
抽象的な描写が多くとても難解な映画だったが他の戦争映画とは全く違う独特な世界観で狂った感
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

3.7

麻薬組織の真相を暴くため刑事の男が執念を燃やす話
終始張り込みのシーンばかりで派手な起伏がなく淡々とドキュメントタッチで描くために観ているこっちまで緊迫感に襲われるようなリアリティが生まれている。中で
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

遠藤周作の沈黙をスコセッシが映画化した信仰の話
とても重く深い映画でした。
160分と尺が長いがそこを感じさせないのがスコセッシ。BGMが一切ない重厚な雰囲気と映像美で終始のめり込んでしまう。
存在も
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.2

前作から20年後、再び彼らが襲来する話
ウィルスミスがいない!やり直し!この一言に尽きる。前作が良かっただけに迫力ある映像美以外は完全に焼き回し。新しい所が何一つ見つからない。前作の胸熱の演説シーンも
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激突!(1971年製作の映画)

3.5

車で追い越しをしたためにばかでかいトラックに追われる事になるスティーヴンスピルバーグの初期作
シンプルなストーリーでありながら現実でもありえる話だからこそ恐怖感に煽られホラーとはまた違った怖さと緊迫感
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.7

若者の愛と友情と対立を描いた青春映画
これがあのコッポラが作った映画とは…どうしても見劣りしてしまうような映画でしたが当時の時代背景、仲間との絆など忘れてた若きあの頃を思い出させてくれるようなノスタル
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

3.3

CIA捜査官の男と凄腕スリの男がバディを組んだサスペンスアクション
ひねりないストーリー展開だがとても安定感のあるサクっと観るのに適した作品でした。個々のスキルを活かしたアクション、特に華麗なスリの手
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ミザリー(1990年製作の映画)

3.5

作家の男がその作家のファンに監禁されてしまうサスペンス
現代で言うメンヘラあたりなのかな。
感情的な面が多々あり優しく振る舞うと思えば突然発狂しだしたり手に負えない感じがキャシーベイツの怪演でひしひし
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