Epiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Epi

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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.4


危うく観逃すところだった。
タイトルとポスターのイメージ、そして大好きな台北が舞台ということだけ頭に入ってて、間に合えば劇場で観たい、と思っていた。言うなればジャケ買い。
そして映画ぎ始まってすぐに
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.4

『CUBE』みたいなテイストのサスペンス。
最後まで飽きさせなかったのはよかった。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

久日のMCU映画。
ドラマは当然のように観ていたので、待ちに待ったナターシャの物語。
謎解きや整合性は、なるほど、とおもったところ多く、脚本がとても練れていて、引っかかるところが少なく観られることがで
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Arc アーク(2021年製作の映画)

4.4

正直ナメていた。若い女優さんが主演だし、日本でのSF映画だから…なんて思いながら、それでも評判の高さにモノは試し、と。
とんでもない傑作だった。
画面のルック、構成の巧みさ、テーマの普遍さ、演出、役者
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

観たー!
池袋のグランドシネマサンシャインの一番大きなiMaxで浴びるようにして観てきた。
面白かったー!!
こーゆーのでいいんだよ、こーゆーので。
ラスボスはメカギドラでいて欲しかったけど、そんなの
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

カルト的な怪作だろうなぁ、まぁ映画好きとしては観ておくか、ぐらいに思っていた自分を殴ってあげたい。しっかりエンタメ要素もある傑作。
ストップアニメーションなのに、登場するキャラクターにちゃんと感情移入
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DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

3.5

ロシア映画の過剰さと容赦なさをとことん叩きつけられました。
えげつないシーンが続く中、ラスト近くになって、PARCOの施設漏電でまさかの上映中止!笑
結末がわからない段階で後味がものすごく悪くなるのは
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水を抱く女(2020年製作の映画)

4.0

素晴らしかった。
水の妖精ウンディーネの神話に基づきながら、現代のベルリンでの現実的な男女の話に置き換え、その上で幻想味を持ち、夢と現実と神話を交差する。
住宅整備省のジオラマ施設案内係で歴史学者のウ
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.1

何度も巡る四季の中で、大河と都市の景色とロングショットを多用しながら、それぞれの人生を描いていて。
数年前に観た『長江 愛の詩』や『鵞鳥湖の夜』と同じように、大河の流れと水の音に満ちていた。
ここしば
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

ようやく完結。
テーマはシンプルだけど、イメージと映像に圧倒される。最後の地名が出て、思わず、ぐっときてしまった。
おつかれさまでした。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

ようやく観られた。
坂元裕二さんは、倉本聰さんや山田太一さんに比肩する唯一無二の脚本家だと思ってたが、今回確信をした。
絶妙なキャラクター、セリフ回し、場面展開、演者の方々の演技、、いくらでも言
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

劇場へは緊急事態宣言が解除されてから行こうと決めていた。
それでも、そろそろ劇場に飢えて呼吸が出来なさそうになり、人がいなさそうな時間を探して観に行った。
主演の役所広司、中野太賀、六角精児、長澤まさ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

近年観た作品の中で一番美しい映画にして、2020年ベストのうちの一本。
全編が作り手側の緻密な構図に満ちていて、光と闇と色によって、鏡さえ象徴的に使われながら美しく描かれる。

物語は18世紀
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.2

あの「京都アニメーション」の作る、孤児から戦争の道具、そして手紙代筆者”ドール”となった少女の物語。
とにかく評判の高い劇場版を観るため、シリーズと外伝スペシャルも必須で。その過程でさえ、神回に何度も
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ここまで、不親切で難解な作品を、エンタテイメントであることを止めずに、徹頭徹尾、一貫したトーンと演出で描けるなんて。ただただ、羨望の眼差し。
個人的にもSFオタク心を刺激されて面白かったし、楽しめた。

人数の町(2020年製作の映画)

3.0

狙いはわかるし意欲作だが。。
設定の甘さと、美術の詰めの緩さ、細部のギミックに対するこだわりの薄さが気になった。
不思議さや、SFみを雰囲気として出すタイプの作品ではないので、余計アラが気になる。
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

A24による新しい青春映画。
スケボーと90年代の音楽とファッションに彩られた映画。
ストリートを中心に、少年が大人を目覚める期間。
エモくて子供っぽくて切ない。
夕日の描写が美しい。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

女優のオリヴィア・ワイルドが初長編監督。
ガリ勉女子2人の高校最後の夜の話。彼女たちは、真面目で不器用なだけなんだけど、その痛さも含めて愛おしい。モリー役のビーニー・フェルドスタインの冒頭の後姿でやら
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

4.0

夕日と夜の光、そしてモーテルのプールがなんと美しいことか。
そして、なんと痛々しく余韻が残る作品であることか。
父親への複雑な思いを抱く自分のような男には、実に痛く、余韻を引きずる映画。
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
サスペンス風味も演者の演技もトーンもリアリティがあって、それこそスリリングで。
エンタメとしてよくできてるし、また社会派のところもあるし。
ただ、犯人が分かってから何パートかあるけどもう
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.8

とてもバランスのとれた作品。
「不死」でありながら、ちゃんとサスペンス感あるし、仲間同士のつながりもいいし、シャーリーズ・セロンの「靭さ」と「哀」。
続きも超気になる。
悪役がちょっと表層的なのは仕方
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

A24による、ある家族の事故と悲しみの物語。
美しすぎるほとの色彩とカメラワーク、そして音楽が、それぞれの登場人物の感情や感覚を補完する。
うっとりと見るには、あまりにもやるせなく、悲しく、寂し
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透明人間(2019年製作の映画)

3.8

この邦題、どうにかならなかったのか。
とても緻密にできたスリラーだっただけに。
冒頭から展開はなんとなく予感できるので、後はアクションと謎解きのシーンをどのように組み立てて、効果的に観せていくか、なの
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

-

なんともはや、ゆるくて、とほほなところもある作品。
Wi-Fi〜 Wi-Fi〜
コーヒー コーヒー〜
自分がほしいジャームッシュでも
自分が観たいホラーでもなかったけど笑

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

エンターテイメントと音楽とダンスをミックスしながら、朝鮮戦争からの半島の有様や、歴史、人生まで描いた良作。

はちどり(2018年製作の映画)

4.2

音楽、光、表情…細部の細部までなんと繊細な映画。
誰もが自分の14歳を思い出すに違いない。

そして独特の空気感が、エドワード・ヤンの『牯嶺街少年殺人事件』を彷彿とさせる。
日常と非日常の淡い境目な感
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

一昨年「ヘレディタリー継承」で観る人間の背筋を凍らせたアリ・アスター監督最新作。
今度の舞台は白夜で暗くならない夏のスウェーデンか舞台。ヒロインがしょっぱなからとんでもない境遇になって話は進む。
ホラ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

ポンジュノの最新作にして、パルムドール受賞作。
最初、単なるシチュエーションコメディの風合いから、万引き家族的な感じ、そして、ケイパームービー的な段取りでエンタメ要素も満載。
それでいて単なるコメディ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

もう、スターウォーズは、
シリーズとして過去のものになってしまった感が満載で。それでも、こらも一つの集大成である、となんとか自分を納得。

エピソード8の「誰でも英雄(=ジェダイ)になれる」伏線や期待
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.7

とても深く感じ、自分の物語と感じた傑作。
ただただ圧倒され、刺激を受け、ひたすら余韻に引きずられた。
ようやく浮上してここに記す。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

これだけマニアックな映画を、映画スターを集めロードショー館でたくさんの観客を集めてやることに驚き。
役者でいうと、プラピとディカプリオ以外にもアル・パチーノが素晴らしい。
70年前後の映画、風俗、車に
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ドッグマン(2018年製作の映画)

3.7

不可思議で不条理。
観ていくうちに、どんどんムカついてくるのだけど、後半、イ・チャンドンの『バーニング』のような印象で、どこからが現実でどこからが夢想かわからなくなる。
後味も独特。

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

恐るべき作品。
五十嵐大介さんの原作も傑作だったが、渡辺歩監督とスタジオ4℃が5年の歳月をかけて作り出しただけのことはある。

中学生が夏休みに出会った子供たち。
そこから始まる、海、いのち、光、言葉
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

熱狂的に推す知り合いがいて、観に行ってきた。

結論。
徹底的に合わない作品でした。

最初からセリフが生固くて、イタタタ、となって。

製作者の頭の中で作られた都合いいシーンやしゃべり方やストーリー
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

青春ものとして、未熟さも、じれったさも体感できた。
最後の最後のひっくり返しも、
最後の最後の最後のフェーズ4への繋がりも見事。

エンタメの仕組みとしても、すごいなぁ。
これからもMCUを観ていくの
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