足拭き猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

足拭き猫

足拭き猫

映画(1139)
ドラマ(0)
アニメ(0)

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

最初は大笑いしてたけど、メンバーのノリがあまりにハイテンションで極限状態におかれて辛い毎日なんだろうなぁと思った。太陽が出てこなくなってからの精神状態が異常になっていくのも緊張感が高まっていき。なので>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

-

ヤクザ物は「ソナチネ」「アウトレイジ ビヨンド」に続き三作目。
そういえば昭和の終わり頃って広島で抗争があったよなぁとぼんやりと思い出す。というかしょっちゅうあったんだよね、たぶん。汗とタバコで霞むム
>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

2.5

横暴なダンナに業を煮やした夏川結衣演じる主婦が、実家である長野県佐久市の茂田井に帰るまでのいきさつと、取り残されたダンナ・年老いた両親・親戚・子供をめぐる物語。
オーソドックスな展開、きちんした日本語
>>続きを読む

霊的ボリシェヴィキ(2017年製作の映画)

-

基本ホラーは怖くて観られないのだが、これは楽しみで仕方がなかった。なんてたって作品名が興味をそそる。結局は内容と作品名の関連が分からず、パンフレット読んでも理解できないのは共産主義とかオカルトに対する>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.7

「グランドブタペストホテル」観たいと思いつつ、近隣でやっているところがなくてそのまま忘れ今回ウェス・アンダーソン監督初見。観る直前までCGだと思っておりました。
すごい職人技の方。顔のアップから奥の方
>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

-

死に向かっていっているはずなのに、どんどん生きる意味に近づいていくラッキー。底が抜けたような事件が次々に起こっていく今日この頃に、久しぶりに美しい人に会って心が熱くなった。

人間は自分の良心に問うて
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

物語として心に残るかというとどうかな??だし、映画オタクでもゲームオタクでもない自分としては分かるネタが限られていたけれども、ただただ楽しかった。「シャイニング」はびくびくしながら観たことがあるだけな>>続きを読む

キセキの葉書(2017年製作の映画)

1.5

事実だけを並べても「映画」にはならない。

美幸がどのような経緯で物語を書く人になったのかも、どういう心の葛藤や交流があって、母親は葉書から痴ほう症から立ち直ったのか。娘が葉書を投函してして母親が郵便
>>続きを読む

恋愛依存症の女(2018年製作の映画)

-

ちょっと猫背の鏑木さんの斜め後ろ姿にいちいち反応してしまった。過去の栄光だけで生きているだらしないやつ、ムカっとくる。
甘いマスクの店長も自我があるのかどうか、ぼんやりしているし。
唯一自分が会話がで
>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.8

あの場所にいたら、自分も絶対目を伏せていただろうなということに気づいて、年取るということは勇気を失くすことなんだなと。分かっていたけど、突き付けられるとちょっとキツイ。
長いけど、主人公のみっともなさ
>>続きを読む

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

4.0

けっして誰とも喋らず視線も交わらない。冒険というにはあまりに孤独。布団のそばで父親が横たわるシーンは片目で涙流した。

雪だから、三好達治の
太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
二郎をねむらせ、
>>続きを読む

枝葉のこと(2017年製作の映画)

4.1

自分が育った町を歩く、家の前に着く、扉を開けておばちゃんに会う、兄と慕う人と話をする、父親を訪ねておばちゃんの見舞いに行くように説得する、愚痴ばっかり吐いている仕事仲間と飲む、ガールズバーに出かける。>>続きを読む

ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

3.5

30過ぎと言ってはいるが、実は既にアラフォーになっているメンバーたちはそれぞれ事情を抱え今の生活に精一杯。「ピンカートン」再結成の話が持ち上がるも若さゆえの衝動的な解散のため良い思い出はなく、優子の利>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

-

初めて観た難病物。明るくはつらつとした女の子と、自分の中にこもってしまう男の子が交流していくうちに男の子が心を開いていく。だけど人が触れ合う温かさがなぜか感じられなかった。お互いに「ごめん」と言った時>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

-

子供たちが直面する現実に愕然とするけれども、孤児院の仲間と分かり合うことができたり、大人たちが温かいのが救いだった。

懐中電灯で顔が照らされているシーン、微妙なゆらめきをストップモーションでやってる
>>続きを読む

ホテルコパン(2014年製作の映画)

-

それぞれ事情がある人たちがどんどん不幸になっている過程は、手持ちカメラの揺れる画面と相まってそれなりに不穏なのだが、終盤になってみんながいい人になってしまい、あれ~??
不幸なままだったら少しは心にし
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

これは楽しい!!ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品として作られたということ。商業映画に比べたら低予算なのだと思うが、どんな世代も楽しめるエンターテイメントに仕上がっている。(70代に>>続きを読む