幽斎さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

幽斎

幽斎

映画(775)
ドラマ(1)
アニメ(0)

最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

4.8

Jóhann Jóhannsson、享年48歳、祖国アイスランドのレイキャビク芸術集団を主宰するが、元はキーボード奏者。オルガンをベースとする音楽はコンテンポラリーから映画と幅広い。ドイツのMax R>>続きを読む

アウトポスト(2020年製作の映画)

4.2

2021年5月某日、場所はイオンのTジョイ京都。レビュー済Megan Fox主演「ローグ」と、本作Scott Eastwood主演「アウトポスト」何方を見るか少し悩む。私は青臭いのと汗臭いのが苦手(笑>>続きを読む

スカイハンガー(2020年製作の映画)

3.0

「キプロス」国の紹介から始めますか(笑)。キプロス共和国は人口約120万人、国土は四国の半分ぐらい。ギリシャ正教とイスラム教が混在する国。私的にはシー・フード、特に蟹料理が美味しいので、東京へ行った時>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

3.8

恒例のシリーズ時系列
2002年 4.4 Resident Evil ゲームのホラー要素を正常進化させた佳作
2004年 4.0 Resident Evil: Apocalypse 続編としては充分な
>>続きを読む

ゴヤ・マーダー(2019年製作の映画)

3.2

名画を模した猟奇殺人を追う2人の捜査員。スペイン、マドリードで名匠ゴヤの版画に模された遺体、現場に残された大量の不気味な仮面、漂白剤の不快な臭い。捜査を嘲笑うかのように凄惨な見立て殺人が続発するが、全>>続きを読む

フラッシュバーン(2017年製作の映画)

3.8

レンタルに詳しい方なら、円盤のリリース先を確認してから借りる筈。発売元のエクリプスは、貧祖なインディーズ作品をまるで面白いかの様に煽る事で知られる。販売元のアメイジングD.C.は、タイトルやジャケット>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.2

アクション映画の王道「ナメてた奴が激ヤバだった」アメリカでは西部劇まで遡る。私の専門スリラーも「意外な犯人」がお約束ですが、職場でもコワモテな人が実は宴会部長だったり、今で言う「ギャップ萌え」そのダー>>続きを読む

クライム・ゲーム(2021年製作の映画)

4.0

現役のアメリカ人監督を10人、と言われたら必ず名前が挙がるSteven Soderbergh監督。初期には脚本も書いたが、撮影や編集も熟せる。ハリウッドのルールで、撮影と編集を監督が兼務したら、名前は>>続きを読む

潜む森(2015年製作の映画)

3.6

COVID-19以降、サブスクの割合が増えてるのは納得だが、見れる作品は限られるし新作が下りてくるのも遅い。故に自前で製作する訳だが、これがアメリカでチョッとした議論に為ってる事をご存じだろうか。作品>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.4

恒例のシリーズ時系列
1999年 5.0 The Matrix 映画史に残るサイバーパンクの傑作
2001年 The Matrix Revisited メイキング映像集
2003年 The
>>続きを読む

ザ・テスト 護身術(2017年製作の映画)

3.6

本作は劇場映画では無く、TVムービー。北米9500万世帯が視聴するペーパービュー局「Lifetime」最大の特徴は主婦層にターゲットを絞って放送、白人以外を主人公にキャスティングしないので、LGBTの>>続きを読む

マザーズ 禁断の秘密(2020年製作の映画)

2.0

令和4年1月某日。京都で活動する映画ブロガーと、ミニシアター6館の支援者(京都シネマ、京都みなみ会館、出町座、アップリンク京都、福知山シネマ、舞鶴八千代館)が一堂に会して新年会を開催。場所はソーシャル>>続きを読む

ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

4.0

「株取引」されてる方も多いと思います。様々な金融商品が有る中で、銀行に預けるだけでは何も期待できない。老後を考えると年金だけでは到底足りない。国は死ぬまで働けと言うが、厚生年金なら未だしも国民年金だけ>>続きを読む

カフカ「変身」(2019年製作の映画)

4.0

私は動物の知識は小学生以下、特に昆虫は大の苦手。今はマンションに一人住まいですが「もし」何か出て来たら、と思うとホラー映画よりゾッとする。ジャケ写の蠅男はウソですが、気持ち悪いのは当然出てきます。虫が>>続きを読む

クリントン・ロード 最も呪われた場所(2019年製作の映画)

2.0

令和4年1月某日。京都で活動する映画ブロガーと、ミニシアター6館の支援者(京都シネマ、京都みなみ会館、出町座、アップリンク京都、福知山シネマ、舞鶴八千代館)が一堂に会して新年会を開催。場所はソーシャル>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.6

「女王陛下の007」で有名なDiana Riggの遺作、北米では死後に公開。レビュー済のシリーズ最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」が女王陛下の007をリスペクトした作品だけに、是非観て欲しかっ>>続きを読む

SHADOW MAN 〜シャドーマン〜(2017年製作の映画)

3.6

本作は2017年にアメリカで放送されたTVムービー。レーティングTV-14で、当然如くホラーとして怖くない。しかも、日本のリリースが虚偽宣伝で有名なアメイジングD.C.。ジャケ写と邦題が全く関係無い事>>続きを読む

リリー・グレイス 魔女に囚われた男(2015年製作の映画)

2.0

令和4年1月某日。京都で活動する映画ブロガーと、ミニシアター6館の支援者(京都シネマ、京都みなみ会館、出町座、アップリンク京都、福知山シネマ、舞鶴八千代館)が一堂に会して新年会を開催。場所はソーシャル>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.8

本作はCOVIDで開催が遅れた2021年4月25日第93回アカデミー賞でDaniel Kaluuyaの助演男優賞とH.E.R「Fight for You」歌曲賞受賞。他にも作品賞とLakeith St>>続きを読む

私は確信する(2018年製作の映画)

4.2

2000年2月27日、フランス南西部で38歳の女性Suzanne Viguierが3人の幼い子供を残して忽然と姿を消した。本作は現実の未解決事件に迫る法廷劇を描く。原題「Une intime conv>>続きを読む

サイレント・ロッジ 隠された闇(2014年製作の映画)

2.0

令和4年1月某日。京都で活動する映画ブロガーと、ミニシアター6館の支援者(京都シネマ、京都みなみ会館、出町座、アップリンク京都、福知山シネマ、舞鶴八千代館)が一堂に会して新年会を開催。場所はソーシャル>>続きを読む

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.4

2020年9月トロント映画祭でプレミア上映されたが、COVIDで映画館はロックアウト。製作したBlack Bear Picturesは大胆な戦略に出る。NetflixとAmazon、大手2社を競わせ配>>続きを読む

イン・ザ・トラップー精神崩壊ー(2019年製作の映画)

3.8

「イントロダクション」主人公フィリップは、幼い頃に妹を殺害され「得体の知れない存在」に怯える。母親は神父の力を借りて守り続けた。フィリップが感じる霊的存在は、祈りを続けても逃れる事が叶わず、幻覚なのか>>続きを読む

オーバー・スピード 時空を超えた目撃者(2020年製作の映画)

3.6

「アウトライン」陸上オリンピック選手として期待された主人公セルゲイ。しかし、交通事故で恋人を亡くし、急激に心拍数が上がる後遺症を負ってしまう。自暴自棄になったセルゲイは、心拍計を無視して全力疾走して、>>続きを読む

デス・サファリ サバンナの悪夢(2007年製作の映画)

3.4

私の友人が山口県の萩市に住んでるが、その隣?に国定公園の秋吉台が有り、カルスト台地の景観や鍾乳洞など見所が多いが、唯一の秋芳ロイヤルホテルが、COVID-19の影響で廃業する等、観光地としての経営は厳>>続きを読む

スプートニク(2020年製作の映画)

4.0

発売元のアメイジングD.C.またかお前。何の事か?、ジャケットだよ。RU版もUS版も、内面性を伺わせるデザインなのに、ヘリとか銃とか乳とかアクション映画じゃ有るまいし、相変わらずの詐欺広告に映画人とし>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

5.0

今年はこの作品でスタートです!。
アカデミー賞作品賞を含む6部門ノミネート、編集賞と音響賞受賞。アメリカの友人から評判を聞いて、是非にも観たいと思ったが、曰く主人公の体験する世界を再現するので、サウン
>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

4.6

本年最後にレビューするのは、コチラ!。恒例のシリーズ時系列。
2020年 4.6 DAU. Natasha 本作、上映時間2h19m
2020年   DAU. Degeneratsiya 邦題「後退」
>>続きを読む

ゲームオーバー(2020年製作の映画)

3.6

原題「TRIGGERED」引き金に為る。形容詞「alarm is triggered」的に使うが本当の意味は劇中で語られる。本作は南アフリカの自称ホラーの帝王Alastair Orr監督最新作。本国で>>続きを読む

ラスト・パーティー LAST PARTY(2018年製作の映画)

3.4

発売元アメイジングD.C.曰く「スロベニアの映画祭グロスマンファンタスティックフェスティバルで2018年Best Feature Filmにノミネート。翌年にもRomy Galaでシネマグラフィー賞に>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

5.0

私の生涯1位作品「SAW」世界的なフィルム・メーカーに出世したJames Wan監督最新作。ソウは8分のDVDをハリウッドの上から下までプロデューサーに送り、唯一Gregg Hoffmanが採用。だが>>続きを読む

サプライズ 狂気の恋心(2017年製作の映画)

3.8

劇場映画では無く、TVムービー。北米9500万世帯が視聴するペーパービュー局「Lifetime」は独自に映画を製作する事で知られる。局の最大の特徴は視聴者を家庭に居る女性に絞って放送、出演する側は勿論>>続きを読む

シスターズ 異常な愛情(2019年製作の映画)

3.6

Asylum。アメリカ英語では、捕らわれ者を意味する、それにTHEを付けた会社が本作を製作した「The Asylum」。theは駅前留学NOVA的に言えば、話し手と相手との名詞の共有を意味するが、アメ>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

4.4

COVID-19で公開作品が少ない事に正比例して、当然だが新作の制作も滞る。メジャーの多くでローンチされる作品に渋滞が発生。インデペンデント系A24も絞りに絞って、2020年は2作品のみ公開。Kell>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

4.2

「いいか?よく覚えておけ。捜査は些細な事が重要なんだ。しかし、些細な事でお前の命取りに為るぞ」作品の全てを物語る台詞、貴方も覚えて於いて下さい。

オスカー俳優3人に依る極上スリラー。原題「littl
>>続きを読む

スケアリー・ハウス 恐怖の連鎖(2020年製作の映画)

3.0

予め警告して置くが、本作はitn distribution作品。開始直後に「あー!失敗した」と呟く方は推定1万人は居るんじゃないかとお察ししたい。アマゾンプライム御用達スタジオで、少ない製作費で新作の>>続きを読む