『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督と、トム・ハーディの並々ならぬ野心がこれでもかと詰め込まれた味付けの濃い作品。
描く題材がハイコンセプトなだけに、単に暴れまくるハーディを>>続きを読む
人の『善意』に対する根源的な問いを扱ったミステリー・ドラマ。特に終盤は重苦しさでため息の連続だった。
観終わった後にトラヴィス・ファインの『チョコレート・ドーナツ』と対比して考えると、更に>>続きを読む
劇中の謎解きやストーリーテリングもさることながら、タイトルにもなっているヒロイン、リスベットが堪らなくイイ。この役を演じたルーニー・マーラはこの作品以降も色々な作品で漏れなく存在感を示しているん>>続きを読む
『カジノロワイヤル』から『スカイフォール』まで、ダニエル・クレイグ版はシリアス路線で新たなファン層を獲得したものの、物語も今までに無くボンドの人間性を深く掘り下げてきたために「次回作どうするの?>>続きを読む
人間は不完全で不器用な生き物だけど、みんなで生きれば怖くない♪
旅の目的は同じでも、旅に出る前とコンテストに出る時のみんなの想いは違う。
人は誰かに影響され、影響を与えながら変わって>>続きを読む
タイトルシーン後のマークとデイヴの静かなセッション。全く会話の無い数分の中で2人の性格、関係、お互いが相手に抱く想い、感情の全てが手に取るように解る。ここまでで作品の質の高さが保証されていた。>>続きを読む
“森羅万象は何らかの法則に支配されており未来は予測可能である”などと妄執に取り憑かれ、世界に秘められた謎を目に見える形、数列にして解明しようと自らスーパーコンピューター「ユークリッド」を組み立て>>続きを読む
最近流行りのサメを悪ふざけに扱う映画とは『サメの描写』という点で一線を画すクオリティではあるが『ディープ・ブルー』程にも至らないし、サメも遺伝子操作されてないのに知的過ぎる点に何だかモヤモヤと>>続きを読む
一見すると不謹慎極まりなく見えるのだが、そのディテールはゾンビ、スプラッター、ゴア描写等のアグレッシブな表現への愛情とアイデアに満ち溢れており、突き抜けた表現が笑いに昇華されることを証明したお手>>続きを読む
1~3で『ロッキー』を描く主要なストーリーは一段落し、4は番外編的な印象だった。
5はカーテンコールとして、リングにも上がらずに地元の路上で激しいストリート・ファイトの末に大々的な打ち上げ>>続きを読む
1960年代から70年代に作製されたエポックメイキングなホラー映画の数々、それらの生みの親である名匠たちの自己回顧と有識者の証言を中心にまとめ、同作品群と当時のアメリカに蔓延していた思想や目に見>>続きを読む
フェデリコ(エウセビオ・ポンセラ)は幼い頃に命を救ってくれたサム(マックス・フォン・シドー)から“運”を奪う能力を授けられ、以来彼の経営するカジノで客の運を奪い取る仕事をしながら彼に仕えてきた。 >>続きを読む
1~4と比べるとどうしても周囲の評価低いんだけど、私は好きなんですよね~、このホームドラマ。たまたま親父の職業が元プロボクサーってだけで、アメリカ版『北の国から』なんですよ。...ほら、だんだん>>続きを読む
子供の頃、私はまだこの映画の楽しみ方を知らなかったんだと思う。
シュワちゃんの出てる他のアクション映画と同じような意識で観ていたし、映画の中の登場人物が現実とフィクションを行ったり来たりす>>続きを読む
クシシュトフ・コメダの印象的な物悲しい子守歌のようなテーマ曲に乗せて映し出される、ニューヨークの街並みを俯瞰したオープニング。
この映像と音楽から暗示されるこれからの物語と結末が喜ばしいものである>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
オランダ産の後味胸糞サイコサスペンス・スリラー。
同様の作品群の中で近年最も高い評価を集めている作品と言えばデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』であることについて概ね異論の無いところと>>続きを読む
「レクター博士ってこんな風に食べるんだ~」って、そのシーンをちゃんと見せた作品。
前作『羊たちの沈黙』で直接的な食人描写を避けていた変わりなのか、“ディナー”の場面がとても上品なシーンに仕>>続きを読む
パリで続発する武装集団による現金輸送車強奪事件を追うパリ警視庁の二人の警視、BRI(探索出動班)レオ・ヴリンクス(ダニエル・オートゥイユ)と、BRB(強盗鎮圧班)ドニ・クラン(ジェラール・ドパルデュ>>続きを読む
2000年、アイリッシュ・ステップダンスの『リバーダンス』という舞台作品が全国ツアー中で、地元福岡でも公演を行った。
実は残念な事に当時若かった僕はお金が無くてチケットが取れず見逃したのが>>続きを読む
エイリアンの造りは決して手の込んだものというわけでもないのだけど、物語の序盤に臭わされる主人公ヴィカス(シャルト・コプリー)の運命がどんなものなのか、ワクワクしながら興味深く最後まで鑑賞すること>>続きを読む
アメリカでは歴史あるグロテスクなスプラッター残酷格闘アクションゲームの実写化。
ゲームは人気あるし、私も好きで本作も子供の頃は楽しめて何度も観た。
思い出は大事だが見直すとやっぱり完>>続きを読む
ロッキー「ララララン~♪
エイドリアン「あなたぁ♡」
※ ロッキーが結婚記念日1週間前のお祝いでケーキを持って登場する一幕です
前半にロッキーとエイドリアンのピロートーク的な>>続きを読む
菊地秀行原作による近未来SFゴシックホラーアドベンチャー小説『吸血鬼ハンターD』シリーズの第3作目『D-妖殺行』を劇場用アニメとして製作した作品。
隠れた名作アニメとして名高い。
主>>続きを読む
大学生の頃、B級映画の自由度の高さに感銘を受け、好きな映画のジャンルを大幅に拡げてくれた個人的に思い入れのある作品。
もし店頭でこの作品を見かけたなら、とりあえず足を止めて、まずはパッケー>>続きを読む
ドゥドゥドゥドゥ~♪
相変わらずイチャイチャしてるなぁ、二人とも♡
今回のロッキーはいつに無くエイドリアンに首ったけ。後半に用意されている恒例のテンション上がるトレーニングシーンでも>>続きを読む
この作品にそれなりの得点を付けるには人目を気にしてしまうけれど、決してそういう趣味で楽しんだ訳ではない事は強調しておきたい。
本当だ。
いや、ホントだって。