ミディアン(死都)は天国へも地獄へも行けない死者の棲む街。それは我々の世界と地続きに確かに存在するというお話。
『ヘルレイザー』シリーズでその名を轟かせるクライヴ・バーカーが監督・脚本、>>続きを読む
航空機の不時着事故の原因として事故で亡くなった友人でもある操縦士に着せられた汚名を晴らす為、真相究明に奔走する男の奮闘を描く。
しかし飛行機墜落の場面や当時のコクピット内の様子も冒頭でユ>>続きを読む
ウチのレコーダーが勝手に録画してくれていたので何となく鑑賞したけど、これが結構面白かった✼
キリストを模した殺しなど、宗教的思想を感じさせるサイコキラーの連続殺人事件はちょうど本作前年公>>続きを読む
前作『28日後…』はダニー・ボイルが監督した全力疾走系及びウィルス感染系ゾンビムービーとして世界に衝撃を与え、数年後に公開されることとなるゾンビ新時代の文字通り“夜明け”となった『ドーン・オブ・ザ・>>続きを読む
人々の欲望を飲み込みながら膨張を続けるバブルの様子とウォール街に疑念を抱いた男たちの姿を早いカット割と多様な音楽でテンポよく描きつつ、予想を裏切るまさかのメタ構造や解説パートでコメディ的面白さ>>続きを読む
1人の女性がゆっくりとゾンビに変貌していく様を描いた前作『スリーデイズ・ボディ』のラストシーンから始まる続編。前作で主人公の女性ゾンビと性交渉を持ってしまった男を主人公に、ウィルス蔓延騒ぎの元凶>>続きを読む
※ 今年初めてのレビューになります。
今更ですが明けましておめでとうございます笑
今年も遅い更新になると思いますが、どうぞよろしくお願い致しますね(^^)
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娘思>>続きを読む
今年の初め頃、本作を劇場で鑑賞するためにロッキーシリーズを全て観返しましたが、地元映画館の公開期間内に間に合わずリアルタイムでの劇場鑑賞を逃す手痛いミスの後、実は最近ようやくレンタルにて鑑賞に漕ぎ着>>続きを読む
戦争を描いた映画に不可欠なものは何か。製作者側の意図によっても、また観る者によっても答えは異なろうが、私にとっては2度と思い出したくないと感じさせる“痛み”と“不快感”、そして“嫌悪感”である。>>続きを読む
「子供は子供だったころ…」
少し籠り気味の、素朴な温かさを帯びた男性の低い声が詩の一節を読み上げ、厚みのある手と万年筆によって言葉が紙にしたためられていく。
物憂げな弦の低い響きと透明感のあるハ>>続きを読む
" 私たちは、戦っている相手の正体を、また「敵」と呼んでいる者達のことを本当に知っているのか "
正直なところ、本作について鑑賞前の知識は皆無に等しく、単に一人の兵士が壮絶なサバイバルの果>>続きを読む
2006年の作品。アメリカという大国に巣食う病的なまでのキリスト教福音派の一つの姿を追ったドキュメンタリー。
人間は古代に一つの細胞から進化して現在に至るという進化論を徹底的に拒絶し、我が>>続きを読む
原因不明の致死性ウィルスによる世界規模の爆発的な感染拡大が巻き起こす混沌と、それによって瀰漫する恐怖。疑心暗鬼に陥って安易な情報に飛び付き、また利己的な暴力性に身を任せる大衆の姿を背景に、家族愛と疾>>続きを読む
1970年、アメリカ。ベトナム反戦運動の激化を背景に、ニクソン大統領はマッカラン国内治安維持法を発令、アメリカ政府は“反政府的・危険分子とみなした者”たちを一方的に拘束、一方的な裁判にかける。そして>>続きを読む
定住する家も持たず長年に亘り裏稼業によって身を落としていた革ジャンの中年男ミラン(ジョニー・アリディ)と、元フランス語教師で街を出ることなく代わり映えのない日々を過ごす壮年の男、マネスキエ(ジャン・>>続きを読む
この作品を観て、実は一つの既視感を覚えた。
1987年、ヴィム・ヴェンダース監督により製作された『ベルリン 天使の詩』だ。
突拍子も無い話かもしれないが...、私は、主人公の彼は天>>続きを読む
西暦2030年。探査中の事故によって死亡したと勘違いされ、火星に独り取り残されてしまった植物学者マーク・ワトニー(マット・デイモン)。
怪我の処置を終わらせ、一人呆然とビデオログの前に座っ>>続きを読む
世界崩壊後の雪に覆われた大地を走る一台の列車『スノーピアサー』を舞台にした SF ディストピア革命物語。
キャストが個性的で存在感の強い面々を揃えており、各々が自己のキャラクターを主体的に演じてい>>続きを読む
好きなくせに今まで何となく一定の距離を保ってきたスターウォーズ。そのアンビバレントな想いは『ピープルVSジョージ・ルーカス』のレビューで長々と述べたとおりだ。
本作を鑑賞するに当たり心を無にし>>続きを読む
注: 長文になってしまいました(;´Д`)
【私とSWの埋められなかった距離】
私は映画好きではありますが、実は『スターウォーズ (以下「SW」)』とは一定の距離を保っていました。
自分のレビュ>>続きを読む
カリフォルニアの田舎道、ラジオを掛けながら車を走らせる男、デヴィッド・マン。彼は妻に頭が上がらない、しがないサラリーマン。
道中、目の前をノロノロと走る前方のトラックを追い抜くと、そのトラック>>続きを読む
巨大ロボットと巨大怪獣が戦う映画をハリウッドが本気で作ったら面白そうだよねって思ってたことがそのまま映像化された、男心というか童心をくすぐる傑作。
コンセプトが単純明快すぎてこれ以上の説明は不要だ>>続きを読む
”見えない”ことで強調される恐怖について、計算され尽くされたカメラワークと編集、また脚本と役者の演技によって象徴的に演出されたサスペンス・ホラー。
主人公は全盲のヒロイン。彼女が留守の間に同居人を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
今のご時世『ユージュアル・サスペクツ』『シックスセンス』『ファイトクラブ』『SAW』等を初めとしたオチでひっくり返すミステリー・サスペンスの名作が氾濫しオチ耐性が付いてしまった目の肥えた観客相手>>続きを読む
“サメCG映画における個人的金字塔”
近年のB~Z級映画界における“サメいじり”は留まるところを知らず、取り敢えず大群にしてみたり、巨大化させてみたり、タコと合体させたり、巨人ロボットやロボシ>>続きを読む
トム・クルーズのジャッキー化が止まらない。
トムの溢れるベンジー(サイモン・ペッグ)愛が止まらない。
そして新人女優発掘への情熱が止まらない。
止まらないトムの愛に満ちた作品は予算面に>>続きを読む
ロックに造詣が深いわけではないが、聞き覚えのある名曲がたくさん流れて誰かがノリノリだとそれだけで楽しい♪
それがジャック・ブラックの体当たり演技と顔芸、無邪気な子供をバックに掛かるんだから意外性も>>続きを読む
心霊スポットで見世物ヤラセドキュメンタリーを制作する撮影クルーが新たな撮影場所として選んだ精神病院の廃墟において遭遇するおぞましい一夜の出来事を描いたPOV形式のモキュメンタリー。
タイト>>続きを読む
精神病院モノとして密かに上位に君臨する隠れた傑作。
エクソシストの原作者で同シリーズ三作目の監督も務めたウィリアム・ピーター・ブラッティの初監督作品。ベトナム戦争で心を病んだアメリカ軍の兵士>>続きを読む
ジャーヘッド(ビン頭)とは髪型がビンの形に似ていることから付けられたアメリカ海兵隊員たちのあだ名のこと。
湾岸戦争直前、スウォフォード(ジェイク・ギレンホール)は入隊した海兵隊で厳しい訓練を受け>>続きを読む
作家としての生みの苦しみについて、その渦中にあった自分とそれに群がる凡人への嘲笑を込めてある意味抽象的に、またある意味ストレートに”映画”という手段で強引に形にしたような作品。
私は本作を観る度>>続きを読む
我慢我慢...♪
ゾンビものには寛容であれ...(と自分に言い聞かす)...。
きっとこの意味の無い不快な会話も後できっと返ってくる...と信じて我慢... ゾンビものには目く>>続きを読む
「僕たちが無意識に抱えている、溢れるノスタルジー。
あの頃の”時代”への最高に狂ったオマージュを食らえ!」
B級映画?パッケージ観て分かり切っていること聞いちゃ駄目さ。
そこは大事じゃない。>>続きを読む
トラウマ必至のクリーチャーの造形によって監督ジョン・カーペンターの名前を二度と忘れられなくなる、ボディ・スナッチャー系SFモンスターパニックの秀作。
個人的にはそのジャンルにおいての必修科>>続きを読む
ジョン・カーペンター先生による『ニューヨーク1997』へと続くハードボイルド・アクションの雛形。
『ダークスター』から続けて観たので音楽聞いたら「あ、ジョン・カーペンター先生だ」って分かる>>続きを読む
のっけから心を鷲掴みにするファミコン並のサウンド・エフェクトや8bit調の画面と色調。
これがジョン・カーペンター先生の原点である。
などと仰々しく言ってみたものの、彼の長編デビュ>>続きを読む