テキサスで大牧場を経営する名家の叙事詩的西部劇。後半にもなると冗長に感じていたが、当時先駆的であった価値観に揺さぶられ続ける主人公が最後に見せた男気に涙した。
TOHOシネマズ錦糸町
午前十時の映画>>続きを読む
リーダー格の男が追い詰められ、軽犯罪に手を染めていく様子が興味深い。
冒頭、入国審査のシーンも印象的だった。
181111 東京都写真美術館 ポーランド映画祭
イエジー・スコリモフスキ監督トークショ>>続きを読む
余暇を楽しむ裕福な夫婦と旅人の若者。湖上のヨットで時折もたらされる彼らの緊張感が良かった。音楽や撮影も好き。
181110 東京都写真美術館
ポーランド映画祭 イエジー・スコリモフスキ監督トーク>>続きを読む
期待していた程では無かったけれども、丸の内ピカデリーでリバイバル上映を観れたことに満足。モンスターの造形や特殊効果は見事なもの。
181031 丸の内ピカデリー
リバイバル上映にて
静かな語り口や、郊外の情景が美しい。
181027 東京国際映画祭
ワールド・フォーカス部門にて
今村昌平監督、二度目のパルム・ドール受賞作品。不倫中の妻を殺害した主人公が、出所後に始めた床屋での人付き合いを通して、再び自らの人生を見つけていく。監督のかつてのギラツキは無いが、床屋に集う人々の人間>>続きを読む
忠義の名の下に権力から虐げられてきた者たちの歴史を、江戸時代から現代まで飯倉家七代のエピソードを通して描く。武士道として美化されてきた、日本人の精神性の実態を暴き出しており興味深いものだった。
また>>続きを読む
圧倒的な映像美。
181013 国立映画アーカイブ
製作50周年記念 70mm版特別上映
シリーズは未見だけれども楽しめた。
181019 TOHOシネマズ日比谷
盲人の芸術家が触覚だけを頼りに作り上げた奇怪なアトリエを舞台に繰り広げられる、盲人と監禁されたモデルの倒錯愛。母の保護の下で生きてきた男の精神性や、触覚の愛が最後に行き着いたマゾヒズム。江戸川乱歩の怪>>続きを読む
ノルマンディー上陸作戦に先駆けて、12人の囚人兵部隊がドイツ軍将校の社交場に決死の攻撃を行う。社会不適合者である彼らが規律と連帯感を身に着けていく過程がしっかりと描いており、急襲作戦の緊迫感も含めて、>>続きを読む
180922 国立映画アーカイブ
ぴあフィルムフェスティバル
コンペティション部門
20歳を迎える女性の気持ちを描く。常に動き続けるカメラワークが印象的
180922 国立映画アーカイブ
ぴあフィルムフェスティバル コンペティション部門
諏訪敦彦監督のデビュー作。先の見えない役者志望の男とそれを支える女の別れを描く。撮影までに脚本が完成しなかったことによる、即興での演出はフィクション映画の文法を破ったものになっており興味深かった。単焦>>続きを読む
韓国映画『SUNNY 永遠の仲間たち』のリメイク版。オリジナル作品はそれほど好きでも無かったが、90年代の若者文化に彩られた本作はたまらないものがある。小室哲哉が担当した音楽や当時の空気感を伝えてくれ>>続きを読む
カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した、今村昌平の代表作。歌舞伎の様式美を用いた木下恵介版とは対照的に、寒村にて生殖し死んでいく人間の姿をリアリズムを以って描いている。限られた自然の恵みの中で、>>続きを読む
待望のシリーズ最新作。作を追うごとに激しくなっていくアクション描写は素晴らしく、間違いなく現代アクション映画の最高峰。それを56歳となった、トム・クルーズ自身が演じていることに価値があるのかな。空中降>>続きを読む
石畳の上を色とりどりの傘が行き交う様子を俯瞰で捉えた、オープニングショットからその世界観に引き込まれていく。全ての台詞にメロディが付けられた完全に作りこまれた世界。
新宿ピカデリー カトリーヌ・ド>>続きを読む
初恋の男を待ち続ける踊り子の生き様を描く。
エーメと水兵の階段での別れなど、港町ナントのロケーションも良い。
180804 新文芸坐 ミシェル・ルグランオールナイト
歌って踊る明確なミュージカルではないけれども、物語の内容や一部の演出がとても近い作品であり音の使い方が印象的。またゴダール初のカラー作品として、カリーナの目を引く赤いセーターなど素敵な色使いをしている>>続きを読む
今村昌平『うなぎ』以来、カンヌ国際映画祭での21年ぶりのパルム・ドール受賞作品。低迷の続く日本映画が世界的に評価されることを同時代に味わうのも、ほぼ初めてのことであり嬉しい知らせとなった。
1807>>続きを読む
映像演出と女優の演技に圧倒的なものを感じた。
恵比寿ガーデンシネマ ベルイマン特集にて
ユーロスペース 宗教映画祭にて
180714 新文芸坐 タルコフスキーオールナイトにて
準備は万全にして臨んだが、オールナイト上映一本目から眠りに落ちてしまった。タルコフスキー作品は何故これほどまでに眠りを誘うのか。
SF映画の撮影において、ハリウッドのような大規模セットを用いなくても>>続きを読む
長谷川和彦のデビュー作。市原両親殺害事件を基にして、勢いの余り両親を殺してしまった青年の姿を描く。事件後も淡々と両親の遺体を処理していく冷酷さの一方で、砂浜のアイスキャンディーにより思い出した、貧しか>>続きを読む