somalさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

4.0

観客5人。
少し陰鬱だけれども、適度にエンタメ感がある作品でした。
フランス映画ですが、戦闘シーンは実写に加えてCG、VFXも結構頑張っていて、潜水艦映画にハズレ無しだなと。

観られる前に、潜水艦を
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.6

吹替版鑑賞。
まず、実写版が30年前であることに驚きました。

さて本題。
この作品、一体どの層向けの作品なのかな~と考えてしまいました。
子供が観ても面白くないと思いますし。

マイノリティに対する
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ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

3.6

ガッツリ体を絞ったクォン・サンウが出演しているのでシリアスなアクションものを想像していたのですが、かなりコメディ色が強い作品でした。

アクションや妄想の場面にアニメを持ってくるアイデアは、ちょっと『
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.9

原作未読。
女性客ばかりでした。
ロケ地が職場の近くでちょっと嬉しい。

基本的に美男美女しか出てこないし、本当の性的マイノリティの人が観たらいろいろ言いたくなるような作品ではないかと思いました。
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

4.0

高倉健特集上映。
劇場では初鑑賞。
劇場には健さんの等身大パネルや、東映太秦撮影所所有の台本が展示されていました。

中学生のときにテレビで初めて観たのですが、翌日は話題で持ちきりでした。
『スピード
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.8

お帰りなさいイ・ヨンエ。
調べたら『親切なクムジャさん』以来のスクリーン復帰らしい。

長いブランクの理由を後輩に聞いたら、子供が産まれて、自身の化粧品ブランド立ち上げたから、というまた何の役に立ちそ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

IMAX字幕版
深夜の回を除いて朝の時点で完売でした。

映像も凄いのだけれど、伏線が幾重にも絡み合っていて、それらが回収される過程がお見事。(破綻している部分もあると思うけど)
後半45分は驚愕の展
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

フェデリコ・フェリーニ映画祭アンコール。
映画祭はスケジュールの都合と、満席が続いたこともあり観れませんでした。
(席埋まるの早すぎ)

学生のときに観て途中で早送りしたのですが、今観ても非常に難解な
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チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.0

アリババが製作に。

『ラストレター』の中国版…だということに上映開始20分くらいで気がつく(笑)

上映開始時刻になっても誰も現れず、「はじめてのお一人様鑑賞か?」なんてワクワクしてしまいましたが、
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.7

いくらなんでも副題が長すぎで、加えて副題で内容をほとんど説明している珍しい作品。

本作品で描かれる出来事は、物事は杓子定規では上手く行かないという典型的な例。
かなり盛っていると思うのだけれど、フラ
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

三船敏郎が山本五十六を演じている方は小学生の時にテレビで観ました。

海外の観客のスコアは非常に高いし、アメリカ人が観ると普通に楽しめると思います。
この監督にこれ以上のものを期待するのは間違っている
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

先行上映。
原作未読。
都内はほぼ完売で、ここしか空いていませんでした。
おばさま率が高かった(18時上映開始じゃサラリーマンは行けないよね)
何年ぶりかで映画館に来た!という声も聞こえたので、SMA
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(2020年製作の映画)

3.6

言い方は悪いですが、菅田将暉と小松菜奈のPVを二時間観ているような作品でした。
小松菜奈のゾクッとするような妖しさはいいおっさんも虜になります。

平成史を振り返るようなストーリーですが、上辺をなぞっ
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.3

イタリア完全版。
オリジナルを含めて劇場では初鑑賞。
ティム・ロス演じる1900の子供のころの描写が以前観たときよりも生意気に感じました。

有名なピアノ対決と、廃船の中のやり取りを劇場で観ることが出
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

やっと観れました。
自宅からイオンシネマまで遠く、新宿には行きたくないので…。
劇場の前で、打ち合わせに行く同僚を見かけて隠れてしまった(一応、自分は代休)

題材を含めて、日本にしか作れない作品だと
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.2

Dolby-ATMOS版
最大箱に観客20人もいなかった(涙)
“絶対に”とまでは言いませんが、他の選択肢があるならばシャンテで観るべきではない作品。

ロン・ハワード監督のドキュメンタリーって聞いた
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.7

完売。
おおよそ予想していた展開でした。
サークルの行っていた事がなぜ、杉咲花の主張することに繋がるのかいまいちピンと来ませんでした。

作中の出来事は、何でもかんでもSNSに依存しているような若者に
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

最初、A24のオープニングクレジットが変わったのかと思いました。

スクリーンのアスペクト比に加え、時おり混じる画面ノイズには秘密が…。

同じ車と思われる、ホンダ・アコードや、シボレー・キャバリエ、
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

4.0

完売でした。

ムビチケを買ってしまっていて、梅田まで行くわけにもいかず、やむを得ず新宿に…(上映館が2館だけでムビチケってどうなのよ??)

何度も停職処分を受けている時代に置いていかれた老刑事と、
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.1

上映館が少ない…。
イギリスの視点でイラク戦争の嘘を描いた実話に基づく作品。
作品で取り上げられる事件のことも知らなかったし、このジャンルはアメリカ側の作品ばかりだったのでかなり新鮮でした。
昨年公開
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.9

この劇場は観客のマナーが良くて大好きだったのですが、併設された恵比寿三越の閉店に伴い、一時閉店という事を知りかなりショック…

さて本題。
事前にジョージ・オーウェルの『動物農場』という小説を調べてお
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.2

ざっくり説明すると、勉強ばかりしていたイケてない女子高生二人が、卒業までに様々な経験をして成長していくお話です。

下ネタ満載でとにかく下品なので、付き合いの浅いカップルや、年頃の子供と観に行かれる方
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.9

字幕版鑑賞。
残念ながら、スキマスイッチの歌を聴くことは出来ませんでしたので要注意。
原題が重要な場面で出てくるので、字幕版の方がいいのかな?

いつものショートムービーが無く、いつ始まったのか判らな
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ジョーンの秘密(2018年製作の映画)

3.8

少し前にNHKのBSドキュメンタリーで取り上げていたイギリスの原子爆弾開発計画、「チューブ・アロイズ」を事前に知っておくとより楽しめるのではないかと思います。

事実に基づくお話ですが、特に後半、かな
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

3.8

IMAXシアターでの鑑賞。
改修後、初めてだったのですが、座席の勾配が緩いからスクリーンの下が観客の頭で潰れます。

待ち合わせまで時間があったので鑑賞したのですが、かなり初見殺しの作品。

香港の民
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鬼手(2019年製作の映画)

3.7

観客四人。
久しぶりに劇場でクォン・サンウを観ました。
15年くらい前は人気あったんだけど、あの頃のファンの人達はどこ行ってしまったのでしょうか?

囲碁を題材にした作品なのに何故かやたらにグロテスク
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思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.7

原作未読。
今回の野間口探しは簡単。
出演者で名前と顔が一致するのが3~4名しかいなかった。

最初の設定で捻りは効いているけれど、あとは普通の学園恋愛もの。
ロケ地は神戸なのに、誰一人、関西弁を話す
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.6

『パラサイト』の新旧家庭教師コンビが出演する韓国版のエクソシスト…だということに上映開始後に気がつく。
あの二人がお好きな人にはオススメします。

本家『エクソシスト』のオマージュがありますが、この作
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死霊魂(2018年製作の映画)

4.2

窓口で、「しりょうだましい」と言ったら、「はい、しれいこん」ですね。
と、言い直されました。

8時間超の長尺にもかかわらず連日完売で、スケジュールも合わなくて、やっと観ることが出来ました。
気温37
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

格差と分断を描いた作品ではかなり好きな部類。

監督、主演のエミリオ・エステベスは問題児の弟とはかなり差がついてしまいましたね。

作中出てきたスタインベックの『怒りの葡萄』は、そこそこ有名な「図書館
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王宮の夜鬼(2018年製作の映画)

3.7

李氏朝鮮時代、黒船に乗った西洋人が夜鬼と呼ばれるゾンビを連れてきて(まあ、この時点でいろいろおかしいんだけど)、国内が大混乱するお話。
ワイヤーアクションを多用していて、香港、中国の武侠映画を観ている
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.8

広瀬すずと思っていたら、ジェネリック広瀬すず。

ベタなストーリーだけれど、テレビドラマの映画化としては大成功の部類なのではないかと。
横の女の子は後半、何度もハンカチで目を覆っていました。

昨日、
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.8

ご存知だと思いますが、監督の遺作です。
前作、『花筐』に輪をかけた非常~にクセの強い映像表現なので、合わない人は全く合わないと思います。
個人的には邦題よりも、英題の『Labyrinth of Cin
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.1

選挙区の対抗馬が国会でワニ動画を観ていた平井議員で苦笑い。
いや、笑っていられないか。

「日本は縁故資本主義が深く根付いていてる終わった国」という、少し前の海外報道を思い出しました。

小川議員の御
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

4.0

少しだけ、川口浩探検隊シリーズ(古い?)とテレビの都市伝説シリーズが頭によぎりました。

単に暗殺の真相を追求する作品と思いきや、ジョーンズなる人物が出てきてからはかなり衝撃的な展開。
フェイクと捉え
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長沙里9.15(2019年製作の映画)

3.8

『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観ようと思ったら売り切れ。
でも、久しぶりに、片桐はいりスタッフを見て得した気分に。(マスクしていたから判るまでに少し時間がかかった)
身長が自分とあまり変わらない
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