雨宮はなさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

シンデレラ(2021年製作の映画)

5.0

これぞアレンジ。これぞ実写版。
ディズニーはこの作品をみて、自分達に何が足りてないか、何が違っているのかを勉強した方がいい。

あまりにも狙ったような「突拍子もない設定」に、どうせイロモノだろうと高を
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

4.0

#なんのために生きてるのかわからなくなった時に観る映画 として紹介してもらった作品。

この映画を観て老婦人を「優しい」と感じた人は、ものすごく幸せな立場にいる人だと思う。
クミコが「常識外れ」で「
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転々(2007年製作の映画)

4.0

「おうちのカレー」が大切な、日本一ゆっくりなロードムービー。
カレーには、思い出とか気持ちってものが見えない具材として煮込まれているんじゃなかろうか。

フクハラは画面越しに人生を歩んでいくための智慧
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

2.0

「もう3年」「引きずってる」
小さな親切ですらない、大きなお世話だけど、それを言える人間の方がなんだかんだ上手くやるのかもしれない。
人生に必要なのは鈍感力なのだと言われた気がした。

純粋とかひたむ
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セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

4.0

弾き語りバージョンのテーマソングは、私たちにむけたピロートークといえるだろう。
明転まで我慢できないタイプの人にも優しい、親切設計な短めエンドロールだし、ぜひ最後まで聞いて、浸ってから帰ろうぜ。

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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

4.0

どう考えても、上映館が足りない!
我々にとってのスクリーンは、ベッドのシーツの様なものではないか。
シーツが足りない!!
各上映館、なーにやってんの!

と勢いのままに書いてしまうくらい良かった。
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アップタウン・ガールズ(2003年製作の映画)

4.0

毒親育ちに捧ぐ、心のサプリメント。
ピーター・パン症候群な女性と、未来のアダルトチルドレンが、きちんと自分を受け止めるまでのお話。
こんなに可愛いのに、ものすごく苦しいシーンがたくさんある。

観るこ
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夜叉(1985年製作の映画)

3.0

女優:田中裕子がいちばん可愛らしくて美しく見える映像作品だと、この映画を紹介してくれた方が仰った。
なるほどそうかもしれない、と思った。

“水商売女はしたたかで怖いし、男にだらしなくて、子供をぽんぽ
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大名倒産(2023年製作の映画)

3.0

時代劇に抵抗がある人も安心して観られるし、安心して笑える映画?

作品中ずーっと昭和センスなつまらんギャグで突っ走るものの、
出ている役者陣のおかげで平成以降生まれも観られる作品になってます。
一般的
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.0

クズ人間は、素質と環境でできあがる。
思いのほか刺さるし、自分もまだどうにかなるかもと思えてくる。

ありきたりで見慣れたクズ人間の主人公が、覚醒してからものすごく応援したい対象に変わる。
終わりもあ
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I AM ZLATAN/ズラタン・イブラヒモビッチ(2021年製作の映画)

3.0

先日引退表明をしたばかりのサッカー選手についての伝記映画。
まるで映画の為に作られたキャラクターのような人生を歩む彼のピッチの外を知ることができる。
最後にあった「あえて言うならば」は参考にしたい。
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君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

4.0

ただのしょーもな高校生恋愛オシャレ映画っぽく見えるけど、めちゃくちゃ良い青春ドラマ。
ヴィジュアルとタイトルロゴに騙されるな!

天気に振り回されたり、子供思いなようで全然本人をみていなかったり、楽し
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WASABI(2001年製作の映画)

3.0

当時のフランス人が思うジャポネーズマドモアゼルをヒロインに据えた、コミックの実写化って印象が強かった。

広末涼子さんが台詞をフランス語でやり切ったのがすごい。
しかも「覚えました!発音しました!」じ
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ザ・ロングウォーク -トラウマと贖罪-(2022年製作の映画)

3.0

プロ中のプロの彼らにしか分からない緊張の一瞬について、これでもかと語りつくす作品。
備えあれば患いなし、習慣化が大切なのは日常生活でもPKでも同じらしい。

PKって「ペナルティキック」って意味なのね
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ある日突然に(2018年製作の映画)

3.0

顔の綺麗な役者や、サッカー選手になるという夢、レモンというモチーフの綺麗さでファンタジーとして成立している。

現実はあんなにきれいにも上手くも運ばないわけだけど、「こういう人がいる」「こういう状態が
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LFG -モノ言うチャンピオンたち-(2021年製作の映画)

4.0

“乱”ではなく“変”となった「#イコール・ペイ」運動。
サッカーにも他人の賃金にも興味の無かった私には衝撃でしかなかった。

20年程前のブロンディも言っていた、「Speak up!」と。
不満をちゃ
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バニー・ザ・キラー(2015年製作の映画)

3.0

久しぶりにしっかりとしょーもないB級映画を観た。
観た後で君は「生の○○」って言いたくなるはずだ。
私は「生のWi-Fi」って言った。

ドウシテコウナッタが連続の、下ネタ映画。
ホラー映画ではない、
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バック・トゥ・マラカナン(2019年製作の映画)

3.0

三世代それぞれのサッカー熱が見事に描きわけられている。
それはサッカーに限らず人生についても同じで、まさしくサッカー=人生なブラジルといった国民性があった。
まさにこれは、人生のゴールを求めるロードム
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

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ピーター・セラーズのカメレオン演技に驚く。
ただ、何を言ってるのかはさっぱりわからなかった。
「狂人が何か言ってるな」って感じ。

いまいち記憶にないので、スコアは再度鑑賞後につける。

男の優しさは全部下心なんですって(2019年製作の映画)

3.0

ずっと気になっていたビジュアルとタイトル。
エンディングがいい。

クズ男を寄せ付ける主人公を眺めながら、日本の女性の何割が彼女みたいなんだろうと考えた。
タイトルは男性を悪く言っているようで女性のだ
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つむぎのラジオ(2019年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ上手に統合失調症が表現されてた。
これ、映画館で「あー!」ってなりたかったなぁ。

ラジオが始まってからが本番。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.0

サンドラ姐さんと愉快な仲間たちによる、超絶お金のかかったお芝居発表会!
スマホチームにモヤモヤを感じるのは、年寄りの証拠なんだろうか。

この映画で初めて「ブラピってかっこいいんだ!」となった。
あん
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ面白かったし、恋愛要素が無ければスコアは4だった。
自分が普段使っているコンピューターの生みの親、拝まずにはいられなかった。

ゲームの謎が解けたとき、「ああ、そっか。そりゃそうだ」ってな
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

2.0

歌う大泉、観る価値はそこ。
内容は金曜ロードショーにちょうどいいくらいのもの。

いろんな要素を拾おうとして、ひろーくあさーく、そして穴あき状態。
音楽も同じメンバーのせいで全部「This is me
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ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

3.0

かなり肉体派な学者で、展開にずっと笑ってた。
え、まじ?そんなことある?だって学者だよ?ってなる。

普段映画を観ない人が映画館で気兼ねなく楽しむためのエンタメ映画。
ヒロインはウザめ。

60セカンズ(2000年製作の映画)

3.0

いつでもどこでも勘違いしてイキがっている、甘やかされた弟だの妹だのの後始末をするのは兄姉なんだよなあ。
車泥棒のお話なのに、ものすごく普遍的なことを描いていた。

不機嫌な赤いバラ(1994年製作の映画)

2.0

ワガママなバアさんに振り回されるも、職務命令だからと全うする主人公。
主人公は素晴らしい、これぞ仕事人。

「ルールや規則なんてものは大嫌いなの」と豪語するが、それに守られているバアさんに孤独もなにも
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