ipさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

ビジュアルの宮沢りえさんに魅かれ観賞。あれはまさしく犯罪史上もっとも美しい横領犯ともいえる姿だった。
劇中の姿はそれと違い、老け気味な年齢相応のパート主婦といった風貌。そんな宮沢さんも自然でまた美しい
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SEXテープ(2014年製作の映画)

4.0

おバカすぎて笑える。なかなかに楽しめるが、これ、我が身だと血の気引く話。

一度は日本公開が中止になったけど何を問題にしたんだか。普通に面白い。

キャメロンが綺麗! エロいシーンは基本的にないけどロ
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.0

トヨエツさんはカッコいい。
枯れ専フケ専または不倫体質な若い女性好みの中年のオッサンなんて他に適任いないだろう。
少女漫画の読者層が好むような強引に女に近づくやり方もハマってるし、子どものしつけ方叱り
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HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(2016年製作の映画)

1.5

超絶オリジナル過ぎて完全なる原作クラッシュ。これは原作への侮辱としかいえない。勝手な設定作らないでほしい。あまりにも安っぽすぎる。

チープなバトルに中学生が思いついたようなストーリー展開、前作同様す
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.5

東洋の成金ってのは本当に下品なのかと欧米の皆さんに誤解されそうだが、よく考えたら、残念ながら真実に基づいてしまっている気がする。

まぁでも、玉の輿に憧れる女性に夢を見せることができたようで、現実はあ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

とてももったいないが期待外れと言わざるをえない。
結末は? いきさつは? 大事なところが描けていない。あの終わり方はない。
上映開始からすでに話は進んでいて、話が終わらないまま終映する。途中から見て途
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食べる女(2018年製作の映画)

3.0

まぁ、期待外れでもなく、期待以上でもない。
池内さんのDQN夫の芝居良かったよ。俺は料理できるから電子レンジの毎日でもシャーロットさんが家にいてくれたら最高だと思うがなー。

ユースケさんは昔から好き
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.0

ポスターの「四回泣けます」と書いているところに「そうでもない」と落書きして帰りたかった。

TBSが連ドラにできるかどうか様子見している作品ですね。着想はまぁまぁ面白いから映画は当たるかもしれないがテ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.0

で? 結末は?
明確にしない手法はこの内容じゃ使わないでしょ。使うなら100人が100人結末を想像できるものでないと。
組織ぐるみで最上が守られるのか、最上が正義に屈するのか。

松重豊さんの演技は良
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭で観賞。
作品はまずまずだった。波長の合わない二人特に女性側が受け付けない→好きになる変化かと思ったらお堅い男性側の心境を変化させる物語。
お互いの想いが確かなものとわかりあったときは
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サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-(2015年製作の映画)

4.0

スタッフに外国人が多いので仕方ないのかもしれないが、字幕やスーパーに脱字多すぎ(誤字は見当たらなかったが)。
ら抜き言葉を校正しないで作品にしちゃうってプロの仕事じゃないよ。あと、サイト立ち上げの話で
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どうしようもない恋の唄(2018年製作の映画)

2.0

何もかも失い死ねないくせに死にたがってるおっさんと、場末のソープ嬢。華が無さすぎて役にはピッタリだが演技力が…
せめてイケメンなら見た目だけは加瀬亮みたいなのに、細身のバナナマン日村。怒鳴るシーンは舞
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.0

何年も前に、漫喫で目に留まって読んだ漫画。既巻数少なくて最初の方しか知らなくて、続きが気になってたんだった。原作通りだったか知らないけど。

漫画の後書きか何かに書かれてたのが、原作者の方が実際に吃音
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シムソンズ(2006年製作の映画)

5.0

これまでの人生で見たあらゆる作品の中では断トツ。この映画のすべてが最高!

ベタベタなシナリオと演出、ツッコミどころ満載の進行とネタ場面。
藤井美菜演じる尾中美希がチームに打ち解けていく様子なんかサク
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わがチーム、墜落事故からの復活(2018年製作の映画)

4.5

周知の事実だけでなく、当事者の本心なども描いていたように思える。
カメラあっての会話だったから、本心だったのかわからないけど。

クラブとしての復活か、家族としての復活か、何を元通りにしたいかで各々復
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭にて。
ストーリーはそんなに好きではないが、脚本から演出から芸が細かい!
生い立ちの語る内容と実際が全く異なるところから、撮影時の動きと台詞が全く異なるところにリンクして良くできてる。
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

2.0

まぁ、なんというか、薄っぺらい。笑わせたいのか、感動させたいのか(作り手の能力次第なら両方も可能ですよね)ハッキリせず、すべてが中途半端。ツッコミのない漫才を見ているようだ。

登場人物が新婦を除き他
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.5

個人的には、これ「好きくない」。

下にきょうだいができた子どもの心理であったり、子育て世代の父母双方の目線でそれぞれの大変さを「表現して」はいて、共感を得ることはできるだろう。でもそれを見せて、見て
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.5

僕は立派な母親だと思う。今時よくいる「子どもを愛しているように装う自分が一番」のダメ母と違い、覚悟をもって子ども達を育て、叱り、褒め、認めていく母親としての成長記録。
一見子どもを大事にしていそうで本
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

未来のミライに備えての細田守特集なのかdTVのアニメトップにきていたので見た。

仮想世界で暴れるアカウントとの戦いを格闘で描写したり、アカウントの数が強さのバロメーターになっているのは普段の僕ならチ
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エヴァ(2018年製作の映画)

2.0

ユペール様贔屓の加点でこの点数がいいとこ。

これを見て何を思えばいいのか全くわからない。盗んだ功績で名を売ったバカの転落人生かなとしか。

見所はユペール様の美しさだけだが、そんなにも男が夢中になる
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.5

自分と違う視点・考え方を認めないところまではいいとしても押し付けは今の時代にはウザいなぁ。
ステイシー目当てだったので彼女目線でずっと見ていたから特に。

そしてモザイクなしで男のモノを映していいのか
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.0

フィクションとは思えないリアルさを感じた。自動車業界は~というコメントもあるけど、あくまでも作品の舞台設定に自動車業界を使っただけで巨大組織という点では自動車、家電、通信、インフラ、食品、小売、どの業>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

5.0

あまり自分が良かったと思う映画を人に押しつけたくはないのだが、これは人に勧めたい映画!
トリーチャー・コリンズ症候群の人に比べればちっぽけでも、外見的コンプレックスで陰口を叩かれたり、面と向かってひど
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

4.5

一般的な評価は高くなさそうとは思うが、俺には良かった! 根暗・髪ぱっつんロング・服ゆる長・隠れ巨乳・コミュ障・左利きとはなんという俺向きの最強キャラクターですか。

このキャラなら、結末は出会った人た
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猫は抱くもの(2017年製作の映画)

1.5

この映画の最高潮はまず冒頭!
猫は抱くもの賞の受賞作となる美しいねこさんたちの写真。短すぎるよ。一枚ずつゆっくり見せてほしかった。
そして次は河原でエサを食べる野良猫(役)さんたち。ここで約2分の本編
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.0

出演せずしてその存在感とウザさ爆発のウディ アレン見事。笑
メタ語りの主が若い男に変わっただけで。

男にパラサイトして生きていながら40にして自分の価値はこんなものじゃないとはなんとも痛々しい。でも
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万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

家族とは何かを考える映画。そして自分が家族と絶縁したことが間違いでなかったと確信できる映画。
いいなぁ、親を選べるって。俺にも選ぶ機会が欲しかった。

血のつながりがなくても確かな家族になれる、血のつ
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のみとり侍(2018年製作の映画)

4.5

さすが、鶴橋先生、さすが、鶴橋組! プロダクションチームというよりはファミリーという団結力を見た。

シリアスとコメディのメリハリがあった方がそれぞれの要素をもっと楽しめたかなぁ。
撮影は一昨年と聞い
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

2.0

僕の低い理解力ではこれがなぜ名作と呼ばれるのかわからなかった。
事前にストーリーを見て着想は面白そうと思ったんだけどなー。

最後のは早い段階で分かりやすくない布石入れておかないと禁じ手じゃないのかな
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.5

下手なりに正直に生きるって大事だけど損だなーと思う。
松子をうまく利用して自分に利を引く人たちのずるさと見苦しさが描けていた。

瑛太って別の映画でダメ男やらせたら日本一って思ってたけど、このときから
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海辺の週刊大衆(2017年製作の映画)

1.0

もしもネタを連発して話を脱線して、人の空想ってあるあるこういうの、って反応を引き出したいのだろうが、こういう内容は漫画でやるべきであって実写映画だと面白くない。

又吉の語りが下手すぎてさらにつまらな
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

2.0

知性を要する映画かと思ったら全くそんなことはなかった。過度な期待は禁物ですな。

グラフィックとサウンドは良かったが、作り手に都合のいい設定があとからどんどん追加されていくなど新人あるいは中学生がシナ
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

5.0

見る人の感情をうまく利用した良作!
感情移入はほとんどできない自分でも最後の決断はつらかった。サムライ魂は理解できるが…

裁判のシーンでも、現実の刑事訴訟もあんな感じ。検察は罪状以上に被告人を悪人に
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

この内容をまさか今持ってくるか、っていう。
スピルバーグ監督が一番見せたい相手は過去の大統領たちではなく、現大統領かもしれないね。
いや、まさか日本のトッp…

経営者目線では本当に難しい決断を下した
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

3.5

自分の元母がこのバァさんのごとく、自分は何の努力も施しもしないくせに、人からどう思われるかの理想だけは一丁前なアレなのだったので、話が進んでいくにつれ増していく不快感。笑

このバァさんは仕事ができ、
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