ipさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

5.0

子どもも大人も誰が見ても楽しめる作品とはこういうものを言うのか! と衝撃を受けた。

子ども目線には日常を空想癖で冒険の主人公になりきるプロローグに始まり、後半はボスとタッグを組んで両親を助ける本物の
>>続きを読む

タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

3.5

正直言って駄作。なんだけどもウディ アレンの存在はもはや何と形容すべきか。
彼のファンでもその候補でもないけども彼の作品を好む人の感覚はなんとなくわかってきたぞ。

最初はミステリーっぽいタイトルとウ
>>続きを読む

ねこタクシー(2010年製作の映画)

4.0

竹山さんがハマっていた。演技の良し悪しではなくて、役に合っていた。
話自体はありきたりとも言えるし、ねこ好きがねこの良さをねこ好きでない人に押しつけている感じがする。これはねこ好きを煽る映画のすべてに
>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

女性を同伴しなくて本当に良かった(笑)。
予告では「お(ピー)こが36箇所!」って編集してたのに普通に連呼してるし。
マジエロなやつよりアホなのが好きなので映画館に10人ほどしかいなかったから声出して
>>続きを読む

俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

2.5

自分には価値があると信じ込んでいるダメ親父がリアルすぎて堤さんスゴすぎ。
自分も夢を追っていた時期があるから耳が痛い。

娘に嫌われないのがリアルさに欠けるかな。普通の感覚なら危機感もったり呆れ返った
>>続きを読む

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

風当たりの強さをそのまま映像にするセンス(笑)

トランスジェンダーの主人公への中傷が痛ましい。実際にあんなのなんだろうか。あんなのもいるのだろうけど。
実際に自分もそういう人を見ると一瞬反応を考えて
>>続きを読む

麦秋(1951年製作の映画)

3.0

28歳の女性がまだ嫁に行かんのかと言われても笑顔でかわし、「行けないんじゃなくて行かないの」と。本当に67年前の作品なのか? 21世紀の映画を見ているのかと。
と思い今日の時代背景はどうかなと比較して
>>続きを読む

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

2.5

チラシや映画のサイトで概要を見た人はどうやって大統領の抑圧に屈さずに辞任に追い込んだかを見たいと思いチケットを買うだろう。
実際そういう期待を煽って宣伝かけてると思う。
それで引っ掛かって来る人は期待
>>続きを読む

ハッピーエンド(2017年製作の映画)

2.0

僕にはこの良さがわからなかった。
終始見ている人を置き去りにした感じ。遠巻きの映像で会話も聞こえないで話が進み、それによる進行を見せるわけでもない。
途中退室しようとも思ったがユペールさんを見たかった
>>続きを読む

招かれざる客(1967年製作の映画)

4.5

僕が日本人だからなのか個人としてそうなのかわからないが、肌の色で人を判断しないから、人種差別の意識の違いはある意味で歴史映画を見るようだった。

今では黒人が各分野で活躍し、羨望の目で見られる人も多い
>>続きを読む

サニー/32(2018年製作の映画)

3.5

この手の犯罪史好きとしてはなかなかに楽しめた。
途中「和彌、それネバダ違う、酒鬼薔薇や」と言いたくなる場面あり。

だいぶ後から出てきたはずの門脇麦さんの存在感パねぇ。役作りの天才か。
そしてピエール
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

悪ガキが軍人として人を救い立派な英雄になりました。
という話であった。事件の描写を詳細にという期待は裏切られることになるね。
そんなわけで、実際の感想よりも星はやや減らしで。

しかしこの3人、本物の
>>続きを読む

ウィッチ・フウィッチ(2018年製作の映画)

2.0

監督のこともよく知らず、割と序盤で「京都造形あたりの学生作品か」と思ってしまったが、大体当たっていたことをエンドロールで知って驚き。芸大出身の勘って怖い。

かなりチープだがこの監督の作品を見るのが初
>>続きを読む

ライカーLaikaー(2017年製作の映画)

3.5

ライカの物語というより、ユーリャの話。
舞台挨拶の中で監督が、見た人の感想を紹介した中に、ライカはユーリャの中のもう一人の自分という幻想説を紹介していて、なるほどそんな見方があるのかと思った。スミマセ
>>続きを読む

レンタネコ(2011年製作の映画)

5.0

映画館で見たのを思い出しながらdTV。
荻上作品ショート版という感じ。ゆったりな中でもメッセージ性があって好き。
寂しい人にねこを「貸してやる」偉そうな主人公の行動や考えこそ、心の穴を実は埋めきれてい
>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

4.0

この笑いはハマるハマらないが大いにあると思う。個人的にはこのノリ好き。

予告程度の内容しか知らないまま見たので、まさかの終盤の理解不能ぶり。
まぁこの映画なら何でもあり。繰り返すが理解不能。

見事
>>続きを読む

ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

4.0

やってることは壮絶な規模の窃盗なのだが島民たちをものすごく応援したくなる。ウイスキーも1ケースあれば十分高額だからなぁ。

戦時中の話だというのに悲壮感がなくコミカルな展開で楽しめた。
脚本家はアイル
>>続きを読む

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

現代で同じことはあり得ないかもしれないが、同じベクトルの出来事は起こる可能性がある。
例えば自分の思い通りにならないからという身勝手な理由で悪評をたてられた結果、その人がその後得るはずだったものが失わ
>>続きを読む

私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと(2013年製作の映画)

2.5

スウィート17モンスターみたいなのを想像して90年代を思い出しながら見てたら予想とだいぶ違った(笑)。

男子中学生かというほど表向きだけ真面目で中身ド変態女子。日本の女性も本性はこんなんなんだろうか
>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

4.5

現代版の大人向け童話。すでにたくさん書かれている感想とほぼ同じく。

人間を食う人魚は人間から見れば恐怖の対象であり、敵であり、悪であると思われるのは仕方ない。
この作品は女性目線、人魚目線で描かれて
>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.0

ジャスミンが人と少しずつ打ち解けていく様子よりも、打ち解けるために見返りを求めず自分から親切を尽くすジャスミンの姿が良かった。

人に親切にしても何をたくらんでいるのかと思ったり思われたりするのが当た
>>続きを読む

富美子の足(2018年製作の映画)

3.0

先日dTVで見た作品がどれもこれも変態目白押しだったのだが、その流れから全然抜け出せていないのかこの映画にも変態しか出てこない。と思うのはこのフェチズムを全く理解できないからなのだろうかと。

じじい
>>続きを読む

うそつきパラドクス(2013年製作の映画)

2.5

きづき+サトウ夫妻の漫画が好きでよく読むので、今回dTV視聴。
しかしながら、大変残念なことに典型的な原作クラッシュ。

栖佑さんはもっと知性ありそうな大人しめの女性でないと。イメージぴったりな清純系
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.5

安藤サクラの若い頃の演技と園子温作品見たさに観賞。安藤サクラはやっぱりすごい。怪奇っぷりが見事。

設定も飛びすぎてて、ストーリーは面白さを感じなかった。何が言いたいのやらと思うし、あとこの長さに意味
>>続きを読む

HK 変態仮面(2013年製作の映画)

4.0

鈴木亮平を指名してくれた日本一の変態仮面フリーク・小栗旬さんに感謝しかない。漫画でしか見たことのない変態仮面を映像にしたらまさにこれだ。間違いない。

ただ、大金玉男の名前の読み方ネタも出てこなかった
>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.5

何の役をやっても無表情棒読みの大根役者松田龍平が、この作品ではその特性を生かしていた。こういう役をやればいいのに。

6人に色んな物語があったけど、6人というのは映画にするには多すぎたんじゃないかな。
>>続きを読む

嘘八百(2017年製作の映画)

4.0

足立さん脚本の作品って大枠は面白いんだけど、あと一歩がなんか足りないんだよなぁ。
「百円の恋」もそう、「14の夜」もそう。

浜村淳さん、この映画をラジオでどう語るのだろう。

空港のシーンの時点でオ
>>続きを読む

巫女っちゃけん。(2017年製作の映画)

3.0

不満。
度々出てくるセリフ「絶っっ対バチ当たるけんね!」を布石にクズ親子に天罰が下る展開でスカッとしたかった。
自分の犯した罪を目の前の人間になすりつけた上に殴る母親に、恩を仇で返す子。現実にもよくい
>>続きを読む

名前のない女たち ~うそつき女~(2018年製作の映画)

2.5

とにかく色んな要素を詰め込みすぎて半端になったイメージ。
この話なら女性陣は別に脱ぐ必要もなかったのでは。

見る者がそれぞれなりに受け取って自分なりの考え方を確立すればいいのであり、「〇〇は××であ
>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

4.5

正直言って、感動した。
物語というよりは、IMAX 3Dの技術とそれを利用して作られた映像に。
これはブルーレイでも家のTVじゃ味わえないだろうな。

追加料金払ってまで3Dである必要ないかなーと思っ
>>続きを読む

目撃者 闇の中の瞳(2017年製作の映画)

4.0

フィクションとしてはよく練られているのだけど、ひとつの事件に様々な人間の身分、境遇、利害が複雑に絡みすぎて見終わった今も整理つかない。真相が明らかになったところでさぁどうまとめましょうっていう感じなの>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

ユペールさんが見たくて見に行った映画。
39年前に10歳だった設定…
いくら実年齢からして美人なユペールも撮影時期は60-62歳ぐらいのはず。
さすがに40代は無理が…

そしてユペールをレイプして満
>>続きを読む

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

3.0

セレブ付きのパーソナルショッパーが欲を出し狂っていく様子を表したのかと勝手に思っていて、実際は全然違う中身だった(笑)。

できごとや人物の相関関係が全部台詞で説明されて映像では何も表現されていない。
>>続きを読む

サンドラの週末(2014年製作の映画)

2.5

同僚のボーナスを犠牲にしてまで復職してもあんな主任のもとで働くのだから努力の割に合わない気がするが。休職中に次の仕事をなぜ探しておかなかったのか。

「お金よりも人情」で票を集めていくのかなと見ながら
>>続きを読む

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

2.5

きょう1月31日の配信終了に間に合うよう、スキマ時間を使って3日に分けて見たので、ただでさえストーリー性ゼロなのが全く入ってこなかった。

サバとグーグーの役者猫としての素質が高すぎることはわかった。
>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.0

自分の理解力が乏しいのが原因なのは間違いないのだが、ここでの高評価はよくわからなかった。
メッセージ性は確かに強く、昔以上に多感な現代の子どもの心理と、それについていけない大人ってのは目の付け所がすご
>>続きを読む