ipさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

妖女伝説セイレーンX~魔性の誘惑~(2008年製作の映画)

2.0

ラピュタ阿佐ヶ谷に行きたくて仕事終わりに行ってきた。
前評判からは想像もつかない駄作だった。麻美ゆま主演であるという保険が効いた。

予算はかければいいと言うものではないが、いくらピンク映画とはいえ金
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さよならみどりちゃん(2004年製作の映画)

3.0

日本映画専門ch録画を視聴。
クズ男にも、クズ男にのめり込む女にも、「いるいる」って共感はできるけど「わかるなぁー」って共感は全くできない。
ダメな境遇の自分が好きでたまらない人が痛々しく見えてきたと
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プール(2009年製作の映画)

2.5

日本映画専門ch録画を視聴。
その時はそうしたいと思ったから、という理由で周囲にかける迷惑や、自身が負うべき義務と責任の放棄とか、なんにもわかっていない母親に嫌悪感。

日本人的な考え方が正しいと押し
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めがね(2007年製作の映画)

5.0

日本映画専門ch録画を視聴。
荻上映画で一番好きな作品。

ロングの画で、ワンカットが長い。すなわち、のんびり。
一定の年齢になったらこの作品のロケ地である与論島でのんびりたそがれる毎日を過ごしたくな
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

5.0

日本映画専門ch録画を視聴。
ハラハラなし、ワクワクなし、でものんびりがある荻上作品サイコー!(笑)
10年くらい前に映画館で見た当時の感想とはまた違う感想が残る。

昔スクリーンで見たときのはガッチ
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.5

言わんとしていることはなんとなくわかるんだけど、何となく何を伝えたかったんだか伝わってこない。
いわきの現状を伝えたいのか、当地の人たちの苦悩を伝えたいのか、こんな境遇にあって愚かな行いに走るクズを描
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いつも心はジャイアント(2016年製作の映画)

3.0

巨人の演出がどういう心理描写なのか理解できなかった。
普通にハンデをおった人の頑張りと、周囲の人間の差別や支えを描けば良くないかなと。

あとフィクションとはいえデンマークチームのスポーツマン精神の欠
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麗しのサブリナ(1954年製作の映画)

3.0

時代の違いなのか、よくある話だなってところ。
兄弟、特に兄。いい人なんだが何歳の設定か知らんがおっさん過ぎて話に入り込めない。

午前十時の映画祭、次に期待。

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭に感謝。いいと思えたかどうかは別として死ぬまでに一度は見ておくべき名作をスクリーンでしかも安く見られる貴重な機会。

21世紀の現代にあっても笑える小ネタを交えた内容でなかなかに楽しめ
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.0

着想は面白いストーリーだったと思うのだけど、予告を見たときの期待感ほどではなかったな。
予告は話の流れを誤認させるほどの組み替えをしていて、実際の脚本をずいぶんねじ曲げてた。予告に期待を膨らませていた
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.5

人の努力にタダ乗りし、自分の手柄にして、果ては約束を平気で破る。
嫌悪感しか感じない。それだけ映画としての完成度が高いのだろう。作品としては見やすく面白かった。

マクドのポテトが何より好きな自分が、
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.0

なぜ台詞が英語なのだろう。とても気になる。

最後に警官が自害したのはなんでだろう。
ドイツにこんな時代があったのだということは勉強になった。
頭のおかしい一人の独裁者を正とし、反発すれば処刑のどっか
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忍びの国(2017年製作の映画)

4.0

見た上での満足度に比べるとスコア高すぎるかなと思ったけど、何となく作者のメッセージが伝わってきたので加点した。
目先のカネに踊らされる労働者と、人を人と思わず駒として使い利権に溺れる老害たち。現代も大
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イヴの総て(1950年製作の映画)

2.5

女社会の裏側がこんな感じなんかな。
裏表のない女なんて存在しないということかな。

女優さんの心境の変化が唐突すぎてもう一度見てみないとよくわからないストーリー進行だった。
また見たら評価変わるのかも
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アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

2.5

期待したのとはだいぶ違ったが、勝手に期待したのが悪いということだろう。

普通の人がシリアルキラーと呼ばれる異常者になったいきさつとか、あるいは無実の人間が殺人鬼にされる話とかだったら良かったのにと見
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

1.5

とりあえずすさまじく眠かった。
日本人だからかもしれないけど、カナディアンナチスの歴史とか持ち出してあの気色の悪い敵キャラ作る必要あったのかな。

あまりの不評ぶりにむしろ楽しみに見に行ってみたら、俺
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昼顔(2017年製作の映画)

2.5

脚本がイマイチだった。
女同士のドロドロはあんなもんじゃないだろうな。著名な女性脚本家が書いたっていうのが信じられない。
「こう作れば観客はこう感じる」みたいなセオリーに従って作られたようなシナリオ。
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

4.0

実話を「基にした」のであって脚本の大半が脚色したり美化したりだと思うけど、話はそこそこ面白かった。
簡嫚書さんが可愛すぎる。

タイムラインを映像に組み込んだ映像とか、いかにも若手クリエイターが「今時
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.5

事前の期待ほどではなかった。
本当に幽霊だった方がカドカワ作品っぽいんだけどな。

ヤマモトの正体とか、後付けもいいところで、免許証とかどう説明するのかとかかえって不自然な設定がいくつか。
あの免許証
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光をくれた人(2016年製作の映画)

3.0

涙をあおるコピーを使う映画ほど泣ける要素ないとはよく言ったものだ。「ティッシュ会社の株価が上がる」とか、この作品を見たあとだとむしろ笑えて仕方ない。

話は割と良かったけど、この嫁最悪だわ。自分が望ん
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帝一の國(2017年製作の映画)

4.5

漫画の設定にマジになるのもどうかと思われそうだけど、子どもの頃から利権を手にするために手段を選ばず成功への道のりをひた走る話、若い人にどんどん見てほしいわ。

我々おっさんの若い頃は正々堂々で純粋な奴
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

この作品を子どもの時に見たなら、冤罪で人生を棒に振った主人公が、長い時間と労力を割いて成功を手にした、逆転人生の成功物語と受けとるだろう。
少し大人になって見たなら、個人の力ではどうにもならない、社会
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.0

前編に続き、話を詰め込みすぎた感はある。
いじめの件とか、親子の件とか、別に1本独立させればとも思ったけど、希薄ながら繋がりがあるため、終わってみれば1本によくまとまっていた。

マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

3.5

主人公が変わり者で変なところにこだわりがあって誰からも理解されないところが自分と重なった。
こういう変人身近にいたら結構好きだなぁ。

あとから真の家主と判明する隣のじいさん、偏屈でワガママで口が悪く
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.5

孤独と自由が欲しい自分には羨ましすぎる境遇。でも、一般的には嬉しくないだろうな。
背中を押してきたかつての教え子と、考え方の相違が出てきたときも、押し付けたりしないユペールの姿に、かつての担任を思い出
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ねこあつめの家(2016年製作の映画)

3.5

ストーリーの整合性とか、実際あるかどうかとか細かいことは気にしてはいけない。
伊藤さんに寄りすぎだとか、伊藤さんと忽那さんの周りをぐるぐる回るカメラワークとか下手くそだなとか気にしてはいけない。
あく
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.0

男だけど自分の黒歴史に重なるところがありまくりで…
というか、これに共感する人がそこまで多いほど、こんなにイタい時期を過ごしてきた人世の中に多いの?

当該年代ごろにこれを見ていたら同じ轍を踏むまいと
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

関連作品は全く知らずあえて予習せずに観賞。
一つの映画作品として普通に楽しめた。

独特の世界観も表現も、見る側を置いていく感じはなく、理解を促してくれるので頭に入りやすかった。
このストーリーを夢オ
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

5.0

文字にすれば何てことはないマンガみたいな王道中の王道を行くサクセスストーリー。個々に個性が強く難があってぶつかってバラバラになりながらも、先生の厳しい指導に負けずに高みを目指すという、正直言ってありき>>続きを読む

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

1.5

全く面白さがわからなかった。
真相が明らかになっていく過程もありきたりだし、途中で出てきた伏線らしき出来事や人物は何だったのってなるし、明かされた真相もへぇとしか思わず、楽しめる要素ゼロ。
見てきたも
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

2.5

普通という価値観にとらわれない生き方を称えたいのか、奇抜な生き方こそを実は批判したいのかよくわからない流れ。

倒れたフリして食品を持ち出すのなんか万引き通り越して集団窃盗だからね。
お母さんを思う家
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.5

登場人物の紹介と相関図をなぞっただけで大部分を使っている。
話も割と色々詰め込みすぎたのではないかな。
キャスト陣の役作りに力を入れているのは伝わってきた。
とりあえず次も見る。

おとなの事情(2016年製作の映画)

5.0

この映画を見た人のほとんどが下世話な興味本意から見ようとしたのではないだろうか。
誰が思いついたシナリオだか、秘密の明かし方がえげつなくて笑えた。日本人キャストでLINE協賛で輸入リメイクしないかなー
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14の夜(2016年製作の映画)

4.0

ひとことで言うと、男子中学生ってアホやなという話。
本心を口に出せない、虚勢を張る、無駄な行動力、妄想全開、どれも親しみを持てた。

ワンカットの長い映像が印象的。ただ残念なことによく撮れたその映像の
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

5.0

トランスジェンダーの方の置かれた現状や苦悩を、荻上直子作品ののんびりとした作風に交えて映した良作。

しかしまぁいくら生田斗真が女性としても美しいからって、元男と知って驚いたとはさすがに無理があるだろ
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太陽の下で 真実の北朝鮮(2015年製作の映画)

3.5

家族の食卓シーンや病院のお見舞いシーンなどでところどころ演出指導が入る。
両親の職業も実際と異なることが明かされながら、我々は作り物の無機質な笑顔の人たちの芝居を見る。

統制のもと、映像作品に真実は
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