すーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

5.0

見ごたえあり!
モノクロならではの汗や血、人間の鼓動!鼻息の粗さ!古臭い音楽も相まって、当時の雰囲気めちゃくちゃ感じました。

8/15の正午までにこんなに様々な人が様々な思いを抱えて動いていたとは全
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獄門島(1977年製作の映画)

3.5

石坂浩二扮する金田一耕助が好き。
適当そうに見えるあのひょうひょうとした声ととぼけた目がよい。

女優陣が皆若くはつらつとしていて、美人ばかり。
大原麗子、浅野ゆう子、坂口良子…若いって無敵だな。
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戦争と人間 第三部 完結篇(1973年製作の映画)

5.0

個人的3夜連続スペシャルも終わり、この気力の入った映画に圧倒され、やや放心状態。

やっぱ戦争を知るには映画だな、と実感。

銃撃戦、精神論で立ち向かおうとする血気盛んな軍隊をだれも止められない状況、
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戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年製作の映画)

5.0

超・大・作!

この映画には毎回<休憩>が入るんだ!<休憩>後の時代展開にしびれる!
雪原での戦闘シーンでの幕開けはこのシーンに力が入ってるのがすごく伝わる。
なんだか出演者皆リスペクト感のある五十音
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戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年製作の映画)

4.5

超大作!
キャストの豪華さもそうだが、戦争の歴史と人間ドラマをここまで鮮明に映像に仕上げたのは素晴らしい。大金叩いてよく頑張った!大映と日活!

どこから感想いったら良いか混乱するほどに、さまざまな人
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

4.0

なんだろう…悪い映画では決してないですが想定内でした。

男性しかいない政治の世界、首相の歴史の中でなぜサッチャーが女性首相となり得たのか、そしてなぜ11年の長期に渡り、引きずり落とされることなく務め
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スノーデン(2016年製作の映画)

4.8

観ておいてよかったーーー!!

と思える映画。
満点でないのは私の頭がスノーデン言語についていけなくなる瞬間が何度かあったためです。(できることなら全部理解したかった!)

しかし自分の生活も若干変わ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.8

最初から最後までとても興味深く集中してみれた!
一つ一つの動作、言葉が意味がありそうで見逃せなかった。
物語に引き込むお屋敷の古き良き雰囲気と親族一同のキャラ立ちが完璧なように思われた。

私の予想を
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嵐を呼ぶ友情(1959年製作の映画)

2.5

古い邦画がみたい!だけど松竹も角川も最近自作品を囲っちゃって見れないんだ!そんな何個も有料動画配信サービス入れるかっつうの!
というわけでアマプラから見られる日活映画のこちらを。

前置きが長くなりま
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

ずっと観なきゃ…というなぜかわからぬ足枷のような義務感に囚われだからこそその重さのあまりに避けてしまっていたのかもしれない。ふとザッピング中に目に入り見始めたら、なんてことはなく入り込めた。

序盤は
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

なるほど〜
語る人が割と周りに多かったタクシードライバーをやっときちんと観ました。

孤独と不器用と、都会のモラルのない喧騒が、トラビスをあそこまでさせたのか。

それとも戦争で心に闇をかかえたのか。
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劇場(2020年製作の映画)

4.5

良かった。

優しい明るいいい子がクズ男のせいで変わってしまったでまとめたらダメなような気がした。

才能芸術うんぬんはおいといて、人間誰しも、近くで無条件に愛してくれる人を邪険にしたりうとましくなっ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

2.9

えええ。なんだろう!全然はまらなかった!私のラブロマンス脳は刺激されなかった!!結構単純なはずだけどなんでっ

失恋して家を交換して旅先ついたらすぐ出会い恋して幸せ!って、いやいやいや、と突っ込みたく
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野良犬(1949年製作の映画)

3.5

戦後間もない日本の警官のお話。

昔の映画って、登場人物それぞれが皆誠実なのがデフォルトで安心する。


悪い人がいるわけじゃない。
悪い環境がそうさせたんだ。


悪者さえも本当は誠実というこのモノ
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

1より2の方がストーリー的に好き。
歌も好き!

「どうしてほしい?」
「ダムを壊して」
「オッケー」

これだけで充分。信頼と愛が為せる技!

アラジン(2019年製作の映画)

4.5

アラジンみたいな男子いいよね!
ウィルスミスはすごいよね!
最高に楽しんだよね!

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

メリル・ストリープとトム・ハンクス、熟した実力派俳優たちに魅せられた映画だった。
人柄、というものをあんなにリアルに演じられるものだろうか。

周りになめられ、迷いながらも責任を放棄することなく進む女
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.0

最初から怪しいのが岩下志麻以外いないという推理のし甲斐はないサスペンスだったが、最後いい方向に裏切られたので良しとしよう。

殺人鬼を予想する楽しさがないこの映画をどこで楽しむかというと、岩下志麻の妖
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キューポラのある街(1962年製作の映画)

5.0

1962年の映画で、これまで私が見てきた高度経済成長後期よりもさらに10年ほど前の、まだまだ貧困層が救いのない状態、着るものにも困る激貧な時代。

鉄の溶解炉工場だらけの川口市で、食うもの着るものにも
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けものみち(1965年製作の映画)

3.0

体が弱く寝たきりの旦那から滲み出る貧困の絵は想像の上をいっていて、とても汚かった。(歯が黒いからかなあとも思ったり)
そんな貧困層がいる時代。今とはだいぶ価値観も違うけれど、とにかく登場人物全員嫌いな
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突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.5

あさま山荘事件の犯人側の悲惨で残酷な光景や、思想のぶつかり合い、人間模様などがみえると思っていたが、全く違った。
物語、すでに犯人はたてこもり、この映画はまさに、「突入」を描いたものでした。


警察
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なぜ君は絶望と闘えたのか(2010年製作の映画)

4.5

光市母子殺害事件の実話をもとにしたドラマ。

最高峰のいいドラマを観た気がする。
映画とはまた違う良さがある。

(実名で書きたいので書くけど)本村さんの勇気、長い年月をかけて戦い続ける根性と強い信念
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

3.8

荒くれ者?いやいや(笑)そんなレベルではないドン引きシーンが満載。

モラハラ、パワハラ、DV、女性蔑視、男の付属物の女性という生き方、
まさに男も女もやべー奴ばっかりで、ムカムカしちゃうけれど、やは
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火宅の人(1986年製作の映画)

4.5

女好き、面倒くさいものから逃げる、だけどなんだか憎めない緒形拳!

本当に緒形拳の化け方が異常!どんな役でも完全にモノにするなぁ。大好きだ!

最後がよかった。いしたあゆみ、昭和の女性の強さよ。

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.7

うんうん。嫌われ松子の感想を読むとその人がわかる。とか思う。

松子は愛を知らなくて、知ろうとしなくて、依存して、逃げて、ダメな人生をおくった。それでも目の前のことに一生懸命な松子に私はシンパシー感じ
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渇き。(2013年製作の映画)

1.5

最初のワクワクは裏切られ、目を背けたいシーンばかりで、これ以来役所広司に拒否反でてしまう。

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

もういいや、と思いつつ最終話まで見ちゃう映画。
映画の雰囲気、脚本、内容、というよりも明らかに菅田将暉と池松壮亮の二人が最後まで引き寄せた。

疑惑(1982年製作の映画)

4.5

気の強い桃井かおりの上をいく肝っ玉を見せつけてくる岩下志麻。

2人の掛け合いが素晴らしい。
2人にしか出せない魅力の詰まった作品だ!
役柄を超えた個性が溢れ出ている。

色っぽい猫撫で声も、ドスの効
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