靉靆さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

相撲道~サムライを継ぐ者たち~(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

以前、豪栄道関を推していたこともあり相撲に熱中していた当時を思い出しました。やっぱり格好良すぎる。痺れました。

他のスポーツとは全く違う独特で異様な空気感。恐さもある一方で誰もが惹きつけられてしまう
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驟雨(1956年製作の映画)

3.5

夫婦の関係、合ってなさそうで合ってるのだろう。きっとどこも同じ。

原節子が何となく中心に据えているので同情をしがちであるが、夫も夫で色々とプライドだったり悩みだったりがあるのを感じ取れてくる。
女が
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

歪みまくってる愛。二人にとってはこれが最良なのかもしれない。

アルマの過去が描かれていないが、きっとレイノルズのように傲慢で自分の思い通りにいかないと気が済まない性格なのだろう、そう想像した。だから
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アンテベラム(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

???

わたしには合わなかったですね。どんな展開になるのだろうと少なからず期待を持っていたがその期待を下回ってしまった…。

テーマパークの中でリアルな差別社会を作り上げたってこと…?消化不良すぎる
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.0

登場人物たちの背景が薄い。
魅せ方も一辺倒な感じ、もっとシェフが不気味で逆らえない雰囲気を持たせた方がハラハラできる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

2.5

難しいです。
北アイルランド問題を表現しているとのことだが人間関係においてもいえるので、ある程度は掴めた気がする。

今までもこれからも仲良くしていくと信じて疑わなかったパードリック。歳を重ねるにつれ
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ダビデ王(2021年製作の映画)

2.5

2023/01/31

恋愛に盲目。その感覚ってどんなのだろう。最低なことをされたのに忘れられない、まだ会いたいと思い、愛している。彼のせいでズタボロになりながらも彼女なりに精一杯普通になろうと頑張っ
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.0

ヒッチコックは観ていて楽しい。
ラストにかけてのハラハラドキドキ感とっても良かったです。

ブルーノ自身のことは多く語られないのにずっと不気味で怖い。じっと見つめる目が良い意味で気持ち悪かった。ブルー
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.5

ずっと気になっていた作品。
ルカ・グァダニーノの才能を見せつけられる。どんなジャンルのどんなテイストのものも作ってしまう、、天才、、

雰囲気からカットからカメラワークから、何から何まで素敵。好み。
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.5

好きすぎます。
こういう古典的な作品とっても大好物です。主人公がただただ復讐心のみで突き進む感じ、のめり込めました。

ストーリーは単純なので楽しめる人は楽しめるけれどハマらない人にはハマらないかもし
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.5

よくあるロードムービーとは全然違う。
カウリスマキが描くと哀愁が漂い、でもクスッと笑える。この雰囲気がとてつもなく良い。ファッションも音楽もとっても好き。

田舎のロックンローラーとコーヒー中毒の男二
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

難しい。
戦争時代のロシア、戦闘シーンや爆弾などが落ちてくることは一切ない。戦争なんて遠い世界のことかと思えば全くそうではない。身近に戦争はあって、彼女たちはその被害者であることを強烈に感じさせられる
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

作品の雰囲気は好きだったし、匂いでタイムリープするというのも面白かった。タイムリープしてもただ傍観者という立場をとっていたのもSF苦手な人間からすると観やすい。

ただ、ジョアンヌと夫とジュリアの関係
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越前竹人形(1963年製作の映画)

4.0

こんなに報われないことがあるのかよ…

だんだんと不穏な空気になっていき、嫌な予感がするなと思ったら当たってしまった。悲しい。やっと二人の想いが通じ合い、邪魔者も居なくなったのに、、ちゃんと悲劇でした
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破戒(1948年製作の映画)

3.5

やっと観ました。。

以前、大学の授業で、子どもたちに告白するシーンを見た。それだけでも苦しさを感じられたのに最初から最後まで観たらもっと悲しい。解決の手立てがないことに、やり場のない怒りを覚えます。
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悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

恐怖を煽るの上手すぎる。音楽も有効的に使われていてさらに怖くなりました。。

アジアンホラーと宗教を掛け合わせると、アメリカやヨーロッパとは全く違ったジメッとした、嫌な雰囲気になるので面白い。

コン
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触らないで!(2020年製作の映画)

2.5

2023/1/27

映像も音楽も可愛い。なのに美術館でルール違反した者には容赦ないほどの罰が与えられ、ブラックユーモアを通り越してホラーになってる。面白い。たった10分ほどなのに纏まっていて楽しい。

白いリボン(2009年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

上手いです。上手い。
あえて答えを提示しないことで、犯人もテーマも感じ方も、観た人によって様々。スッキリしないので、良い意味で疲れる。良かったです。

終盤あたりの男爵夫人の言葉が全てを物語っている。
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(1964年製作の映画)

4.0

始まりから終わりまで三島由紀夫。
剣、男、汗、海、死。登場するモチーフが全て三島すぎる。楽しかった。

純粋であり忠義の心を持つ国分。彼にとって剣が全てであり、誘惑には絶対揺るがない。単純であるが堅苦
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.5

正義に忠実な男。義理人情に厚い男。格好良すぎます。

ギャング映画ではあるものの、視点は役人・警察側というのは今までに観てこなかったので面白い。
沢山の血が流れ、仲間と共に果敢に挑む姿に惚れ倒していま
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激怒(2022年製作の映画)

4.5

最高ですね??!

ストーリーから雰囲気から全てが大好きでした!ちょっとシュールだったり大袈裟だったりするのが個人的にハマりました。

社会に正義なんか無いんです。
小さい頃は正義のヒーローが格好いい
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

ジョーダンピールに苦手意識を持っていたが、今作は面白かった楽しめました!

ストーリーは簡潔であって理解しやすい。所々にオマージュやリスペクトが込められているのも観ていてテンション上がる。
AKIRA
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執炎(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

王道中の王道。だけどやっぱり面白い、好き。

きよのと拓治の純粋さ、純愛がとってもとっても伝わってくる。きよのは、拓治がもう一度出兵したら絶対に戻ってこないと分かっていたんだろう。だからこそ執念に近い
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ギリシャ神話。

ストーリーはごちゃごちゃしていないし、テーマ性も一貫している。登場人物も最小限に抑えているので雑味がなく観やすい。
色々と暗喩的に伝えてくるので、シーンごとにあれはああいうことか?と
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.0

悲しいですね。悲哀が作品全体に広がっている。

愛する人が違っただけでここまで悲しいのか。三人ともが絶妙にすれ違い、手に入れることができたはずの幸せも逃してしまっている。静さすがに優しすぎるよ…。
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乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

3.5

女性映画。ゆったりとしているのにちゃんと力強さを感じられる。
突きつけられる現実に悲観的になりながらも、それに負けじと頑張る姿。周りの人間が優しく支えてくれていたのも頑張れた一つの要因か。

堀と結ば
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オルフェ(1950年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像美が素晴らしい。当時だからこそ、上手いこと逆再生だったりトリックを使っている。面白い。

結局はオルフェとその妻は何事もなく幸福になるのだろう。お互い、愛し合っていると思い込みながら。"本当"の愛
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モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

2.5

自然に囲まれ伸び伸びとしてる。
前半は農婦として生活することの楽しさを、後半はそれでもやっぱり大変なこともあると伝える。終わり方が唐突ですこし怖くなった、、、

ある現代の女子学生(1966年製作の映画)

2.5

とっても映画的なドキュメンタリー。
目の前にある勉学を一生懸命してる学生たち。特に女性に注視している。

かわいいねこちゃん。
名画座の看板にはHIROSHIMA。

パリのナジャ(1964年製作の映画)

2.5

ただパリの風景とナジャを写しているだけなのに、パリに行きたくなるし、ナジャを見つめていたくなる。

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

2.5

三角関係。だけどそれを乱すシャルロット。言葉と行動が矛盾してる。あざとすぎる。。

ゴダール若い!若い!

ヴェロニクと怠慢な生徒(1958年製作の映画)

3.0

幼いなりの反発="怠慢"
だけど本当の怠慢者は、、、、、

母親も含めて三人ともTHEといったキャラクターで一周回って面白い。ヴェロニクはきっと賢いね。

ベレニス(1954年製作の映画)

3.0

彼女を愛していたのではなく、彼女の歯を愛していた、、、

となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.5

2022/12/27

かわいい!かわいすぎる!
子供のころ何度観たかわからない。OPからEDまでずっと楽しくてずっとかわいい。サツキとメイのキラキラした笑顔守りたい。。。

シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.5

男の"遊び"と女の"ずる賢さ"を楽しめる。

一見するとシュザンヌは都合の良い女だが、実は一番したたかで誰よりも早く幸せを手にするタイプ。生きる術を知ってますね、、勉強になります、、、

遊んでいたと
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.5

良い。良いです。

フラフラしてる主人公、出会うべくして出会った女、暇つぶしとして口説かれたパン屋の女。三人とも絶妙でとっても面白い。

慎重派より程よい軽さがあった方が追いかけたくなるものなのかな。
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