こーひーシュガーさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

月と少年 / La Luna(2011年製作の映画)

3.0

【人生にレールはいらない―――「月と少年」】
監督のエンリコさんは発想力豊かな方なんだろうな。
同じ監督作の『あの夏のルカ』は個人的に全く好きじゃないが、これは悪くない。

ルカと本作を観る限り、監督
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

"冒頭5秒、既に騙されている"

観る前:んなわけあるか
観た後:確かに騙されたわ…

娘を誘拐された刑事が犯人と思しき男を見つけるが、彼は人の脳をハッキングすることができる特殊能力者だった…

刑事
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リトル・マーメイドII Return to The Sea(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【陸と海の決別―――「リトル・マーメイドⅡ Return to the Sea」】
⚠本作の他に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズと「トイ・ストーリー」シリーズと「アナと雪の女王」シリーズ、そ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【異文化としてのポストヒューマニズム―――「ザ・クリエイター/創造者」】
AI vs 人間の戦いは今までたくさんの映画で描かれてきた。
今回はAIが人間臭く描かれている。

愛する妻を失った主人公ジョ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

【好奇心と憂鬱―――「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」】
金持ちの男がとある能力を身につけ、イカサマで儲けようとする話。

ウェス・アンダーソンの作風は舞台演出とセット、そして何より、キャラクタ
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ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

世界観が好きすぎるんですよ。
わかります?この中毒性。
なんなんですかね…好きなんですよ
ティム・バートンが好きな時点でまぁ好きになるわな。

どのキャラも好きだけど一番はアブソレム。
あのスカした感
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コルドロン(1984年製作の映画)

-

レビューすること自体がアホくさいと思い、してなかったがせっかくの100周年だし…

駄作もこの境地まで行くと一周回ってもはや好きw
駄作だから星1とかにしようと思ったけど一周回って好きだから星5、いや
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.7

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【欲望の民族間闘争―――「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」】
10年ぶりのスコセッシ監督✕ディカプリオ主演の映画!
ネイティブ・アメリカンの部族であるオセージ族と白人たちの金と名誉を懸けた争いを描
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

-

もう最高すぎ
100年のすべてを9分に収めるなんてって思ったけどなんだこれ!9分に感じない濃さ

永遠に感じた。

Dear Walt Disney,

Thank you for giving us
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

ル・マン24時間レースのシーンはアドレナリン出まくる!

死と隣り合わせの挑戦をする人はすごいね。

ベタなキャラ関係、キャラ設定だけどベタだからこそアツい!!
感情描写もレース描写も素晴らしかったで
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.7

RRR以来インド映画の魅力に気づいてしまった。

もう終始興奮しっぱなし。
アクションシーンかっこよすぎるって…

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.4

謎の多い映画だったけど、自分なりに思ったことを書いてみる。

"You can't wake up if you don't fall asleep."

"眠る"とは死ぬことではない。心臓は動き、呼
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.3

めちゃめちゃおもしろい!!なんだこれ!!!

どのシーンが現実でどのシーンが妄想なのか…

誰もが二面性を持っている。
"光"としての自分と"闇"としての自分。
おそらく自分自身も気づいていない自分の
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「続編に良作なし」

例外はもちろんありますが、まるでステレオタイプであるかのように私の中にはこの言葉が呪縛のように植え付けられています。

かつて未曾有の社会現象を巻き起こし、世界中で大ヒットとなっ
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空白(2021年製作の映画)

3.3

内容は重いし、退屈
2点くらいにしたいとこだけどそれでもこの点数なのは俳優の演技への評価

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

⚠本作の他に一部の新海誠作品のネタバレがあります⚠

ジャパニメーションがまた〈あり得たはずの別の人生を悼む映画〉を作った(別にジャパニメーション全体がそういうテーマの映画というわけではなくて、私が最
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バービー(2023年製作の映画)

-

いろいろ話題になった『バービー』
原爆揶揄の件もあって観るのを躊躇していたが、興味はあったのでとりあえず観てみた。

なるほど、なかなか深い映画だった。

平等とは何か。なりたい自分になれる社会とは何
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

【あの日を忘れず生きていく―――「すずめの戸締まり」】
去年劇場で観て、ブルーレイで改めて視聴

新海さん素晴らしい映画作ったな~

かつて栄えた場所にある扉の中から発生するミミズと呼ばれる災害の前兆
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.7

【新海誠流"生きねば"―――「星を追う子ども」】
新海誠の作品で唯一の駄作とされているため観るのをためらっていたが、これを観れば新海作品コンプリートということで観てみた。

過去
現在
未来
理想
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.9

人は己の亡霊からは逃れられない

登場人物みんな闇を抱えててサイコ・スリラーとしていい出来に仕上がっていた。
ホラー苦手な私でも十分楽しめた。

推理ものはオリエント急行、ナイルの時点では見方がわかっ
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

【〈憧れ〉と〈愛〉のセカイ―――「雲のむこう、約束の場所」】
長文失礼します。書きたいことが多すぎるので…笑

注意⚠:一部の新海作品と一部のMCUのネタバレが含まれています。

観た順番のせいでもあ
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娼年(2018年製作の映画)

2.0

松坂桃李の影のある演技がうまい

「性」を描いた映画はいくつも観てきたがこれは映像的にも心理的にもかなりダークだった。電気を消し、カーテンを閉じ、ベッドに倒れ込む。セックスはその暗さがゆえに視界の情報
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい!
今年のディズニー映画の中で一番好き

ホーンテッド・マンションのBGSはそこそこ知ってたから知ってる名前出たらテンション上がったし、アトラクションの要素もしっかりあって楽しめた

脚本が
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クラッシュ(2004年製作の映画)

2.2

群像劇は好みが分かれるのかな
正直これはあまり響かなかった

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

強烈な映画体験

狂気
絶望
栄光
旋律

堕落
恍惚
再起
服従

僕はきっと誰かが社会的、精神的に堕ちていく映画が好きなのかもしれない…

ほしのこえ(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【愛は時間と距離に抗えるか―――「ほしのこえ」】

新海誠のデビュー作

この時からすでに新海らしさはある。
大切な人に会えない悲しみ、喪失感

愛した女性が侵略者と戦うために徴兵され、宇宙へと行って
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.4

思ってたより坦々としてる。
でも展開は楽しめた。

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.3

う〜んイマイチ盛り上がりに欠ける
大好きな『思い出のマーニー』の監督さんなので期待しただけに少し残念
でも絵柄とか世界観は好き
あと主題歌それだったんだ

ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.7

名作は名俳優で成り立つ

この映画を大きいスクリーンで観ることが出来て光栄に思います。
ありがとうございました。

P.S.
ダルトン・トランボ氏へ
素晴らしい脚本を後世に残してくださったこと、心より
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

観るドラッグ
最高にハイになれた

映画好きなら観るべき映画

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは一体何だったんだろう?
全宇宙を巻き込んだ家族喧嘩を2時間見せられる
でも決してつまらなくはない
何かとてつもなく壮大ですごいものを観た気がする
クラウド・アトラス的な?
俺史上最も言語化が難し
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

1.4

このレビューはネタバレを含みます

えーとですね…うーんそうだな…
何から書けばいいかな笑

キャラデザに関してはタイトルにもなってるアーヤと魔女が見るに絶えない
3DCGだからこうなるだろうけど劇中の半分の舞台になってるあの魔法の薬み
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