SJさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

鈴木さん(2020年製作の映画)

3.0

20年顔を見せていないカミサマ。

ある年齢まで結婚していないと住民資格を失う。救済措置は軍入隊。
【美しいカミサマの国で結婚して家族を持つことは義務です。美しい国の美しい人になろう】
古い風習や某宗
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.3

リメイク元は未鑑賞。
島の人々が集まるバーに用心棒として雇われた訳ありボクサー。
ストーリーは古く臭さを感じるもののジェイクギレンホールのバッキバキの身体とかっこよさをずっと観れるので良い◎

スース
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ティル(2022年製作の映画)

3.7

黒人差別が色濃く残るミシシッピ州で起きたエメットティル殺害事件。

白人女性に対し口笛を吹いた、ただそれだけの理由で14歳のエメットティルは顔が認識できない程惨い暴行を受け殺害された。この耐えきれない
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俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー(2024年製作の映画)

3.5

少年3人が放火の罪をなすりすける為に作った存在しない親友スタニッキー。
大人になっても事あるごとにスタニッキーを使っていた3人が実在することを証明しないといけなくなり…。

ジョンシナ見たさに鑑賞した
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市子(2023年製作の映画)

3.7

300日問題の当事者、市子。それに加え重度の障害を抱える妹がいて貧乏で…確かに壮絶。
けれど市子の行動の端々に生きていく為とはいえ、流石にサイコパスさみたいなものを感じながら、ラストにやっぱりと思わさ
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃおもしろかった!
前2作の作風が好きだっただけに今回は単純そうと思ったら、うっかりしてると血縁関係間違えそうになるし、この場合は呪いが成立したことになるのか…?とか。
パラドクスでも呪いが
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インサイド(2023年製作の映画)

3.7

高級ペントハウスに美術品を盗みにはいったニモはセキュリティシステムの誤作動で閉じ込められてしまう。
なんとか外に出ようと暴れてるうちに空調システムを破損させ、熱風や冷風、喉の渇きと空腹に耐えながらも天
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

たまに無性に観たくなるカウリスマキ。

今回は夜道を歩いていた男性が暴漢に襲われ記憶を失う。
名前も思い出せないまま見知らぬ街で色んな人に助けられながら仕事を見つけ、恋をする。

マッチ箱から出すティ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

1、2作目はうろ覚えですがしっかり楽しめた

ローマ、ナポリ、シチリアの田舎街と悪党。
よくある設定だけど、マッコールの日常のかわいらしさと、覚醒した時の残虐さと決め台詞の緩急が最高‼︎

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.7

序盤の不穏な雰囲気はよかったのに後半もうわけわからん。

禁断のりんごを食べたからなのか、夫を転落死に追いやった罪の意識からなのか
途中でどう理解すればいいのか考えるのやめた。表現がとにかく気持ち悪い
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中村屋酒店の兄弟(2019年製作の映画)

3.7

認知症の母と2人、田舎で実家の酒屋を営む兄。東京から久しく戻ってきた弟。

「酒屋も母ちゃんのことも任せてよ、兄ちゃんもやりたいことやりなよ」
戸惑いながらも笑顔を見せる兄を観ながら、母親が認知症にな
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パレード(2024年製作の映画)

3.6

キャストが豪華なだけじゃなく、長澤まさみやリリーフランキーなど実力派キャストで安心して観れた。

未練がある死者の世界のこういう解釈があってもいい。
月に一度の新月の夜のパレード、廃墟になった映画館の
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

世間との感覚のズレを感じる物書きがやけくそになって、世間が黒人作家に期待するベタな風刺小説を書いたら絶賛され、映画化まで決まってしまう。
この反応に納得がいかないけれどアルツハイマーを発症した母の施設
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.6

警察官の主人公が誘拐された娘の手がかりを探しある男に目星をつけ、ヒプノティックと呼ばれる脳を支配する能力を持つ女と手を組むが、目星をつけた男もまたヒプノティックの使い手。
そして政府の秘密組織による『
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.6

73年エクソシストの正式な続編。元祖はサスペンスホラー洋画と洋ドラマ好きの母からのお墨付きで観てすっかり悪魔祓い好きになった。
今回は神父による悪魔祓いは許可されず、家族と元修道女、土着信仰者が力を合
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

学校での校長達と湊の母親との嫌な感情が渦巻くやり取りを見せ、観進めるほどに「あなたあの時どんな感情を抱いてました?」と詰められている気分になる。
そしてそれぞれの事情や経緯、立場や正義がひしめき合って
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

3.6

『殺人者のパラドックス』のソンソックを見たくてまずはサッと観れる映画から。

恋愛は感情労働!な女性と、19禁コラムを書くために出会い系アプリに登録した男性がお互い恋愛なんてしたくないからはじまる交流
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正欲(2023年製作の映画)

3.6

私の知らない多様性のジャンルが存在していた。【正欲】というタイトルが腑に落ちた。

人に理解されない性癖を持ち自分を隠しバレないように暮らす者たちと、自分が理解できないものには目を瞑り理解しようとすら
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スラムドッグス(2023年製作の映画)

3.5

かわいいとド下品、Tedもびっくりな下ネタにひるまず振り切ってて好き。

最低な虐待飼い主でもいざ目の前にすると愛情を求めてしまうけなげさに涙するも束の間、えぐい仕返しを決行してて笑う。

スタンドバ
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死体の人(2022年製作の映画)

3.8

奇抜なタイトルに惹かれて。
死体役にこだわりを持ちすぎて監督と衝突しがちで度々貴重な出演シーンをカットされる劇団の元座長。

デリヘル嬢と分かち合う価値観と、追いかけてきたDV彼氏に2人で仕組んだ寸劇
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.6

スパイと敵対するスパイのチーム戦。
コメディ要素もあって何も考えずに楽しめるやつ。
ロンドン・モロッコ・トルコ…色んな街並みが見れたのもよかった。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.8

ゴミ収集の男とレジ係の女の恋愛模様。
派手な演出もなく淡々と日常と2人を映し出してるだけなのに一切飽きずに観れる。

モテない設定のニカンデル、不器用でぶっきらぼうなくせに小さな花束もって待ってたり、
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.9

心臓が悪く、双極性障害で度々妄想がでる70歳の男性が早朝寝てる間に医療用通報の誤作動でサポートセンターからの依頼で警官が3人様子を見に訪れる。

男性は通報は間違いで体調に問題はないので帰ってくれ、と
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.8

ピエールエテックスの作品、unextでたくさん配信されてるので少しずつ観てる。

4つの物語のオムニバムで構成されているこの作品、どれもシュールで風刺が効いていてクスッと笑ってしまう。
ゴシックホラー
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ザ・キッチン(2023年製作の映画)

3.2

ダニエルカルーヤが監督を務めてるということで楽しみにしてたやつ。

スラム街にそびたつ団地は近未来のディストピア。住民が結束して立ち退き要求を断固拒否。
そんな中、母を亡くし父を探しに団地に足を踏み入
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.5

韓国映画苦手ですがマドンソクさんは好き。

医師が闇堕ちしてゾンビみたいな人間を作ってしまうというよくあるストーリーながら、
マドンソクの無双アクションが最高!

ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

3.5

彫刻家で個展の準備に追われてるリジー。
お湯の出ない部屋。
友人であるジョーは才能を発揮し個展で成功を収め、お湯の出ない部屋の貸主。
これだけで日常がストレスフルなのが伝わってくる。

羨望や嫉妬を抑
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.3

ポスターがかなり恐ろしい感じなので、観てみると、クマかわいい笑、ってなった。

コカイン中毒のクマと売人と子供達。笑えてかわいい、けど人は結構殺られます。

658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

3.0

主演が菊地凛子だったので、まさかこんなコミュ障の役だとは思わず。
はじめから最後までイライラしてしまった。

たぶん同世代くらいの女性なのになんでこんなにも常識や礼儀がないの。怖さを感じるレベル。
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

子供の持つ意地悪さからはじまり、おぞましい出来事の連続。
自閉症の姉に嫉妬する妹、母親からのネグレクトから弱い生き物の命を弄ぶ少年、精神的に参っている母を心配する少女。
超能力を持つ4人が交流する団地
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雪山の絆(2023年製作の映画)

3.7

キツい。生き延びたってそうゆうことか。
助かった人達の精神的ダメージを考えるとその後普通に日常を送れたのかすごく気になる。
あの状況で生きたいと知恵を絞り行動できるのもすごい。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

想像してたよりグロくて、嫌な雰囲気でおもしろかった。
怖いおとぎ話みたいな感じ?
けど犬はやめろ。

シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.7

SNSでの承認欲求を満たすため奇行に走り悲劇に見舞われる作品はもうお腹いっぱいです、くらいあるけどこの作品は一線を画していた。

そもそも承認欲求というより自己愛モンスター、精神病の域。可哀想と同情で
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SUGA: Road to D-DAY(2023年製作の映画)

4.3

闇が魅力な人。音楽にも自分にも正直な人。
バックグラウンドがあるからこそ、いつも静かに見守って的確な発言ができる人。
こんなに才能と運に恵まれていても、産みの苦しみに自ら身を投じる姿。
坂本龍一さんと
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.1

【アウトフィット】物語の舞台となっているシカゴではマフィアの隠語。

イギリスから移住し仕立て屋を営む初老の男性。寡黙で真面目な礼儀正しい紳士。

淡々と抗争を鎮める無駄のない言葉と、この地で築いた信
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

【ドロステのはてで僕ら】でファンになったヨーロッパ企画さん、ループものもおもしろい!
2分という短すぎるループを上手く使ったドタバタ感に、力を合わせて!のチームワークと、ちゃんと物騒な事も起きる。
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