タクマさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.6

見たで。
昭和、平成、令和と時代が移ってもスカイツリーが立っても山田洋次監督の家族観は変わらない。大きな軸は無いが恋するお婆ちゃん吉永小百合と悩める息子大泉洋のやり取りに泣いて笑って明日を前向きに生き
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青鬼(2014年製作の映画)

2.8

見たで。
同名フリーゲームの映画化。何故そうなる?な謎展開の連続で正直青鬼を象った何か感は拭えないが青鬼のCGのインパクトと被害者の姿をしっかりうつしてるのでモンスターパニックとしてはまあまあ。ただな
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リング(1998年製作の映画)

4.0

見たで。
Jホラーと言うジャンルの扉を開いたのはやはり本作。恐ろしい呪いから生き残るには呪いの連鎖しかないと言う絶望の着地がホラー映画として最高。リアルタイム時は小学生だったが貞子の目を見たせいで日常
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ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.8

見たで。
清水崇監督原点回帰の正統派Jホラー。音を活かした効果的演出とタイトルの真の意味が理解出来た時の鳥肌と絶望感がヤバすぎ。中盤のトラウマレベルの恐怖描写の誕生と共に改めて邦画ホラーは良いなあと思
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.3

見たで。
最高の続編!サメ映画としての面白さも悪人との肉弾戦も海洋冒険物としてのハラハラもある恐るべき1本。大ダコ出現の終盤はもはや怪獣映画にもなるんだから凄まじい。これだけ大渋滞の展開でも彼1人で解
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.7

見たで。
2を観賞する為の復習として視聴。シュワやスタローンのDNAを継承するのはやはりステイサム。古代の超巨大鮫が相手でも不可能を可能にする存在感は圧倒的だ。物語は少し単調に感じたのが正直な所ではあ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.3

見たで。
足に障害を持つ兄と自閉症の妹。貧困地獄から逃れる為に妹に売春をさせる兄の姿が生きると言う事の生々しい本質を浮き彫りにし見る者の倫理観や人生観をも抉る。金、知識、愛、何が彼らを救うのか?答えを
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ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2(2003年製作の映画)

3.7

見たで。
白石晃士監督が手掛けた劇場版2作目。ノロイに繋がる映画作りはここから完成されている。無関係な投稿動画が一つに繋がり呪いの起源に迫る旅へ突入する面白さ。恐怖の連鎖が効いてくる怒涛の終盤。観賞後
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.8

見たで。
若き頃の有名俳優達が殺し合う衝撃作にしてデスゲーム系の元祖。信念、裏切り、友情、様々な感情の中で壮絶に散り行く学生達を描きながらラストは今を生きる若者に対するエールに帰結する血と青春と弾丸の
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モスラ2 海底の大決戦(1997年製作の映画)

3.5

見たで。
人類の海洋汚染により復活した怪獣ダガーラにモスラが挑む。子役時代の満島ひかりが見れる貴重な作品。石垣島の美しさと海底のピラミッド等ジュブナイル映画としてのワクワクは確か。子供時代にこれを劇場
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.1

見たで。
やべえ!これ大好きだ!伏線回収のカウンターが決まり続ける秀逸な脚本もタイムトラベル物として心地良すぎる残念なラストも最高。エアコンのリモコンをきっかけに自分達の今が消滅しそうになる彼らの熱く
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.9

見たで。
人間が異星人にペットとして変われる惑星。全てにおいて強烈過ぎるデザインに頭クラクラ。命の価値が平等ではない世界で人類の功罪を描く様は悪夢的。作品としての凄さより生理的嫌悪感の方が凄かったが青
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少年(1969年製作の映画)

3.7

見たで。
当たり屋をしながら全国を転々とする一家。虚構を心の支えにし宇宙から正義の使者が来る事を信じ親からの悲しき仕事を受け続ける少年。親の罪を子が背負い心が真っ赤に染まる時、少年の心に何をもたらした
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里見八犬伝(1983年製作の映画)

3.8

見たで。
時代劇だけど洋楽で始まる冒頭からワクワク。顔からムカデが飛び出る婆にラブシーンにと刺激が強い。JACの面々のアクションに興奮し宿命を背負った者達の物語に涙する熱いエンタメのエッセンスが詰め込
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大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

3.4

見たで。
町を炎で燃やし尽くし破壊の限りを尽くす悪役度99%だったガメラの原点。正直怪獣映画としての勢いには物足りなさも感じたが純粋な少年に夢を与えるラストに子供の味方としてのガメラを再認識。お話しの
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大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年製作の映画)

3.5

見たで。
昭和ガメラシリーズ第3弾。
助けてと言う子供の声でやって来るガメラ像はこの作品から。純粋な子供の発想が凶悪なギャオスに人間が立ち向かうヒントになりやがては欲深い大人達の改心に繋がって行く。ガ
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

4.2

見たで。
怪獣災害により両親を亡くした少女の怒りが人類のリセットを望むイリスを誕生させる。正義の守護神ガメラが背負う永遠の業に挑むハードな物語性。余りにも破滅的で壮絶でガメラが神にさえ見えるラストカッ
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.3

見たで。
怪異の巣窟になった森を舞台に描かれる白石晃士監督の集大成。なぜこうなった?な面白展開の連続から、運命だよ!使命だよ!傑作を撮るんだよの勢いそのままに世界を救う物語へなだれ込む終盤に燃える。ス
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地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年製作の映画)

3.7

見たで。
伝説の吹き出しで喋るゴジラが出るのはこれ。全身武器のガイガンの造形に痺れ怪獣同士の夢タッグ対決に燃える。ゴジラもアンギラスも血がブシャーと出たりと割と描写が容赦ない。ズタボロになりながら敵を
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

見たで。
冒頭の掴みから最高過ぎた。様々な角度から攻める容赦ないブラックユーモアと時代の写し鏡としてのバービー目線で描く社会風刺。人生はこうあるべきという理想が義務になってしまった現代で自分らしさを失
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.9

白石晃士監督の人気シリーズ第1作。口避け女を捕縛するというタイトルがまず素晴らしい。全力疾走で迫る口裂け女の姿は普通にちびる位に怖いがそれ以上にヤバすぎなのが工藤Dの狂気。何が相手でも真っ向勝負な生き>>続きを読む

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

3.5

見たで。
臨死状態の魂が訪れるこの世とあの世の狭間にある旅館天間荘。人は自身の生と死の二択の中で己の人生の走馬灯を見ながら何を思うのか?あの震災で亡くなった方達への鎮魂歌と共に今を生きる人々の希望を能
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

-

見たで。
間違いなく今年度最高のホラー!大人も子供も容赦なく襲う惨劇のヤバさも話が進むにつれ激しくなっていく阿鼻叫喚の地獄絵図の壮絶さも全てが最高すぎる!作品全体を覆う絶望感も良い具合でシリーズファン
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

見たで。
様々な元素が住む世界。移民である監督の人生観と共に描く全ての親子に捧げられた愛の物語。禁じられた2人の恋と言う題材に留まらぬ青春時代の夢と葛藤に説得力を持たせるアニメーションの力が凄まじい。
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ハンテッド(2003年製作の映画)

4.0

見たで。
殺人犯となった教え子と追う教官。無駄と言う無駄を削ぎ落とし互いの意志と心を知り尽くした2人の殺るか殺られるかの静かなる死闘は激熱だ。ラストのナイフ1本に互いの思いを込めあった男同士のタイマン
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スペル(2009年製作の映画)

3.7

見たで。
不気味な鬼怖老女のローン返済延長の願いを断り地獄に落ちる呪いをかけられた銀行員の女性の姿を描くサムライミ監督のホラー。なにこれ最高!汚くて怖くて超笑える!過激すぎる演出や映像表現も圧倒的すぎ
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バタリアン2(1987年製作の映画)

3.6

見たで。
余りにも破壊力が高すぎた1と比べられがちだけど普通に楽しい続編。子供が主役なホラーだけど舐めんなよと言える位にはグロいしハチャメチャなゾンビパニック物としての火力は十分ある。コメディよりで手
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

見たで。
どうしようもなく優しくて痛い。暖かく繊細な絵柄で日常の尊さも命の美しさも戦争がもたらす虚無感も描いている。そんな世界でも日々を働き愛を繋ぎ笑いを繰り返しながらすずさんは生きていく。この小さな
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

3.8

見たで。
クレしん映画史上屈指の社会派しんちゃん。無敵の人と化した悪役に超能力とおバカで立ち向かう。暴力より強いのは家族で食べる巻き寿司、もっと強いのが大切な誰かがいる温もり。大人帝国へのアフターアン
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バタリアン(1985年製作の映画)

4.2

見たで。
軍人病院の医療庫で起きた事故がきっかけで死者が復活。その秘密は長きに渡り封印されていたがひょんな事からその封印が解かれ…
久しぶりにみたけど超面白い。ナイトオブザリビングデッドは事実だと言う
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

見たで。
とある団地で超能力に目覚めた子供達。子供だけの小さな世界で、家族、歪み、純粋さの裏側にある残酷さが力を覚醒させ大きな暴力を生む。最初から最後まで1秒足りとも緊張感が途切れない精神を削られる映
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.8

見たで。
処刑された男の犯行に類似した猟奇殺人を追う刑事が直面する恐怖。これめっちゃ怖い!会話によって観客の想像力を煽り心に直接こびりつく恐怖。善と悪の境界線を越え殺人鬼を生むのも神なのだ。
ハサミを
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エクソシスト2(1977年製作の映画)

2.8

見たで。
前作から4年後、ホラーから超能力に目覚めたリーガンを中心にしたSFファンタジー。カラス神父の存在が消えてるのがモヤモヤするし遠回り的な展開で怖さも感じず。哲学的要素も強いので私にはレベルが高
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.1

見たで。
女優の一人娘に取りついた悪魔に神父達が戦いを挑む。
ポルターガイストに階段ブリッジ、現代映画と比べてもキレキレ過ぎる恐怖場面は最怖であり最高。悪魔払いの壮絶さもさることながら愛をかけた自己犠
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健太郎さん(2019年製作の映画)

3.6

見たで。
一家の食卓に紛れる謎の男。コイツは一体なんだ?正体不明の健太郎さんに居座られる家族の不穏を描いた短編映画。冒頭の健太郎さんのパスタの食べ方不気味から壊れていく家族の姿まで緊張感が途切れない。
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さくら隊散る(1988年製作の映画)

4.2

見たで。
広島の原爆投下で犠牲になった移動劇団桜隊の姿を追うドキュメンタリー。
世界初の原爆症と認定された仲みどりさん等若き役者達の悲劇の運命と共に描く核の恐怖。彼らを知る人々が迎えた戦後の思いと戦争
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