タクマさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.0

見たで。
歴代で最もホラーテイスト強めな社会派すみっコ。くま工場長の不気味さと過重労働に疲弊するすみっコ達の姿に心が重くなりつつも最後はちゃんとハートフル映画にしてくれる。多くの事を諦めてしまった大人
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

見たで。
TOHOシネマズなんばにてIMAX上映での観賞。間違いなく最高のゴジラ映画。戦後の微かな幸福を掴もうとする日本を再び絶望に落とす歴代でも最凶の破壊神ゴジラの迫力は本物で全てを虚無にのみこむ銀
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劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~(2021年製作の映画)

3.7

見たで。
土曜日に見に行く「ゴジラ-1.0」に対する自分の期待値が爆上がりすぎてちょっと怖くなって来たのでクールダウンしたいなあと思って選んだのがこれ。本作のテレビアニメ版も登場キャラ達が出てくるアニ
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.6

見たで。
戦争で死んだ者達の残留思念がゴジラ化。平和に慣れすぎた人類に破壊の牙を向く。人を家ごと踏み潰す白目ゴジラの恐怖と生々しさは歴代作品でもトップ級でこれがハム太郎と同時上映とは衝撃的である。金子
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ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.2

見たで。
核の落とし子対公害の落とし子の戦いを描き全人類に警鐘を鳴らすシリーズ屈指の異色作であり怪作。サイケな映像に始まりヘドラの硫酸ミストで起きる地獄絵図の壮絶さも空飛ぶゴジラの絵面も強烈過ぎる。社
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怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.4

見たで。
完全に子供向けに路線が傾いた第8作。我が子にスパルタを施しながらも尻尾をおもちゃにされても怒らないゴジラのギャップが愛おしい。面白いかと聞かれたら正直…やけど冬眠場面の哀愁と親子愛にちょっと
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.6

見たで。
伝説的傑作「ゴジラ」から僅か5ヶ月後に公開された続編。初めての怪獣対怪獣の戦いは荒削りながらも野生と野生の殺し合いと言う雰囲気で良い味わいです。大阪城破壊後のゴジラVS人間の戦いに突入する後
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.1

見たで。
不条理な社会に怒りを燃やす男女とそれにより1つになる家族の物語に電撃が走り続ける魂とハグの物語。前半のストレス度は凄いが後半の理由を求めない究極の家族愛に本当に泣かせてもらえた。理由や目的に
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

3.2

見たで。
デジモンと人間の絆とは何か?に迫る原点回帰。テーマ性の是非もやけどアクションは少なめで回想シーンが多いのが消化不良感である。とはいえあのOP音楽と02の子供達の現在が見れるのはやはり目頭が熱
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独裁者(1940年製作の映画)

4.6

見たで。
反ナチスのメッセージと人間の尊厳に平和への願いを自身が持つコメディアンとしての全ての力を使って表現した喜劇王チャップリンの魂の1本。ラストの1人の人間としてのチャップリンの演説はこれからの未
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デジモンアドベンチャー02 ディアボロモンの逆襲(2001年製作の映画)

3.5

見たで。
「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」の続編。先にみた02の劇場版1作目がちょっと意表を疲れる内容やったけどこっちはディアボロモンとの戦いに内容の大半を降ったシンプルに楽しい作り
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デジモンアドベンチャー02 前編 デジモンハリケーン上陸!!/後編 超絶進化!!黄金のデジメンタル(2000年製作の映画)

2.9

見たで。
02ビギニングの観賞に備えて視聴。世代的にデジモンはテイマーズまでリアタイしてた世代やから登場人物皆が懐かしくて最初のオープニングからテンションはめっちゃ上がりましたよ「笑」せやけど内容はめ
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.3

見たで。
破壊王マイケルベイが己の映画哲学をぶちまける傑作カーアクション。息もつかせぬ爆発の連鎖と狂ったカメラワークでLAの街を突っ走る極上のエンタメ。この映像体験ができて幸せだったと思える作品と出会
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.5

見たで。
T2の最後の希望を台無しにする冒頭の衝撃展開から感じる制作陣の覚悟。シリーズの名場面を思い起こす場面の連続に感情は爆上がり。俺がシュワちゃんを好きになるきっかけをくれたT-800のサラに対す
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.1

見たで。
貧しくとも人と人の心が繋がり愛に満たされていた時代。明日に希望を持ち真っ直ぐに生きる人々のエネルギーがみていて心を離さない。時代も価値観もこえて人生観を問われる様な夕日の美しさに涙した。発展
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ゴジラ(1984年製作の映画)

3.3

見たで。
つまらなくはないけど色々詰め込み過ぎ。もう少し話に大きな気丈が何度もあれば印象は違ったろうけど。なんだかんだで生物感を感じる怖いゴジラの存在感とスーパーXの魅力で特撮面の面白さは保障されてる
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

3.8

見たで。
ISの人質になった写真家と彼を助ける為に奔走する家族の実話。
辛く、生々しく、とても重い。拷問に処刑…自分達が崇拝する神の為に凶行を行うISの恐ろしさ、テロリストには屈しない国の方針と家族の
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

4.3

見たで。
これは面白すぎる!青春爽やかホラーかと思いきやジャンルボーダレスのジェットコースタームービー。映画ファンではなく都市伝説好きに向けた監督のサプライズは英断だと思う。後半は激熱でその更に上を行
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.6

見たで。
今年ベスト。アイナさん天才。人生の美しさも儚さも人の悲しさも温もりも全てをエネルギーに変える歌の力を浴び続ける3時間。心の疲労が一瞬で溶ける様なラストには震えるし体感は一瞬やった。彼女達の物
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ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)

3.6

見たで。
メカゴジラデビュー作。SFサスペンス色強めな作風は好き嫌いが割れそうだが多数の武装を備えたメカゴジラの造形は芸術の域のカッコ良さでアンギラスやゴジラの大流血場面は衝撃的。2番まで歌わなきゃ動
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

4.1

見たで。
いや、これはマジで飛び過ぎ。君が代斉唱で始まる冒頭から刑務所内のカースト社会で起こるエロとバイオレンスの差に頭クラクラ。それらをラストカットで深い余韻に変えてしまう梶芽衣子の眼力は伝説級だ。
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.6

見たで。
弁護士に大学教授…様々な顔で人々を騙し殺めた男の人生。実在した殺人鬼をモデルに緒形拳が狂気を魅せる!愛と憎しみ、信教と人間性、本当に殺したい者を探す人生…
ただただ生々しく理解不能で終わるラ
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ASTROBOY 鉄腕アトム 特別編:輝ける地球 ~あなたは青く、美しい…~(2004年製作の映画)

3.2

見たで。
物語の基礎になってるのは手塚治虫先生原作の短編漫画「アトムの最後」物悲しい雰囲気ながらも人間に対する皮肉が痛烈でシビアな原作の方が個人的には好み。でも普通だったら腹が立つあのオチをアトムでや
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鉄腕アトム 宇宙の勇者(1964年製作の映画)

3.6

見たで。
全3話の総集編。60年近く前の作品だけあり今の価値観で考えたら多少思う所はあるもまさかのメタネタ→モノクロ→カラーへのチェンジを初めとした手塚先生の遊び心は見ていて楽しい。アトムの最後の言葉
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.3

見たで。
和平交渉の中で合同楽団を結成するイスラエルとパレスチナの若者達。破壊と殺戮の歴史で生まれた憎しみを消す事は難しく…怒りと拒絶の厳しい現実を描きつつそれでも音楽の力を信じぬく着地が見事で国境も
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

4.0

見たで。
良かれ悪かれまるで一昔前のエロビデオのような映像クオリティ、チープすぎて逆に気持ち悪いグロ描写、笑いをとりたいのかなにをやりたいのかわからぬ役者の謎演技に景気良すぎる血の量…まさにカオスの闇
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.7

見たで。
怒りのメタファー…そういう表現か。全体的にずっと不穏やし精神的にグロい。正体不明な恐怖に一方的に蹂躙される理不尽さもホラーとして破壊力がある。大人同士の争いのとばっちりを一番食らうのは子供だ
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電人ザボーガー(2010年製作の映画)

4.1

見たで。
これはマジで痺れたわ!昔の特撮のかっこ良さと井口昇監督のキワモノさが同居した世界観に楽しいパロディ映画やなって思ってたらEDで天地が引っくり返る勢いでオリジナルに対する愛が溢れた作品だったの
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じゃりン子チエ(1981年製作の映画)

3.8

見たで。
お話の舞台のモデルが自分の地元のこれ。疲れた時に見たくなります。大阪人の自分が聞いても暖かくて元気が出る関西弁。ごんたくれな父親だけど嫌いになれないテツと逞しく健気なチエちゃんに涙出ます。時
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68キル(2017年製作の映画)

3.8

見たで。
大金を盗むだけのハズが…イカれた彼女の強盗計画に乗った気弱な女好き男の地獄の旅。次々と起きる血みどろの試練にネジが飛んだ登場人物にこれどうやって話を畳むのよと思いながら見てたけど…最後はめっ
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.6

見たで。
中国産ゾンビ「キョンシー」が大暴れする人気シリーズ第1作。ポンコツだけどやる時はやる登場人物達の姿に笑い悲恋に切なくなりつつも怖い所はしっかり怖い。キレのあるカンフーと噛まれたら終わりと言う
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.5

見たで。 
映画ファンと言うよりプロレスファンとしての感想。信念、生き様、伝説…アントニオ猪木の魂を見に行った自分としては物足りなさを感じた。もう少し猪木さんと繋がりが深い古株達の声を聞きたかったな。
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.7

見たで。
コカインでラリった熊さんが殺戮しまくるよ!あらすじから予想していたよりは完成度高めの恐怖熊映画。不謹慎なギャグの連続とバリエーション豊かな死亡場面で最初から最後まで頭空っぽで笑って見れます。
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.6

見たで。
優しさと強さと静かなる闘志を秘めた真の武人イップマン。演じるドニー・イェンのしなやかで確かな技術に裏打ちされた体術が絶妙だ。父、夫、武道家…様々な顔を持つ彼が悲痛な戦いを挑むラストバトルは胸
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.7

見たで。
全てのモキュメンタリーホラーの祖。魔女伝説の伝わる森に踏み込んだ若者達を襲う恐怖。ジワジワと怖さを増す展開はJホラー的演出であり主要人物3人の最初と最後の表情の落差はホラーとして最高。現在の
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.2

見たで。
謎の怪物を捕縛した主人公とイジメっ子は…異形の物を虐める事で起きる惨劇。残酷で陰険で胸糞ですがどんな理由であれ中途半端な感情で見てみぬふりで逃げようとする弱さは悪と叩きつけてくる物語にドキっ
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